(返ってきたメッセを見て 侑の優しさが愛しくて、思わずスマホを胸に抱きしめて 照りつける強い日差しに汗をにじませながらも 彼女のことを思うとつい足取りが軽くなり ───10分後 侑の家の書店の前に着くと 日傘をさしたまま日陰に入って電話をかけて) お待たせ、着いたわよ