デュラララ~非日常を求めて彷徨え(オリキャラ可)

デュラララ~非日常を求めて彷徨え(オリキャラ可)

鯨木かさね  2018-12-31 13:01:56 
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ご観覧頂き誠に感謝致します。
此方は、アニメデュラララのなりきりチャットと成っております。池袋を舞台とした、非日常を求める若き男女が繰り広げる奇想天外、驚きと感動のある物語を紡ぐ場として造らせて頂きました。
まず、自己紹介が遅れてしまいました…私澱切陣内コーポレーションを運営しております澱切陣内の秘書、鯨木かさねと申します。以後お見知り置きを────。
…ここで立ち話でもなんですので、此方にお座り下さい。詳しい詳細につきましては、下の説明書に記入されております、目をよく通されました上でご参加下さいませ。

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  • No.21 by 折原臨也  2019-01-05 15:49:32 


>鯨木さん

わぁ、鯨木さんまた偶然!ってわけでも無いですよね。──あー、その男なら知ってますよ。ついこの前、池袋最強の男に喧嘩をふっかけた無謀なやつでしょ?街でもネットでも噂になってますよねぇ
(態とらしく声を上げた後すぐに声のトーンを一つ落としてへらっと笑い彼女を見る。接触の可能性も考えていたがこうも早いとは流石である。差し出された写真もちらっと見るだけで知っていることを特に隠すでもなく当たり障りのない返事をつらつらと述べて。「居所は知ってても教えませんよ?鯨木さんが探すほどの人材なら尚の事だ。それに貴方が失態しようが俺には関係のないことですしね。」ほぼ行方を知っていることを明言しながらも確信はつかずにのらりくらりと笑顔で躱せば彼女の横を通り過ぎさっさとこの場を離れようとする。これ以上時間が長引いて彼女と衝突することになれば此方の勝機はかなり薄い。彼女が簡単に諦めてくれるとは思わないがさっさとお暇しようと。周囲に罪歌の子でもいたら厄介だ。周囲に警戒しつつ「それじゃあ、見つかるといいですね。」と白々しく笑めば手をひらつかせ足を進めようと…、)

  • No.22 by 鯨木かさね  2019-01-05 17:41:51 

「仰る通りです。…私の失態は貴方に直接関係はありません、ですが貴方を今逃がす訳にもいきません。商品の居場所を知っているなら尚更です。」
(自身の横を過ぎ姿を眩ませようする相手の肩を掴んだ。ファーの付いたコートを羽織る彼のその肩を引き戻す様に力を入れる、片方だけ嵌められた革手袋。そちらの手で掴んだその部分はとくに感触を感じない、しかしひんやりと感じる鉄のような冷たさだけが自身の革手袋の内面から感じることが出来た。それもそう、ただの革手袋ではないのだから、黒い革手袋にスタンガンを模した機会を合成されたそれは肘に内蔵されたスイッチ一つで致死量の電流を流すことも出来、威嚇程度の動きを封じるぐらいの威力まで調整出来るようになっていて自身の仕事上何かと役に立つ。指先に感じる無機質な感触を相手へと押し付けるように脅しとも思われるその仕草にゆっくりと口を開く、「───その方は、私の商品です。仕事で扱っている物を、引き取る又は取り返す。という行為は道理が通っていて…其れを持ち出したであろう貴方を引き止めるのは間違っていないかと。」事務的な言葉で、少しズレたメガネの縁を人差し指押し上げて、未だ裏の読めない笑顔を浮かべるそんな彼へ淡々と言い放った。)

  • No.23 by 鯨木かさね  2019-01-05 17:44:21 

(/以前の返信から名前の表記を忘れておりました。今後気をつけます(泣)「>折原臨也様」という記入なのですが、一応報告しておきます。此方は返信はしなくても大丈夫です!!いきなり失礼致しました。)

  • No.24 by 折原臨也  2019-01-05 19:40:39 


>鯨木さん

(肩に感じる重厚感、それは華奢な彼女とは不釣り合いでただの人間であるならありえない感触だった。直接彼女の戦闘を見たことはないが情報でだいたいの手の内は知っている──否、その力は未知数だ。だからこそ無表情さが場の緊張感を増させ、体の内側から相手にしてはいけないと警告音が鳴り響いていた。それでもなぜだか、このスリルに、人間ではない彼女に、高揚している自分がいた。自然と口角が上がれば前を向いたまま視線だけ少し後ろにやって口を開く、「それは少し違うよ、鯨木さん。たしかに“貴方の”商品かもしれないけど、貴方だけのものじゃない。彼の所有権は決められていないし決められていたとしてもいくらでも覆すことはできる。だから彼は貴方のものであって、誰のものでもある。僕が彼の居場所を言わずに立ち去っても間違っていないと言えますよね。」彼女の言い分は道理に適っている。自分を引き止める理由として筋の取った言い分で間違っていることなんて一つもない。だから自分が言うのは彼女の言葉の揚げ足を取った屁理屈である。言い終わるのと同時に身を屈めて地面を蹴ると体を反転させながら宙を舞って後退し距離を取って、「そう言えばあの仔猫にはあれから会いました?あの仔猫のことは好きでも…、好きだから飼えないというのに、得体の知れない人外は此処までして得ようとする。彼に仔猫以上の価値があなたにあるのかな?」園内を一つのステージのようにゆっくり歩きながらペラペラと別に今話さなくていいことをさも重要そうに軽快に話す。そもそも飼うことと商品、仔猫と人外の彼を同じ土俵で比べること事態ズレているが、すぐ戦闘になるのを避ける時間稼ぎくらいにはなるだろうかと公園の入口に近づきつつピタリと足を止め彼女を見やった。)

  • No.25 by 鯨木かさね  2019-01-05 21:09:54 

(掴んでいた手は、電流を流す前に彼の体から離れてしまった。身軽な彼は宙を舞い素早い動きで距離を取っている、居場所をなくした手は空中で掴んでいた形のままピクリとも動かず停止しておりその体制を崩さぬまま話を続けた。「…彼は私の商品であり、その他の人にもその権利はある…と。貴方の仰る事は生憎間違いではありませんが」ゆっくりと進む彼を目線で追いながら、入口、逃げ出される可能性のある唯一の道にも警戒心を払いながらも淡々と会話を続ける「それは人間ならば─の話でしょう。彼は元々人間では御座いません。それは貴方もご存知かと思いますが、一般的な人権も戸籍も存在しておりませんし、それに既に購入された彼は1人の所有者のものと、表面上ですがそうなっております。」じりじりと距離を詰めるお互いの間には、互いの意思を探るべく笑顔と無表情の対になる2つの仮面を被り静かに戦闘合図の知らせる鐘を鳴らしていた。だが、彼の口から出た仔猫の話にピタリとその歩みを止める「───プライベートと仕事はまた別の話です。私の個人的な意見ですが、仕事に私情を挟むのは大きな失態を及ぼすリスクを上げることに繋がるかと。その仔猫と今求める商品とでは私の私情を差し引けばどちらを優先するべきか自ずと分かってきます。」やや早口に、止めていた足を徐々に前へと進めつつ伸ばしたままにしていたその右手からワイヤー状の罪歌を放出した。太陽の光を時折反射させるそれは、地を這いながら彼の足を絡め取ろうとその身をしなやかに軋ませていた。)

  • No.26 by 折原臨也  2019-01-05 22:06:47 


>鯨木さん

なんだ、やっぱりあいつ、もう買われてたんだ。…でも彼が姿を眩ませているのは彼の意志でもあるからその所有者にはちゃんと手懐けるように忠告しておいたほうがいいですよ。
(彼からは所有者がいるとは聞いていなかったためそれは新しい情報だ。彼に人権がないのなら彼の意志も関係ない。今回の騒動は管理しきれていない所有者に原因があると責任転嫁する口ぶりはやはり楽しげだ。お互いの距離が少しずつ縮まるほどに高まる緊迫感、仔猫の話を出した際、彼女の表情に動きがあったかに見えたが実際は1ミリとして動いていない。続く言葉に「あはは、さすが澱切陣内の優秀な秘書、完璧な答えだよ。」まあ秘書は肩書で澱切陣内も彼女のようなもの。それを周知の上で高らかに笑ってやるが、実際そんな悠長にはしてられない。彼女の意志を取り込んだかのように動く線と成した刃をギリギリで跳躍して躱すが、休む暇など与えないそれは次々に襲い来る。先程まで一戦交えていた平和島静雄は突進型で動きも読みやすいが、彼女の動きは繊細で読みづらい。避けるので精一杯で攻撃する隙はなく誘導されるように公園の入り口から遠ざかっていけば、ジャングルジムのてっぺんに飛び移って一撃を避けたところでようやく一呼吸ついて。「さすがだよ。園原杏里と違って罪歌での戦い方を熟知してる。」パチパチと手を叩いて褒め称えてやり、相手を見下す。電流を使える彼女を前にして鉄骨でできたジャングルジムに逃げうつったのには理由がある。勿論高いところが好きだからじゃない。ではなくて、公園の茂みの奥、そこに野良猫を見つけたから。その猫に向かって、相手の攻撃をバク転で避ける際に拾った石をポケットから取り出し思いっきり投げつけてやった。プライベートは仕事に挟まないと言った彼女。無反応も覚悟の上、リスクは高いが彼女から逃れるには少しでも隙を作る必要があった。)



(/今回少し鯨木かさねさんを勝手に動かさせて頂きました/汗 臨也くんも煮るなり焼くなり好きに動かして頂いて大丈夫です。こちら蹴り可です。)

  • No.27 by 鯨木かさね  2019-01-05 23:15:47 

>折原臨也


(ジャングルジムの上、両の手を叩き高らかに笑う相手を見上げる。彼の口から出た園原杏里という名の少女の事はもちろん知っている、自身と同じく罪歌の一振を所持している彼女とは面識があり以前此処に良く似た公園で会っていた。自身とは真逆の罪歌との関係を築き上げている彼女と自身の戦闘スタイルを照らし合わせた彼はきっと彼女と交戦経験があるのだろう。妖刀と共存する道を選んだ彼女と、主と従者妖刀を圧倒的な力で押さえ込み服従させる事で罪歌の力を利用する自分。お互いの心境が大きく関係するこの刀の使い道は一般の人間が知る筈がない。そんな自分等を勝手に比べる彼も彼なのだがそんな事は今は気にしていられない、再び攻撃を仕掛けるべく足を踏み込み跳躍するフォームへと移行した瞬間、彼のポケットから取り出されたのは何の変哲もない石。彼にしては幼稚な攻撃、なにか裏があるのだろうか…?、不思議に思うその攻撃に逆に警戒心が働いてしまった。だが、その石の軌道はどう見ても自身にむけて投げられてはいないようだ、「──?…一体何を。」不思議に石が投げられた方向へと目をやれば茂みに身を潜めていた1匹の猫に気づいた。迷いなく投げられたその石は、その猫へと一直線にその身を近づけて行く。野良猫はこちらの事など眼中に無いようで、余裕綽々にあくびをしている。追先程、仕事に私情を持ち込まない、そう言ったはずなのに投げられた石を───ガキンっと鉄特有の鈍い音をたてて弾き出した。その衝撃音に驚いたのか、身を震わせそそくさと居なくなってしまうた猫の姿、そして思いがけぬ自分の行動に少しだけ驚きを感じている。猫などほおっておけばよかったのに、客観的に見て今の自分の行動は合理性の欠けらも無い。内心の驚きは表情に出ることはないが、ワイヤー状の罪歌を体内に収納すると静かに彼のいるそのてっぺんに目を向けた。)







  • No.28 by 鯨木かさね  2019-01-05 23:18:49 

(/なんとも失礼なことをしでかしてしまいました。(汗)折原臨也などと馴れ馴れしくお呼びしてしまい申し訳ございません!!このちょっとした間違いをちょこちょこしてしまう癖はなんとも今後の自分の課題でございます!此方も蹴り可です。)

  • No.29 by 折原臨也  2019-01-06 00:06:21 


>鯨木さん

見事だよ。今のはすごく人間らしくて興味深い!
(見事、と彼女の反応も勿論褒めたが、実際は人間じみた行動への皮肉である。ばっと両手を広げ演技掛かった物言いは相変わらずだが終止彼女の動きに注意を払うのを怠らない。罪歌がしまわれるのに密かに安息しつつも、隙を作って逃げようという気は何故か失せていた。ジャングルジムの頂上から身軽に彼女の目の前へと着地すると下から整った顔を嫌な笑顔で観察するように覗き見て。「今の行動は仕事の一貫?例えばあの猫が新羅でも同じ行動を取ってたかな?」首なしの運び屋が我を忘れて街を騒がせた事件、発端は彼女、鯨木かさねが岸谷新羅にキスをして連れ去ったこと、と情報から把握している。この問いかけに特に意味はない。交戦中にするものでもないが、彼女の心の動きに強く惹かれるものがあり、次の動向に注視しつつも距離を開けることなく反応を伺っていた。)

  • No.30 by 鯨木かさね  2019-01-06 00:37:52 

「…その質問にはお答えしかねます。彼には率直に気持ちを伝えて振られた身ですので、もしあの猫が岸谷新羅様であったとして私は助けるかも知れませんね。ですが、それは彼への借りを一つ返したそれ以上の感情は抱かないと思います。」
(さすが情報屋のだけはある。事細かにあの事件のことを語る彼は自信が岸谷新羅に好意を抱いていたということもしってた。挑発に挑発を重ねる彼に顔を覗かれるが、メガネの奥の瞳は揺るぐことなく。自分のことなのに客観的に、外側から見ただけのような発言には理由があった。先程猫を助けた時と同じなのだが、心と体、感情とこの身体は時々自分でも予想できない程ちぐはぐなこうどうをとってしまう。それが、彼のせいなのかどうかまではまだ分からないが自分の中に意味不明という名の僅かな感情がある事も事実だ。こちらの反応を伺う彼は楽しんでいる様子で、腕にはめた時計をちらりと見て「────それとこれは今は別問題です。私に人間的感情が有るにしろ無いにしろ、商品の受け渡しの時間までそう余裕もありません。大人しく居場所を教えて頂けないでしょうか…。」これ以上、彼との戦闘を続ければ約束の時間までには間に合わない。相手の納得のいく形にするにはどうすれば、脳内で思考を巡らせて。導かれた答えを口にした、「───取引しませんか?此処で商品の居場所を教えて頂ければ私にできる範囲に限りますが、貴方の要件をひとつ飲みましょう。」一つだけ言うことを聞く、相手に塩を送るその発言をするのは些か抵抗もあったが今はなりふり構っている時間も無い。もしこれを断られようものならこちらも覚悟は決めよう、次の攻撃に入りやすいよう罪歌を鋭い鉤爪のような形に変形させ手の甲からそれらを覗かせた。)

  • No.31 by 折原臨也  2019-01-06 12:49:54 


>鯨木さん

へぇ…、謙虚なんですね。
(唯一の友人のくくりにはいる岸谷新羅の恋路はどうでも良いが、彼の運び屋への愛は異常であり、それは自分であっても如何なる方法を駆使しても傷一つつけることの出来ない領域。彼女もそれを理解しているのか。無表情に迷いのないすっきりとした感情を読み取れば“謙虚”と表し退屈そうにほんの僅かで無自覚な、曖昧模糊な妬みを含ませ一言だけ、笑みを添えることを忘れずに返した。次に彼女がすぐに襲いかかってくることはなく取引を持ち出されれば、予想外な展開に一度目を瞬かせる。しかし彼女の手、罪歌が攻撃態勢に入るのを見るに、取引を断ったら鉤爪が猛威を振るうだろう。ある意味取引と言う名の脅しであるが、願ってもない話だ。このまま彼女と戦いを続けても逃走は成せず、情報だけ奪われる可能性のほうが遥かに高い。ただで情報を渡すよりも何か得られるなら迷うことはなかった。「いいですね、取引しましょう。」鉤爪には目もくれず少しだけ両手を広げて相手を真っ直ぐに見る。さて、何を要件にだそうか。罪歌の腑分けでも貰うか、彼女を此処ぞという手駒として保持しておくか様々な悪巧みを考えながら、一つぱっと思い浮かぶと広げていた手を勿体ぶるようにゆっくりポケットに入れて「それじゃあ、鯨木さんの一日を俺にくださいよ。」とどこかの安い恋愛ドラマの台詞を甘さのない偉そうな態度でさらっと言ってのけた。)

  • No.32 by 鯨木かさね  2019-01-06 15:18:56 


>折原臨也様


「…私の1日。詳細の方を伺いたいのですが…其れは後程で大丈夫でしょうか?名刺を渡しておきますので、日程が決まり次第ご連絡下さい。」
(彼の口から出た要件はすんなりと受け入れるが、疑問の念は拭いきれない。自分の一日、そんなものでいいのだろうか、それが相手にどのようなメリットが有るのかは考えるだけ無駄のようだ、相手はあの折原だ。きっとその先に繋がるのは相手が自身を楽しむ為の材料にするのは容易に想像できるのだが、取引を持ち出した以上、自分に出来る範囲以内に納まっているそれを断る訳にも行かず大人しく自身の電話番号が記入された名刺を差し出した。その後、すんなりと居場所を吐いた彼はそそくさとこの公園を後にして取り残された自分は教えられた場所へと向かう。無事商品の受け渡しを済まし、今後も頼むなどと述べる相手を見送れば帰路へとつく。)

(後日、朝の日差しを浴びてまだ少し人の出入りが少ない道を歩く。朝方特有のひんやりと澄んだ空気を漂わせる池袋の道を、ちらほら出勤しているサラリーマンたちと同様に赤の信号の前で止まっていた。ふいにケータイが鳴る、表示された名前を確認すると折原臨也の文字。直ぐに通話ボタンを押して耳に付ければ、相手の声に傾けた。)

  • No.33 by 折原臨也  2019-01-06 16:17:57 


>鯨木さん

あ、もしもし鯨木さん?突然すみません。前の取引の要件だけど今からでもいいですか?それで服装なんですけどできればスーツではなくて女の子らしいかわいい格好でお願いします。あ、猫耳とコスプレはやめてくださいね?
(全く謝っていないトーンで謝罪を述べれば一方的にやや早口に喋って最後に待ち合わせ場所を告げると通話を切る。当然ながら事前に詳細など告げていない。新宿にある事務所の一室、いつもの服装で上機嫌に鼻歌でも歌いだしそうに部屋を出ていくのを矢霧波江に気持ち悪げに見られるがそれもいつものことなので気にしない。はっきり言おう。今回の件に深い意味も裏も何もない。才色兼備の彼女を使える絶好の機会を棒に振ったと未来の自分は後悔するかもしれないが、今、退屈していないので充分である。──待ち合わせ場所である池袋の一角に彼女よりも先に着くと銅像の土台に持たれて、時間が経つごとに道行く人並みが増え、流れが速く忙しくなっていくのを眺めていた。)

  • No.34 by 鯨木かさね  2019-01-06 16:56:21 


>折原臨也様


(一方的に切られた電話、ツーッツーッと電子音だけが聞こえてくる。相手はほんとに何をしたいのか、今回待ち合わせ場所に指定されたのは池袋の中央に佇むあの銅像のある場所で、そこまでは良かった…だがそれに付け加えられた条件は彼の心境を表していてこの前同様に疑問符だけが頭に浮かぶ。なぜスーツではいけないのか、なぜ可愛らしい服装を要求されるのか真っ暗になった画面を見つめて考え込む。もしかしたらこの今の状況さへも彼が思い描いた通りのシナリオならまんまと乗せられている自分は選択肢を選ばざるおえない。だが、取引を受け入れてもらった上の立場にある相手の指示に背く訳にはいかない、そして何時ものスーツの裾に手を掛けた。
「───お待たせしてすいません。馴れない私服のため少々手間取ってしまいました。…最善は尽くしましたが、何せ普段着というのを試着した事が此方数えれる程度にしか御座いませんでしたので…。」人混みの中、彼を見つける事は直ぐに出来た。何時ものコートを羽織る彼は自分より早く来ていたらしく少し早足で駆け寄ると上記を述べた。彼の普段の格好と似た系統の服を選んでた訳だが、その方が自然と浮かないと思ったからだ。シンプルなデザインの黒のワンピースは腰辺りから膝下を隠す程の長さで特に装飾品などはついていない、それに合わせて普段髪につけているリボンとヒールも黒に統一した。胸元に光る薔薇を模したネックレスは先日の仕事で取引先から頂いたものだ。全体的に落ち着いた雰囲気で纏めたこの服は自分なりにだが考え抜いてのもので、後待つのは彼の反応だけだった。)

  • No.35 by 折原臨也  2019-01-06 19:39:04 


>鯨木さん

(声を掛けられて視線を上げたのは恐らく自分だけではないはずだ。自分は声を掛けられた当人だから良いとして、周りにいた連中…、男だけでなく女までもが彼女の秀麗さに魅せられていた。普段スーツでカチッとしているから美人でも声を掛けられる率は下がっていたかもしれないが、今自分の周りにいる男どもは付け入る隙を今かと探っている。ここまで来るのに平気だっただろうかなんていらぬ心配をしたところで胡散臭い笑みを浮かべて「…無難でいいんじゃない?」と。弁明するが、人間の服装を褒めたことない自分が人外の彼女に対し“いい”と使うのは最高の褒め言葉だ。「じゃあ、行きましょうか。」挨拶もそこそこにやはり今日の目的は口にせずにスタスタと人混みの中をこちらから避ける動作はせずにまっすぐ歩いていく。6階建てほどのビルまで来ると上階には上がらず一階のフロアへ進む、と自動ドアが横へ開いた途端、中から閉じ込められていた騒音が鼓膜を揺らして。訪れた場所、そこはゲームセンターだ。自分でも仕事でなければまず来ない場所。その奥へ進むと目的のクレーンゲームの前まで来て1と2と書かれた丸いボタンの横に100円玉を10枚重ねて置いた。「これ、3日間限定の景品なんですけど、鯨木さん取ってくださいよ。」と透明な板越しに此方を見つめてくる猫のぬいぐるみたちを指さして訳のわからない発言を周囲の音に消されないようやや声を張って述べ。猫好きの彼女はもしかしたらチェックしているだろうかなんて反応を楽しげに伺っていた。)

  • No.36 by 鯨木かさね  2019-01-06 22:26:43 

>折原臨也様


(彼の口から出た言葉に自身への評価は無難で特に問題ないとのこと、及第点と言ったところだろう。スタスタと何処かへと向かう彼の背中を追いかけて素直に行く先へと歩いていく。先程から感じる周りへの視線、彼に向けられているのかそれともやはりこの格好ではおかしかったのか…。その視線の意味とは全く違う理由を想像して、もしかしたら彼に気を使わせてしまっていたのかも、と勘違いしていた。そんな事を悶々と考えながら着いた先は自分の普段の生活では滅多に行く機会の無いゲームセンターだった。自動ドアが開き耳に流れてくる騒音、中へと踏み入れれば沢山ある液晶画面から漏れでる眩しい光は目をチカチカさせる、彼と共にその奥へと進み立ち止まったのはクレーンゲーム機の前。積み上げられた10枚の百円玉と彼を見つめれば、このガラスの向こう側の猫のぬいぐるみを取れとのことで。「…分かりました。」硬貨を1枚掴みコインを投入する穴へと其れを押し込む、きっと一日中付き合うであろう謎の多いこの行動の意味をもう追求するのは辞めた。動き出すクレーンに目を向けると種類、色様々な猫のぬいぐるみ。その中の一つに黒の猫を見つけた、この前横の彼といった猫カフェで出会った黒猫と何処か面影が似ていて。無意識にその猫目がけて慎重にクレーンを下ろしていく、クレーンゲー厶のやり方は知っていてもやったことは無い。するりと落ちる人形は元いた場所より少しズレたところに着地した、再びコイン入れてはクレーンを動かす作業を黙々と終始無言で続けた結果。残り1枚の百円玉を残して手元に人形がやってきた、達成感を覚える必死の奮闘の末見事げっとしたそれを彼の元まで持って行き「───中々難しいものなのですね、最初の1回で取るつもりでしたがなかなか手に汗握る体験でした。…では之を、ご所望されたぬいぐるみです。」彼がどれほどこの人形を欲しかったのかは知らないが、手触りの良いその人形を数回撫でて彼へと差し出した。)

  • No.37 by 折原臨也  2019-01-07 14:10:33 


>鯨木さん

(飲み込みの早い相手は見事千円以内に指示した物を獲得してのけた。ぬいぐるみが本当に欲しかった訳でもないので特に喜ぶでもなく、「…楽しかった?」と相手の無表情をじっと観察するように見たあと、差し出されたぬいぐるみに数秒間視線を落とし、「中々うまかったですよ。」と悪い笑顔で褒めてぬいぐるみを脇に抱えさっさと次の場所へ移動する。その後も、ゲームセンター内にある機械を彼女にやらせては観察する奇行を続け、一段落ついたところで数台の自販機とテーブルが並ぶ開けた休憩スペースにて彼女に飲み物を買い与えたあと自分はお手洗いに向かい。訪れた男子トイレ、手洗い場の鏡の前で猫のぬいぐるみを軽く宙に投げてキャッチしては小さく笑みを浮かべる。──本当に今日は彼女を観察するだけのつもりだった。が、謀略に染まった性はただでは終われなかった。既にこのぬいぐるみは透明なボックスの中にいた時とは同じでない。この短時間で超軽量型の盗聴器を仕込んでやったのだ。我ながら中々の出来栄え。鋭敏な頭脳の彼女はすぐ気付くかもしれないが、もし彼女の手に渡れば今後使えるネタや情報が手に入りやすくなると。心なしか悪い顔になった黒猫のぬいぐるみを手に彼女の元へ行ってみれば、なにやら3人ほどの男に囲まれ、そのうち一人に腕を掴まれていた。わかりやすいまでのナンパ。彼女の強さをしらない男どもは華奢な相手が無表情なのを怖がっているからだと勘違いして『ひとりなの?お姉さんかわいいから俺たちが守ってあげるよ。』と下心丸出しで笑っている。頭が弱い奴らだと思いながら面白そうなので少し離れた物陰で様子を伺っていた。)

  • No.38 by 鯨木かさね  2019-01-07 22:25:10 


>折原臨也様


(ぬいぐるみを受け取った彼の表情は嬉しそうとは違う表情を浮かべていたが、楽しかった?と問われては少し首を傾げた。「…楽しかった、其れはこの人形を取った時の達成感のことを指しているのでしょうか…申し上げにくいのですが私の価値観と一般的で言う、楽しかったの価値観では大幅な違いが感じられます。確かにこの人形を手に入れた時は嬉しいと思いましたが、それが楽しかったといわれれば正直に頷けるとは言えませんね。」呆れられてしまっただろうか、正直に楽しかったと頷けるほど自分の性格は丸くない事は知っていた。だが、連れてきてもらった相手にこんな事を言うのは失礼なのに、訂正を加えようと口を開いた瞬間、彼は違うゲームへと移動していまう。謝る機会も与えられないまま、カーゲームにリズムゲー厶、格闘ゲームにと様々な種類をこなしていく中、彼はそんな自分の姿をただ見ているだけだった。まぁ、ただ見ているだけのその行動は観察されていると言った方がいいのか、特に何も言わない彼は一体楽しんでいるのだろうか?休憩所に残された自分は片手にジュース缶を握り思考を巡らせていたのだが。前方の方からなにやら騒がしい集団が此方の方向に歩いてきた、ガラの悪い彼らはそれに見合った下品な表情を浮かべ何やら自分の腕を掴み、守ってやるだのお門違いも甚だしい、そんな事を言っている。掴まれた腕を見つめると眉を顰めて「…すいませんが、一人ではありません。連れがいますので貴方方の相手をする訳には行かないので、どうぞお引き取り下さい。」面倒なことは避けたい、丁寧に言葉を選んだつもりだが逆効果だったみたいだ、「あ?、んだよ、彼氏待ちかよ。」舌打ちと一緒に零れた言葉に少し黙ってしまう、今待っている相手は彼氏ではない。取引をした取引相手、正直に答えようにも流石に説明の言葉に口が籠もる。何とかこの場を穏便に収めるために仕方ないが今いない彼のことを利用しよう、彼がこっちの様子を伺っているなどつゆ知らず「…はい。もう暫くで彼が戻って来ます、」掴まれた腕は未だに掴まれたままだが、相手の目を見てはっきりとそう言いのけた。)

  • No.39 by 折原臨也  2019-01-08 00:01:58 


>鯨木さん

(相手なら言葉でも力でも男たちを簡単にねじ伏せられるはずなのに、男の腕を捻り上げることもせず、あろうことか男の“彼氏待ち”を肯定した。勿論自分は相手の彼氏ではないがこの場合の彼は自分を指すのだろう。おおよそ人目があるこの場での面倒事を避けるために考慮したことだろうが、さてどうするかと。『えー、でもその彼氏まだ来てないじゃん?俺達ともっと楽しいことしようぜ。』ニッと笑う男達は中々しつこい。別に鯨木かさねがどうなろうと構わないから此処でとんずらしても良いのだが、折角用意したこの盗聴器入のぬいぐるみを無駄にはしたくない。そう思えば10円玉を一枚取り出すと相手の腕を掴む男の手目掛けて指で弾く。硬貨はあり得ないスピードで男の手にクリーンヒット。男は痛っーとたまらず手を離しすぐ此方を睨みつけ『てめぇ、なにすんだ!!』と噛み付いてきて。それも意に返さず足軽に近づいて行き「あーごめんごめん。君の手に虫が止まってたからさぁ。やっぱりゴミには虫が寄ってきやすいのかな。」青筋を立てる男を笑顔で見たまま、邪魔だから持ってろとでも言うように自然な動作で彼女にぬいぐるみを押し付けては「それよりちゃんと周りを見たほうがいいよ?君たち結構目立ってるから。」と男達から目はそらさずにポケットに手を突っ込む余裕ぶりを見せながら一応忠告してやる。周囲の人々は随分前から此方の騒ぎに気付いていたようで遠巻きに各々騒ぎの行く末に関心を向けていた。)

  • No.40 by 鯨木かさね  2019-01-08 18:52:41 


>折原臨也様


(相手は言葉の意味を理解しているのだろうか、不本意だが彼氏がいると言ってのけた自分にこれ以上関わる意味が無いはずなのに。掴まれたその手はなかなか離されない、そろそろ彼戻ってくる周囲に迷惑の関わらないよう罪歌で黙らせよう、掴まれた手の平に罪歌の刃をあてるのとコインが飛んでくるのは丁度同じタイミングだった。いきなりの事で出た刃を直ぐに引っ込めたが、精確に投げられたそれは男の掌に直撃していて、手を抑え悶絶する彼の様子が明らかな証拠だった。突然離された腕に後方へと寄ろけるも、こんな芸当じみたことが出来るのはこの場にいる一人の人物しかいない、足軽に近づいていく彼はチンピラ達に笑みを浮かべながら持っていた人形をパスしてきた。押し付けられたぬいぐるみを両手で大事に抱き抱えると、頭に血が上ったのか顔を真っ赤に染めあげたその相手は彼を睨み上げ威嚇をする様に凄んでいる、向けられた当本人はそれを涼しい顔で受け流しているのでそれは意を持ってはいないのだが。やっと周りの視線に気づき始めた相手は彼と自分を筆頭に周囲から向けられたその目に、たじろいでいる。これ以上の問題を起こせば周りの誰かが警察を呼ぶかもしれない、頭の悪そうな彼等も其れぐらいの事など考えれば分かるみたいで。「────ここで問題を起こすのは、此方にとっても貴方達にとってもなんの得にもなりません。それに待っていた……彼が来ましたのでこれで失礼致します。」相手が来る前の、自分の言った発言の延長になるのだが彼氏を待っている。その彼が今来たので貴方達の相手をしている暇はない、そう意味を込めて人が集まり始めたこの場から逃げるように彼の腕を引っ張り外へと連れ出した。「…今回は私の失態です。話し掛けられた最初の段階で切っておけば、速やかにあの場を回避出来たのに。貴方に無駄な手間をかけさせてしまいました、申し訳ありません。」公道の真ん中だが、そんな事は気にせずに深々と頭を下げる。今日の自分は少し可笑しい、普段とは違う服装のせいか彼の前だけは…今日だけは罪歌を使わず普通の人間になってみたい。元々人間ではない自分が人間になるなど到底不可能なのは知っていた。だけどフリでもいいこの時だけの夢でもいいから、とそう思ってしまう。そんな考えがこの状況を生み出しているのだが、心に溜まるこの蟠りはどうすれば取れるのか。助けられた彼にお礼をする事で解決できればと、「よかったら、このあとの食事を私に奢らせて頂けないでしょうか?お礼を兼ねてのものなので遠慮なさらず、何か食べたいものはありますか?」首を傾げ、そう問いかけた。)

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