愛し愛され..( 非募集 )

…んー…何とか大丈夫ゥ…。髪上げてこなかったらアウトだったよォ…。


（自身を呼ぶ愛しい声にそちらを振り返り、手を振り返す。頬撫でる手にすり寄りつつ、パタパタと手で自分を仰ぎながら寄っていた眉の皺を解いて。祭りと言えば浴衣だと言うことで下ろしていることの多い長い髪を上げてアップにし、白い着物に紺色の帯を身に付けていて）

季節は夏だし人混みで余計に蒸し暑いもんな。でもその髪型も浴衣も似合ってる。あー…やばい。…このまま二人きりになりたいけど先ずは屋台だな！何食う？
(大丈夫と言う相手に少し安堵の表情を見せ、普段とは違う髪型とその姿に見惚れると首裏を擦り理性を抑え。紺色の浴衣に白の帯を着けた姿で重なる手を握り屋台の方へ歩き)

ねー…やんなっちゃうよォ…。…ありがとォ…キョウちゃんこそ浴衣よく似合ってるよ。俺、余計に惚れちゃったァ…。


ククッ…それは俺もだけど、せっかく来たからその方が良いよねェ…。そだな…かき氷食いたい。
（自分と対になるような浴衣を着てきた相手は普段服に隠れて見えない鎖骨のライン等が際立って見ることが出来ることも相まって更に魅力的にしていれ。自身の浴衣を褒められ嬉しそうに笑みを溢すと照れている相手にくすくす笑いつつ、近くにあるかき氷屋を指差して）


　

…惚れたのは俺も。ユズの姿誰にも見せたくない。よし！そこのかき氷だ…おー、最近のかき氷って色んな種類あるよな。ユズは何する？
(横目で相手を見れば髪を上げている事により普段より艶やかさ増していて生唾を飲み込み本音を暴露すればぎゅっと強く握り…指定されたかき氷の屋台へ行けば目の前でどれにしようか悩み)

ふふ…それは嬉しいねェ…んー…どうしようかなァ…抹茶あんこって美味しそー。これにする（素直に本音を口にしてくれる相手に上機嫌になって。二人で屋台の前まで行くと、最近はインスタ映えを意識した食べ物が多く、かき氷も例外ではなかったようで思った以上に種類のあるかき氷のメニュー表を見つめて。その中で興味を惹いたのは抹茶+あんこと意外にも安定なもので）

抹茶とあんこって初めて見た。やっぱ映えとか意識するのか？ユズのも美味そうだなー…。でも俺は練乳の掛かったイチゴにしよ。
(相手が選んだかき氷は初めて見る物でやはりモデルなだけあって流行の先駆けとも言えるかき氷に興味が芽生え食い付くように見つめ自分もどれにしようか悩んだ末にイチゴのかき氷を選択し。屋台の人に練乳の掛かったイチゴと抹茶とあんこの二つを注文し会計を済ませ受け取れば相手に渡して)

いんや？ただ食べたかっただけェ…流行ってるみたいだけどね。ありがと。キョウちゃんのも美味しそう…俺の一口あげるからァ…キョウちゃんのもちょうだい。…はい、あーん。

（流行の情報には仕事から敏感ながらも、それに100%乗っかるかと言えばそうでもないようで。自分が興味あるのしか乗っからないのか問いかけに素直にそう答えて。差し出されたかき氷を礼を言いつつ受け取るとそれにじっと釘付けになっている相手の姿に可愛いなァと微笑み、一口あげるからと己にもかき氷を分けてとおねだりして。先に食べさせてあげようと、スプーンで掬って口元に差し出して）

　

また上げたァ…気を抜くとダメダメだねェ…夏祭りエンジョイ下げ下げェ…。

俺には流行ってあんまり知らねェけどさ。でもユズがカメラに写ったら誰よりも綺麗だよな。…ん、あーん。んん、うまい…！抹茶とあんこって合うもんなんだな、これは新発見だ。ん、ユズには練乳たっぷり掛かったとこやるよ。はい、あーん…。
(納得したように聞きながら相手を見つめると彼が載る雑誌や写真集を全部買っているため写真ともあればモデルの彼には誰も敵わないと思い笑みを見せながら言葉にして。差し出されたスプーンを口の中へ運ぶと意外にも美味しくて驚き次に自分のかき氷をあげようとスプーンで掬い口元へ)


ふは…もう上げてやるか？それとも下げ下げ語録集を作るってのも有りだが(笑)

ありがとー…でも君、俺が恋人なのにわざわざ写真集やら雑誌買ってくれるよねェ…？お金勿体なくない？応援してくれてるのはすごく嬉しいけどォ…。でしょ？かき氷で流石に外れたら嫌だからねェ…わーい…いただきまーす…あむ……ん…冷たくて甘くて…おーいしィ…。
（褒めまくる相手にニヘラと嬉しそうに笑いながら表紙を飾ったものだけでなく様々な雑誌等を買ってくれている事は知っているため自分は傍にいるのに勿体なくはないか？と気にかけて。差し出されたスプーンを躊躇うことなく口に含むと甘い練乳とイチゴと冷たさが広がりとても美味しく表情を綻ばせ）


ううん、俺は拘りないんだよ。だから君に合わせたいんだァ…頑張るよォ…（微笑み）

確かに実物見てるけど写真は写真でまた違うユズを見てる感じでどっちも格好良いんだよ。…ってか何で写真集買ってんの知ってんだよ…。氷って意外と何でも合いそうだな。うまい？良かった。俺も食おう…んー、頭がキンキンする。
(一瞬考えてみるも自分の中では実物も写真も違う魅力を感じていて、しかし写真集を買っている事がバレていると知り急に恥ずかしくなり頬を赤らめ…美味しそうに食べる相手に頬を緩ませ早速自分もかき氷を食べると頭が痛くなりトントンと叩いては)


分かった。合わせてくれるのは嬉しいが無理強いはしねェから。(頭撫で)こっちは蹴ってくれ。

ふふ…君の事ならァ…ある程度は知ってるよォ…。ねー…今度うちでも作るゥ…？自分で作っても楽しそうだよね。大丈夫？こうやってこめかみ辺りを冷やすと緩和する場合があるらしいけど。…どう？
（隠していたのか己にバレて照れている相手にくすくす笑いながらそう告げると確かしまい込んでいたかき氷機の存在を思い出しては家で一緒に作るかと誘い。急いで食べたのかこめかみの痛みに襲われているのを気遣い、この間テレビでやっていたうんちくを試みようと自分のかき氷の器を相手のこめかみ当てて冷やしてみて）

まさか…俺の部屋に入った！？お、良いね。家で色んなシロップ掛けて食ってみたい。サンキュー…ユズのおかげで直ってきた。暑くてもなるもんなんだな。
(まさかと思い自分の居ない時に部屋でも入ったのかと少し驚きながら訊ねて。家でもこんな風にかき氷を分け合って食べたら楽しいだろうなと思い頷いては相手の気遣いのおかげで頭痛も次第に和らぎ笑ってみせ)

洗濯物をお届けする時に…ね。でも漁ってないよ？…嫌だった？本棚に何か見覚えあるの並んでるなァって…
じゃあ今度一緒にねェ…。よかった。そだねェ…不思議不思議…。ねえキョウちゃん、これ食べたら次は何攻めるゥ…？
(驚く相手に事実を告げて。洗濯物はやろうと思った方がやる…厳密に取り決めた訳ではないがどちらも仕事をしているためお互いに自然と相手を気遣いそうなっていて。彼が近くにいる時は直接本人に渡すようにはしているが、いない時にはお邪魔していて。相手が嫌がるようなら止める気はあるため問いかけて。かき氷を家食べしたいと乗り気な様子にこくりと頷いては頭痛が収まって来たと笑う彼に微笑み返せば色々な屋台に視線を巡らせて)

いや…別に疚しい事とかじゃ無くて見られたのが恥ずかしかっただけなんだ。洗濯ありがとな？ユズが居なかったら狼狽えたとこだった。次は…そうだなぁ、あそこのたこ焼き食うか？
(何だか咎めた聞き方をしてしまったと思いファンでもある自分がバレてしまい恥ずかしかったと後頭部を掻きながら真実を告げては何時も甘えてる相手に感謝をと礼を述べて…次はと聞かれ辺りの屋台へ視線を向け、かき氷の次はたこ焼きと思い指を差して)

そっかァ…安心したよォ…。俺が思ってる以上にキョウちゃんが俺のことを想ってくれてるんだってわかって…俺…凄いきゅんきゅんしたんだからァ…ふふ…どういたしましてェ…。お、良いね。たこ焼きも大好き。
（単に恥ずかしかっただけかぁと安心し、こちらもその時に感じたことを正直に話して。律儀に感謝してくれることが少しばかり照れ臭いが表情には出さずに目を細めて。次はたこ焼きだと屋台を指差す相手にこくんと頷き、今度は自分が買おうと注文をして。店主に渡された出来立てほやほやの一パックを相手に渡して）

話したい事があってちょっと中断させてもらうな。…ユズって掛け持ちしてるよな？あるトピで話し方が似てる人を見つけて思った。しかもトピ主でスレ建ててた。確認したいだけで怒ってるとかじゃ無いんだ。正直に言ってくれ。

うん、掛け持ちしてるよ。あっちにいるのは俺じゃないけどね。嫌な想いさせちゃったかな…ごめんねェ…。俺といるの…キツい…？嫌になっちゃった…？

嫌いにはなってねェけど嘘つかれて好きだの何だの言ってるのが辛い。だからもう相手は出来ない。器が小さい男でごめんな、少しの間だったが話せて嬉しかった。またなユズ…。

…ううん俺が悪いんだよ…嫌な思いさせて本当にごめんね…。一緒に居られて幸せだったよ…俺と出会ってくれて…好きになってくれて…ありがとうねェ…バイバイ…（悲しそうに笑って）