やっぱり君が好き

蓮
ふーん、(ニヤニヤ)
叶
(ガタッと席を立つ)
蓮
どうした？叶？
叶
ちょっとトイレ(苦笑いをする、バックの中を漁ってものを取り、教室を出る)
蓮
どうしたんだろうな

どうしたんだ？彼奴(叶の方を見て、不思議そうに首を傾ける)

トイレではなく誰も来ない教室に移動した
痛っ、
(キリキリと胃が痛む、薬を取り出しそれを飲む)
はぁー、自分の惨めさに腹が立つなぁ、本当
(ただ、あいつに家族が増えるだけなのになんでこんな気持ちになんだよな)
意味わかんねぇ
(隅っこに三角座りで座り顔を埋める)

なぁ蓮、お前、叶になんかしたか？(連の目をみて、軽く、首を傾げて)

蓮
いや、俺はなんもして無い、ただなんか落ち込んでた気がする、お前こそなんかしてないだろうな、

ええっ・・んーっ・・何もしてねぇよ？俺は・・(自分のやったことなど見返さず、自分の罪など気にもしない)

蓮
本当かぁ？今日あいつ一人で教室来てたけど、いつも二人で来んのに

いやぁ・・・あの時は、楓さんに用があったから・・・(適当な嘘をつき、その場を逃れようとする)

蓮
ふーん(疑いながら返事をする)にしてもトイレにしては遅くね？もう少しで授業はじまるぞ

あーっ・・・もうめんどくせぇな！俺が見てくる・・・(ポケットに手を入れ、トイレへと歩く)

(まだキリキリしてる、辛っ、もう考えの止めよ)
あーもうこんな時間かよ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(彼奴出てくるの遅いなぁ・・と心中で思いながらも足を小さくトントンと鳴らしながら待つ)

(もうこの授業サボろ、次よ授業に出よ...ここ静かでいいな)

出てこねえじゃねえか彼奴・・・何やってんだよ・・(少し苛立ち、叶に聞こえるように話す)

蓮
(にてしも遅いな、俺も行ってみるか)


冷雨！まだ出てこないのか？

あぁ・・・蓮そうなんだよなぁ・・・(髪をくしゃりとかきあげ、俯きながら話す

蓮
んー、そっか、なら、俺待ってるから、冷雨戻ってても良いぜ

おう、ありがとな。頼んだぜ。(手を小さく振り)お前も早く来いよな(と残した末、走って教室へと向かう)

蓮
おう、わかった

おーい、叶居るか？
(何も返事が返ってこない、)
あれ居ないのか？けどトイレ行くって言ってたしな
電話かければ出るかな？
(電話をかけてみる)

叶
ん？蓮から？
(電話に出る)
何？

蓮
何、じゃねぇよ、どこいるだよ

叶
えっと、教科準備室？教室から行って少し曲がったとこにあんじゃん、あそこ

蓮
わかった

大ジョーブなのか・・？蓮・・(叶よりも、蓮の方を心配し)ま、彼奴の事だから大丈夫だろう。あ、遅れましたー(少し考えながら苦笑いで教室に入る)