語り部 2019-08-11 15:48:10 |
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【続】
時は経ち現代。富士の樹海の社は忘れ去られているにも関わらず、その社は荒れもせず、神聖な空気に包まれたままだった。
20××年 中部大震災
中部地方で発生した大地震は、関東大震災で傷ついた地盤をさらに痛めつけた。その余波は富士山麓まで伝わり、大きな地滑りが発生。崩れることがないと思われていた地盤が崩れ、400年以上にわたる封印が解かれてしまった。
溢れ出した怨念が形となり、樹海の死者の骨を媒介とし、兵が作り上げられた。逆月はそれを従え、現代の日本に向けて宣戦布告を行った。
状況は最悪だった、首を切り落とさなければ行動不能にできないことを知らない現代の警察や自衛隊は銃でそれに応戦するも効果が薄く、一方的に蹂躙されるだけだった。
ことを重く見た政府は非常に渋りながらもオカルトによる対抗を決意、神道や陰陽道に精通する者を各地から集め防衛省の下に編成、「特別対策局」が設立され、蘇った悪霊と戦いを繰り広げることになる。
【特別対策局】
日本各地から集められた精鋭の退魔集団。神道、陰陽道、イタコに怪しい新興宗教などもはやイロモノ集団にも見えるがその実力は確かで既に5回も逆月の首都進行を食い止めている。
募集枠
局長
40代後半の男性、仏門の出で錫杖を使った中距離戦を得意とする。
個性が強すぎる幹部連中を取りまとめているため常に苦労が耐えない。
他の局員から頭一つ抜けて強いがなまじ一人で何でもできる分先行して孤立しやすい。
幹部
教祖
30代後半の男性。胡散臭い自称超能力者。実際超能力者でありサイコキネシスのような能力を使う。
最初は全く信用されておらず、他の構成員に勧誘をかける始末でトラブルも多かった。
反面近接戦は得意でなく、頭部を落とさねばないためサポートに徹することが多い。
剣士
20代前半のまだ若い女性。代々退魔流剣術を収めている家系で門下生も多い。
先代が亡者との戦いで敵の六本槍の一人に致命傷を追わせる形で死亡したため後継となった。
近接戦では無類の強さを誇るがまだ立ち回りが上手くないためサポートが必要。
僧兵
局長とは別の宗派の仏門の出の男性。槍を用いた戦術を得意とする。
良くも悪くも暑苦しい人間で空いている時間は体を鍛えていることが多い。
圧倒的なパワーとタフネスを兼ね備えるが素早く動く相手には弱い。
術士
20代後半の陰陽道の流れをくむ退魔師の男性。対魔術と剣術を兼ね備えたベテラン。
亡者に対して深い知識があり、敵の弱点が首であることを見抜いた。
実力はあるものの、それを驕る節があり、相手を見下して痛い目をみることがある。
巫女
幹部では一番若い19歳の女性。由緒正しい神社に所属する巫女。
能力は高いものの経験が浅く、醜悪な外見の亡者には尻込みすることも。
攻撃力はまったくないが、攻撃を防いだり敵を弱体化させる結界を張ることができる。
イタコ
年齢不詳の妙齢に見える女性。名高い降霊術師として有名。
優秀ではあるものの極端な男性嫌いでチームワークは望めない。
例を身に宿すことで様々な状況に対応可能だが男の霊に入られることを嫌う。
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