SS特別制作者 2019-06-02 21:14:08 |
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★師弟の過去その1
それはまだ、自分が11の時―――。
少年桜花「弟子入りお願いします!!!」
????「ふむ、態々(わざわざ)私の住処(いえ)まで来て弟子を志願とは・・・・」
冒頭の挨拶はその様なものだ。
まだまだ青いと言われていた私は椀力での実力よりも知力
自分にはそう言うのが必要だと感じた・・・・だが。
賢三「・・・・駄目だ」
師匠の言葉には重みがあった。そこらの圧で押さえ込む様なモノでは無い。
私はそんな重圧的な言葉を押し退けるかの如く師匠の家で居座り続けた。
霧島「提督は・・・・・その当時軍兵だったんですか?」
桜花「あぁ、だが最年少で知識も豊富にあり腕力は無いが―――」
そう、自分には軍を指揮する程の指揮(ちから)がある。
門前払いされた日の次の日――、
私は春休み、夏休み、秋休息、冬休み、そして軍事演習等をこなしながら
師匠に会いながら弟子入りを志願し続けた。
そして、冬休みの中間、遂に――
賢三「・・・ハァ――、参った・・・認めよう弟子入りに。」
桜花「本当ですか!!!」
その日から師匠の弟子として厳しい訓練や鍛錬、特訓などもこなしてきた。
桜花「私の体はちょっと特殊でね、刃物や銃弾等の鉄さえも跳ね除けて仕舞うんだ。」
東子「エッ、それ凄くないですか?!」
東子秘書や霧島も驚きながら聞き続ける。
桜花「まぁ、普通の軍人では考えれないけど・・・・・師匠の考えたプランは
実に、『地獄を味わっているかのような』試練だったからね。」
そしてある日から師匠は次々と弟子を連れてくるのであった――。
★次回は二人の御弟子さんご登場♪
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