助手 2018-05-23 21:25:11 |
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様式美ってやつだろう。恋に焦がれる奴ほど「お決まり」のことをしたがる。その件については朗報があるぞ、先日そのポテト屋は潰れてケバブ屋ができていた。今度食べに行くか?
『おいおいおしゃべりなんかしてる場合か?もう水がワトソン先生の肩まで来てるんだぜ?ついでに爆弾のタイマーもいい時間まで来てる。安心しろよ先生、その爆弾は水に濡れてもちゃんと爆発するよう作ってあるんだ。残念だなぁ、もしこの水槽のガラスがもっと薄かったら爆発でガラスを吹き飛ばせたのに。このままだとワトソン先生は爆弾を抱えて溺死したあとにタイムリミットで水中バラバラ死体の運命を辿りそうだな』
(ジョンはこちらの無駄話に乗ってきて、いつもの調子を少し取り戻したようだ。イヤホンの向こうでジョンが笑うのが聞こえる、その声にこちらも安堵の笑みを浮かべた。寒さに震え恐怖に押しつぶされそうになっているものの、今までよりも平時に近い声を聞けば自分の心も冷静になっていく。全速力で4階のメインコーナー、イルカショーエリアに向かう。走って体は熱くなってくるが、まるでそこだけ冷やされているように頭は澄んでいる。もう少しでジョンを救うことができる。
だがそれをよしとしない男がいた。エドワード・ピアースだ。エドワードはわざとジョンの現状を言葉にして突きつけ、さらには溺死の未来をジョンとシャーロックに刷り込んでいく。シャーロックは爆弾魔の声をを振り払うように1度目を強く閉じて再び開いた。溺死にしろ爆死にしろ、ジョンのタイムリミットは迫っていた)
6…28…496…完全数!ジョン!紫の解除コードは8128だ!
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