匿名さん 2019-01-11 02:06:26 |
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(ここが今日から通うことになる学び舎「聖ノーチェ学園」か。つい先週まで通っていた校舎に比べると設備も整っていてとても綺麗な校舎だな…と呑気な事を考えながらも頭の片隅には国家の制度を恨んでいる自分がいて。しかし、来てしまった事はもうくよくよ考えても仕方がない。
とりあえずは今日からこのクラスの一員になる訳なのだからと、隣で自分を紹介する担任を横目でちらりと見やればやけにざわついている教室をゆっくりと見回し愛想笑いの如くにこりと微笑み、「城崎 玲香です。家庭の事情によりこの学校に転入することになりました。皆さん今日からよろしくお願いします」と丁寧にお辞儀をし。実際は家庭の事情なのではないのだが本当の事を話せば間違いなく“彼ら”に狙われてしまう。
そうして軽く自己紹介が終われば担任から空いている席にと指示をされ席に座り。授業の準備をしようと鞄から教科書を出していたその時気がつけば自分の周りには多数の生徒が群がっており、好奇の目で見るものが殆どで。小さくため息を漏らしながらも敢えて会話するでもなく早く解放されたい…なんて思っているといつの間にか自分の前に向かい合うように視線を合わせる男子生徒に声をかけられ)
──隣町からだけど、それはあなたに関係のあることなの?
(周りの生徒を押し退けてまで聞くほどのものなのかと、不思議に思いながらも敢えて微笑みながら聞き返して。)
(/初回ロルありがとうございます!こちらもあれこれ書いているうちに長くなってしまいました…!読みづらいと感じられましたら次回から気をつけますのでご指摘頂ければと思います。よろしくお願い致します!)
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