見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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御影尋.
どういう風の吹き回しだ。さっきまでビビってた癖に。
(本気で食うつもりだったとも。だけどアンタがへんな顔をするから、ああカッコ悪ぃ。並び立てた理由は所詮己を戒めるための強がりに過ぎず、黙って床を見つめていたが呼ばれると肩越しにチラッと振り返り上記を。よく分からない、自分を捕食しようとした奴にどうして、そうやって笑ってくれる意味が。腕を広げる貴女に「良い子なんだから身の丈に合わない火遊びはやめとけよ。」と憮然とした声で窘め、)
アーサー.
え~話ってなによ?面倒くせぇ。
(こちらの視線に気が付いた瞬間、目尻の下がった穏やかな碧眼が、警戒心からそれこそ剣のように鋭くなったのを見て微かに双眸を細め。取りあえず近付いて来た貴方に対しへらへらと軽薄そうな音で、気怠げに言葉を紡ぐ一方で「旅の役に立つような情報とか、提供出来ないぜ?」と遠回しに相席を了承するように会話を続け、)
クー・フーリン・オルタ.
おーい、聞いてる?
(上の空な顔を覗き込むも此方のことなどお構いなしに、謎の影の正体を自分なりに解釈し満足したのか歩き出す巨体。唖然とするもまあ良いか、と結論づけ当然のように後ろをついて歩きながら思い出したのは、此処を行った先にある聖杯の保管庫。願望器としての機能は失われているようだが「聖杯なんて別に珍しくねえだろ。此処にも杯だけならいっぱいある訳だし。」と言葉を続け、)
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