【bl創作】愛して、

紅剣<そうねんよー？かなり賢いAIねんから、君らが簡単に脱出出来ると思わん方がええでー？

A<この首輪もその為かよ。全て管理されてるんだな。(不機嫌になり)

紅剣<まぁまぁ、そんな顔しなさんといてや？うちらのセキュリティは殆ど隙が無いねん、この施設から自力で出られたの、七海、コイツ一人しかおらんのやー。wwホンマ凄いねんなー七海って奴はww

A <、、、何で君は七海の事をファーストネーム呼びなの？

ミナト<、、、、、、七海とは長い付き合いやったからなぁー、まぁわっちらはもうボスの命令無しには此処から出られんのやし、ボスから離れるつもりも無いねんよー。、、もう無理なんや。

A<完全にボスの存在に浸蝕されてやがるな。(僅かに哀れみ視線を送り)

紅剣＜侵蝕、、、、、（それを聞いて、静かに言う）わっちも自由になれるチャンスがあれば、普通になりたいねん。この檻から出られるんやったら、もうとうに出とるん。好きでボスの犬になってる訳やないんやぁ、、、雑談はこれぐらいにしとこかー、ほんじゃ、またなー、、（そう言い、部屋から出ようとする）

（扉を閉め、ポケットの中から写真をと出だし、心細そうに小さな声で呟く）、、七海、はよ戻ってきぃ、そしてこのくそったれな世界をぶち壊しぃなぁ？、、、これだけで良いんや、これだけでも兄ちゃんは救われんねんよ、、

ミナト<ミナト、あのAの事はお前の記憶の中に無いのか？(妙に気にかかり)

紅さん<うん、あるけど、でも本当に少しだけなんだけどね。挨拶程度ぐらいだよ。

ミナト<一応教えてくれるか？何となくなんだが俺とゲームしてた時の七海と雰囲気が似ていた…気がする。能力が使えないから確信無いけどな。(マジで首輪が邪魔だと思い)

（誰も居なくなった、一人だけ独房に残され、ベッドの上に座り込む。考え込むように小さな声で）、、ハァ、全く。面倒くさいなぁ、白鳥蒼、もういっぺん俺に楽しい楽しい命がけの脱出ゲームをさせるつもりなのぉ？ホンット悪趣味だわぁー、、嫌味はあとで、とりあえず、此処から出ないと

紅さん<うん、いいよ！えっと本名は知らないんだけどね、彼はマスターの専属SPの一人だね、今でもまだ変わってないと思うな。あと、、七海がまだ被験体だった頃の話なんだけど、彼はいつも暇があれば七海に会いに行ってたらしいよ？あくまで噂だけどね、あとはたまに挨拶程度ぐらいだったかな。

ミナト<なるほどな。(少し考え)

紅さん<、、、、何かわかったの？（じーっと相手を見る）

ミナト<まだ確信が有るわけじゃないから言えない。ただ嫌な予感がするからこの予感だけは外れて欲しい。(眉間にシワを寄せ)

紅さん＜、、、、やっぱり紅さんは凄い人だね。ふふっ、本当に、、、、、

ミナト<別に凄くない。能力が使えない俺はただの人間だ。(首輪を触り)

紅さん＜、、いいや、十分凄いよ。自分の信念を迷いなく真っ直ぐ貫く、普通の人じゃなかなか出来ない物だよ。それは能力が使えるか否かの問題じゃ無いよ、僕は君を、一人の人間として見て、凄いと思うよ。それに唯の人間でもかなり強いよ、異様に観察眼が優れている人もいれば、身体能力が凄い人もいる。本当に人間は素晴らしいよ、、

A＜あらあらぁー、どうかしたのぉ？浮かない顔して、何かあったの？相談ぐらいなら乗るわよぉ？（浮かない顔してる相手を見て、肩を力強く叩く）