悪魔 2018-11-04 19:58:34 |
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(苦しみ呻く彼の爪が手に食い込むが、払い除けられたときのほうが拒絶されたようで痛みが強く感じた。それでも必死に何か伝えようとする姿に彼の優しさなのだと理解すれば、分かっているから大丈夫だと、縋ってもいいのだと彼の手を握り直す。暫くして呼吸は落ち着いてきたようだがその様子は明らかにおかしかった。彼の象徴とも言える翼や角がまるで生物の退化でも見ているかのように消えていき、それが彼の意志ではないのは明白だった。まだ青白い顔で無理をして立ち上がり微笑む姿は痛々しく、眉を潜めて何か言いかけるが口を閉ざしすっかり姿の変わってしまった彼が何か色々試しているのを気遣わしげに見る。そして次に彼から発せられた事実は不安を煽るのに十分で、隙間風などないはずなのに部屋の空気が幾分冷えたように悪寒がした。この後いつ何が起きてもおかしくない気がしたが、とにかく彼を休ませねばと体を支えてやりながら寝室に連れていき腰掛けさせると一度その場を離れてコップに水をいれて戻り、彼の手に自身の手を添えて渡して。「───カルマさん、強がらなくていいですからね。辛い時は辛いと言ってください。」彼が辛いのを隠すのは気遣いからだと分かっていたが、この後彼にもしものことがあって自分が何も出来ないのは嫌だった。だから彼に言う言葉は心配でもあり保身でもあった。「まだ苦しいとか、気持ち悪いとかありませんか?」彼の前にしゃがみ冷たい頬に触れながら尋ねては、羽がなくなったことでさらに細く小さくなったように見える彼の姿にそっと胸を痛める。そして彼の隣に腰掛ければ自分へと体重を預けさせるようにゆっくり彼を引き寄せその頭をポン、ポンと痛みを和らげるように撫でて。「───すみません、また私のせいでカルマさんに迷惑をかけて…。その、もし本当にカルマさんを狙ってのことなら何が起きるか分かりせんし明日は此処にいてください。私だけでも街に出て色々探ってみます。呪文の解き方もわかるかもしれないですし…。」残念ながら自分に呪文や魔力といった知識は皆無にちかい。何か協力できるなら血を与えるように力になりたく、街の書物庫や魔術や悪魔祓いに詳しい人に話を聞けばなにか分かるかと。彼がこうなったのも自分の落ち度。何かさせて欲しいと彼を見て。───瓶に入れられた彼から貰った黒い薔薇、その花弁がまた一枚ひらりと落ちた。)
(/街デート楽しみです!今ややリュカのテンションが落ち気味ですが切り替えはできる子です/笑 服選び…、リュカ(背後)のセンスが問われますね/汗汗 進行大丈夫ですよ!ゆっくり進む時間も必要ですし、背後様の文章は読みやすくて好きです!!リュカも自由に動かしてやってくださいね!
お優しいお言葉有難うございます。マイナーキャラ好きになると喋ってなくても見切れてるだけでも、あ、出たってそれだけで喜んでることあります/笑
あちらのロルで鯨木さんだから猫を出そうか迷ったのですが、また追々出していきたいです/笑
返信はあちらとこちらでまばらになると思いますが返していけたらと思います。背後さまも返信はお好きな方を自由なペースで大丈夫ですよ!本体文のお返事も適当に省いて頂いて構いません!)
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