桜ノ部屋

昨日、花緑さんがいらっしゃったみたいですね……。(驚く)
寝ていまして、すみません。(少し気を落としひとり呟く)

寝過ぎてしまって目が冴えてしまいましたねぇ……。
進みもしない事も考えてしまいますし____どうしましょう……。あ、鯉のぼり！出し忘れていましたね！(立ち上がると倉庫へ向かう)

眠いです、
もぅ……。

zzz___……。

ワインはやはり飲むべきではなかったですかねぇ……。(赤く染まった頬に手を置き)熱い……。
でもあんなに良いワインを差し入れして頂いたら飲まざるを得ない。飲みたい。____これがなければまだ飲んでいられるんですけどねぇ……。(小さなテーブルの上に置いてある手鏡を見て自分の顔が赤い事と目がぼんやりとしている事を確認し)
一眠りしましょう。あぁ、その前に水を……。(手鏡の近くに置かれた水の入ったペットボトルを掴んで飲み)
____(くてん、とそのまま床に寝転がって目を閉じる)

クシュン！____明け方冷えますねぇ……。(ずすっ、と鼻をすすり毛布手繰り寄せ)
早く目が覚めてしまいました____何しましょう？(部屋の中を見回して)

すまねぇが、勝手に邪魔するな（片手でﾄﾞｱ開け入室／ﾍﾞｯﾄﾞに寝かせて）――…夜遅くまでありがとな。おやすみ桜さん、良い夢見とけよ。じゃあな（髪撫で／手ひら）

____そういえば、昨日はどうやって部屋に戻ったんでしょう……。寝てしまって____？(寝落ちしてしまう前から思い出してみる)
朱殷さんですかねぇ____ベッドで声を掛けられたような？(キョトンとして、ふふ、と微笑み)
ベッドまで運んで頂いてありがとうございます。(ひとり呟き)

(部屋の戸をガタリと開く)
建付けが悪くなっていますね……。
埃も蜘蛛の巣も＿＿(苦笑)
＿＿みなさんは元気でしょうか？
元気だと良いのですが……。
なんて、我儘を言っていなくなった僕が言えるものではありませんね。
掃除だけしていきましょうかね＿＿年末ですし(部屋を眺めて懐かしそうに微笑む)

嘘…やろ？（驚いた様に目を見開くと、相手の部屋の前で立ち止まり）
桜はん…帰ってはったんですか…（うる）
出来るなら、一目でええさかい姿が見たかった…（扉に額くっつけ）
せや…（思い付いた様に胸元から懐紙と筆を出せば）

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桜はん へ

帰ってはったんやったら、一声掛けて下さったら良かったのに。
僕、桜はんに伝えられんかった事があるです。
もし、次に会う事がありましたら、聞いてくれはりますか？

何よりも、元気な顔を見させて欲しいです。

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