赤の女王 2018-06-06 13:39:59 |
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>仔鹿
あー…お世辞にも良い所とは言えねえなあ。
(深く森の空気を吸い込んで吐くと、クラクラしていた頭も多少スッキリした様な気がする。仏頂面こそ変わらないものの眉間に寄っていた皺を僅かに薄くして。元々の住まいについて、如何にも戦争とは縁遠そうな相手に出来る様な上手い説明が思い浮かばず口篭っては自分の感想を述べる事で間を繋ぎ。「便利だが喧しくって、何処も彼処も煙臭くてかなわねえ場所よ。…此処とは正反対の所、って言やあ何となく伝わるか。」時折相応しい言葉を探して視線を彷徨わせつつポツポツと説明すると、これが好奇心を満たせる答えになっているだろうかと自信無さげに横目で相手の反応を伺い。森に良く馴染んでいる木の住居、自身にとっては中々目新しい外観をしげしげと眺めていると背中に軽い衝撃を受け、パチリと瞬きすれば「…まあ、追い出されねえ程度には動くつもりだ。宜しく頼む。」と気の抜けた返事を。)
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