『荒背の美徳』 / BL

『荒背の美徳』 / BL

通り人  2019-03-25 11:25:45 
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( 募集版にてお相手様〆 )





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  • No.1 by 元坊ちゃん(24871)  2019-03-25 17:35:47 

相変わらず小難しい言葉ばっかり喋ってるな、アンタ。そんなんじゃあ言葉の勉強でもさせられてる気分になる。まぁ、今の僕に勉強なんて意味は無いかもしれないけど…とにかく、僕は別に出歩いていたわけじゃない。少し、外の空気を吸いたかっただけだ。……とても気分の良いものじゃあ無かったから後悔してる。迎えに来てくれたんだ……ま、ボディガード料は払えないけどありがと。それと、ただいま。


(スレ立てありがとうございます。この度はお相手して頂けるとのことでとても嬉しいです。此方も背後より失礼します。
お互いに楽しめるように精一杯頑張りますので、宜しくお願いいたします。
早速、プロフを作成させていただきますが、募集文にあった内容の他に容姿等にご希望はございますか?

後、応募文に添えさせて頂いたロルですが、オークションで競り落とされて、家畜として扱われているような場面にて再度回し直した方が宜しいでしょうか?
また、世界背景は日本か外国どちらも素敵だと思っておりますがどちらのイメージでしょうか。理解力が足りなくて申し訳ありません)

  • No.2 by 通り人  2019-03-26 15:31:10 



( /お返事の方遅くなってしまい申し訳ありません。御足労頂きありがとうございます。
改めましてこの度はお声かけの方を頂きましてありがとうございました。素敵な描写ばかりでブランクありありの当方にとって勿体ないばかりです。
さて、容姿等に関しましては特に規制するものはございませんが多少、以前の生活の名残りでも構いませんので品の良いもの()を1つ大切に持っている等あると嬉しいかもしれません。それに固着するのも、心にどこかまだ戻れると儚い夢を持つのもまた一興かと。性格に関しては募集版に書かせて頂いたものを入れつつお好きに足したりしてくれて構いません。
ロルの方はあちらで構いません。ただあれはどのようなロル回しをするかを見たかっただけですので、開始ロル等に関してはpfが出揃い次第またお伝え致します。
世界背景に関しては日本を舞台にしております。進んだ発展文明とそれに排除され、取り残された旧文明と。降り混ざって複雑に絡んでいければなと思っております。 )


  • No.3 by 元坊ちゃん(24871)  2019-03-27 08:28:59 




(/お返事はお互い無理ないペースで出来れば此方も大変ありがたいのでお気になさらずに。
ロルを褒めていただけて光栄です、此方も長ロルを回すのは大分久しぶりですので、徐々に感覚を取り戻せていけたらと思っています。

日本が舞台ですね、承知いたしました。ご丁寧に解説をありがとうございます。双方のギャップを上手く使ってより深みのある世界観を表現出来るように頑張ります、今からとても楽しみです。

下記に当キャラプロフを載せておきますので、ご確認を宜しくお願いします。分かりづらい点がありましたら仰ってください。
ロルに関しては承知しました、プロフが決定次第次のご報告をお待ちしていますね。


プロフ
藤堂 輝(トウドウ アキラ)

17歳、身長165㎝で体型は細身。
人工知能ロボットや、産業用の機械など幅広い分野で活動していたIT企業ではかなり有名だった藤堂カンパニーの一人息子(現在は倒産)。

見た目
ややツリ目気味の瞳と髪は黒、以前は綺麗に整えられていた髪も今は手入れをせずに適当に流しっぱなしで肩まで付くほど伸びている、時々気分で一つに纏めたりする。目や鼻立ちはしっかりとしているが、痩せこけてしまった為にあまり表情に元気は無い。しかし瞳の奥には常に現状を打破してやろうという気持ちを抱いている。
元々細身だったが今は病的に細くなってしまっている、買い取られた家では薄汚れたYシャツとくたびれたズボンを穿かされていた。躾と称して気に入らないことがあると暴力を奮われ、身体のあちこちに痣が出来ている。
幼い頃に母親に貰った自分の誕生石の付いたシルバーペンダントを大事に持っていて、売られた時も何とか隠し通したことで未だに自分の手元に残されている。自分の悲しさや不安を和らげる唯一家族から残された品。奪われると分かっている為に他人に触られることも見せるコトも嫌っている。

性格
お坊ちゃま時代は自由奔放で自分が一番、周りに居る人間も殆どが自分の取り巻きのような存在だった。
転落人生を迎えてからは最初こそ激しい抵抗を見せていたが親に売られ、売人からの激しい暴力を受ける中で力での抵抗は無意味と分かり、物わかりの良いフリをしながら何とか生き長らえている状況だった。口を開くと高慢で突っ慳貪な態度が出てしまう為に普段は殆ど喋らずに静かにしているが、貴キャラとの出逢いによって少しずつ安心感を覚えるようになる。裕福な頃は有名私立校にも通い、得意科目は科学や物理など理数系で実験も好きだった。物を弄ったりするのが好きで時々ガラクタを集めては修理して使ったりするようになる、基本的に好奇心旺盛で思いついたら周りを見ずに突き進もうとしてしまう向こう見ずな部分もある。

また、大変お手数ですが募集文に載っていた内容を此方に貼り直して頂くことは可能でしょうか?折角素敵な募集文だったので、流れてしまうのは大変勿体なく思いまして…宜しければ、お手隙の時にでも宜しくお願いします。)

  • No.4 by 通り人  2019-03-27 12:49:05 



□背景
荒廃した街。最先端のテクノロジーや技術からはみ出されてしまった旧市街はただの無法地帯。公安も手に負えない程のそこは、ある意味では“吐き溜め場”。上層階級で失敗した人間や厳重警戒の指名手配犯、孤児、闇取引…それらが密集したそこは“力”だけが頼りの場所。
そこに有名な厳重警戒中の指名手配。腰に携えているのは、知る人も殆どない『刀』。のし上がるための力も速さも持ち合わせたそれは畏怖の存在。そんな危ない奴らの元に“捨てられた”のは、そんな汚いのを一切知らない所謂上層階級の子供。両親の事業が失敗し、落ちぶれた所で闇市にオークションとして掛けられた“子供”は絶望と、恐怖、憤怒と悲哀を感じながらある日、とうとう競りに掛けられた。
上層階級の人間もお忍びで“売買”に来るそこはただの闇。知らない人間に買われ、汚いながらもその旧市街ではまだ小綺麗なその家で、家畜のように扱われていたある日その子供の目の前に現れた黒は、闇よりも深く、硬く強く、それでも硝子のように脆い犯罪者であった。


□お約束
?BLのため理解者共に女性伽羅NG
?セイチャルール厳守
?誹謗中傷等お断り
?上級者向け
?長文推奨(台詞抜きで描写を最低200文字~上限なし)
?心情、小説ロル形態可(相手の行動を制限し過ぎるのはNG)
?長期こられる方
?置きレス可(2~3日程度に1レス等で可)
?展開等相談できる方
?受け受けしいのはお断り


□他
厳重警戒指名手配犯ד元”坊ちゃん

?提供
指名手配犯(26~28程度):旧市街でも有名な厳重指名手配犯。公安に拘束されて居たが、脱獄し旧市街へと逃げ延びて来た。そこからは追われる日々であるが今のところ逃げ延びている。武器として闇市で刀を購入してからはそれを振るい殺し屋として生計を立てている。たまたま依頼の先でその子供に出会ってからは護るように傍に置き面倒を見ているとか。寡黙で不器用、冷酷な所もあるが、面倒見が良く束縛するような言動も時折見られる。

?募集
“元”坊ちゃん(16~18の間で):都市部で裕福な家庭で育った子供。何不自由無く暮らして居たが父親の事業が失敗し借金まみれになった矢先、旧市街の闇オークションに掛けられてしまう事に。転落した人生で見捨てられ、買われた先で家畜のように扱われている。突っ慳貪で人を見下すような言動が多いが、ただの意地っ張り。意外と好奇心が旺盛な所もちらほら。




( /お褒め頂きありがとうございます。先に募集版で出しました所を此方に貼り付けておきますね。後程pfの方も提出致します。 )

  • No.5 by 通り人  2019-03-27 15:44:45 


名前:識(シキ/?)
年齢:26歳
身長:186cm
他:厳重警戒指名手配犯
容姿:夜を思わせる黒髪は微かに青みがかかっており月明かりに照らされるとそれが見え、夜空の様。襟足が肩甲骨辺りまであるが、項の辺りで段が入っている所謂ウルフカット。前髪は目が隠れる程度の長さで右側から左右に分け、右目は普段から隠れ気味。たまに髪を結ぶこともあるため首には紅い髪紐が軽く巻かれている。少し堀が深めの通った鼻筋。薄ら二重の切れ長の目は深い群青をしているが、右目だけは微かに灰色のような色であまり見えていない。目尻にいくほど睫毛は長め。薄い唇が特徴的。着痩せをするタイプだが脱げば無駄のない引き締まった細マッチョ体型で、色は白い方。体にフィットするタンクトップの上から踝まであるロングコートを羽織り、スキニーパンツ、黒の太腿まであるロングブーツと全身黒ずくめ。服を脱ぐと背中には犯罪者の烙印である×印をイメージさせる刺青が彫られている。

性格:基本的に群れるのをあまり好まないため一匹狼。それゆえか口数もあまり多いほうではなく、良い意味で物静か、悪い意味で無口、無愛想。他人を突き放し、傷つけてしまう言動が多いのは近くに寄られたり、巻き込んでしまうのを恐れているため。しかしそれを上手く言葉に表すのが苦手でいつも誤解を招いてしまう不器用君。それに加えていつも怒っているような不機嫌そうな表情(通常運転)が重なり更に悪化してしまう。それでも「いつものこと」と冷静に処理できるほどの沈着さを持っており、あまり動じることがなく、感情が表に出るのが更に乏しくなっている。だが喜怒哀楽はきちんと存在し、そっとそれを見せるときもある。意外と面倒見も良く、世話焼きな一面も。その優しさ、否冷徹さは人を殺めるときにも出てしまい、基本的に苦しまずに一瞬で息の根を止めるのをモットーとしている。それ以外にも意外と固着しては束縛してしまう言動が所々見られることも。

武器:太刀
鞘、柄、刀身全て漆黒に染まってる故そう名づけられた物。普段から常に肌身離さず持っており、ズボンのベルトからさらに斜めにベルトを巻き、そこから下げている。

備考:一人称「俺」二人称「お前、呼び捨て等」
厳重警戒指名手配犯。名前は本人がそう名乗っているだけで本名は誰にも明かしていない。
以前は都市部である科学実験の元、被検体としてその身を寄せていた。肉体の限界を引き出す実験に参加したが、失敗。人より少し上回る力と速さを手に入れられたものの右目の視力を失い「失敗作」として追放されたのち、職を失い犯罪に手を染めるようになった。視力と引き換えに得た力と速さを活かし、何時しか有名な指名手配犯になってしまった。都市部での行き場を失い公安から逃げるように外へとやって来て今ではそこで殺し屋として生計を立てている。住処としているのは廃墟ビルの地下でボロいソファとテーブル、暖炉に小さな棚しかない部屋ともう一部屋にはベッドと椅子しかない寝室。浴室は割れた鏡の洗面台と水しか出ない猫足バスタブのみのなんとも殺風景な所。基本依頼は住処を知られない為に呼び出してもらうスタイルで依頼人の裏切りにも容赦はしない。貴キャラを引き取ることになったがどう接して良いか分からず正直戸惑う日々ばかりだとか。



( /こちらのpfも出させて頂きますね。pfの方拝見致しましたが特に不備等見当たりませんので、このまま開始しようかと思います。
此方からは依頼を受けて受けた先が貴キャラのことを買い取った人だった…というロルから回していこうかと思います。もし他にこういうったものが良いという提案がありましたら、教えて下さいませ。また今後の展開と致しましては、2人の間を取り巻く闇や元坊ちゃんであることから、周りから狙われやすく、日々なかなか落ち着かない中でも少しずつお互いの距離を詰めて行けるような展開、関係になっていけたらなと考えておりますが、他に何かこうしたい。等ございますでしよまうか。 )


  • No.6 by 藤堂輝  2019-03-27 18:48:21 



(/募集文をありがとうございます!プロフが素晴らしすぎて、読みながら胸が高鳴ってしまいました。早く二人が一緒に居る姿を見たいです。
此方はプロフ練りが浅くてお恥ずかしい限りですが、不備が無かったようで安心しました。

ロルに関しては、お手数ですが主様からの開始で宜しくお願いします。流れは主様のご提案くださったものでお願いしたいです。イメージとしては、ターゲット一家を全員殺してから当キャラに気付き、生かすことにしたような流れでしょうか?泣いて助けを求めるような性格でもないので、一番自然に行動を共にするきっかけを考えているのですが……。

展開に関しましては、ダークな世界では命の危機が幾度もありそうですね。元坊ちゃんで親も水面下ではそれなりにあくどい真似をしていて周りから恨みを買っていたり、本人に対しても恨みや逆恨み様々な理由で周りから付け狙われるのをイメージしています。
最初の頃は助けてもらうことしか出来ませんが、徐々に自分なりに知恵を付けて武器を使うことで一緒に戦うような流れとかは大丈夫でしょうか?)


  • No.7 by 識  2019-03-27 23:39:54 



( /pfの方お褒めいただきありがとうございます。まだまだリハビリ中で所々文脈がおかしいかと思いますがよろしくお願い致します。
開始ロルと関しては書いて下さった通り、一通り依頼をこなし目撃者も消したところで気づき、気まぐれ()やあまり良い意味ではないですが同情の意を込めて引き取る事になった。もしくは貴キャラの中に渦巻く感情に魅了されたも良し…如何様にも想像が膨らみますね。
妬み嫉みは上層部には付き物ですからね、それら因縁をつけて色々と巻き込まれ乍も、好奇心のある坊ちゃんはあちこちで色んなことを巻き起こして…武器は(小さな)拳銃一丁や護身用程度でもまた面白いかもしれませんね。 )


  • No.8 by 藤堂輝  2019-03-28 08:30:33 



(/いえ、此方こそ不束者ですが宜しくお願いします。そうですね、簡易な武器で最低限身を守れるような度胸と余計なコトに首を突っ込んでトラブルを誘い込むような能力は持たせたいと思います。どんな理由だったとしても、その後の妄想広がりますね!
では、先ロルお願いしてもよろしいでしょうか?)

  • No.9 by 識  2019-03-28 15:20:06 



──、皆殺しか。俺にはなんの問題もない、受けよう。だが条件は先の通り、裏切り、任務完了してからの契約の変更など…、それらをした時、貴様に明日は無いと思え。
( 文明が発展して云十年。日本は発展途上国に負けぬ進化を遂げ、世界にも負けぬ国となった。しかしその途中でそれらの波に捨てられた文明があるのもまた然り。都市部は常に平温に保たれるように常に機械が張り巡らされ、季節の有無、四季折々に合わせた人工天候とホログラムが彩り、ストレスの少ない、快適な生活となっている。その裏、外れにある旧市街は古い文明、昔ながらのガス、水道、電気が通り常に排気ガスと汚染、売られているものは腐っているものや信用出来ないものばかり。人に溢れ喧騒が飛び交い、力と少なからず資金を持つものが頂点となれるこの陸の孤島と化したそこ。しとしとと冷たい雨が降り、昼間にも関わらず鈍色の重い雲が空を覆うこの日裏路地に些かこの市街には似つかわしくないやや派手な格好の巨漢の男が一人。その向かいに呼び出され時刻ピッタリに到着してやれば、その汚い見た目に深く被ったフードの奥で僅かに眉を顰めつつ、言い渡された依頼を確認し。何か恨みでもあるのかただの気まぐれか。以下にせよ理由については興味もない。しかし最近、抹殺の対象であるその人物が闇市で何やら珍しいものを買ったと風の噂で耳にした事がある。それに関しての事か否かは分からないが、己のやる事はただその依頼された仕事をこなすこと。再度良い聞かせるように冷たく、重みのあるその言葉を紡いでは報酬を受け取りそのまま踵を返して路地を後にし )
……、随分と人を雇っているもんだ。そんなに金があるのか…。
( 渡されたメモを頼りに人混みを抜け、廃墟と化してしまった外れにある屋敷へと趣。中世を思わせるような造りは以前の所有者の好みか、蔦と苔が蔓延り崩れてる所もあり良いものとは言い難いが、屋敷の庭から玄関に向かうまでに無駄に用心棒が多く返り血が酷く、刀を振るうと血を払い雨でコートの血も些か洗い流してくれて居るようで。堂々と正面玄関から中に入れば、フードを取り辺りを見渡してやけに静かなのは外の用心棒だけだからか、虱潰しに1階の全ての部屋を見て回ったが何も無く、小さな溜息を零しては2階へと向かい。途中出会った使用人、女も関係なくその首を床に転がしながら歩いて行くと唯一明かりのついた部屋を見つけ開けようと思ったが鍵が掛かっているようで中からは、品もなく喚く男の声。扉を蹴破ると同時に肩に鈍い痛みが走るとどうやら拳銃を所持していた様で右肩にそれが貫通し、それを見遣るも気に掛けること無く、続けざま乱射された弾を避けると、照明が割れ暗くなってしまったがそのまま間合いを詰めると横一文字に首を落とし。鞘に刀を納めて一息つき、ふと視界の隅で何かが動くのが見えては何やら布の下で動いてる様で近寄って見ると布の隙間から鉛の着いた鎖が見え、首を傾げて見せたが僅かに人間の息遣いが聞こえては布を剥ぎ取って見せて )



( /まだまだ駄文ではありますが、回させて頂きますね。些か急展開にもすぎますが話を進めるにあたりと思い展開を早めにさせて頂きましたが、これ以降はのんびりと進めていけたらなと思いますので、よろしくお願い致します。 )


  • No.10 by 藤堂輝  2019-03-29 06:23:11 




(人は生まれた時から既に勝者か、敗者か決まっている。自分は紛れもなく勝者だ、父親は日本でも三本の指に入る大手企業の社長で、その一人息子の自分は次期社長、家でも学校でも自分は常にお坊ちゃんで誰も自分に逆らったりすることはない。悠々自適に好き勝手に生きてきて、これからも何不自由なく生きていくのだと思っていた。父親から事業が失敗し、多額の負債を抱えてしまったコトを聞いても精々家族で慎ましく暮らしていくんだろうと楽観的に考えていた。忘れもしない、柄の悪い数人の男達に無理矢理両親から引き離されて「お前は親から捨てられて、売られたんだ」と言われたあの日、連れられた先は今まで自分の生きてきた世界とは全く異なっていて、本当に同じ日本なのかと目を疑いたくなった。「旧市街地」と誰かが口にした言葉が妙に頭に残ったのを覚えている。ボロボロの衣服を着せられ口答えすると殴られる日々、オークションに賭けられて品の無い客達の顔をどこか冷めた目で眺めていると一人の男が自分を競り落とした。それからが第二の地獄の始まり、広い屋敷でまるで人権の無い家畜のような扱いを受けては気に入らないと言われる度に理不尽に暴力を受ける、まともな食事も与えられずに目の前では金持ちぶった下品な輩が肉や魚を自分に見せつけるように貪り食べるのを羨ましいとは思わず、その意地汚さに吐き気を催す程の嫌悪感を抱く。元々細身だった身体は更に痩せて骨の線が分かってしまいそうな程、弱った身体は主の求める労働さえまともにこなせなくなり、寧ろ動けないフリをして面倒な労働を逃れていた。それが知られてしまい怒った主に自分の左足首に鎖を繋がれて部屋から出られないように閉じ込められた日、部屋から大きな窓が見えると満月だったらしく夜空は青白く光りを帯びていて、久しぶりにゆっくりと空を見たなぁなんて思っては殆ど意思の持たないぼんやりとした闇の色に近い瞳で眺め。そんな最中に外が賑やかになった、それは決して楽しいものでは無く悲鳴に近い声のような気がして、慌ただしく部屋に入ってきた男に何故か布を被せられると「喋るな」と忠告される。意味が分からずに視界を奪われた中で向こう側から銃声がし、何やらうるさいやりとりが繰り広げられているらしいが驚くことも怖がることもなかった。あぁ、自分も殺されるんだな、と本能的に感じ取ると今の地獄が終わるならそれでも良いかと思った、自分は敗者に堕ちたのだから生きている価値を今は見出せなくて、布が剥ぎ取られるとゆっくりと視線を上げる、光りを見出さない瞳が微かに揺れて、月明かりに照らされた見慣れない男の姿が妙に輝いて見えた。手に持った見慣れない刃物さえ、不思議と怖いとは思わずに口を開く)……アンタ、凄いね。此処の奴ら全員殺したの?…やるじゃん、後は…僕を殺したらゲームクリアかな。



(/いえいえ、駄ロルなんて滅相も無い!素敵すぎて此方がお恥ずかしい限りです。とても背景が分かりやすくてありがとうございます。此処からは二人でゆっくりと物語を紡いで行けたらと幸せですね、ロルもこれよりは大分短くなってしまうと思いますが200字を切らないようには気をつけます。)


  • No.11 by 識  2019-03-30 00:33:30 



( 鬼神だと誰かに言われた事がある。子供、女ですら依頼とあらば容赦はしない。昔に情けを掛けて見逃してしまい、自分の命を落としそうになる様な事があってからは誰一人として生かしはしないと決めていた。刀に残る人の命を奪う重み、手に残る感覚、鼻に媚つく鈍い鉄の臭い。幾度となくそれらを背負い今日まで来て、視界の済で動いたそれ、布に覆われたのを剥いで眼下に見下ろせばそれはまだ子供。生気を宿さないその両目は諦めか、無気力かそれらを匂わせるもので怖がる事も慌てる様子さも見せない相手は、肝が座っているのかそれとも。命を落とすことを惜しまないその言い草に僅かに眉間へ皺を寄せ、足首に繋がれている足枷へと視線を移し )
そうだ…全員殺せとの依頼だからな。だから、“貴様は今日ここで死ぬ”──、これで“貴様”は死んだ。
( 珍しい買い物をしたと噂で聞いたのはこの事だったのか。闇市なんぞで行われる人身売買など日常茶飯事、しかも落ちぶれ者であり上層部の人間とならば高額取引にもなる。稀に都市部の人間も物珍しさか買取に来ているなんて噂もある程度。鞘に収めた刀を再度抜くとどこまでも冷たいその言葉、容赦なく振り下ろされた刃はその首を、落とすこと無く横切り相手をこの地に縛り付けている足枷へと振り下ろされ鈍い音と共に鉄を真っ二つに切って見せ静かに鞘へと戻してはぶっきらぼうに言い捨てて )

  • No.12 by 藤堂輝  2019-03-30 09:18:00 



(死ぬなら痛くない一瞬のがいい、散々痛い思いをして体中に出来た痣を思い出しては無意識に腕をさすり、静かに低く響く声は今まで聞いてきた中で一番落ち着いて自分の耳により鮮明に入り込んでくる。この地獄を終わらせてくれるなら正直誰でも良いと思いながらも最後の最後でこんな不思議な人物に出会うとは思わずに少しだけ勿体ないと、変な欲が出てしまわないように彼の姿を見ることはせずに顔を俯かせた、視界に映っていた見慣れない刃先が近づいてくると自分の運命を受け入れる為に目を閉じる。鈍い金属音が聞こえ、更に響く静かな声、自分は死んだと言われてゆっくりと目を開けると当然目の前にはまだ彼の姿があり、左足を拘束していた鎖が綺麗に切られているのを見る、頭の中で様々な憶測を駆け巡らせるが仮に助かったところで自分の人生は既に終わっていると分かっていて、衣服の上から胸元にあるペンダントを握り締めつつ相手を挑発するように口を開いた)
……ちょっと待てよ、何の冗談だ?こんな真似されてこの僕が喜ぶとでも?自由の身だから何処へでも好きな所に行けとでも言うのか?……情けだか、哀れみだか知らないけど、正直迷惑だ。此処から出たって僕に戻る場所はもう無い……、殺せよ、その刃物は人を殺すために持ってるんだろ!

  • No.13 by 識  2019-03-30 21:56:43 



──。五月蝿い、喚くな。
( やけに静かなのは覚悟して故か、にしても面白い。大人しい奴かとも思ったら命を奪えと喚いている。聞いているのか聞いていないのか、聞き流している様な素振りで近くにあった棚を物色し何か着るものはないかと適当に見ていたが、喚くその声がまるで犬のようで煩くて適わなく、小さく舌打ちを零しては適当に持ち出した服を相手の方に放り投げながら相手の元へ近寄り片膝を着いてしゃがみ込むと同時に冷たく、大きな左手を伸ばしては口元を覆い隠すかのように頬を鷲掴みにしては壁にどん、と鈍い音を立てながら押さえ付け何処か憤怒の色も伺える声色で告げて殺れば眉間へ深く皺を寄せ。勢いが凄い所為か、僅かに濡れた髪が揺れ雫が頬を伝う、普通の人より特価した力故かミシミシ、と手に力が篭もり骨が軋む音が微かに聞こえるも癪に触ったようで右手で腰から刀を抜き )
何も知らない子供が……そんなに命が惜しくないのならば、最も惨い死に方をさせてやる。
( 刀の刃を相手の首元にぐ、と押し付け怒気とどこか愁いを含んだその声で告げた内容は言わば半殺し。生きる事も楽に死ぬ事も許されずただ苦しみにもがき苦しみ乍死を待つのみ )
選べ──、這い蹲ってでも生きるか、ここに取り残され苦しみながら死ぬか。

  • No.14 by 藤堂輝  2019-03-31 17:08:01 



(両親に捨てられた時の絶望感、激しい憤りも全てを胸の内に思い出しては全てを終わらせて欲しいと喚き散らす。首が一瞬で飛べばそれが叶うと思って、男の姿を睨むように見つめていると投げられた衣服に自然と目線が落ちた瞬間に鈍い音を立てて壁に押しつけられ、口が塞がれた状態で動きが取れなくなるのは一瞬の出来事だった、間近にある男の顔はとても端正で、群青の掛かった瞳が印象的で目に焼き付く。告げられた言葉が自分の求めていた死を意味しないと分かれば目を伏せて、投げられた服を強く掴んでは首に当たる冷たい刃先を感じながら声のトーンも落ちて大人しくなり)
…這い蹲って生きるなんてみっともないのは嫌だけど…痛いのはもっと嫌だ。

  • No.15 by 識  2019-04-01 20:33:17 



( 萌、瞳の色は絶望か呆れか、憤怒か哀しみか。どんな背景だろうと今までにどれほどの功績だったろうとこの地に堕ちては盾も何もない。魅られるのはその“価値”、下品な奴等が甘い砂糖に群がるように寄って集って“味見”したいのはその堕ちた栄光だけ。それは此処に居る飢えた獣には恐ろしい程に甘美で背徳な事だろうか、この目の前の子供も何処か見覚えのある顔かと思っていたが、有名な会社の次期社長と云われていた筈。そんないかにもな奴でも堕ちる時は堕ちる。全てを奪われ、人間とも思えないようなまるで下僕の様な扱いを受け中には家畜のようになっている奴も居る程。少しばかり落ち着いたか、モゴモゴ告げられた内容を聞き受けとめては手を離しながら立ち上がり )
──生きろ。もう『今までのお前』は居ない、直ぐに断ち切れとも言わない……とりあえず、服を着ろ。ここを出る。
( 眼下に見下ろす相手はどれほど小さいか。まだ年端もいかない子供が泣きも喚きもせずただ絶望に打ちひしがれ、死を待つだけの負の感情を抱かせる程の出来事は一生消えることは無いだろう。心に植え付けられた種は酷く、深く、太く蔦のように絡みついて離してはくれないかもしれない。それでもそれを踏台にしてでも生きなければ此処では直ぐにでも命を落としてしまうのは目に見えている。正直な所を思えばこの廃れた街で人ひとりを面倒を見るのは自殺行為に等しいが、何故か、その理由を問われれば回答に困るが放っておけないと心の隅で少しだけ思うような気もする。迷いかもしれないが、ひとつ溜息を零しては先程床に放り投げた衣類へ視線を移しながら伝え )


  • No.16 by 藤堂輝  2019-04-03 06:18:24 


(/お世話になっています。少し背後が忙しいため、次のお返事が週末になってしまいそうです。お待ち頂けると有り難いです、申し訳ありません)

  • No.17 by 藤堂輝  2019-04-07 08:14:26 



……今までの、僕…(耳に響く声を聴きながら思わず繰り返してはその意味を考える。今まで、というのは華々しい栄光のことだろうと分かっては以前の自分には戻れないのだと突きつけられている感覚に胸の奥にじわりと鉛を飲み込んだような重たく冷たい感覚を覚え。それだったら……と再度湧き立つ希死念慮に俯いていると更に告げられた言葉は、まるで自分を助けてやると言った風に聞こえて、緩く目を瞬いた。思わず顔を上げると男の顔を見上げ、微かに震える指先で掴んだ衣服に腕を通すと袖の長いシャツと黒地のズボンを穿いてからゆっくりと立ち上がり、拘束されてからは座りっぱなしだった体にはふらつきを覚えるが何とか自力で立ち、胸に隠したネックレスの宝石を服の上から強く握って)
………分かった、行くよ。アンタについていく。

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