名無しさん 2018-12-26 23:56:11 |
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(それは休日のことで、特にすることもなくソファーに佇み意味もなくぼんやりとテレビを眺めていれば不意に静かな室内に響くインターホンの音。我に返るも来客に心当たり等ある筈もなく、どうせ何かの勧誘だろう程度に思いつつ玄関に歩みを進めてはドアノブに手をかける。しかし、ゆっくりドアを押し開けて外を見ればそこに居るのは見覚えすらない少年で。あまりの驚きと沸き上がる疑問に声をかける事も忘れて暫し彼を見つめて立ち尽くして)
(\初回ロル有難う御座います。此方も絡ませて頂きましたが問題等ありませんでしたでしょうか?)
ドーモ。アンタの所で引き取ってもらえって言われたから来た。
( インターホンのボタンを押してからドアが開くまでさほどの時間は無かったはずだが体感的に長く感じるのは無意識のうちに緊張でもしているからか。ガチャリとドアノブの回る音が聞こえ開いた扉の向こうから男性が現れれば愛想も素っ気もない無表情で以て淡々と説明をし。そうした後は持っていた小さめの紙袋をずいと差し出し「これわたせって」軽く持ち手を開いた中にある通帳とカード、それから前引き取った親戚からの何とも勝手な"よろしくお願いします"手紙が見える事だろう )
(/ とてもわかりやすいロルで問題等全くありません!これからどうぞよろしくお願いします! )
引き取る…?何の話だよ
(当然の訪問者からまるで読み上げるかの様な説明を聞けば怪訝そうに眉を潜めてしまうのは当然のことで。いぶかしげに少年の頭から爪先までを一瞥して差し出された紙を受け取っては、そういえば何時かの親戚夫婦の葬式でその子供の引き取り先について話していたと思い出す。成る程その少年か。そうとなれば流石に門前払いする訳にもいかず躊躇いがちに口を開いて家を顎で示し一方身体を家の中に引いて)
あー…じゃあ、ここでもなんだしな。中に入ってくれ
(\お誉めの言葉とは有難いです!こちらこそ宜しくお願いします。では、背後はこのへんで、)
俺、行く宛ねェの。この中に前の家の人が書いた手紙入ってるから見たらわかる。
( 互いの視線がぶつかる事数秒、状況が状況なだけに混乱もしているだろう相手の瞳を真っ直ぐに見つめつつ相変わらず可愛げのない表情と口調で当事者にも関わらず更なる説明文宛らの発言を落とし。されどある程度の礼儀は持ち合わせているのもまた事実。中へと促されては「オジャマシマス」と完璧なる棒読みで一つの挨拶をした後に相手の横をするりとすり抜けるようにして家へと入り。靴を脱ぎ、後は相手の後ろをついて行く事で従おうか )
(/ はい!では此方も失礼します。また何かありましたらいつでも呼んでください! )
そうか…まぁ、中でゆっくり話そう
(_んなこと言われても。淡々と述べた後に横をすり抜けた彼に視線やりつつそう心で呟き。取り敢えず中へ入れたものの、はっきり言って本音はそうで。まず話が突然過ぎる上に、何よりも当事者の彼の冷めた態度が気にくわない。もう少し可愛げってものがあってもいいはず。内心は穏やかで無かったが一応客人。彼をソファーに座るように手で示しては茶の一つ位出そうとキッチンに足を運び。湯を沸かしつつ、溢れる程に募る質問を消化しようと口を開いて)
今日から此処に住むって、本気か?
(\あぁ…!最後に一つだけ…。勝手な判断で申し訳ないですが、時間帯を、夕方、或いは夜ということにしても宜しいでしょうか…?取り敢えず一夜こした方が遣りやすいのではないかという独断ですが…)
まぁ、一応。アンタがどうしても嫌だって言うなら出てってもいいけど。
( "どうか置いて下さい。よろしくお願いします"そう頭を下げるべきタイミングは今此処だと言うのにそれが出来ないのは構築された捩れ捻れた性格故。促されるままにソファーへと重い腰を下ろして不躾に室内を一瞥した所で再び疑問を投げ掛けられればこれまた全く可愛げの欠片もない返事をしつつ、果たして出て行った所で他に行く宛等無いにも関わらず強がりを加えて )
(/ あ、確かに!では夜くらいの時間帯にしましょう!ありがとうございます! )
…あ?
(反射的だった。此処まで噛みつくつもりは無かったにも関わらす、普段の自らの言動を悔やむべきか口から出たのはその一文字で。ガキ相手にこんな_。直ぐに悔やみ、パッと上げた視線を決まり悪そうに四方に泳がせる。相手の年齢こそ知りはしないがきっと複雑な歳であることに変わりは無く、ましてや親戚を転々と等していればストレス以外の何物でもない筈で。我に帰ったのは湯の沸く音によって。火を止めてカップを用意湯を注いでいれば沈黙に耐えかね口を開き、)
まぁ、行くとこないんなら泊まっていけ。もう遅いし、危ないだろ、
(\了解しました…!ではでは、背後はここで_)
__お人好し。
( 相手の本当の姿を垣間見た気がした。落とされたたった一文字の言葉は誰もが納得するもので当然己もそうだ。バツが悪そうに流された視線が再び交わった時に丁度良いと言えようお湯の沸く音が部屋中に広がれば、次いで続けられた恐らく致し方ない結果からの言葉に当事者ながらやれやれと肩を竦め。「アンタ一人暮らし?」取り敢えず問い掛けを。これで違うと言われたらそれはそれで驚きなのだが )
(/ はい!此方もこれで。 )
…まぁ、見ての通り一人暮らしだ。
(お人好し。生憎の性格の自らには到底似合わぬ言葉をかけられては上手く返す言葉が浮かばず、気まずさをどうにかしようと手を動かす。しかし、正直ほっとした。僅かの沈黙はあったにせよ、此方の一声と申し訳程度の付けたしを、大して気に留めた様子も無く変わらず平坦に返す相手に目を遣り一人ごちて。沈黙が続かぬ様にと一応の言葉を返しつつ、カップを受け皿に載せてテーブルに起き。聞きたいは多くある。けれど聞くべきか否かは悩ましいところで。何か言葉を続けようと悩みに悩んではとうとう口を開き、)
あー…腹、とかは、減ってるか?
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