Dream 2018-04-22 17:28:49 |
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( 広大な図書館。本を捲る音、羽ペンの走る音、そして気を使いながら踏み鳴らされる靴音のみが響く空間で、声を掛けてくる生徒たちに上っ面の笑みを浮かべながら、一人の少女を待っていた。勉強を教えてほしいと頼んできた者たちが心からの笑みを向けてやるに値するとは思えなかったし、上っ面だけで十分彼らは満足しているようだったので、これ以上を与えてやる必要も感じない。ただ、トム・リドルが勉強もせずに図書館のテーブルに腰かけているのは大層不思議に映るらしく、降り注ぐ周囲からの視線はいつまで経っても止まなかった。
日曜日の朝という時間帯のせいか普段より人影はまばらだが、これから少しずつ増えていくのを知っている。その中でたった一人だけを待ち続けるも、未だその人物は現れない。待ち人は背が高くなく、その上華奢であるから見落としているのだろうかと一瞬思ったが、自分がそんなへまをするはずがないとすぐに考えなおした。レポートでも持ってくれば手持ち無沙汰な思いをせずに済んだのだろうが、生憎日曜になってもまだ終わっていない課題など一つも存在しない。
何か本でも持ってこようかと考え始めた頃、少し離れたテーブルのそばを己の待ち人が横切っていくのが見えた。ゆっくりと立ち上がり、歩いていくその小さな背中を追いかける。もう数歩ばかりで追いつくというところで、努めて静かに声を掛けた。 )
……沙夜。
いえ、謝っていただく必要はございませんよ。こちらは一時期よりも随分落ち着きました。細やかなお心遣いを本当にありがとうございます。こちらも都合の良いタイミングにご返事いただければそれで充分ですので、お互い気楽に進めていきましょうね。いつも貴方様の優しいお言葉に支えられております。
クディッチ編の締めと新たな開始ロルをありがとうございました。申し訳ないなんてとんでもない、むしろ毎度こちらの思いついた展開に付き合ってくださりありがとうございます。やりたいことなどございましたらご遠慮なく仰ってくださいね。
踏み込むか否か決めあぐねているということですが、お好きなようにしていただけると嬉しいです。一先ずはこの日曜日中にホグズミードへお誘い出来たらと考えているのですが、沙夜ちゃんの立ち回りなどはお任せいたします。こちらの対応はこれから徐々に軟化させていけたらと思っているのですが、何か不都合やご希望等はございませんか?
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