_椿の君に永久を乞う_

_椿の君に永久を乞う_

水海  2018-08-14 18:09:38 
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椿 : 短命な美の象徴


お声掛け下さった御方をお待ちしております。








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  • No.1 by 名無しさん  2018-08-14 18:59:59 



(/募集板にて声を掛けさせて頂いた者です。早々にスレを立てて下さりありがとうございます。)

  • No.2 by 水海  2018-08-14 20:19:21 

(/いえ、此方こそ御足労頂き有難う御座います。早速世界観等について話をさせて頂こうかと。
まず、以下が募集板にて載せたものです。)


【世界観】
昔々のお話です。人里離れた山奥の、小さな集落の水源は湧き水の集まった水海で御座いました。然し彼等の信仰対象は既に山神と定められており、よもや水海にも神が居られるなど考えた事もない人々は、生活の要である水海に祈りを捧げた事はありませんでした。後にも先にも水海に神が居ると知っていたのは只一人。病がちな身体を心配した父母に異性の名、異性の姿を授けられたか弱き"娘"だけでありました。何しろ暗く冷たい水底暮らし、孤独を募らせた神は水海に溺れ沈んだ"娘"をこれ幸いと自身の神域に匿い娶って仕舞われたのだとか。これは、男とも女ともつかぬ者達の異類婚姻譚に御座います。

【募集】女のなりをした男性
かつて身体が弱く3つを越せれぬと宣告された男児は、病弱な彼を心配した父母に女の名と女の姿を授けられる。そうして女として過ごしてきた彼は最早己の性別がどちらに寄っているのかよく分からない。今尚、病に蝕まれるその身で気分転換に外を歩いたある日、足を滑らせ呆気なく水海に飲み込まれた。

【提供】無性とも両性ともとれる水海の神
水海に住まう神。水海自体が神の本体。彼、若しくは彼女の能力は、信仰薄き故大したものではない。但し、生物でない神は男の姿も女の姿も取る事が可能である。


取り敢えず話を詰めていくと、時代的には江戸時代くらいとぼんやり決めております。兎に角電子機器などない、文明開化前の時代です。男性の住む集落、村自体は山奥ということもあり、外部との接触はありません。故に仏教等も入ってこず土着の神が信仰を集めています。

あまり一息に進めるのも何ですので、舞台設定についての説明で一旦区切りとさせて頂きますが、何か不明な点などありますでしょうか?
また、人物等の質問や要望がございましたらそちらも遠慮なくお申し付け下さいませ。)

  • No.3 by 名無しさん  2018-08-14 20:26:29 


(/詳細、ありがとうございます。舞台設定など噛み砕いて説明して頂けたので大変分かりやすく、確りと把握致しました。今のところ不明点はありませんのでこのまま続きをお聞かせ願えますでしょうか。)

  • No.4 by 水海  2018-08-14 20:54:31 

(/それでは続きを。

男性の容姿についてですが、基本が和風ファンタジーという体を取っておりますので髪色や瞳についての制限は御座いません。ただ設定にもありますように、衣服や髪型等に女性らしさを出して頂ければと思います。性格は募集にある通り、己の性を捉えきれていない所があるという点のみ守って頂ければ、雄々しい性格か女々しい性格かなどはご自由にお任せ致します。年齢についてはご意見を賜いたく、此方としては17歳以上を想定しておりますが如何でしょうか?一応婚姻を結ぶので成人している方が良いかと考えたのですが。

また、此方の扱う神ですが、男姿と女姿、二つを用意するつもりです。容姿等に何かご希望あればお申し付け下さいませ。また、神という設定故やや不遜な性格なキャラが出来上がるやもしれませんが、萌萎ありましたら出来るだけ沿う心算ですので先にお聞かせ願えれば幸いです。)

  • No.5 by 名無しさん  2018-08-14 21:13:25 


(/ご提案ありがとうございます。容姿、性格共に主様のイメージを踏まえ作成致します。年齢は…そうですね、婚姻という情報を事前に頂戴していたのでハタチ前後を想定しておりました。ですので、分かりやすく二十歳にしようと思うのですが如何でしょうか。

容姿や性格等、特に希望はありませんので主様の思い描くお姿を拝見したく思っております。萌は特にこれというものはありませんが、萎を一つだけ…男性でも女性でもあまりにも女々しいのは少し反応しづらいので出来ましたらお控えめになさってくれますと幸いです。)

  • No.6 by 水海  2018-08-14 21:21:26 

(/分かりました、それでは年齢は20歳という事で進めましょうか。萎えも了解致しました、留意しておきます。
それでは設定作成に移ろうかと思いますが、先に此方のものを提示した方がよい場合は一言お申し付け下さい。なるべく早く作成しようと思います。)

  • No.7 by 名無しさん  2018-08-14 21:31:30 

(/ありがとうございます。それでは当方も作成に取り掛かろうと思いますが、少し時間を頂戴することになるかもしれません。もしよろしければ、先にご提示して頂けますと助かりますが…此方の都合を押し付けてしまう様で申し訳ありません。)

  • No.8 by 水海  2018-08-15 20:08:04 


男名 / 水景 -ミカゲ-
容姿 / 腰まである紺碧色の長髪を頭頂部で一つに結い上げている。陶器の如くすべらかな肌は青白く、触れるとひやりと冷たい。切れ長で吊り上がった目を長い睫毛が縁取り、収まる瞳は紺碧色。虹彩は人のそれと変わらない。通った鼻筋も相俟って浮世離れした怜悧な相貌。唇の色は限りなく薄く、青白い肌色と変わらない。身長は2mを優に超えるが、筋肉量は少なく巨躯の割にひょろりとした印象を与える。爪先が見えない程に長い着物は地が勝色、帯が白縹色。その上から勝色の羽織と、不思議な光沢を放つ青玉がついた羽織紐を着用。模様を持たない着物は目を凝らすと水紋が浮かび上がる。足先や指先など体の末端は意識していないと水に溶け易い。

女名 / 水声 -スイセイ-
容姿 / 腰まである紺碧色の長髪を結わずに下ろしている。陶器の如くすべらかな肌は青白く、ふれるとひやりと冷たい。切れ長の目は目尻に天色の朱が引かれ、長い睫毛によって影が出来る。収まる瞳は紺碧色。虹彩は人のそれと変わらない。浮世離れした顔立ちは雄姿と酷似しているが、微笑を浮かべる口元が幾らか柔らかな相貌に見せる。唇は目尻に差された朱と同じ天色。身長は2mを優に超えるが、雄姿よりも更に細身で女性特有のまろやかな曲線を持つ。爪先が見えない程に長い着物は地が勝色、帯が白縹色。袷はかっちりと締めている。模様を持たない着物は目を凝らすとさざ波が浮かび上がる。足先や指先など体の末端は意識していないと水に溶け易い。

年齢 / 百年を四、五回数えた所

性格 / 穏やかな口調と佇まいに反して、他者を絡め取る激情も併せ持った水に由来する神。一人水底に住まっていた時はこれといった興味関心を持たず、良くも悪くも現世に干渉しなかったが、"娘"の登場に今まで動かなかった感情や好奇心が擽られているよう。人間との関わりが薄かったせいか神としての性質が強く、いざとなれば"娘"の思惑など顧みない強硬手段を取る冷徹さを持つ。だが長い孤独の時を経ている水海の神は、現世へ帰さぬよう基本は好意的。冷徹と友好の根底にあるのは淋しさかもしれない。

備考 / 神は一つの体に荒魂と和魂の二面性を持つが、信仰の薄い水海の神は霊力が足らず一つの体で真逆の要素を保つ事が出来なかった。故に、男の水景で荒魂を、女の水声で和魂を司る事にしたのだとか。然しそもそも二つの姿を取れるのは水海の神が無生物で性別の概念が当てはまらないからである。名は体を表し、水に覆われた場所の意味を持つ水景、ひいては雄姿が水海そのものであり、その関係上常は雄姿を取っている。だが和魂を司り、流れる水の意味を持つ水声の方が霊力を扱う事に長ける。神としての本来の名は『有明明神』。水海から離れる事は出来ず、水面上に出る事もまた叶わない。あくまで水中でしか存在出来ない為に人々に存在が知られなかったともいえる。また水景と水声の両者は名前と見目が違うだけで、性格や記憶に不一致はない同一人物。神徒も持たず独りで暮らしていたが為に、突然の婚姻騒ぎも諌める者なく進む事となる。

(/早く仕上げると言いながら大変遅い完成となり申し訳ありません。以上がプロフとなります。)

  • No.9 by 名無しさん  2018-08-16 08:01:29 

(/いえいえ、とんでもないことでございます。早速のプロフご作成ご提示ありがとうございます。とても素敵なお子様達で感動しております。当方も作成中ではありますが、本日から少し多忙となる為、少しお時間を頂戴するかもしれません。遅くとも土曜日の午前中までにはお見せできるかと思いますので、大変恐れ入りますが暫くお待ち頂けませんでしょうか。主様のお時間を頂戴するばかりで申し訳ありません。)

  • No.10 by 水海  2018-08-16 10:22:20 


(/お褒め頂き恐縮です。いえ、その節は態々ご報告頂き有難う御座います。どうぞ私用を第一に考え、此方の方は気の済むまでゆっくりご作成なさって下さい。それでは匿名様のお子様を期待しながらお待ちしておりますね。)

  • No.11 by 緋鞠  2018-08-16 21:15:42 

(/お待たせしております。当方の解釈も入れつつ作成してみました。一度ご確認して頂き不都合な点がありましたらご指摘して頂けませんでしょうか。お手数おかけして申し訳ありませんが、何卒宜しくお願い致します。)


名前/緋鞠-ヒマリ-

容姿/背丈170cm程で筋肉量は少なく全体的に線が細い。長く直毛の濃藍の髪は前髪を残し腰元でひとつに結わえている。病身の為に肌色は白くまた血色も良くない為、頬や唇は淡く色づく程度。目と眉の間隔はやや狭く涼しげな印象で、長めの睫毛に縁取られた黒目勝ちな瞳は碧色。
服装/淡い水色の地に花籠柄の女性用小袖。真珠色の帯には椿模様の刺繍があり帯締めは緋色。

年齢/20歳

性格/幼い頃から病気がちで、人との関わりは父母以外殆どない為、どちらかと云えば内気な方であるが物腰柔らかく人当たりは良い。感受性がやや強いため相手のペースに左右されることもある。病身故に他人と深い関係になることに少々臆病な面を持つ一方、情に厚く一度結んだ絆を自ら断ち切る事はほとんどしない。

備考/男児として生まれたが、父母によって女性の名と姿を授けられた。それ故に、話し方や仕草は女性の様に振舞っており、そこに対する嫌悪感は無いが稀に違和感を覚える事はある。女性を演じているのか、それともこれが本来の姿なのか…最早己ですら、どちらの性に寄っているのか捉えきれていない。今尚、病に蝕まれており殆ど引きこもり状態の生活をしている。

  • No.12 by 水海  2018-08-16 23:34:58 


(/いえ、不備等は見受けられず可憐で華奢なお子様に文章を綴るのが早くも楽しみになって参りました。質問等なければ早速なりに入っていきたい所ですが如何でしょうか?また、なりを始めるに当たって場面にご希望など御座いますでしょうか?特に希望が無いようでしたら出会いの場面から入ろうと思うのですが。)


  • No.13 by 緋鞠  2018-08-17 07:29:42 


(お褒めの言葉恐縮です。そのように仰ってくださり大変嬉しく、当方も早くお話ししたくてなりません。ご挨拶が遅れましたが、当方をお選びくださいまして本当にありがとうございます。現時点では不明点などありませんので大丈夫です。お気遣いありがとうございます。そうですね、出会いの場面から始めましょうか。どうぞ宜しくお願い致します。)

  • No.14 by 水海  2018-08-17 23:56:06 


(此方こそお声掛け頂いたこと重ねて感謝致します。どうぞこれから宜しくお願いします。それでは僭越ながらこちらが先行ロルをば、と言いたい所なのですが用事が立て込んでおりまして、宜しければそちらの娘様から先に水海へ落ちてくる描写を頼めないかと…。時間の遅い返信と厚かましい申し出ですみませんがお願い出来ますでしょうか?不都合がございましたら合間を縫って文章綴らせて頂く所存ですので、また教えて頂ければ。)

  • No.15 by 緋鞠  2018-08-18 07:44:36 



(/ご連絡頂きありがとうございます。此方の方はどうぞお気になさらず、ご用事をご優先してくださいませ。稚拙な文章故に大変お恥ずかしいのですが描写をご準備致しました。主様のお手すきの際に一度お目通しして頂き、合わないと思われましたらご遠慮なくそう仰ってください。)

__良い朝…外に出てみたくなりますね。
(格子戸から差し込む光に自然と目が覚め。今朝は幾分気分が良い気がして寝床からゆっくりと体を起こせば、寝間着の袂を整えつつ格子戸に近付き静かに独りごちり。穏やかな陽気に誘われるが如く、散歩しようと簡単に身支度を整えて。普段より体は軽く、それが嬉しくて、どんどん足を伸ばしてみる。気がつくと目の前には青い水海が広がっていた。畔から眺める水面は陽光を受け煌めき、その美しさに目だけでなく声も奪われたのか嘆息だけが零れ。暫く眺めていたが、胸元に違和感を感じ、少し無理をし過ぎたか…と反省するも、呼吸は段々と浅く早くなり、額には薄らと汗が滲む。立っているのが辛くなり、しゃがもうとしたその時、一瞬気が遠のき、そのまま体は水海へ。ひやりと冷たい感覚に意識呼び起こされ半ばパニック状態の儘、空気を求め懸命に手や足を動かすも、衣服が体に纏わりつき自由を奪われる。助けがほしくて、口を開くも声は泡となり消えてゆく。やがて肌に伝わる冷たい感触も息苦しさも意識と共に薄れて行き)

  • No.16 by 水景  2018-08-18 20:32:33 



(それはよく晴れた日の事だった。深い青を湛えた湖底にまで射し込んだ陽日は、屈折と反射を繰り返しながら煌き幻想的な風景を作り出す。まるで光の垂れ幕のような光景も、何百年と見てくれば今更敢えて抱く感想もなし、揺蕩う水に身体を預け大の字で水中を漂っていた。身体の末端が水と同化するのを覚えながら、瞼をゆっくりと下ろしたその刹那、大袈裟な水飛沫を体の何処かで感じとる。無論人の形を取っているこの体に何某かが触れた訳ではない。水海の何処かで何か起こったな。森羅万象が他人事な己であれど、我が身に災難が降り懸かるのは御免被りたいところ。表情筋を動かしたのは何時ぶりだか、僅かに顔を顰め件の場所の方向へと水をかいて。思えばこうやって主体的に行動を起こすのも数百年ぶりではなかろうか。上へ上へと水中を進みながら、ふと考える。永劫の時は退屈という感情さえも薙ぎ払い、思考は一切の働きを止めていた。凡そ、それが長く生きる為神に与えられた特権なのだろう。地上の生き物は考えることを止めた時点で生態系の敗者と化すが、時間軸から外れた者は寧ろそれが人格破壊の安全装置となる。何かに頭を使うのは久しい感覚であった。そうこうしている内に見えてきたのは、今尚湖底へ沈みゆく淡い水色。暗い青の世界によく映えるその色は、思わず足を止めてしまうほど衝撃的であった。人の子が、何故_?足を滑らせたか、それとも魔の物に魅入られたか。否、ここは注連縄さえ無いが本来ならば禁足地。水を求める人も獣も、こちら側へ落ちて来ぬよう結界の一つでも張っていたはずである。数百年ぶりに尻を叩かれきりきりと働かされる頭は碌な働きを行わず、兎にも角にもこのまま水中に放っておいて見殺しにする訳にはいかない。ぶわりと周辺の水に神気を纏い、それで人の子を包み込めば現世から常世へ場所を変えて。人の子を包む水がさあっと引き、その身体が着地したのは若い緑を保った畳。日本家屋風の建物は神域に建つ己の住処で、まさか招き入れる者が出来るとは思いも寄らなかったが、今思えばそれなりに豪奢に作っておいた甲斐がある。一心地つき起き出すのを眺めながら、人の子の処遇を考え出して。見た所娘のようで、本来ならば記憶を抜き取ってあちらへ返し家庭の一つでも築くのを見守るべきだろう。だが、焦ったり安堵したり、心を忙しなくする事の感覚を再び味わってしまえばみすみす返すのも惜しい。どうしたものか、腹の底は決まっている癖に悩む素振りを見せながら、離れた場所で片膝立てて座り込んだまま娘を見詰めていようかな。)

  • No.17 by 緋鞠  2018-08-19 07:33:05 




(鼻の奥まで染み込むような畳独特の薫りに意識呼び起こされ緩やかに双眸開かせると、ぼんやりとした焦点で捉えたのは畳の縁。先程までの息苦しさはなく寧ろ普通に呼吸できることに安堵しながら、よく働かない頭で自身に起こったことを思い返してみれば走馬灯の様に鮮明な映像が駆け巡り。意識を手放す前に己の体が何かに包み込まれる様な感覚が薄らと肌に残っているが、あれは何だったのか…というところで次第に意識がはっきりしてくる。一体此処は何処なのか、水の中に引き込まれたはずの我が身が今こうして此処にあるのは何故なのか、そもそも生きているのか…様々な疑問が頭をもたげてくる。一旦思考を落ち着かせようと薄く睫毛を伏せ一呼吸置き。先ずは現状把握優先と瞼開かせるとゆるりと左右に視線走らせて、ある一点に着地する。そこには片膝を立てて座る男性の姿があり。その姿は、全ての美辞麗句を並べようとも形容し難い美しさ、いちいち取り立てて言うなら美文辞典が優に一冊編まれるほどになるだろう。相手の何か思い悩んでいる風のその表情がまた秀麗極まりなく…兎に角、その浮世離れした相貌に刹那魅入ってしまったのであるが、そこに自分以外に人がいるとは想定外、ましてや今までの様子を全て見られていたのかと思うと羞恥が込み上げ身の置き場所もないほどに感じられ…咄嗟に反対の方へと体ごと向けるが既に目を覚ました事は気付かれてしまったであろうから、そのままゆっくり身を起こす。そのことで視界が広がり、部屋の一部の様子が目に映る。その様子から此処が如何に立派な邸であるか想像容易く。背筋を伸ばし膝を揃えて正座の姿勢を取れば向かい合うような形となり。相手と一定の距離はあるものの羞恥心が残る故に目は合わせ難く視線はやや下向き加減に留め、先ずは相手の反応を待ち。)


  • No.18 by 水景  2018-08-20 07:36:49 


(武家屋敷のようなこの家は、己の神気で満ちた文字通り神の領域。くわえ水に由来する性質からか"呼"や"気"というものに酷く敏感なのである。人の子が一呼吸ついた時点で、肌を撫ぜる空気の流れの違和を感じ取っては早々に起床を察知しており。意図せずしてだんまりを決め込んでいる相手の戸惑いはまあ、人の世に疎くとも理解出来ぬ訳では無い。凡そ死んだものとばかり思っていたのだろう、そう当たりを付けては少しばかり同情を。あれだけ己の奥深くまで落ちてきたのだ、気を失う迄に苦しい思いをしただろう。そこまで考えが及んだとして、慰めてやろうなどと思い付きもしないのは神たる所以か。未だ此方を向かぬ事を良いことに、観察するような視線は止めず。長い髪は、己と同じ寒色だ。ふと発見した相似点に知らず頬が緩くなる。神が己の霊力を注ぎ込めば、その髪、その瞳は同じ色に染まるという。試した事などある筈もないが、試すまでもなくよく似たその色に親愛の情が湧くのはこれ迄の孤独のせいだろう。まじまじと観察する双眸も衣擦れの音に色を変え、取り敢えず澄まし面を浮かべてみせて。起き上がったものの此方を見もしない人の子に、深い溜息を付けば口を開いて。「大事はないな。私は揺蕩う深青の湖底の主にして、その正体を水海の化生。此処まで招いたのは数百年の私の生でお前のみ。_取り敢えずはよく来た、楽にするといい」先ずは身体の心配をすれば、自己紹介と共に迎え入れる言葉を紡ぐ。よく来た、とは溺れ沈んだ人間に皮肉なものだろうが、何分独り身が長いせいか寿ぐものになりがちだ。ここまで語れば、今度は視線をじいと向けて「ほれ、何をしている。次はお前が語る番だぞ可愛い嫁よ」怜悧な面立ちに似たわぬ幼げな動きで首を傾げて、相手の話を強請ろうかな。)


(/昨日の分のロルが打てず申し訳ありません。夜型人間故中々そちら様とは時間を被せる事が出来ませんでしたが、どうにか今日は滑り込みましたので拝見頂ければと思います。返信遅くなってすみません。)

  • No.19 by 水景  2018-08-21 20:30:13 



"アレ"の言葉が聞きたいな。
(水色の後ろ髪を眼裏に浮かべれば口元に微笑を湛え、独りごちる。未だ聞かぬ言葉を求めて、未だ聞かぬ声音を求めて。伸ばした手は泡を掴んだ。可愛い人の子、私の妹背。静寂と孤独を破った彼の人との出会いに祝福を。)



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(/2日過ぎたわけではありませんが、下がっていたので上げておきます。水景、水声共々気長にお待ちしております…!)


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