義賊のギルス 2019-11-25 23:28:40 |
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問題ない…と言いたいところだし本心でもあるが、…もしものことがあってギルスには迷惑を掛けたくない。ダンジョンは明日、万全の状態で向かいたい。
( 彼から漏れた言葉。心配を掛けてしまったのだと分かれば反射的とはいえ身を危険に晒すような行動は避けようと心に決めて。そして持ち掛けられたダンジョンの話。己としては今からでも全く問題ないと思ったが、ダンジョンは気力だけで踏破できるものではない。彼の此方を気遣う言葉を聞いて思い直しては、今のままいけば知らぬ間に溜まった疲労によってまた危険な状況におかれかねないと。ならば体力の回復を待ち万全な状態でダンジョンに向かうのがベスト。冷静に考え直しては上記を述べて彼から部隊長へと視線を移して。『 …分かった。ではダンジョンへは体力が回復してから早急に向かうように。詳しいことはこの紙に書いてある。…子供は此方で預かって病院に届けよう。あとは魔法協会が取り持つからお前たちはもう下がっていいぞ。 』部隊長は要件だけ手短に話すと己に一枚の用紙を押し付けてきて、暗に邪魔だからすぐに此処を立ち去れと言ってきて。彼の功績なのにいいところだけ取って…と思うも、街も子供も無事ならばそれでいいかと視線を落とし。ただ子供を預けるべきか迷い彼に視線を向けて判断を仰いで )
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