義賊のギルス 2019-11-25 23:28:40 |
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皆、お前みたいな考え方だったら良いのに…。ああ、凄いじゃないかアレック。成功だ。初めてやって成功するのは結構珍しいからな。俺のと品質も変わらない。お前が作ってくれたのも入れて四つ…後三つ必要だ。しかし今回は時間が惜しい。…複製を作る。……以下略称…“複製"。
( 愚痴ってしまったのに嫌な顔する所かこちらを慰めてくれる彼の言葉に全くその通りだとうんうん頷きながら一部の魔法使い達も彼のように考えてくれればいいのにとぽつりと漏らして。そして彼の初めての調合は大成功。ペンダントが輝いていたこともきちんと見ていて品質も上がっていることから何かの作用が働いたのだというのが分かりつつ彼の作ってくれた小瓶をしげしげ見つめるも自分の作った毒消し薬と変わらない代物に凄いと笑みを浮かべて彼を褒めて。全部で七個毒消し薬は必要。今手元には四つあり後三つ足りない。今回は時間が惜しいためすぐさま足りない個数を複製して作ってしまって。「アレック、一緒に渡しに行くぞ。後でアクセサリーの作り方も教えてやるからな」一緒に作った毒消し薬を渡しに行こうと彼に伝えては今しがた作った物を彼に差し出しては扉を開けて彼と共に出来立てほやほやの毒消し薬を子供達の世話をしてくれている女性達に届けに行って。深々と頭を下げられ大変感謝されては彼と共に孤児院の外へと出てきて。「これで明日の朝には毒も体内から完全に抜けて良くなる。俺からもありがとうな、アレック」子供達が救われるのは彼が手伝ってくれたからで。自分からもお礼を伝えては頭を下げて )
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