主 2018-11-02 01:21:53 |
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…あ、そう?別に俺は立ててもらう必要ないからなぁ…大丈夫なら良いんだわ。それじゃ、気を付けて帰れよ
(相変わらずどこまでも素直じゃない相手にやれやれと呆れた気持ちを抱くも、少し意地悪してみたいという気持ちが出て、相手に見えない様に意地悪な笑みを浮かべ素早く靴を履き替え、そのまま先に帰ろうとして)
ま、ま待って待ちなさい!心配してくれていたんじゃないの…!?優しいのか冷たいのかどっちなのよ、…と、途中まででいいから、その…一緒に帰ってくれないかしら…(さっさと帰ろうとする相手に今度は声を掛け引き止めると相手から声をかけた割にあっさりと引き下がる事に不満漏らし、他者に頼るのは不慣れな為視線を泳がせつつ恐る恐る相手の表情を盗み見ながら懸命に言葉を選びながらお願いして)
……くくっ、はいはい。普段からそんな感じで素直にしてれば良いのに…。だから男子生徒から怖がられるんだよお前は。ほら、行くぞ
(いつも真面目で自分からしたら鬼である相手が素直にお願いをしてきたという今の状況に、思わず笑ってしまうも、今の相手の姿もこれはこれで良いと思えるもので、普段から男女問わず人気な相手であるがこの状態なら今よりも特に男子に人気が出るんじゃないか…などとと思いつつ、相手に声をかけ歩き出して)
わ、笑うなんて酷いじゃない…!私は何時も素直よ。それに私を怖がる生徒なんて常に校則を違反しているような人達でしょう?そんな人達からなら怖がられたままで一向に構わないわよ(了承を得るとパッと顔を綻ばせ駐輪場に停めてあった自転車を手で押しながら相手の隣に並び、いつも一人で通る道も相手が居るからなのかいつもと違う時間帯故か何となく楽しく感じ校内での緊張が嘘のようにいつもの調子に戻り)
はいはい、そうだな。…やっといつもの調子に戻ったな。やっぱり一ノ瀬はその鬼の生徒会長モードがしっくり来るな。強いて言うなら俺の仕事をもっと減らして欲しいけど
(何気なく相手と同じ道を歩いて来たが、運が良いことに自分と帰り道が同じなことに安堵し、同時に相手がいつもの調子に戻ったことに小さく笑みを浮かべて。やはり自分の中では真面目で厳しい姿が見慣れているため一番接しやすいが、自分の仕事の量を上手く減らしてくれないか、どうすればサボれるかなど、やはり頭の中ではいかに楽するかを考えており)
…迷惑を掛けたわね、この件は必ず何処かで返します。もちろん仕事量以外の所でだけど(校内から今までの間で多少なり相手に迷惑を掛けたのは自覚しているのか遠回しな非難を受けたように感じれば隣の相手を見上げ真剣な眼差しでそう伝え、その後に相手の考えを読んだように付け足せば少しだけ意地悪く笑んでみせ)
マジか、仕事量以外かよ…。まぁでも気にすんな、俺は副会長でお前は会長なんだ。会長を助けるのも副会長の務めだろ?俺が副会長でいる限り可能な範囲で助けてやるよ……多分な
(相手の意地悪な笑みに対してこちらも小さく笑い、気にするなと首を横に振って。何でも背負いがちな相手を助けたいという気持ちは嘘偽りはなく、だからこそ裏で仕事をしているのだが、それをここでいう必要はないため軽く返事をして)
そこは言い切って欲しかった所ね。意外にも自覚があるのかとちょっとだけ感心したのに!でも気持ちは嬉しいかな。佐野くんは副会長だけど、それは半ば強制的に入らされたものだし…、それでも勿論当たり前の仕事はやって貰わないと困るんだけど!それ以上を強要しすぎるのは良くないかなーって…思ったりもしちゃうんだよね。だからってサボりを許す訳じゃないからね!(思っても居なかった言葉に若干照れたように頬緩めながら軽口を返し、直ぐに申し訳なさそうな顔をして視線を伏せれば気が緩んだ影響か密かに心の内で思っていた事を吐露してしまい、ハッと気付くとそれを誤魔化すようにいつもの調子で最後の一言告げ)
あぁ、ありがとうな生徒会長。強制的に入らされたのは嫌だったけど生徒会長がお前で良かったよ。……あとは俺のサボりと授業中の睡眠、生徒会活動中の長時間休憩を許してくれたら言うことがないんだけどなぁ…いや惜しい、本当に惜しい…。
(このままの雰囲気で押し切れば少しはサボりを許してくれるのでは、と期待したのだがそんなことはなく、それでも相手の気持ちを少し知れたことは嬉しいため素直にお礼を言うが、教室で全然話さない分普段は事務的な会話が多いため、このような若干この空気感に照れくささを感じ相変わらずの残念文句で切り返して)
何を言ってるの、ダメに決まってるじゃない。けど生徒会長が私でよかったなんて、最高の褒め言葉ね。明日からもまた頑張らなきゃ!…あ、向こうのを曲がれば私の家だからここ迄で大丈夫よ。途中までと言いながら結局こんな近くまで送らせてしまったわね…。佐野くんは帰りは大丈夫?
(褒められたのが嬉しかったのか頬緩めたまま相手の言葉に耳を傾けているも続くいつもの相手の文句をそのままの顔で一蹴すれば片手をぐっと握れば明日からの活力を補充し、暫く歩き続けていた足を不意に止めれば少し先にある角を指さして自宅位置示すと相手の心配をして)
おう、俺は大丈夫だ。一ノ瀬と反対側に曲がって少し歩くだけからな。それじゃ気を付けて帰れよ。また明日な
(明日も面倒だと思っている自分と、明日のやる気に満ち溢れてる相手とのやる気の違いに温度差を感じつつも、気が付けばいつもの曲がり角まで来ており。いつも一人で帰っている時とは違い時間が早く感じ、たまにはこういうのも悪くないと小さく笑みを浮かべ、相手に軽く手を振り反対側に向かって歩き出し)
なんだ、同じ方面だったのね。もしかして反対方向だったのを私に気を遣って言わなかったのかと思ってたわ。…ん、ありがとう。おやすみなさい、また明日ね。
(意外と近所だった事に驚きながらもずっと押してきていた自転車に跨がれば小さく会釈してお礼を告げ微笑と共に手を振れば先程伝えた角の相手とは反対方向に漕ぎ出し、別れた後に新たな相手の一面を知れたことに機嫌良く鼻歌を歌いながら自宅に向かい)
ふぁぁ…やべぇねむ、ちょっと時間遅れてるけど…まぁ大丈夫だろ。いけるいける。……多分。
(翌日、今日は服装チェックがあるためいつもより早起きしようと努力したのが結局努力しただけで終わってしまい明らかに遅れていて。それでもいつも朝はギリギリに登校する自分にとって少しは頑張ったので満足げに頷き、学校に向かって歩き。明らかに怒られることは分かっているのだが、そこはあえて考えない様にして)
………遅い!佐野くん、昨日の帰り際にも言っていたのに、なぜこの時間なの…っ、一般の生徒と同じ時間に来てたら意味ないでしょ!(相手の期待通り校門を潜ったすぐそこにはいつものまま校則通りの服装をビシッと決めた自身が立って待ち構えており、目敏く一般生徒の中に相手の姿を見付けると足早に近付きその場で早速お説教を始め)
うわやば……。あっ、えーと……い、いつもお疲れさまーです…
(考えない様にしていたことが的中してしまい、校門近くで相手の姿を発見すると顔を引きつらせ、どうするかと考えている間にもう近付かれてしまい、いかにこの場を切り抜けるか考えた挙句、冷や汗を流しながらまるで一般生徒かのように相手の横を素通りしようとして)
何を言っているの?あまり訳のわからないことを言ってると貴方の仕事量、増やしてしまうわよ…。わかったら、荷物を置いて今すぐ働く!(相手の考えを察すれば眉間に皺を寄せ幾分かいつもより声低めに話しつつ上にある相手の顔を睨み上げれば校門の影と自身の隣を交互に指差し校門影に荷物を置きさっさと仕事に就くように指示し)
……はいはい、了解しましたよ会長。まったく…今まで素通りする立場だったのにいつの間にこっち側に来てしまったんだ俺…恨むぞあの先生め…
(当然自分の考えた作戦は上手くいかず、ピシャリと言い放つ相手の声にビクッと肩を震わせ、盛大にため息をつきつつダラダラと準備して、そもそも自分自身制服を着崩してるわけではないが、だらしない性格のため制服も乱れており制服が乱れた生徒が制服をチェックするというなんとも言えない絵が出来上がっており)
ブツブツ言ってないで服装を正してシャキッとする!…もう、どうして朝からこんなにだらしない格好なの?
(相手が準備している間にも一般生徒数人の服装を指導すれば聞こえる小声にまた強い口調で声をかけるも今朝最初に見た時と同じままの相手の服装に深いため息を吐き、正面に向かい合うように立つと、先ずは…と襟元のボタンを閉め次いでネクタイ、と順に相手の制服を正し始め)
いやまぁ…朝ギリギリまで寝てる上に、寝起きの超眠い状態で着替えてるから…っておい、なんだお前は俺の母親か
(正直やる気自体は無いため、欠伸をしながら**ーッとしながら相手から飛んできた質問に淡々と答えていたが、突然目の前に立たれたことで驚きの表情を浮かべるもまるで母親のようなことを言う相手をジトっとした目で見て)
私が母親だったらこんな格好で家を出るなんて絶対許さないわよ。…言われるのが不満なら自分できちんと直しなさい。
(向けられる視線を気にも止めず、微妙に歪んでいたネクタイを綺麗に締め直した所で手を離し相手の正面から一歩下がると残りは自分で、と言い渡し予鈴までの時間を一度確認した後また一般生徒の方に視線を向け)
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