よし、と。……あれ。佐野くん! (家族に連絡をし終わり持っていたスマホを巾着袋に仕舞い、目の前を流れて行く人々の流れにどう入って行こうかとタイミングを見計らっていた所に相手が来れば無意識に手を伸ばし相手の腕を掴みながら声を掛け)