監獄のアリス

コバルト
俺は知らないが…何かあったんじゃないのか？

ははっ、女王様に首でも斬られたかな？(笑顔で恐ろしいことを言う)あと、君はどうしてここに？悪い人には見えないなぁ～(ニコニコ)

コバルト
さあ。何もしなかったからかもしれないな。

可愛そうに、(するとコバルトをぎゅっと抱きしめる)

コバルト
何だ、急に…変わり身の速い奴だな。

そうかな？(首をかしげる)

コバルト
面白味の無い奴だと思ったが…
中々悪くないな。

えへへ、ありがとうございます。(にっこり笑う)

コバルト
……お前……裏があるな？俺には分かるのさ。

………裏？そんなものありませんよ。

コバルト
まあ、良いがな。
…さっきの行為は、俺のことを女に
間違えているんじゃないだろうな？

えっ…？女じゃないんですか？えっ？まさかその見た目で男!?(すんごい動揺する)

コバルト
俺は女に間違われるのが嫌いだ。
俺は男として存在しているし、
その概念にプライドだってある。
(中性的な美貌を持つ彼の一人称が
「俺」なのもそれを物語っているのだろうか)

…だいぶ強気ですね、こんな檻に入っているねに……すごいなぁ～

コバルト
俺は俺が俺である主張をしているだけだ。

…その強い心、流石コバルトさん…(感心するけど少しうらやましい目で見る)

コバルト
やはり面白くないな。

……あははは……(笑顔が急に真顔になる。スイッチON)本当にうぜぇガキだなぁ～、(するとコバルトの髪を引っ張り顔をこちらに向けさせる)綺麗な顔だな…だけどつまらない、毒にも薬にもならない、つまらない青薔薇…お前がどんなに自分を主張しても、結局はただのつまらない薔薇、いつかはかれるんだよ…お前みたいな人間は。

コバルト
ふん、やはり本性はこれか。
俺は自分の生きたいように生きるだけさ。
他人の評価なんて知ったことか。

……まぁそうだな、その強い意志がどこまで持つか見ものだな