美月 2019-03-24 16:45:05 |
通報 |
太鼓鐘)あ、この櫛買おう!美月にはこの色が似合うし。小狐丸はこれかな~?
太鼓鐘はドライヤーの時に使う櫛の買い出しを頼まれていた為、あれこれ、相手に合うものを探している。
太鼓鐘)実は、櫛の買い出し頼まれててさ。美月は一緒にいるからよくわかるんだけど。小狐丸がな~。和柄にするか、無地の黄色にするか、迷ってるんだ。
美月)さて、私は部屋に戻るか。
美月は、部屋に戻ると、箪笥から、着物を取り出した。可愛らしいピンクに、更に薄いピンクのレースが袖と襟に付いている。
美月)後は帯だな。帯の色は赤で無地にしよう。麗奈は派手じゃないしレースは透けたピンク。下駄と髪飾りは、既に出来ているから、夜までには出来るな。
美月は、笑って帯に取り掛かった。
京磨:麗奈、来てくれたの?
麗奈:京磨、あなたここで働いてるの?
京磨:人間の商売なんかどうでもいいんだけどね、家に居続けるのも暇だし売れ残りの商品貰えるし
麗奈:そっかそっか。最近来れなくてごめん
京磨:大丈夫だよ。僕には時間というものが既にないからね
麗奈:平安ぐらいからいるもんね……
京磨:麗奈、なんか雰囲気変わった?
麗奈:うん。ちょっと…ね
美月)後は、端にレースをつければ、出来た!
美月は、完成した着物一式を見た。
美月)本当は今日もらった着物を着てもらおうかと思ったけど、やっぱり、自分で作った方がいいよな。これは、麗奈が京磨の所へ行くときの渡せばいいだろう。しかし、あいつが悪い奴じゃないことは分かったな。傍から見れば人と同じに見える。
太鼓鐘)よかった~、麗奈。この櫛、麗奈のだ。
太鼓鐘はピンク色にラメの入った櫛を麗奈に渡した。
美月)とりあえず、これらは着物箪笥にしまっておかないと。
美月は、作った着物を畳んで箪笥にしまった。
トピック検索 |