（3L）リ･カースト（擬人化）

>ズキ

うわ物騒…安易に条件出すんじゃなかったかな＿まあでも、僕は約束を違わないウサギだからね、っ、と
（肌を揺らす鼓動が早い、僕のものでは無いソレが何だか少し面白い。口付けを安売りしないくせに、僕の挑発には簡単に反応して熱を宿すのだから…それは少し誤算で。背に回った腕が思いの外長く、いざという時に逃げるのは少し骨が折れそうだと他人事のように思いつつ、大人しく身体をあなたに預ければ、冷たい場所から浮いた身体に小さく息を吐き。どうやらそれなりに痺れも治ったらしい、ほっとしたような少し残念なような。戯れにあなたの首元に顔を埋めて、首筋に唇が触れそうな距離で口を開こうと…もちろん、これはワザとだが。｢…僕の身体が床につかなければ好きにして良いよ、仕方がないから許してあげる｣、どーぞ、なんて気の抜けた言葉と共に緩く首を振れば、再びやる気の無い垂れた耳が顔を出し、本気で逃げる時くらいしか顔を出さない尻尾も約束通りに。しがみついた手の力を緩く抜いたのは、僕からしがみついて触らせるなんてレア中のレアを起こさないため。ウサギとはいえ、身体を支えながらなんて満足に動けやしないだろうなんて考えが正解であることを祈りつつ）