奏歌翔音 2020-03-03 18:33:56 ID:5762b1903 |
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>11440 >11447 >11451 >刹那さん&烏丸さん(&禁忌さん)
【ニシの組織 本部】
「アイェェェェエエェェッッゲホッぅぉぁくぁwせdrftgyふじこlp!?!?!?」
血を抜かれる感覚に内心吐き気がする程の嫌悪を抱きながらもお金の為、目の前の美女や後輩にあたる烏丸さん刹那さんにそんな姿は見せられないと気を保っていたそれは数十秒足らずで崩壊した。
冷たいとは思っていたし人では無いようなそんな寒気もしたが蘭花が求めていた美しさがそこにはあった。故に蘭花はどう懐柔しようかと施策していたそれら全てを金槌で横から殴り壊され瓦礫となって砂になる。
その瞬間には美女……禁忌さんの言葉は右から左へ流れており無気力に、あるいは空を向いて放心状態となっていた。もはやその美しい瞳すら写す気力が無い。否、写したら悲しくなるし暴れ散らしてしまいそうだという蘭花の本能的な防衛だった。
傍から見れば薔薇の華が舞い散る光景かもしれないが当人の片方は魂が抜けた様に口をほんの少し開けて頭に星を飛ばしていた。
>11450 >七種さん(&那由多さん)
【デネブ以下略 七種さんの部屋 恵人】
あっ。
恵人がその黒い揚羽蝶を捕らえる前にその子は七種さんの中へと消えていき、少し視線をあげれば当人の顔色は良くないようだとすぐに判断できた。
くしゃり、と恵人は七種さんの頭を髪の毛がぐしゃぐしゃになるのも構わず撫で回し目線を合わせて笑いかけた。
「随分と恥ずかしがり屋な子もいるな!安心したまえ七種くん!君はこのヒーローが守るからな!……確かにあの黒揚羽くんの言う通り色んな人がいるからな、甘い言葉を囁いて裏切った人もいたのかもしれない。だが俺は絶対に裏切らない。その為なら君がそう思える様に、信じられる様に何度だって声をかけるし君の手を引くぞ!そうすれば君とも、君の中に消えていった黒揚羽くんとも仲良くできるはずだからな!なぁに、ヒーローが傍いるんだ!出来ないことはない!」
少し頭の悪い、単純で直接的な理論。それでも恵人は有言実行を心に行動をすると、この小さな少女を守ると決めているのだ。それはヒーローである自分の責務だと思っているし昔からの親友を守りたいという友愛からの発言だった。
力強く、かつ傷つけないように撫でる手は少しゴツゴツとしているかもしれないが七種さんにほのかな温もりくらいは伝えてくれるかもしれない。その熱が気持ちとして伝わっていればまず1歩だな等と恵人は思いながら微笑んだ。
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