いのぼくシリーズで色々やってみよー！！

ちょっとした解説・裏話

・アテールの顔
本編にてアテールが初めてそのフードを脱いだ訳ですが、その顔はハスター(久し振りの登場なので
簡潔に説明すると、アテールと敵対していた死神)の顔で、それを見たファウストは狼狽しました。
これは、彼と互角、或いはそれ以上の実力を持つハスターが、アテールに憑依されている事への驚き。
もしくは長い間仲間と信じていたハスターが、真の敵であるアテール本人かも知れないと言う
疑念が原因です。

・ハスターとアテールの関係
前述した通り、ハスターはアテールに憑依されている、或いはアテール自身だった事を
示唆するような描写がありますが、その関係性についてはまた後々…ただ一つ言うなれば、
実はこの展開、ハスターとアテールの妄想CV(津田健次郎)や、容姿(色こそ違えど、
身体全体を覆い隠すように纏われたローブ、顔を隠すために深く被られたフード等)が
一致していた時点で考えて居りました。

・すれ違う二人とアテールの思惑
長い間探し続けていたファウストとついに再会し、礼を言うエマ。そんな彼女を、
「自分と関わる事等無く幸せになって欲しい」と言う思いから、ファウストは「知らない」と
エマを突き放します。しかし、これこそアテールの真の思惑なのでした。ファウストがエマを
突き放す事と、彼のその言葉に彼女が絶望する事をアテールは知っていたのです。故に、
敢えて二人を再会させる事で、エマの負の感情を、ドッペルの具現では情化出来ない程に増幅させ、
仕上げに自らの力で魔女化させる。魔女化した彼女を前にしたファウストを精神的に追い詰め、
完封しようと言う彼の策略に、ファウストは見事に掛かってしまっているのでした。