匿名さん 2018-05-08 21:00:30 |
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>燈、奏音、食堂組
灰谷「ん…ふふ、分かりました、今渡してきますね。」
「ただいま戻りました。…ええ、これは燈さんからです。先程のお礼として凄く嬉しそうに『あげて欲しい』と言われまして。これ、とてもおいしいと思いますよ。私もおすすめしておきますね。」
(燈を抱き上げている時首元に手を回しこちらにある程度身を任せてくれることからは、やはり彼女が自分のことを信頼してくれているのが垣間見えて、隣に座った時つい微笑んでしまうのだった。そんな彼女から肘をつつかれたのでその方を向いて首を傾げる。どうやら、彼女は奏音に卵焼きを渡して欲しいらしい。よかった、私以外の人にも少しずつ緊張することなく接することが出来ているようだ。1人に限った話ではないが、奏音と彼女が仲良くなるのは私も嬉しい。頷きつつ卵焼きを小皿にひとつ取って応じると、奏音に声をかけて渡し、ついでにおすすめして)
「…えっ。…あ、ああ、奏音さん。燈さん。大丈夫…、大丈夫ですよ。えっと…私がもらってもいいでしょうか?」
(タコさんウィンナーをもらった燈が小刻みに震え涙を溜めだしたので、奏音と燈を交互に見ながら、大丈夫と言いつつも自分が慌てだして。どうしよう。これでは2人が微妙な感じになってしまう。タコさんウィンナーは恐らく母親に似ている(?)という理由で食べるのが難しいのだろう。しかし奏音の思いも大事にしたいので、半ば苦し紛れではあるが自分がもらってもいいか、と聞いてみて)
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