罪 2019-01-12 17:26:13 |
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>誠クン
大事無くて何よりネ。…ふ、アナタのそういう所、ワタシは嫌いじゃないヨ。ドゥーツァイのお酒は格別ネ、オススメ教えてあげてもいいヨ。
(相手がそんな初歩的な不注意をするとも考えにくいので、大方子供の方が突っ込んで来たのだろうなとの予想はついたが、それを口にしない相手の優しさをわざわざ無下にすることも無いだろうと敢えて無難な回答を選び。確かに今晩は雲一つなく澄み切った良い月の宵ではあったが、まさか敵マフィアのボスに酒に誘われるとは予想もしておらず、刹那、驚いたようにやや眉を上げたものの直ぐにいつもと同様、口元を緩く歪めると了承の意を示し。ドゥーツァイには中国由来の美酒が溢れているというのは強ち嘘ではなく、恐らくは相手もまた気に入ってくれるだろうと読むとちょいちょいと手招きをして折角なので各街の酒を取りそろえる酒場の中でも窓が大きく月を見ながら飲むのにぴったりの酒場へと歩みを進め)
>垂クン
そうだネ。そんな恰好で夜道を歩いてたら、面倒な警察が飛んできちゃうからネ…嗅ぎまわられるのも面倒だから余り頻繁に派手に遊ぶものじゃないヨ。
(警察は何とかマフィアを取り締まろうとしているらしく、日夜自分たちの動向を嗅ぎまわっているらおり、そんな彼らに見つかったら面倒だと思いつつドゥーツァイにあるアジトに向かって歩を進め。夜のドゥーツァイはいつにも増して治安が悪くそこらでドラッグの売り買いが行われ、酒に飲まれた人間が地に這いつくばり、何処か目の虚ろな人間が徘徊する。愚かしさに高尚な説教を垂れてやるほど真っすぐな心根も持っておらずそんな中を事も無げに縫うようにして歩くと漸く辿り着いたアジトで再び相手に向き直り「ところで明日の昼は暇?」なんて緩く首を傾げ問いかけて)
>ノアクン
…ああ、キミか。可愛いネ~、従順な猫は好きヨ。ワタシは…どうも嫌われてしまったみたいだけどネ。情報屋サンも猫が好きネ?
(背後に感じた気配には敵意を感じず、掛けられた声は聞き慣れたものであったため、思わず真顔になっていた表情にいつも通りの張り付けた様な胡乱な笑みを浮かべて振り返ると案の定そこに居たのは贔屓にしている情報屋。子猫を抱きかかえようと手を伸ばしたものの先ほどの仄暗い気配を感じ取られてしまった為かすっかり怯えられており苦笑しつつ手を引っ込めて立ち上がり。自分がミルクの一杯や二杯を与えたところできっと数日後には消えてしまっているであろう生命に完全に背を向けて、同じようにこの街においてはどのマフィアにも属さず脆弱でありながら強かに生きている相手のことは嫌いではなく、有益な情報でもあれば今日も買おうか等と呑気に考えつつそんな話を振って)
>ダンテクン
おや、イタリアの…。珍しいだなんて酷いネ、アナタの目にはワタシがそんなハクジョーモノに映ってマス?そう言うアナタは随分と大荷物で景気が良さそうじゃないですカ。
(不意に感じた気配は独特で、緩く頭を擡げてそちらを見ると何やら大量の酒を抱えた相手の姿が見え。あの量の酒をまさか一人で飲むわけでもないだろうし、恐らくは部下に振る舞うつもりなのだなと察しては仲間思いなボスだと常々聞いてはいたものの事実そうであるらしいと認識を改め。勿論自分が猫を手助けしたのは単なる気まぐれで、相手に話しかけられなければまた気まぐれに猫の脆弱な細い首を折っていたかもしれない等と考え相手の指摘は最もであるなと思いつつ両手の塞がった相手を襲うのは容易そうだと考えるものの折角買った酒を台無しにしてやるのも風流に欠けるなと思い直してミルクを出す為に脇に置いた買い物袋を手に取り敵意の無い事を示す様に微笑んで)
>アーロンクン
それは随分楽しそうネ。それにしても相変わらずのフリョー警官ネ?余りマフィアを揶揄ってるといつか食われちゃうヨ?…なーんて、ワタシも暇だったんだ、刹那の誘拐劇でも演じようカ?
(ククと喉の奥を鳴らす様に笑いながらも瞳だけは獲物を見定めるかの様に僅かに細め。僅かの間相手を凝視していたが、ふと息を一つ零すと肉食獣を思わせるような瞳を形作った三日月へと変えてにっこりと笑いかけながら相手を茶化す様に言い、その虚構と事実の境界をぼかす様に言葉を続けては突拍子もなく相手の腕をグイと掴んで有無を言わせずその腕を引き歩き出し。裏路地へと相手を連れ込むと遠くに見えた別の警官の姿を見つけてこれは好都合とばかりに笑みを深くすると敢えて其方に向かってずんずんと躊躇いもなく歩いて行って)
(/今日は、此方こそ裏表ある魅力的な息子様と絡ませて頂いて光栄です!ゆっくりの更新ですがぜひ仲良くして頂ければと思います、何卒よろしくお願い致します。)
>梔クン
まぁネ、そういう”気分”だったんだヨ。キミこそ殺す気はあるみたいなのに声を掛けてくれるなんて律儀ネ。
(項がチリと痛む様な鈍い殺気を感じて猫から目を離すとしゃがむ為に傍に立て掛けておいた棍を手に取り身軽な動作で立ち上がって声のする方へと振り返り。猫はその異様な雰囲気に驚いたのか走って逃げていき、その様子を横目で見ながら自分とは対照的な薄暗い路地の闇に溶け込むような相手の姿を見遣り目を細めると口角を上げ。自分も相当に表情の読めない人間であるという自負はあるが、口元を覆った相手もまた表情を読み取る事が難しく、喧噪の中で相手と対峙すると動向を伺う様に相手の次の動作を待ち)
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