美月 2019-03-24 16:45:05 |
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三日月)それは、分からんな。本当に日向や絢奈のように迷い込んだだけかもしれぬし。あるいは本当に運命なのか。はtまたあの二人もその運命が宿っているのかもしれん。
小狐丸)しかし、それはこれから一緒に過ごして言ってわかることです。そう急がなくても大丈夫でしょう。
鶴丸)じゃあ、俺たちはもう寝るから。
太鼓鐘)日本号もちゃんと休めよ。
黒葉)そうか、おめでとう冷静(微笑み) そうだなせっかくだしな宴やろか、誉取ったか!ちょっと待ってくれ(タンスをゴソゴソ探す)あったあった
はい、美月(給料を渡す)前々から用意はしてたいつもの二倍だ
美月)ありがたく受け取るぞ。これで、やっと買える。せっかく。誕生日の贈り物として受け取ってくれ、麗奈。
美月は、笑顔で言う。
三日月)あと、日本号。主がたぶん宴をすると思うから。酒を頼むぞ。小狐丸はザルだし。美月もよく飲むからな。
小狐丸)頼みましたよ。日本号殿。では、我々も寝るので失礼します。
美月)麗奈、着替えたか?
美月は麗奈に聞いた。
三日月)俺たちも何か贈るか。
小狐丸)そうですね、何を渡せば喜ぶでしょうか?
鶴丸)どんな驚きをもたらそうか迷うな。
太鼓鐘)手伝うぜ、鶴さん。
美月は、麗奈の髪を撫でた。
美月)(そういえば、輝さまの髪も黒く長かったな。珍しいと言われていた。)
美月は、そう言って、麗奈を抱きしめる。
美月)おやすみ、麗奈。
美月はそう言うと、目を閉じた。
三日月)髪飾りなんてどうだ?
小狐丸)手作りもよいですね。
鶴丸)せっかくだし、二人で手品でもしようか。
太鼓鐘)名案だな、鶴さん。
鶴丸)もうすこし、静かにしような。二人とも寝てるかもしれん。
太鼓鐘)そうか?見に行ってくる。
鶴丸)俺も。
三日月)二人を見に行かないか?寝てるかどうかわからんし。
小狐丸)そうですね。
四振りは、美月と麗奈の様子を見に行くため縁側でバッタリ会った。
三日月)考えていること同じようだな。
小狐丸)心配なのも分かります。
鶴丸)まぁ、そうだよな。
太鼓鐘)こっそり見に行こうと思ったんだ。
三日月達は、そっと戸を開けて中を見た。美月と麗奈は気持ちよさそうに眠っている。特に美月は、洗脳が解け、その後、戦い、麗奈の熱を取るため、霊力を使ったため、かなり体力を消耗したはずだ。疲れないわけがない。
三日月)寝ているな。
小狐丸)良かったです。
鶴丸)じゃあ、戻るか。
太鼓鐘)そうだな。
美月)ん...うーん...麗奈...
美月は寝ぼけながら、麗奈が寝ていた枕を抱きしめていた。そして、違和感を感じた。
美月)(あれ?麗奈ってこんなに柔らかかったっけ?いや、確かに麗奈は若いから、柔らかいし、肌もふわふわなんだけど、柔らかすぎるような...まるで、枕みたい。)
美月は、わずかに目を開け抱きしめているものを見た。
美月)(枕じゃん!)ってことは、麗奈?麗奈!
美月は、机を見た。何もない。戸を開けた。ふつうの青空が広がっている。美月は、刀を持つと、外に出た。そして、麗奈を探し始めた。
美月)麗奈!麗奈!どこにいるの?
美月)麗奈、よかった。
美月は、幸い近くにいて戻ってくるところだった。
美月)朝、起きて抱きしめているのが麗奈ではなく、枕で驚いたぞ。無事でよかった。
美月は、麗奈を抱きしめて言った。
美月)こんな朝早くに目覚めるとは。皆、まだ眠っているぞ。もうひと眠りするか?
美月)麗奈、大丈夫だ。確かに本丸から、町に出るには、あの森を通らねばならん。だが、麗奈の瞳には、もう暗い景色しか見えないのか?誰かがその目に映っているのなら、その名を言ってみよ。
美月)その通りだ。今日は麗奈の誕生日を祝う日だ。ほら笑って。その笑顔が我らの活力となる。
美月は、笑ってそう言った。
美月)そろそろ、皆も起きるだろう。起きないやつは叩き起こしてやろう。
鶴丸)ん...お、麗奈か。起こしに来てくれたのか。
太鼓鐘)朝から、麗奈の顔を見れるなんて、いい日だな。
太鼓鐘は、そう言いながら、麗奈を抱きしめた。
鶴丸)抜け駆けはよくないぞ、貞坊。
鶴丸も麗奈を抱きしめる。
美月は日本号の部屋へ向かった。日本号はぐっすり眠っている。
美月)(よく眠っているな、普通に起こすのもつまらん...そうだ!)
美月はゆっくりと部屋に入ると、麗奈の声をまねた。
美月)日本号~、朝だよ~(裏声)
美月は、声をまねながら、軽く揺さぶる。
美月)(驚いた顔を拝ませてもらう)
美月)日本号~おはよう~
美月はそのまま抱き着いた。
美月)(まだ寝ぼけてると思うし、どこで気づくかな?)
太鼓鐘)昨日抱きしめることが出来なかったんだ。ちょっとぐらいサービスしてくれてもいいだろ?
鶴丸)そうだ、サービスだぜ。
美月)ちっ、もうバレたか。その通り。最古の刀剣女子星条美月が起こしに来た。麗奈は、今、鶴と太鼓鐘を起こしに行ってるぞ。
美月は、口元を袖で隠しながら言った。
太鼓鐘)じゃあ、遠慮なく~
鶴丸)たくさん、抱きしめさせてもらうぜ。
美月)とにかく、起きてくれ。日本号には、主や山姥切の達を起こしに行ってくれ。今日の夜は宴だからな。盛大にしたい。麗奈の為なら、やる気も出るだろう?日本号よ。
太鼓鐘)はぁ~、ふわふわ。枕みたい。
鶴丸)抱き枕にして一緒に寝たいぜ。美月は二回も抱きしめて寝てるんだろう。羨ましい。
美月)二人とも起きた。さっそくイチャついてるのか。早く、三日月達を起こさなければならないのだから、放してやってくれんか(枕と麗奈を間違えた刀)
三日月)早起きは年寄りの宿命のようなものだ。
小狐丸)よく寝ましたね。
美月)びっくりしたぁ!
太鼓鐘)よし、サービスしてもらったぜ。
鶴丸)次は第二ラウンドが待ってるぞ。
美月)じゃあ、私は他の刀を起こしに行くから。
美月はそう言って、月都の部屋に向かい起こした。
美月)月都、朝だぞ!
美月の起こし方は軽く揺する起こし方だ。
月都)起きてたのか主(襖を開け)
黒葉)おはよう月都
月都)あぁ、おはよう
黒葉)朝ご飯出来たのか?
月都)あぁ、山姥切に少し任してる、身支度手伝おうか
黒葉)別にいい、子供じゃないし
月都)遠慮すんなって(髪を解かしたりなど)
椿:…あれから一睡もできませんでしたけど体の方は大丈夫みたいなので良しとしましょう( 屋根に座り朝日をみつめ )
闇音:で、志貴は三珠を連れて逃げて侑里も破壊…ある程度予想はしてたけどまさかそうなるなんてねー まぁ暇つぶしにはなったからね( 髪の毛を弄り/口角を上げ )
美月)月都居ると思ったら、もう起きてた。未だかつて間に合ったことがないな。どんだけ早起きなんだ。
美月は、少々顔をしかめながら言った。そして、美月は主の部屋に向かった。
美月)主ー起きてるー?って...
美月がそこで見たのは、月都に髪を梳かしてもらっている主の姿。美月は、勿論これを見たのは初めてではないが悪戯っぽく笑うと
美月)ごゆっくり。
そう言って戸を閉めてその場を後にした。今夜が宴ということもあって、少々美月のテンションもおかしくなっているようだ。
三日月と小狐丸はいつもの笑顔を浮かべているが、こう言った。
小狐丸)次は私たちをサービスする番です。
三日月)結構時間がかかるかもしれんなぁ。天下五剣を満足させられるまでたっぷり甘えさせてもらうぞ。
鶴丸)ははは!三日月に気に入られているもんなぁ。何せ三日月とデートで散歩して甘味まで酔ってたもんなぁ。
太鼓鐘)ええ!麗奈って三日月とデートしてたのか!
小狐丸)太鼓鐘殿が来る前ですね。
三日月)ほれ、麗奈。こっちを向かんか。爺の相手をせよ。
三日月は、麗奈を後ろから抱き上げ優しく包む。
美月)いいにおい~、山姥切の。おはよう。手伝うよ。
美月は厨にいる山姥切に声をかけた。
三日月)はっはっは。相変わらず愛いのう。その赤い顔を見ると、もっと赤くさせたくなる。
太鼓鐘)麗奈、またある意味熱出しそう。
鶴丸)三日月、あんまり赤くさせるなよ。今日は麗奈が主役なんだからな。
三日月)そういえばそうであったな。
三日月は手を放した。
三日月)すまんな、少々調子に乗りすぎた。
小狐丸)そろそろ広間に向かいましょうか。
椿:おはようございます( ……あの子のお祝い…あの時のお礼も兼ねて色々としないといけないけどプレゼントできるものがないわ… )( 広間に到着し/表面上は笑顔で )
椿:( うん、もうあれでいくしかないかな )…あ、了解です 美月さん( そこにあったお盆をとり )
うん、麗奈さんの風邪も治ったみたいで良かったです( そっと額に触れて )
そうそう、朝餉の後でよろしいのですが私の部屋に来ていただいてもいいですか?
美月)もうすぐ出来ると思う。出来るか?山姥切の?
美月は、山姥切に聞いた。
鶴丸)美月がかっぽう着姿とは、新鮮だな。
小狐丸)ええ、普通見ませんからね。見たのは、美月がここに慣れて数日たった日以来でしょうか?あの時はまだ刀も少なかったですから。
太鼓鐘)今も少なくないか?俺早く、みっちゃんと伽羅会いたい!
鶴丸)確かに、そうだな。俺も光坊と伽羅坊に会いたい。
小狐丸)我々もあの御神刀に会いたいですね。
三日月)そうだな。祈祷の得意なあの大太刀にな。
美月)新選組の刀ね。確か、初期刀に加州はいたんだっけ?打刀五振りから初期刀を選ぶから。
美月はかっぽう着を脱ぎながら和泉守に聞いた。
美月)たくさんの審神者もいるおかげで一つの本丸に出陣命令が出なくて済むが、最近うちの本丸出陣以外の戦い多くなかったか?
美月は朝餉を運びながら言った。
三日月)流石に数日続いたから、しばらく休みたい。
小狐丸)ええ、全く。
鶴丸)人の体は悪くないが、疲れがたまると、動きたくても動けなくなるからな。
太鼓鐘)難儀な場所もあるんだな。
美月)おはよう、主。その髪留め似合っているぞ。
美月は笑って言った。朝餉私も手伝ったんだ。と言っても、ご飯をよそったり、おかずを運んだりしただけだがな。
美月は、困った笑顔で言った。
美月)あと来てないのは...愛染と明石と...
美月は、来てない刀を待っていた。
三日月)先に頂くぞ。今日はいろいろと用意をしなければならんからな。
小狐丸)美月殿も今日出かける予定があるのではないですか?
美月)そうだった。
太鼓鐘)すぐ来ると思うぜ。俺も用事あるしな。
蛍丸「ん、麗奈ちゃんどうしたの…?」
愛染「よーっす!!(大広間に走ってくる)」
明石「ふぁぁぁ…何や、今日は随分と早いんちゃう…?」
(そろそろ寝ます)
美月)おはよう、愛染と明石。すまんが用事があるため先に食べさせてもらってるぞ。
小狐丸)今日は、夜に宴があるんです。
三日月)そのため、いろいろと用意が必要だからな。
鶴丸)いろいろ買うやつもいるし、飾り付けもするからな。
太鼓鐘)手伝ってもらうぜ。
蛍丸「…いや、なんでもない。ごめんね」
明石「宴…?何でするん?」
絢奈「麗奈ちゃんの誕生日が先月にあったんですよ。」
愛染「え、そうなのか!?」
日向「あぁ。」
美月・鶴丸・太鼓鐘・三日月・小狐丸)ごちそうさま。
五振りは、食べ終わり、食器を洗い場に出した。
美月)さて、用意するか。
三日月)先に行ってるぞ。
太鼓鐘)鶴さん、行こう!
鶴丸)おう。
小狐丸)さて、私も行きましょう。
麗奈:親のことはやっぱり忘れられないのね。特に母親のこと。1年も行方不明の娘をまだ待っているのかなって。もう死んだことになってるのに、それでも待ち続けているのかなって
美月は、麗奈を抱きしめた。
美月)其方の気持ちはよくわかる。だが、あの衰退した時代に未だ人間が生きているとも到底思えん。絢奈も生き残りだったらしいからな。まぁ、でも思い出を懐かしむのも一興なものだ。どんなに痛い思い出も、どれほど良い思い出も其方の持ち物だ。背負ったり、たまに引きずっても構わん。やめろとは言わない。それでも一緒に連れていくしかない。麗奈だけでなく、私もここの刀は皆そうだ。でも、皆昔を懐かしんでは、前に進んでいる。麗奈もそうだろう?
美月)誰かを思う気持ちは大切だ。たとえ、どれだけ憎いやつだったとしてもな。その気持ちを忘れるなよ。せっかくだ、面白い手品でも披露して出かけよう。
美月は、そう言うと細い棒を出した。
美月)麗奈、この細い棒の先に息を吹きかけてごらん。
麗奈が息を吹きかけると、綺麗な風車が表れた。持ち手の柄の部分も可愛らしいカラフルなラインストーンで装飾されている。
美月)風車だ。知っているか?
美月は、頭を撫でた。
美月)笑ってくれたな。麗奈、其方の帰る場所はここだ。其方の家族はここにいる。思い出を懐かしむのはよいが、今ここにいる家族も大切にしてくれぬか?
麗奈:……!?/// い、いってらっしゃい……
和泉守:よう、麗奈
麗奈:和泉守、どうかしたの?
和泉守:今日お前の誕生日を祝うって聞いてな、俺にも甘えさせてくれよ(お姫様抱っこして連行)
麗奈:きゃー!?
三日月と、小狐丸は手作り小物が作れるお店に行った。
三日月)でざいんがうまかったおかげで、ほれ、上手くできたぞ。
小狐丸)私もです。
三日月)これで、麗奈も喜ぶな。
小狐丸)そうですね。
和泉守と堀川の部屋
和泉守:ほらよ(おろす)
麗奈:もう、びっくりしたよ
和泉守:わりぃわりぃ。ただ、ここなら明石たちに邪魔されないと思って連れてきた。早速だが、癒してもらうぜ(後ろから抱き締める)
麗奈:うっ…///
鶴丸)万屋にこんなものが売ってるとはな。
太鼓鐘)この先、暑くなるし、涼しい物でも買っていこうぜ。
鶴丸と太鼓鐘は万屋で麗奈のために、気に入りそうな服や、夏に必要なものを買っていた。
美月)ようやく、着いた。すみません!
店の人)いらっしゃいませ、何かお探しですか?
美月)あの琴が欲しいのだが。
店の人)お目が高い。今日入ったばかりなんですよ。あの琴ですね。
店の人は琴を取り、美月に見せた。
店の人)こちらでお間違えないですか?
美月)(じっと同じものかを見る)間違いない。この琴を買う。
店の人)ありがとうございます。では...
美月)あ、綺麗に包んでもらえるか。大切な人への贈り物なんだ。
店の人)わかりました。では先に、会計の方を。
美月は会計をすまし、琴が綺麗な包装紙で包まれるのを見ていた。
店の人)お待たせしました。どうぞ。
美月)包んでくれて助かった。礼を言う。それじゃあ。
美月は琴を担ぐと店を出ていった。
美月)(どっかで荷車を借りるか?持ってくればよかったな。)
と、軽く後悔していた。
椿:はいはい、愛しの麗奈様といちゃつくのはいいですけど先約があるので貸してもらいますね( ため息をついて )
用が済んだら私の部屋に来てください( すっと立ち上がり )
和泉守:ほら、こっち見ろ(顔を向かせ、頬にキスする)
麗奈:……///
日本号:足元がお留守だぜ(麗奈の両足を抱え、肌の感触を感じる)
麗奈:ちょっと日本号!
日本号:なんだよ。これぐらいさせてくれ
美月)よいしょ、よいしょ。
美月は、幸いにも荷車の無料でもらえるところがあり、それに琴をセットすると、呉服屋まで行った。
美月)すみません、実は...
美月は呉服屋の店主に話をしていた。
店主)ええ、すでに出来上がっているよ。髪飾りも出来てる。持ってくるからまってろ。
美月はワクワクしていた。
店主)これで間違いないかい?
美月)ああ、間違いない。恩に切るぞ!贈り物なんだ。金額はこれで足りるか?
店主)おう、じゃあな。
美月は荷車に荷物を乗せると、再び荷車を動かし始めたが、
鶴丸)美月、何やってんだ?
太鼓鐘)随分な大荷物だな。
美月)鶴に太鼓鐘!実は...
美月は話をした。そして
鶴丸)へぇ、それで荷車を。
太鼓鐘)あとは俺たちに任せろ。乗れよ。俺たちが押すから。
美月)え、でも。
鶴丸)これくらい任せろ。行くぞ、貞坊。
太鼓鐘)ああ。
二人は荷車を押し始めた。
美月)ありがとう。助かったよ。
三日月)おや、奇遇だな。
小狐丸)今帰りですか?
鶴丸)お、三日月に小狐丸。
太鼓鐘)こんなとこで何やってんだ?
三日月)決まっておるだろう。麗奈への誕生日のプレステを用意していたのだ。
小狐丸)三日月、プレステではなく、プレゼントです。
美月)途中で荷車を無料で販売されててね。帰りに二人に会ったんだ。で、押してくれてる。私はこうやって乗ってるってこと。
三日月)ほう、なら俺も乗せてもらおう。
小狐丸)そうですね。頼みましたよ。
鶴丸)よし、あと少しだ。行くぜ。
太鼓鐘)おう。
椿:あとはこの色と…( なにかを取り出して )
抜け出せたみたいで良かったです さて、主役ということで着物を着てガチメイク…してみませんか?( にこり )
椿:勿論です、そこに座ってくださいね( 椅子を置いて )
えっと着物だから下地でやや白めと…アイラインは黒で、口紅は大人っぽくするために赤 後は…( 道具を取り出して )
椿:やっぱり和泉守さん?それとも三日月さんが美月さんですか?( 悪魔のような笑みを浮かべて )
ほらほら、素直になるのです 相手が誰でも応援しますから!
椿:ふふ、貴方には恩がありますし協力くらいはしますよ そのために今日はたっぷりおめかししないとね 普段とは違う自分で( 作業をしながら )
(ただいまー)
鶴丸)見えてきたぞ。
太鼓鐘)あと少しだぜ。
美月)ふふふっ
三日月)どうした、急に笑って。
小狐丸)何やら楽しいことでもありましたか。
美月)内緒だ。
椿:帰ってきたみたいですね ちゃっちゃと終わらせましょう( テキパキと手を動かして )
それと私が三珠さんに破壊されそうになった時、庇おうとしてくれてありがとう 私は貴方に何もしてもないのに…ね( ぼそりと呟き )
美月)ただいま。麗奈がいないうちにこっそり持って行こう。渡すのは宴のときだ。
美月は琴と服を持つと、自分の部屋の押し入れに隠した。
美月)鶴丸と太鼓鐘、ありがとう。納屋の方までは私が運ぶよ。
鶴丸)そうか、じゃあ頼んだぞ。
太鼓鐘)麗奈、喜ぶだろうな。
三日月)俺たちのものも宴のときに渡そう。
小狐丸)そうですね。
美月は、荷車を納屋の近くまで押しながら思った。
美月)これから、夏野菜とか結構とれるし、背負い籠で収まらないときはこの荷車使えばいいよね。
椿:正直に言うと私も恋なんて感情がわかりませーん( えへ )
できたらでいいんですよ!あ、もうすぐで仕上がりますよ どうせなら髪の毛もアレンジしましょうか?何かして欲しい髪型があるなら何なりと!
美月)主。ああ、いいものが買えたよ。夜楽しみにしててくれ。主も驚くぞ。
三日月)おや、主。麗奈へのぷれぜんとだったか?準備ができたぞ。
小狐丸)宴のときに渡そうと思っております。
太鼓鐘)主、帰ったぜ!(抱き着き)
鶴丸)熱烈だなぁ。
美月)あれをされると、手入れが長引きそう。
椿:確かハーフアップというやつですよね?…もちろんです!そうそう、ならお好きな髪飾りをお選びください( 月や桜など、色々な髪飾りを箱から取り出して )
乱「わぁ…!!麗奈ちゃん綺麗!!」
蛍丸「なんか、ここまで印象変わるんだね…」
明石「お、えろう似合ってますやん。麗奈はんも…い、いめ…」
愛染「イメチェンな。」
無銘)おお…めいくでしたっけ?すごいものなのですね(感嘆の声をあげ)
すごくきれいです
志貴)(椿ちゃん、聞こえる?もしよかったら外に来てくれないかな?)(テレパシーまがいのもので椿の頭の中に問いかけて)
美月)おや、麗奈。帰った...ぞ
美月は、麗奈の姿を見て、顔を真っ赤にした。それは美月だけではない。三日月も小狐丸も鶴丸も太鼓鐘でさえ、固まって顔を真っ赤にしていたのだ。
三日月)(なんて愛いのだ。)
小狐丸)(あんな姿で名前を呼ばれたら気絶してしまいまする)
太鼓鐘)(あんな麗奈、初めて見るぞ)
鶴丸)(随分と大胆な驚きだな。)
美月)(なんて綺麗なの...でも、夜は私が買った服を着てもらうから、これでは終わらんぞ...麗奈。)
美月は一人口を釣り上げた。
美月)れ、麗奈。随分と可愛らしい姿だな。
小狐丸)今日の主役にぴったりです。
三日月)ああ、とても愛いぞ。
鶴丸)とても驚いてるぞ
太鼓鐘)派手に決まってるぜ。
一期)おや、これはこれは…随分と愛らしい姿ですね(微笑み)
志貴)うん、あの時の君より今の君の方が好きだ(ぎゅっと抱きしめて)
あれからお姉ちゃんと話できたよ。それで僕達、旅に出ることにしたんだ。ほんと、良かった良かった!
椿:ええ、安心しました…( 急に抱きつかれて目を丸めつも息を吐き )
今の私、ですか 私は貴方のお陰で自分がどうするべきか気づくことができました 本当にありがとう( 首を右に傾けて )
美月)夜は、楽しみにしていてくれよ。
小狐丸)きっと忘れられない宴になるでしょう。
三日月)何しろ、誰かの誕生日を祝うなんて初めてだからな。
太鼓鐘)いっぱいごちそう作らないとな。山姥切達にそう伝えねぇと。
鶴丸)麗奈の好きなものも用意するか。レシピ本はあるしな。
無銘)和泉守さんはまた…(ため息)
志貴)惚れた弱みみたいなものだよ。それにそんなこと言われたら連れ去って一緒に旅に出たくなるじゃん…(抱きしめる力が強くなり)
そんなことはしないけどね。ここが椿ちゃんの居場所なら奪ったりはしないよ
美月)今は貸してやるか(やれやれ)夜になれば、私は麗奈の相手をするのだから。
美月は、そう言った。
三日月)さて、宴の手伝いでもするか。
小狐丸)そうですね。
鶴丸)あとで和泉守にも手伝ってもらおうぜ。
太鼓鐘)若いなら、一番動けるのにな。
美月)麗奈は、何が好きなのか聞き忘れていたな。
三日月)聞きに行きたいが、あの姿だと、聞く前に気絶しそうだ。
小狐丸)刺激が強すぎますね。
鶴丸)同感だ。
太鼓鐘)俺も。
椿:惚れた…だなんて 私、いいところなんてないですよ?
だって貴方にずっと冷たくしてましたし…( 不思議そうに )
貴方方との旅も楽しそうですが私には役目があるので難しそうです( 苦笑い )
太鼓鐘)(ダメだ、直視できない)
三日月)(話しかけるのもままならん)
小狐丸)(ある程度終わったら、毛艶の手入れをして聞くはずが...これでは、聞く前に気絶しそうです)
鶴丸)(これ以上の驚きってあるか?)
美月)(夜に着させる服でとどめ刺されないかな?自分が)
美月)それなら任せてくれ。詳しく言えんがな。夜まで待ってくれ。
美月はにっこり笑った。
太鼓鐘)嫌いなもんは作らなきゃ大丈夫だろ。
三日月)確かねばねばしたものが苦手だったか?
小狐丸)出ても我々が食べて、麗奈殿が食べなければいいと思いますよ。
鶴丸)そうだな、折角だし刺身とかも用意するか。
自室に戻り
黒葉)(麗奈の誕生日だけど何か渡せるものとかあったかな?)
こんのすけ)主様、またお手紙です
黒葉)ありがと 紡からかな、(封筒の中を開け)あれ?薫からだ
五振りは、麗奈の笑顔に笑顔を返した。
太鼓鐘)俺、山姥切に今日の料理のこと言ってくる。ついでに手伝ってくるぜ。
美月)私、主のところに用事があるから、ちょっと行ってくる。
美月と太鼓鐘はそれぞれ、用事でその場を後にした。
太鼓鐘)山姥切、今日の夕餉、手伝うぜ。
美月)主、ちょっと聞きたいことがあるんだが。
美月)主は、麗奈に誕生日のぷれぜんとを用意してるのか聞きに来たんだ。
美月は、笑顔で主の部屋に入ると、座って聞いた。
太鼓鐘)任せてくれ。今は何してるんだ。
太鼓鐘は腕まくりをしながら、山姥切に聞いた。
麗奈:そうだ。せっかくの誕生日だからロリータでも着ちゃおう(自室で白とピンクのロリータに着替えてまた出てくる)
和泉守:(麗奈を目撃し)ブシャーッ!(鼻血が噴水のように噴き出た)
美月)そうか、ならこれを麗奈に渡してくれ。
美月は小さな紙袋を主に渡した。
美月)写真立てだ。たまたま、多く買っておいたのだ。みんな用意していたら、私自身渡すつもりだったのだが、万が一というのを考えて、余分に買っておいたのだ。くれぐれも私からというのは黙っておいてくれよ。
美月は、口に人差し指を立てて言った。
太鼓鐘)わかった。
太鼓鐘は手を洗うと、泡だて器で生地を混ぜ始めた。
美月)山姥切の達は用意してるかわからんが、まぁ馳走を用意してるのだ。それでチャラになるだろう。
美月はクスッと笑った。そして、主の手紙を見て
美月)なんだそれは?恋文か?
美月は、そう聞いた。
太鼓鐘)こんな感じでどうだ?山姥切。
美月)そうか、それならいいが。私は刀だが、これでも付喪神だ。嘘をつかれると腹が立つ。主に刀を向けることはないが...
美月は主に近づきながらゆっくりこう言った。
美月)ここの皆は主を好いている。故に神にも独占欲がある。それもとても深い欲がな。渡したくないものがいれば、手段を択ばない神もいることを忘れるなよ。
美月はそう言うと、いつもの笑顔に戻り
美月)まぁ、主にひどいことをするやつがいれば、私たちがその者を滅するか、あるいは政府から罰せられるだろうから、心配するな。それじゃあ、宴の準備があるから失礼するぞ。
美月は、そう言って主の部屋を後にした。
太鼓鐘)このくらいでいいか?結構トロトロだけど。
山姥切)フワッとしたいなら空気を入れなからがら混ぜると良いと本に書いてた気がする、ちょっと待っててくれ
(お菓子作りの本を取り戻ってきた)
たしか、ここに あったこれだなケーキの作り方
黒葉)あぁ、
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