A 2018-12-23 15:25:59 |
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(その日、僕が彼に出会った日。特に特別なことが起きたわけじゃない。朝ご飯を食べ、家を出ていつものような授業をしいつものように帰る、、、。つもりだった。僕自身刺激が足りない日々に飽き飽きしていた。だからといっていつもとはちがう事が起きるのはびっくりした。何の前触れもなくいきなり変わった僕の人生。 こんなことが起きるのか、、、?自分の心の中で問いかけてみた
月に光がともり、やや幻想的な学校からの帰り道、ふいに寄り道がしたくなった僕はいつもとは一本ずれたわき道に入ってみることにした。大した感情はない。月の光や街灯に照らされているその道をまっすぐ歩いていると1つの建物が目に入った。何とも言えないふいんきを漂わせふいんき僕を連れて行くようなその建物のライン。何か磁石で引っ張られるような衝動に襲われ僕は一歩一歩建物に歩み始めた。
「今、楽にしてあげる。」、、、、、?誰かがいるような声が聞こえた。何を楽にしてあげるのだろうか。この一言にさらに僕は建物の中へと足を踏み入れていく。
{グサッ}・・・・・・・・・・・?
何かを、いや誰かをナイフか何か鋭いもので刺した音が聞こえた。恐る恐る音がしたほうへと気づかれないように歩いていく。暗がりの中を月の光だけを頼りに歩いていくと横たえる人間と、ナイフを持った人間がいた。・・・・・・・・!!
その男がゆっくりと僕のほうへと顔を上げた。なぜだか知らないが彼の瞳の色に今までの生活の中では絶対に感じることのなかった衝動が体中を駆け巡った。彼の瞳の色は青紫。この国では珍しくない色だろう。そんな色の瞳を持った男になぜそんなに魅力を感じるのか。理由はすぐに分かった。
不意に月明かりがガラスを通して強く当たった。その時彼の瞳の中には誰かを平気で傷つける暗黒な色の黒とずぅっと続く底のない沼のような青。それが気っと僕が彼の瞳に囚われてしまった理由なのだろう。そうは言っても声を出せなかった。しかし警察を呼ぼうとは一ミリも思わなかった。恐怖からなのかソレとも魅力的すぎる彼の瞳のせいなのか足はがくがくでついには座り込んでしまった。
そんな僕から発された言葉はただ一つ)
キレイ、、、、、、。
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