黄金色の導き（非募）

赤井

…先に言われてしまったな

（相手のだんだんと変わっていく表情を愛おしそうに見ていれば明確な気持ちを伝える前に相手から先に告げられてしまい、なんとなく相手よりも先に伝えたかったがこれはこれでいいか、と思い直して相手の頬へ手を伸ばし優しく撫でては「俺も好きだ」と告げて

安室透


っ……本当に、狡い。

(頬を撫でられたまま相手の言葉を聞けば、目線を落としこくこくと頷く。まさか両思いだったとは、とにやける顔を相手に見せまいと目線を外して。 )

赤井

君の可愛さには負けるよ

（狡い、と言われてしまえば小さく苦笑を漏らして尚も頬を撫でながら顔をそらしてしまった相手を見ながら苦笑を優しげな笑みに変えて甘い言葉をかけて

安室透


っ~~~…… この話はまた後で…！ 今は食事をしに来たんです、！

(このままだと相手に流されてしまう、と首を振り相手の手を離させれば、「…こういう事は二人きりの時に。」と小声で。何にしようかとメニューを開けば、火照る顔をパタパタと手で扇ぐ。)

赤井

そうだな

（二人きりの時に、と言う言葉に素直に頷けば自分もメニューを手に取りパラパラと見てはすぐに決めたのかメニューを閉じて元の位置に戻し

安室透


、僕も決まりました、

(メニューを閉じる相手にそう言えば、パスタを頼みたいようで。 店員を呼べば己のを先に注文し、相手のを何かと問いかけて。)

赤井

俺はこれを

（相手が注文し終えれば相手とは種類の違うパスタを注文して馴染みのある店員と一言二言交わしては小さく笑みを浮かべて

安室透


…、本当に行きつけのようですね。

(店員とのやり取りを一部始終眺めていれば、本当に相手が気に入ったお店だとよくわかる。 だがしかし何故か己にはここのお店には負けないイタリアンを自分で作り相手を己の料理の虜にさせたいなど考えていて。少しむう、とすれば絶対に家に呼んでやろうと計画してみる)

赤井

ん、あぁ
君を連れて来ようと思ってしばらく通っていたんだ

（いつでも自分の行動基準はまず相手のことが最優先で、それを隠すこともなくサラリと言ってのければ先ほど運ばれてきたバーボンの入ったグラスを手に取り

安室透


っ、そうだったんですか… 。

(己のためにしてくれていたのかと思えば段々と愛おしさが増していく。なんだか抱きしめたくなってくれば、後でしてみよう、なんて。嬉しそうに礼を言えば、相手が己のかつての名前と同じお酒を飲む姿をじい、と見つめて。)

赤井

…どうかしたか？

（バーボンのグラスをあおっていれば相手からの視線に気づいて一旦グラスを置いて不思議そうに首を傾げては問いかけながら見つめ返して

安室透


、いいえ。…何でもありませんよ、

(微笑みながら 見ていただけです、と付け足せば己も相手の名前と同じライに口をつけて。 1口飲めば久しぶりのアルコールに心地よさそうに一度目を閉じて)

赤井

そうか

（見ていただけと言われれば小さく笑みを浮かべて頷きもう一口バーボンを飲みながら、今度はかつての自分を表していた名の酒を口に含む相手をジッと見つめて

安室透


…はは、……そんなに見られると照れますね。

(己も相手を見ていたが、それを相手にされるとなんだか恥ずかしくなってきて。 それならば、とライに口をつけながら相手の目をじっとりと見つめて。わざと誘うような仕草をしてみる。 )

赤井

そんな顔してどうした

（照れる、などと言いながらもアルコールを口に含みながらじっと見つめてくる相手に苦笑のような笑みを浮かべて言いながらも、誘ってくるような視線にご無沙汰ということもあり欲が出そうになっていて

安室透

、、ふふ、。 なんだか不思議ですね。

(以前より色々な表情を見せてくれる相手を不思議と思ったようで。上記を述べれば相手の手を取り手の甲に唇落として。 「…ここで僕が誘ったら、どんな顔になるんです？ 」なんて言いながら口を離して。)

赤井

君も、そんな顔をするとはね

（以前まででは考えられないような自分を誘う表情をする相手に、まともに答えるとこんな所で言えるはずのない答えになってしまうためか誤魔化すように告げて

安室透


、あ。誤魔化した…、 では後でしつこく問いただすとしますか。 ……僕しつこいですよ。

(誤魔化されて仕舞えば仕方ない、と元の表情へ戻りちょうど持ってこられたパスタへ視線を移す。「凄く美味しそうですね、」と先ほどまで相手に誘うような視線を送っていたなんて思えないほどの純粋な笑顔を向けて。)

赤井

君が言うとシャレにならんな…

（しつこいのだと聞けば苦笑を漏らしながらまるで冗談には聞こえない、と半ば諦めにも似た心境になっていればパスタが運ばれてきて一気にはしゃぐ相手にふ、と笑みを漏らして

ここのは絶品だ、食べてみてくれ

安室透

、覚悟しておいてくださいね、

(苦笑いを浮かべる相手に挑戦的な笑を向ければ、なんだか相手の弱点が握れそうな気がして頬が緩む。こんなに弱点の分からない相手なのだ、どうしても弱点が知りたい。)

へえ、そうなんですね…頂きます、

(絶品だと言われれば楽しみなようで。フォークで少し救いスプーンの上でフォークを回し絡ませれば口へ運ぶ。「っ、本当に美味しい…！」と感動した顔で相手を見て。)