チャットファンさん 2019-01-05 01:36:04 |
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「大正」…。晩春暖かい七つ下がりの雨の日に人と妖狐が契りを交わした。ときに妖狐は種族を超えて子を成すこともある。ある者は強い血を求めて獣の類と…。ある者は人に心を寄せ…。
人と妖狐の番いが子を成すためには揚力を持たない人間の分の膨大な妖力を妖狐一人で賄わなければならないため、妖狐が十年の眠りにつかなければならない。そして、また一つの番いが十年の別れを迎える… 。
「浮気などせず待っておるのだぞ…」
『そなたこそ、寝過ごすでないぞ』
別れの抱擁を終え、妖狐は長い長い眠りについた。 人間は、いずれ来る再会の日を夢見て幾星霜を過ごした。しかし、2人が再会することは叶わなかった。別れた後、人間がすぐに徴兵され、戦死してしまったのである。
そして百数十年後…。時は流れ、時代は「平成」。1人の男と妖狐が出会う。
『え、だ、誰…?』
「忘れたのか?わらわじゃ!〇〇じゃ!お前様のことは匂いでわかったぞ。」
『あの…人違いじゃ…。』
「何を言うておる、人違いなどではない。それにしても「10年」経って目を覚ましてみれば現世も変わったのぅ。しかしお前様よ。何故起こしにこなんだ?」
結ばれざる二人が結ばれたことで廻り、狂ってしまった人と妖狐の運命。これは呪いか。それとも罰か。
募集
女性の「妖狐」
提供
妖狐と契りを交わした人間のひ孫『男子大学生』
ルール
ほのぼの、たまにシリアス。
ロルは100~。
セイチャルール厳守。
裏行為禁止。
中級者~。
末長くお相手願える方。
一週間返信がない場合は再募集します。
これからの展開を話し合える方。
提供人間は曽祖父と妖狐の関係を知らず、妖狐さんと生活して行く過程で曽祖父と妖狐さんの関係を知って行く感じにしたいと思います。
それではレス解禁します。
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