◆ 夜闇を照らすは月明かり(〆)

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情報屋  2018-12-09 19:31:53 
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募集板で声を掛けてきた、大嫌いな探偵サマ専用。



 

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  • No.21 by 紫藤 蔵之介  2018-12-12 18:49:25 



5人か、それなら2人で十分制圧できる人数だ
(こちらに手を払う仕草、すなわちとっとと出ていけという合図。その意味はただの『早くいけ』ではないことはもちろん知っているのだが、狡賢い笑みを相手に向けつつ当然のように2人で潜入する前提で話を進める。この店に来た時はここからも面白いところ、毎回顔を歪めてこちらを見る相手の顔をさらに歪ませることが出来るお楽しみタイムだ。)

その通り、早く行った方がいいが潜入には少々下準備がいる。今から20分後にホテルの裏手にある従業員出入口に集合しよう。従業員にはIDカードが配られているがただの入館証で顔のチェックはない。君の分も用意しておくからもう少し俗世に馴染む服装で来てくれ
(潜入経路は脳内で構築済みだ、あとは適当な従業員から入館証をスればいい。そんな話をしながらも相手に了承を得る前に集合の約束を押し付け、ついでに服装にも注文をつけると態とらしくニコリと笑う。まだ『行かない』とは言われてないのだ、もちろん行くとも言われていないが、どうせ行くことになるのはわかりきっている。とりあえずは自分が勝手に約束を取り付けたことで相手がさらに機嫌を損ねる様を楽しむ事としよう)

  • No.22 by 睿  2018-12-12 22:03:41 

 


お前、いつもそうだけどなんで俺を頭数に入れる訳?五人程度、お前なら俺が居なくたって何とかなるでしょ。
( ここまでは想定内。この男は決まって此方の話を聞かず勝手に話を完結させる性質があった。恐らくこの悪癖は相手が自分だからという訳でも無いのだろうと踏んでいるが、此方が眉間の皺を深くする度に相手の笑みも深まるのだから大概に性根の悪い男である。そもそも相手は潜入時役立つようなスキルを幅広く兼ね備えていて、今までの潜入においても自身の存在が必要だったとは到底思えず、認めたくは無いが寧ろ邪魔になっていた事すら有るのが現実。捜査の為なら何でもするような男が現場に不安要素を持ち込む理由が分からず、未だにこの誘いの真意を掴めず居た。 )

……第一、俺がその勝手な約束を守るとは限らない訳だし、毎回懲りずに俺に拘る理由も分かんないんだけど。
( なるだけ言葉に感情を乗せぬよう努めて問いかける。実際、当初からずっと気になっていたことではあったのだ。いつも前回連れ出した時の借りを返せと迫ってくるが、連れ出した先でいつも迷惑を掛けているのだから次を無くす方が余程賢い選択に思えた。相手の事は大嫌いだが仕事の邪魔をするのは本意では無いと、今度こそは真っ当な理由で断る積もりで。 )


 

  • No.23 by 紫藤 蔵之介  2018-12-13 10:35:16 


君にしては珍しく謙虚な発言だ。漢方薬の飲みすぎで精神が柔軟にでもなったか?
(一見すればこちらを上げて自分を卑下する言葉、現場に行きたくない一心で言ってはいるのだろうが、一方で本音でもあるのだろう。こちらを蔑む以外の発言が出たことをからかいつつやはり笑みは浮かんだままだ。きっかけはほぼ気紛れだったと言える。初めて出会った時に結果的に命を救うことになり、2回目は相手の最も嫌がることを模索しているとその答えが『現場に連れ出す』だったわけで、それ以降はただの嫌がらせで連れて行っている面も大きい。)

君は払われた分だけきっちり対価を返すタイプ、それは情報屋としての仕事ぶりをみても明らか。ある意味で君は絶対に僕を裏切らない。ちなみに今回は前回殴られそうになったところを助けてやった借りの分働いてもらう。それに一人で行くより二人の方が臨機応変に対応しやすいだろ。何より…僕は君が嫌がるその顔を見るのが面白くて仕方がない
(なぜこの怪しげなチャイナ男を連れて行くのか、その理由を少々早口に述べてやる。頭の中の考えを口に出すと絶好調のエンジンのように口が回ってしまうのは悪い癖だ、本人にその気はないが。相手は嫌味なことばかり言うが裏切らないという点は自分が連れ立つ理由として大きい。相手もこちらを裏切るようなおかしな動きをしては悪評が回って情報屋としての信頼を落としてしまう。それも見越してこの男をいつも強引にでも表に連れ出すのだ。だがそこまでの理由は前座でしかない、何よりも一番は相手が自分の嫌がらせに対して逐一反応するのが楽しくて仕方がないからだ。そんな性悪な考えを隠しもせずにニヤリと笑い)

  • No.24 by 睿  2018-12-13 15:23:55 

 


本ッ、当にお前は性格が悪いな!その趣味の悪さが高じて、いつか痛い目見ても俺は知らないからね。
( 嗚呼、矢張り自分はこの男が大嫌いだ。滑るように紡がれる言葉の羅列を珍しく黙って聞いていた彼は、心の中で恨み節を唱える。そうする事こそが相手の思惑通りなのだと分かっていても、思い切り顔を歪めずには居られないのだ。最初にこの男に助けられてしまったその時から自分は掌の上で踊る駒の一つで、そこから抜け出そうにも、元よりこの手の事に慣れていない自分が潜入のプロを上回れる筈も無い。腹の立つニヤけ顔を力一杯睨み付けながら喚いてみても、目の前にあるのは男の用意した一つの選択肢のみだった。 )

良いよ、行ってやる。行けばいいんだろ。その代わり、俺にかすり傷一つでも付けさせたら許さないからな。
( 暫くは目を細めて相手の顔を睨んでいたが、諦めたように顔を背けると投げやりに答えを投げつけた。相手の思い通りに動くのは心底癪だったが、このままでは埒があかない。いくら頭を捻って言葉を並べ立てようと最終的にいつも折れてやるのは此方であって、それが分かっていても一度で頷こうとしないのは子供が駄々を捏ねるようなものだ。結局返さねばならぬ借りを作らされるのならせめて目一杯活用してやろうと開き直り、ここに来て初めて自分から暗に“守れ”と命じて。 )


 

  • No.25 by 紫藤 蔵之介  2018-12-13 18:58:18 



ご忠告どうも、君が血迷っておかしなことをしでかす馬鹿な男じゃないことを祈っておこう
(不快そうに歪められる顔、キツイ睨みに吠える声、悔しげに成されるそれらの行為が自分に対して無意味だと分かっていても、この男はこちらを威嚇するのを止めない。まるでめいっぱい吠える子犬のようだ。それでも相手は自分の頼みを断れない、そのようにこちらが誘導してやっているのだから思惑通りという言葉以外出てこなかった。変わらず涼しい顔でカウンターに広げた写真2枚を回収する)

今まで僕と一緒に現場に行って君が傷ついたことがあったか?安心しろ、僕を誰だと思ってる
(こちらが望む答えを無理やり引き出したのを確認するとさらに上機嫌になって口は細い三日月型へ変わった。守れとのお達しには、はいはいと軽く手を振るが決して相手をぞんざいに扱うわけじゃない。どこからそんな自信が湧いてくるのか、怪我はさせないと言い切りつつ「それじゃ20分後に」と捨て台詞を残すと店を出ていって)

  • No.26 by 睿  2018-12-13 22:24:13 

 

……もう、なんでこうなるかな、いつも。
( 満足気な笑みを最後に漸く店の扉が閉まるのを見届けると、力が抜けたようにカウンターに突っ伏し深い溜息を吐く。厄介な屁理屈を経て此方が渋々首を縦に振った時、その日一番美しく笑う姿が嫌いだった。またしてもまんまと口車に乗せられた事を重く後悔しながら、カウンター横に設置された普段の生活空間へ続く扉に手を掛ける。彼は此方に約束を取り付けた時当たり前の様に服装まで指定してきたが、いい加減厄介な注文にも慣れてきた所だ。部屋のクローゼットを開け、ずらりと並んだ服の中から比較的無難なデザインのものを見繕う。白いタートルネックに紺のジャケット、灰色のパンツに手早く着替えると、横に流した長い髪を高めの位置で一つに纏めた。ホテルの場所は此処からそれほど遠く無かったはずだが、早く出るに越したことは無い。最低限の荷物をクラッチバッグに詰めると店前に“closed”の看板を掲げ、近くの駐車場に止めた愛用の車へと乗り込んだ。 )


 

  • No.27 by 紫藤 蔵之介  2018-12-14 18:37:29 




(時刻はあの見世を出てもうすぐ20分経とうというところ。こちらにくる途中で調達したのか服装が真紅のニットセーターに黒のスキニーズボン、黒のコートにバックパックに変わっている。一見すればバイトのためにホテルに出向いた大学生といったところか。黒の丸メガネを掛けてさらに年齢を誤魔化していた。準備は上々、入館証は二人分入手したし、丁度今は夜に働く人間が裏手口からホテル内に入る時間帯だ。ちらりと時計を見やる、約束の時間まではもう少しといったところ。裏口から少し離れたところで約束の人物を待っていた)

  • No.28 by 睿  2018-12-14 23:11:39 

 


お待たせ。探偵サマの言う通り、服装も時間もきっちり守ってやりましたよ。
( 敢えて目的のホテルから少し離れた駐車場へと車を停め、電灯が照らす人通りの少ない道を歩く。右手首に着けた腕時計に目をやると丁度彼が店を出てから20分弱。計算通りだと小さく頷き、やがてエントランスから漏れるホテルの明かりが近付いてくると相手の姿を探した。見えた人影は一見してあの来店者と同じ人物だとは判断しづらいが、これこそ彼の誇る変装技術。今まで見てきた変装の変わりようからすれば、序の口と言える程だった。毎度改めて感心するも決して素振りには見せず、ひらりと手を上げると無愛想に声を掛け。 )


 

  • No.29 by 紫藤 蔵之介  2018-12-15 10:12:13 



さすがギブアンドテイクの概念をよく理解してる男。これは君の分の入館証だ、時間がないから手早く行こう。入館の仕方はドアにこれをかざすだけ。今は従業員が入れ替わる時間帯、人の流れに乗れば自ずとロッカールームにたどり着くはず。まずはそこで服装の調達だ、いくぞ
(時間も服装も義理堅くきっちりと守ってきた相手を見れば満足げにまずは笑みをひとつ。そのままの表情でひらりと振られた手に押し付けるようにして帰りがけの従業員からスった入館証を渡す。裏口の方を指さし手早くこの後のことを説明すると、相手の了承も待たずに裏手口へと移動し始めた。敵の懐に入り込む潜入という行為、それに今どうしようもなく高揚しているようで相手のことを気遣う気はまったくないようだ)

  • No.30 by 睿  2018-12-15 22:46:53 

 


生き生きしやがって…、付き合わされるこっちの事も少しは考えろっての。
( 一方的に段取りを伝えるとさっさと此方に背を向ける相手に呆れた独り言を零す。半ば強引に握らされた誰のものとも分からぬ入館証。この男は、決して悪を憎み正義に生きる男などでは無かった。証拠入手という目的の為ならば犯罪紛いの事も何食わぬ顔で行い、潜入捜査に至っては楽しんでいる様にさえ見える。事件解決は結果に過ぎず、その過程にこそ意味があるのではないか、共に潜入を重ねる度そんな疑念が度々頭を過ぎるのだった。もしもこの厄介な男が道を踏み外し、快楽を求めて犯罪を犯す罪人になっていたとしたら。そうであったら間違いなく警察は彼を捕まえる為に翻弄し、掌の上で転がされ頭を抱えるだろう。想像すると少し愉快で、思わず洩れそうになった笑みを噛み殺す。何方にせよ、相手が真っ当な人間であったとしたら自分達の関係はこうでは無かっただろうな、なんて思いながら自身も裏手口前で入館証を翳すと先を歩く背中を追って。)


 

  • No.31 by 紫藤 蔵之介  2018-12-16 17:55:23 


(/ごめんなさい本日予定が夜までありましてお返事明日になりそうです…お待たせして申し訳ありません;)

  • No.32 by 睿  2018-12-16 20:31:13 

 


( /大丈夫ですよー!ゆっくりで構いませんのでお気になさらず…!)


 

  • No.33 by 紫藤 蔵之介  2018-12-17 15:48:15 



僕の作戦は滞りなく進んでる、文句を言われる筋合いはないな
(背後から文句が飛んできているが尤もらしいことを言ってちらりと振り返ると、態とらしい笑みを向けておいてやる。実際今現在警備員に止められることもなく警報がなるわけでもなく、人の流れに従って従業員のロッカールームへと問題なく移動できているのだ。侵入は順調、内心ほくそ笑みつつ良心が痛むことなどない。他人のものを盗み取り侵入までしているのだ、立派な犯罪者であるがいつも事件を解決することによってそれらはうやむやにされる。相手が想像する通り、紫藤蔵之介は正義のために探偵をやっているのではない、自分の頭脳をフル活用し敵を出し抜きこの手で犯罪を暴くことに快感を見出しているから探偵をやっているのだ。警察側についているのはその方がうまく立ち回れるから、たったそれだけ。自分の利があると分かれば簡単に犯罪者の道にも反れるだろう。僅かにある人情でそちらの道にはまだ傾倒してはいないが。やがてロッカールームへとたどり着くと、その中でも人気のない場所へと自然な足取りで移動し相手の方へとようやく振り返って)
ここで服装の調達をする。ウェイターの服を探せ清掃員でもいいが取引がある部屋まで入ることを考えるとウェイターの方が都合がいい

(/すみません、お待たせしました!)

  • No.34 by 睿  2018-12-17 19:57:06 

 


ん、ウェイターの服ね?そんなの探すまでもないでしょ。
( ロッカールームの一角。ちらほらと人の出入りは見えるが、元より大きなホテルである為この部屋自体も広く、二段になったロッカーが所狭しと並ぶ空間には当然死角も出来る。入手すべき服の捜索を命じられると特に反抗するでもなく一つ頷き、一応は人目に付かぬよう気を遣いながら、ふらりとその場を離れた。ロッカーの名札の部分を指でなぞりながら数列移動すると、ものの数分で踵を返し相手の元へと戻っていく。)

この列の右から六番目の下段、一つ後ろの列十番目の上段。此処でウェイターとして働く従業員のロッカーだよ。あ、鍵開けは任せるからね。
( 個室で安全かつ人目に付きにくい取引場として有名なホテルを運営する組織、情報屋として動向を追う一環で覚えた従業員名簿がこんな所で役に立つとは、と内心で苦笑を零す。記憶の中の情報と名前を照らし合わせながら、ウェイターである事に加え二人の身長に見合った男が使用しているロッカーを示した。こういった点において当人が危惧しているような「足手纏い」には到底なり得ないのだが、そういった考えには至らないらしい。自分の仕事は終えたとばかりにロッカーから少し離れると、相手に次の手順を丸投げして。)


( /いえいえ、お忙しい中お返事有難うございます!)


 

  • No.35 by 紫藤 蔵之介  2018-12-18 19:25:10 



──まったく、従業員まで覚えているのか。つくづく情報屋としては優秀だな。君にはうっかり自分のことを言わないようにしないと
(探す必要がない、という言葉にピンと来ないでいると相手は名札を目でなぞって、やがて的確に2つのロッカーを指定する。推理や予測ではない、この男は純粋な記憶情報としてこのホテルの何十人といる従業員を頭に格納しそれを正確に取り出しているのだ。その記憶情報を疑うことなどなかった。ストレートに褒めてはやらないが相手が優秀だと思うのは本心、常人では達しない域にいる人間。そんな人材の時点で自分の仕事に相手を連れてくる意義は十分にあるのだが、本人はあまりその自覚がない、それも相手の面白いところだ。指定されたロッカーに近づくとポケットからピッキング器具を取り出してものの数秒もしないうちに解錠してしまう。もうひとつのロッカーも鍵を開けるとその扉を開いた。相手の記憶通り、そこにはウェイターの服一式が揃っている。自分の思惑通りに事が運ぶことに高揚を隠さぬように笑みを浮かべるとウェイター服をひっつかみ)
よし早速着替えよう。次は厨房から餌を盗まないと

  • No.36 by 睿  2018-12-19 19:35:25 

 


如何なる状況でも情報を引き出せるってのは何かと役に立つからね。こんな事にまで役立つとは思ってもみなかったけど。
( 難なく鍵を取り外す様子も、もう見慣れたものである。罪悪感一つ覚えないのはそれなりに長くこの世界で生きてきているからだろうが、連れ出されるようになって間も無い頃はあれこれ警戒しながら後ろを歩いていたのだ。自分も随分この男に染まってきたということなのだろう。良い事とは言い難い順応を実感しながら開けられたロッカーの中にあるウェイター服へ袖を通し始めた。)

──本当に大丈夫なのかなあ、これ。
( サイズはどちらも申し分無い。矢張り自分の記憶に狂いは無かった。それでもつい不安を顔に浮かべてしまう、当人の気にする所は別にある。今までに飲食の経験など皆無な上、此処は観光客向けの大きなホテルだ。当然従業員の接客指導は姿勢一つにまで行き届いている筈で、その中に未経験者が紛れ込むとなれば白に赤を落とすようなもの。目前の男は制服に着替えるだけでそれと見えてしまうのだから不思議な物だと、思わず相手と自身の姿を見比べながら首を傾げ。)


 

  • No.37 by 紫藤 蔵之介  2018-12-20 18:55:49 


…その顔はダメだ。この服はあらゆる人物を『ウェイター』という像に同一化させるもの、誰もウェイターの顔は覚えてない。だからこそオドオドしたり、そんな不安げな顔を見せれば直ぐに目立って印象に残り不信感を抱かれる。いつもあの店のカウンターで見せてるようなデカい態度をしておけば問題ない。いいか、背筋を張り周囲をキョロキョロとみるな、いつも言っているだろう?
(ウェイター服に着替え終わり襟を引っ張り服装を整える。取引が行われるのはVIPが使用するエリアだ、下手な格好はできない。それだというのに、相手の方を見ればどことなく不安げな顔を浮かべていてその様子に軽く息を吐くと相手の額を指で弾く。潜入において大切なのは溶け込むこと、何十人といる従業員をいちいち覚えている人間などいないのだ、相手を除けばの話だが。ともかく、朱に交わって赤のフリをするしかない。そのためにも自然体であることが重要なのだ、そのことを人差し指を立てながらさながら授業のように説いていた。)

それにレストランフロアで給仕する必要はない。これからこのホテルで1番いいワインを倉庫に取りに行く、それを持って最上階の取引部屋へ。サーブすると言って部屋に入ってあとは奴らを捕まえるだけだ。君は僕の後ろにいれば下手な姿を見られることもないから問題ない
(まるで相手の心理を読んだように心配の必要はないとキッパリ言い切ると、任せておけと言わんばかりに口角をあげる。相手がウェイターとして完璧にとけ込めないことは承知の上、それならば自分が前に立ち目線を集めておけばいいだけだ。目的は麻薬取引の現場を押さえること、この服を着る時間もそれほど長くはないだろう)

  • No.38 by 睿  2018-12-21 19:19:59 

 


分かってるよ。潜入の度にお前に口煩く言われるから、理解はしてる。ただ、いざってなると流石に緊張すんの。こればっかりはまだ慣れない。
( 小さく吐いた弱音を相手が聞き逃すはずも無く、程なくして額に軽い衝撃を感じる。それこそ初めて潜入現場に連れ出された時から口を酸っぱくして言われている事だった。こういう時は違和感なく“それ”であると周囲に認識されなければいけない。その為には目立たず自然に振る舞うべきで、自身に違和感や不安を持つからいけないのだと、頭で理解していても未だに慣れぬ事であった。まるで母親に注意された子供のようにふいと顔を背け、ばつの悪そうに零す。潜入時に嫌なのは、この居心地の悪さと緊張感。自身の行動の一つが悪手にならないよう物凄く気を遣うのだった。)

まあ、お言葉に甘えて優秀な探偵サマの背中に隠れさせてもらうとするよ。
( いつもの自信に満ちた笑みを見て、この男が居れば大丈夫だと思わされてしまうのが何とも悔しい。その自信に見合うだけの能力は自身にとって唯一の安心要素でもあった。弱音ばかり吐いてられないと心の中で気合を入れ直し背筋を伸ばすと、先程の生意気な態度からは一転、接客用の優しげな笑みを作り上げ穏やかに言葉を返してやり。)


 

  • No.39 by 紫藤 蔵之介  2018-12-22 08:12:15 


君ももっとこのスリルを楽しめばいいのに。僕はこれからどんどん相手の懐に潜り込んで奴らの度肝を抜くのが楽しみで仕方ない。まぁ、とりあえずはその顔で大丈夫だ
(拗ねるようにして顔を反らす相手にやれやれと小首を傾げつつ肩をすくめる。潜入ほど楽しいことはない、最高の非日常的な時間だ。相手に気付かれないよう忍び寄り渾身の一撃だけを叩き込む、それを鮮やかに遂行する一方でいつ敵に見つかるかもしれぬ緊張感…何をとってもこの時間は胸を高揚させる。それは自分への絶対的な自信からくるもので、相手に求めるべきものではないのだが、それに気づけるほどこの男は他人への興味がない。それでもいつも通り外面の笑顔を見せられるので今は十分だと頷くと部屋を出ようと目線で促し)

君が持つ情報の中にこのホテルで扱っているワインリストはあるか?今からワインセラーに一番の高級ワインを盗みに行く。保管場所を手当たり次第探してもいいがなるべく早くことを終わらせたい。
(ロッカールームの出口に向かいつつ相手へと問いかける。従業員の情報まで覚えていたのだ、ワインリストも知っているかもしれない。ワインセラーの中を探し回ることもできるがその様子を見られては他の従業員に怪しまれてしまう。相手の方へ顔だけ向けながらその返答を待っていて)

  • No.40 by 睿  2018-12-22 13:26:42 

 


あのねえ…流石にワインリストなんて覚えてないよ。俺に求められるのは大体が人物の情報だもの。
( 問い掛けに対し呆れたように首を横に振る。素人でも調べれば簡単に出てくるような情報をわざわざ此方に聞いてくる客はそうそう居ない、情報屋として扱っているのは普通なら誰も知り得ない裏の情報だ。従業員一人一人の情報だって誰にでも分かるのは名前ぐらいなもの、だからこそ年齢、体格、住居、経歴、そう言った個人情報を含め全て頭に叩き込んでおいて損は無いだろうと踏んだのだ。結果として思わぬ得に繋がったが、ある意味で判断は間違っていなかったと言えよう。)

でもね、付随する情報さえ有れば、欲しい情報に辿り着くことはそう難儀な事じゃない。大抵ホテルに置いてある高級ワインと言えばロマネ・コンティ、五大シャトーやペトリュス、定番の高級ブランドワインの当たり年なら全て頭の中にあるよ。
( このホテルのワインリストは把握していないが、情報というのは複数有る事実の統合だ。知らないのなら、職業柄その情報に辿り着く必要がある。些細な事全て自分の脳に留めるのは何を求められてもあらゆる情報を提示出来るようにという事でもあったが、傍目からすれば関連性の無い情報が思わぬ道を辿って欲しい情報に行き着くことも少なくはないからだった。この場合はもっと分かりやすい。高級ワインの銘柄、その中でも価値の高いものがちゃんと分かっていれば答えは自ずと見えてくるだろう。道標となる情報を提示すると、どうだと問い掛けるように視線を投げて。)


 

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