今日こそ君に好きと言いたい

＿＿ああ、うん。おはよ。
( 暦の上では桜舞う四月の筈だと言うのに、晴れ渡る青空に光る燦々とした太陽が齎した熱は気温を初夏程にまで上げており、その気候は朝から気分を陰鬱なものにさせ。セーターからお気に入りのオフホワイトのベストに変え、然し足取り重く常より遅れて学校に登校すると、後ろの扉から教室に入り。入学して間もないというのに、大分打ち解け合った様子で賑わいを見せるクラスメイト達に端的に挨拶を交わした後、例の黒髪がちらりと視界の隅に映ると静かに心臓をさざめかせ、何気ない風体で彼の隣の席まで歩みを進め。 )


( ／お早うございます...ではなくもうこんにちはですね。初回の投下ありがとうございます！此方も何気に也は久し振りな身ですので、ロルが可笑しかったり文量が安定しなかったりするかと思われます…、ので全然大丈夫ですよ！主様もどうかお気になさらず！ )