VIVID COLOR PARADE【3L】 

 VIVID COLOR PARADE【3L】 

◆  2018-04-03 00:00:02 
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    ✧✦ VIVID COLOR PARADE ✦✧       


 Run, jump, step and dance on the canvas.
    Dye the world in your color.


       TABLE OF CONTENTS

     >01 INTRODUCTION / RULE
     >02 COLOR CHART / PF
     >03 HOUSE / NPC


    【!】芸術家/シェアハウス/3L



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  • No.356 by Noah MacNeil  2019-03-30 23:28:54 


>Leone

ッ…! ご、ごごごめんなさ……――っ我、慢…? それ、は、……。

(幾つもの所有印を刻んでもなお己の欲心は消沈の兆しを見せず、むしろより身に宿す熱を強めては、更に深く深く彼を貪り喰らおうと牙を晒した矢先。形ばかりの問い掛けへ差し込まれる必死の制止が、芳醇の赤に熱く茹だる脳を多少なりとも冷却し、いくらゲームといえど嫌悪を抱かれたかと面食らいあわあわと動きを止めて。しかし、様子を伺うべく首元へ埋めていた顔をそっと持ち上げれば、薄らと羞恥に涙を溜め此方を見上げるアメジストと目線がかち合い、薄く整った唇から紡がれる彼の本音が僅かに蘇った理性をも完全に焼き切って。気が付けば、仄かに色付くその薄紅色へ一方的に唇を押し付け、ちゅ、ちゅ、と幾度も重ね合わせてゆく己の頭に、もはやゲームの事など跡形もない。ただひたすら、待ての終わった獣のように我を失い眼下に捕らえる獲物を喰らっては、時折呼吸の為に僅かに離した唇から蕩けるような甘言を零し、また性急にそれを合わせて。知識不足故に幾ら数を重ねようとあくまでも幼い口付けに留まるものの、込める愛情の多寡は合間に見下ろし細められる熱い瞳に明らかだろう。いつの間にやら、拘束の手すらも本来の目的を忘れ、下へ組み敷いた手指と甘く絡めるばかりとなり。)

…レオーネ、かわい……っは、ぁ…――好き。レオーネ、すき、すき…っ。もっと、君の可愛いところを見せて…?


(/こちらこそいつもいつもお世話になっております。正直愚息ではキスに後一年はかかるのでは…?と少々懸念していたため、非常に美味しい展開でした…!笑。背後様の力量に改めて脱帽すると共に、息子様の小悪魔さにも大変身悶えさせていただきました、本当にありがとうございます。
また、返信ペースについても承知致しました。お忙しい中、いつも細やかなご連絡を下さり伏してお礼申し上げます。当方のような不束者に一年にも渡りお付き合い頂いている事に関しても、本当に日々感謝の念が絶えません…是非、これからも宜しくお願いいたします!※こちら返信不要です)
 

  • No.357 by Leone Celadon  2019-04-07 11:08:31 



>Noah

だっ、から…やめッ……、っ!――……。ん、ぁ…は、……、…

(覚えたての言葉を口にするように形ばかりの口付けはお世辞にも上手いとは呼べないものの、何にも代えがたい好意の眼差しを一心に注がれ、息継ぎの間に零される甘言に瞳を伏せて。紅白の液体で紛らわした欲を満たすものばかりと、優位に立てるはずの手札に振り回されては、徐々に深まる想いにひどい熱を帯び始め。野獣のように豹変した勢いに翻弄されつつもやり過ごす算段は、無防備な手指を取られ彼の手によって卑しい衝動を掻き立てられれば、辛うじて保っていた理性が崩落し確りと握り返すと掻き抱いて。有頂天に達した感情の渦を前に鍵の掛け方も忘れ、欲望に忠実に貪り尽くす修羅の如く舐めるように唇を這わせ、僅かに空いた隙間へと舌を差し入れては濃厚に濡れたものを絡め取り。心を焦がすまで狂おしいほどに愛おしい感触に、高揚した熱が昂り先のような気遣いも無く艶めかしい音を立てては、ただひたすらに鳴りやまない音色に身を任せて奏で続け。蜜の味を堪能した末に妖しく糸を引き恍惚と出来上がった眼差しを向ければ、冷めない想いの形を矢継ぎ早に並べつつ仕上げの口付けを再び重ね合わせ、別れ際に輝き揺れる紫の石に触れながら耳の裏まで手で覆って。)

Vedi come sono pazzo di te? Sei speciale per me.――…っ、はぁ……、おかしく、なりそう…。ノア、好き。我儘だとわかっていても…誰にも、渡したくない。あぁ…本当に、僕は卑怯だ。


(/大変お待たせいたしました。返信ペースについて快く承諾してくださり、本当にいつもありがとうございます…! 慣れない環境に悪戦苦闘しながらも、お陰様で大事なく過ごせております。また、息子様と物語を紡ぎ始めて今日で丁度一年になりまして、これまで沢山の観点や技術を学ばせて頂いたりと、息子様や背後様にはただただ感謝の気持ちでいっぱいです。これからも互いに楽しめる展開運びが出来るよう、尽力いたしますのでよろしくお願いいたします。
さてさて、例の如く緩んだ愚息の言葉は軽く水に流して頂いても聞き取られても問題ありませんので、お好きなように捉えていただければ幸いです。※こちら返信不要です。)


  • No.358 by Noah MacNeil  2019-04-10 20:11:42 


>Leone

――ふ、ぁ…!? ッれお、…んぅっ……、

(組み敷いた彼を更に貪らんとする唇の僅かな隙間へと、不意に割り込む粘膜の感触に思わずビクリと肩を跳ねさせるも、掻き抱く腕に後退を封じられれば呆気なく喰らわれる側へと転落し。ぬるぬると幾度となく絡まり擦れ合う舌の熱さに踊らされ、互いの唾液が織り成す淫靡な音に鼓膜までをも侵されては堪らず彼の胸元を強く握り。まるで舌先から一つに溶け落ちてしまうかのような狂おしい迄の快楽と酸欠に意識を朦朧とさせた矢先、折り良く一休止と柔いものが離れるや、とろんと瞳を潤ませだらしなく紅に蕩けた顔で必死に息継ぎを。その少しの間に紡がれた異国の音は、あの雨の日に送られた言葉を心に留め、以来密かに積み重ねてきた知識を統合すれば読み解く事も恐らくは可能だっただろう。けれど、正に言葉などよりも遥か雄弁に、不実な混じり気など微塵もない至近距離の熱量に思考も呼吸もその尽くを焼き尽くされては、続く口付けにただ抵抗なく瞼を下ろして。もう幾度目かの忘我へと誘う魅惑の味わいに陶酔し、欠けた心が丁寧に埋められていくような心地で再び離れた顔を熱っぽく見詰めるも、くらくらと感極まり込み上げる情動は喉を詰めるばかりで上手く言葉にならず。むしろ過度の刺激と酸欠に元の酔いが重なり、無様に目を回せば頬から耳裏にかけ添えられた手をすり抜け、容量過多とばかり彼の肩口へくたりと身を預けて。)

はぁ、…は、……レオーネ、レオーネ…っ! …俺も、君の事が――~ッごめ、…今のちゅー、なに…? く、くらくら、する……起き上がれな、…。 

  • No.359 by Leone Celadon  2019-04-15 01:07:09 



>Noah

――少し刺激が強すぎた? でも…僕をその気にさせた、ノアが悪いんだよ。だから早く負けを認めて、もっともっと……可愛いキミを僕だけに見せて。

(のぼせた彼を包む手の平から抜け出したかと思えば、まるで差し出すように肩口へと収まるその身に、歪む情動を孕んだ瞳を細めゴクリと生唾を呑みこみ。…おいしそう。蕩け成熟と映った誘惑も上がった息遣いも、奪った唇から弱々しく発せられるその音色も、不純に澱む欲が肝に銘じて耐え忍んだ調律を狂わせる。艶めかしく舌に残る嗜好の感触に踊らされては、課した命も守らず自らの褒美を卑しく貪る愚行は覆われたフードまでもを剥ぎ取り、露わとなった首筋へと無慈悲な咎人の印を押し付けて。昂る音の数だけ暗闇に潜む柔肌を喰らいながら薄らと赤く色付いた領域に耽溺すれば、注いだものや身勝手な我儘に疲弊してか力なく伸びる隙に付け入り、歯止めがかからない罪状の責任を転嫁させ。欲張る夢幻に踊らされ持ち掛けた勝敗を待たずに景品に手を出した今、もはや名ばかりの勝利の行方を急かすように促しては、乱れた髪に手の平を埋めさせ耳元で短く音を鳴らし。偽りのない最愛の口付けを経てもなお貪婪と渇く飢えを垂らすも、捕らえた鳥籠の中で熱を帯びる心身の食休みにと、梳く度に甘く芳醇な香りを漂わせる愛おしい後頭部をゆっくりと撫でて。)

酔いが回った? それとも溺れた? ほら、落ち着いて息をして…良い声で鳴いて…。――…、まだ全然足りないけど…少し休もうか。

  • No.360 by Noah MacNeil  2019-04-17 08:09:31 

 
>Leone

ッひぁ…!? ちょ、…なっ、ななななん…!? ま、待って――…う、ぁっ……~っ!

(重心を失った身を彼へと預け、ふわふわと蕩ける脳に欠乏した酸素を送り込むべく荒い呼吸を繰り返していれば、不意にひやりと外気に晒された首筋へよもやの追撃を受け。薄い皮膚に触れる柔い感触と肌を焼くような熱い呼気に途端びくびくと背筋を震わせ、脳をも溶かす甘ったるい極上の痺れが忽ちに全身を毒のように回り広がっていく。思わず喉から迸りそうになる羞恥の音を押し殺すべく必死に空いた手のひらで口を塞ぐも、溢れるそれら全てを隠し通す事は叶わず、終いにと耳元へ落とされた小さなリップ音にすら過剰に身を跳ねさせて。先刻優勢を取り己の賞品までもを半ば奪い取ったのが嘘のように、容易く返し直された盤面に相当の口惜しさを感じないでもないが、こうまであからさまに己に対する欲心を露わにされては心を踊らせぬ訳もなく。「た、足りないって…ッ! レオーネって、俺のこと、そんなに…? …ほんと…?」聞き捨てならない彼の台詞を受けてあたふた動揺を示しつつ、頭部を撫でる繊細な指先が与えるしばしの休息にゆるりと瞳を細め、忘れかけていた眠気までもが僅かに蘇り。鼓膜を揺らす甘美の音色に胸を高鳴らせ、ますます回る酒気に彼の弱点であるらしい首元へ頬を擦り寄せては、秘めた牙を研ぐかのようにくつりと意味ありげに喉を鳴らしてみせ。続け少々気恥ずかしげに互いに絡めたままの指をその股から指先へゆるゆると上下させると、はたして腹底の赤になのかそれとも眼前の青になのか、甘やかな熱に酩酊し緩む口調で宵の添い寝を強請って。)

……うん…うん、あの、いいよ。…その、俺の、負けでも…。――でも、少しくらいは俺も…いいよね? ……、ねぇ、レオーネ。ごめん、なんだか俺ちょっと眠くなってきてて…ご飯、食べてからでもいいから、俺のベッドに行こうよ。そこで、その…少し“遊んだ”ら、そのまま一緒に眠ろう?


―――――――――――――――――――――――――

◆ トピック運営についてのお知らせ >246

 

  • No.361 by Leone Celadon  2019-04-24 07:54:48 



(/いつもお世話になっております。取り急ぎご報告のみで失礼します。
思いの外時間が取れず少々立て込んでおりまして、当方の技量が足らぬばかりにお待たせして大変申し訳ありません。何事もなければ土曜日頃にお返しできるかと思います。毎度ご迷惑をお掛けしておりますが、ご容赦いただけましたら幸いです。 ※こちら返信不要です。)

  • No.362 by Leone Celadon  2019-04-28 02:57:15 



>Noah

っん、はぁ……あぁ、可愛い。ずっと…ずっと、キミが欲しかった。身も心も…狂おしいまでに、そのすべてを……飲み干してしまいたい。――Non trovo altre parole per esprimerti questi sentimenti all'infuori che : TI AMO.

(酒に乗じて彼の懐に付け込み贅沢な果実を一心不乱と貪り、帯びる熱に釣られ上がる息も艶めかしくそそる食欲と共に増し、粉飾の剥がれた欲望を露わに溢れるばかりを注ぎ込む。それでもと卑しいまでに夢幻に溺れ飴と鞭を織り交ぜ野獣を手懐ければ、纏った黒衣を失い首元へと擦り寄る繊柔な毛並みはこそばゆく、甘えた喉を鳴らす愛嬌に緩んだ封から油紙に火のついたように真意を並べ立て。眠気を纏った蕩けそうな願いがのぼせる耳元を通る度魅入られるその音色に身を震わせ、気休めにと空けた液体とはまるで異なる幸福感と真の栄光を勝ち得れば、不純な欲を刺激する扇情的な夜の誘いに濡れた舌でちろりと唇の舐め。皿の上で行儀よく鎮座する冷めた食べかけの品々と腕の中で甘く危険な香りを放つ御馳走とでは、腹を空かせ暴かれた本性が何方へ手を伸ばし食したいかは一目瞭然。取り残された銀食器らや雑多に転がる空瓶にも脇目もふらず、遠慮がちに悪戯を仕掛ける愛おしく絡めた手を引き、捲れる袖から覗く腕に合意と褒美の口付けを刻みつけ。今し方施した印から角ばった甲の中心へと一筆に舌を走らせれば、するりと絡めた指を解き預けられた身の両肩を支えるように掴み、柔らかな笑みを交わしつつゆっくりと身体を起こす。この僅かな隙間すら惜しく思えど、力の抜けた片腕を己の肩へと回し確りとした足取りで立ち上がれば、捧げた心も躍る招待状に示された静寂で甘い部屋へと彼を連れ去って。)

ん、いい子。僕の瞳には映るのは…ノア、キミだけだ。あの時から僕の心は決まっているのに…、本当にずるい。……ならお望み通り、美味しく頂くとしようか。――…さぁ、心行くまで楽しもう。…二人きりの、甘い晩酌を。


(/大変長らくお待たせいたしました…! いつもいつも申し訳ありません。息子様からの魅力的なお誘いに、思わずお持ち帰りさせていただきました。は、果たして息子様をちゃんと寝かせてあげられるのだろうか…。いや、その前に寝落ちする可能性が…。笑。
気が付けばキリの良い所まで来ましたので、この辺で一旦〆させていただければ。甘い晩酌、いかがでしたでしょうか。少しでも貴方様にも楽しんでいただけたなら幸いです。今後は翌日でも別の展開でもお好きなように回して頂ければと思います。勿論、ご相談のみでも喜んで飛んでまいりますので、お気軽にお申し付けくださいませ。※こちら返信ご自由に。)


  • No.363 by Noah MacNeil  2019-04-29 08:23:29 


>Leone

ん……――痛っ…。な、んだろ…頭が…。

(微かに耳朶を擽る軽やかな小鳥の囀りと、窓から射し込む朝陽の眩さに薄らと瞼を開ける。ぼんやりと霞む眼で視界に映り込む自室は、いつも通りの絵具の匂いを伴う雑然としたもので、特段の変わり映えはない。衣服は勿論、その他生活と勉強用具までもが雑多に詰め込まれたタンスが一つに、絵の立てられたイーゼルと簡易な木椅子。それに沿うように置かれた丸机にはパレットや幾つかの筆、絵具に油壺等といった画材が置かれ、溢れた他の美術用具や完成済みのキャンバスは周辺の床へ無造作に転がっている。足の踏み場がないという程ではないが、ほぼ描画のみに収斂されたその内装はまさに自分だけの小さなアトリエと言えよう。そんな慣れ親しんだ光景を横目に身を起こそうとした折、何やらズキリと頭部に鈍い痛みを覚えては怪訝に首を捻り。しかし寝起きの頭では上手く昨夜の要因を辿る事も叶わず、まずは枕元にある筈のスケッチブックを取ろうと習慣的に視線を移した先で、ようやく健やかな寝息を立てる彼の存在を認め。…どうして、この子がここに。呆然と見詰める内その幼い寝顔に堪えかねた手がいつの間にやら彼の頭部を優しく愛で始めたが、相も変わらず脳内の状況把握は遅々として進まぬまま、混乱を極めた願望混じりの世迷言を誰にともなく呟いて。)

…れ、レオーネ!? なんで…、え? ええ…? ……、き、今日から俺の部屋で暮らしちゃうの…? どうしよう、いつの間にそんな事に…。


(/いえいえ!お忙しい中、いつも多くのご配慮とご丁寧なお気遣いを頂きましてありがとうございます…! また今回の展開も毎度の事ながら大変に楽しませていただきました、本当に本当にありがとうございます。当初こちらが愛でるつもりが想定以上に息子様がお強かった……か、勝てない…!笑 短くなるやもしれませんが、せっかく添い寝展開を強引ながら捩じ込ませて頂いたので、ぜひ息子様と朝を迎えたく翌日へ続けさせていただきました。また阿呆な事を申しておりますが、適当に相手をしてやっていただければ幸いです。
息子様の寝落ち…可愛い…。いっそ、二人とも仲良く寝落ちといたしますか、笑。少なくとも愚息の方は幸福感とお酒の効用で十分と経たず眠ってしまった、ということでは如何でしょう?)
  

  • No.364 by Leone Celadon  2019-05-01 02:51:22 



>Noah

――……“ネーロ”、おはよ…。…ふかふか、すき……。

(幼い頃から特別な体験をした日に見る夢には、その時の興奮が残っているのか現実には起こり得ないような不思議な出来事がよく出てくる。一時の幻は昨夜の朧げな甘い晩酌に煽り注いだ液体も相俟ってか、ふわふわとした浮遊感や優しく包み込まれるような居心地の良さに、溢れる喜びを押し隠すことができず自然と相好を崩し。けれど、浅い夢から連れ戻さんと言わんばかりに小鳥の囀りが奏でられれば、酔いが抜けきらぬ身が欲する喉の渇きと億劫な気怠さを覚え、夢現を彷徨いながら嗅ぎなれない香りと誰かに呼ばれたような声に重たい瞼を薄らと開き。うつらうつらと眠気を纏ったままの世界に映る光景は些か慣れぬ気配もあれど、何処か覚えのある妙な安心感が漂う一室のベッドの上で、隣に寄り添い見詰めてくる影は臆することのない黒い身体。暫くぼんやりと眺めているかと思えば不意に彼を引き寄せ、手探りに落ち着く場所を探るように頻りに抱き直しつつ腕の中に納まれば、抗うことを辞めた眼を閉じ寝惚けた挨拶を呟いて。酔い潰れた後の記憶が曖昧であるが故に、酔狂な泡沫の物語との境目に迷い込めば容易く彼と黒兎とを誤認し、仮面の奥に隠した人恋しさを埋める習慣を気の抜けたまま途切れ途切れに紡ぎ始め。)

…んっと、あのね……はな、したいこと…いっぱい……、だから、きいて……。きのう、ノアが……、…で、いっしょに……、……。…それ、から……、…ん……。


(/蛇足ですが、実は早々に絡み酒にするつもりが、冒頭で既にワインを何本も空けて正常な意識を保てているのなら、実は相当強いのでは…?と背後が一番焦っていたのは秘密です。潰れ易いお酒の種類も考えておかなくては…。笑。
甘い事でも仕出かしたと思えば、二人とも寝落ちとは…微笑ましい。有難いことに息子様と朝を迎えられましたので、当方も欲張りにも寝惚けた展開を捩じ込ませていただきました。探りを入れるでも叩き起こすでも、貴方様のお好きなように。※こちら返信ご自由に。)



  • No.365 by Noah MacNeil  2019-05-01 21:10:47 


>Leone

あっ、起きた…? お、おはよう、レオーネ。……、あれ。…もしかして、ちょっと寝惚けてる? ふふ、…ぼんやりしてるレオーネも、かわ――っ、うわ…!?

(億劫そうに覗く未だ眠たげなアメジストへと少々ぎこちのない挨拶を紡ぐも、すぐに返らぬ反応の鈍さにくすりと愛しげな笑みを零し。かように愛らしい姿を見られるならば同室暮らしもやはり心惹かれるものが、などと到底人の事を言えないような戯れの空想に口端を緩めていれば、油断し切りの身は突如として彼の腕の中へと招かれ。唐突に上がった密着度合いに鼓動は強く跳ね上がり、あわあわと動揺を示しながらも思わず彼の背に回してしまった腕は相も変わらず欲望に正直だ。どうやら同色であるが故に彼の親友と混同されているらしい旨はすぐに把握したものの、一体どうしたものかと気を抜けば今にも陶酔してしまいそうな快い体温に少しばかり眉を下げた時。正面から抱擁する形となった以上、自然至近距離となった彼の首筋へ残る数多の強欲な印が瞬く間に昨夜の出来事を脳裏に蘇らせてしまい、ぶわわ、と一挙に顔に熱が集まるや思わず彼の背面の服を握り羞恥に悶えて。ベッドへ導かれた後はそう間もなく微睡みの中へ埋没してしまったが、同性であるにも関わずまるで本格的な男女の営みか何かが始まったかというようなあの雰囲気について未だにさして理解は及んでいない。けれども切望した温もりと酒精により晒した数々のあられもない醜態を酷く気に病んでは、つい卑劣ながらも黒兎の名を覚束なく騙り、強く服を握り締めたまま不安げに問いを零して。)

ど、どう…だった…? 俺…あ、えっと、“ノア”は。……やっぱり、格好悪い…?――ち…ッ違うんだよ! 何だか昨夜はやけに熱くて訳が分からなくて、ベッドの辺りなんて特に変で、だっ、だから…だから…。……、もう君は俺のこと、頼ってくれなくなっちゃうかな…。


(/さようでしたか…!そうとは知らず、単純な背後はお酒に強い息子様の格好良さに惚れ惚れしてしまっておりました…、笑。愚息も慣れればもう少し飲めるようになるかと思いますので、将来的にはもっと二人でお酒を楽しめるようになれば素敵ですね。
ま、また息子様が格好良さと可愛さの二面性で背後を殺しに来られている…!いっそキスで覚醒させるくらいすれば良いものを、また愚息が性懲りもなくグダグダと面倒な事を申してしまっておりますが、どうかご自由にあしらってやっていただければ…。※蹴り推奨。)
 

  • No.366 by Leone Celadon  2019-05-04 03:17:28 



>Noah

……?――……そっか、お前喋れるんだ。ネーロ、夢が醒めるまでもっとお前の声を聞かせて。ね、いいでしょ?

(背までもじんわりと温もりを与えるそれを枕のように抱いていれば、一方通行の友誼への問い掛けにきょとんと締まりのない疑問を抱き、未だ半分は微睡みに留まる瞼を持ち上げ拘束を緩めては腕の中をまじまじと見詰め。…初めて、彼が口を利いてくれた。表情こそは伺えないものの特徴的な黒に安らぐ感触には相違なく、本来起こり得ない現象に冴えない思考が発狂するよりも早く導いた答えを鵜呑みにし、正体を疑うことなくへにゃへにゃと幼い笑みを浮かべ。――いわゆる明晰夢ならば彼に違和も無く、仮に夢でなくともこの幼稚な遊びを知る者など他にいない。まさに夢にまで見た現状に心躍りすっかり肩まで浸かって純粋無垢に甘えると、とろんとした眠気交じりの変わらぬ朝の口付けを施しては、慣れた手付きで惜しみない愛情を注ぐように優しく頭部を撫で。思わず手ばかりを動かしてしまうも待望の対話へと意識を向け、途切れた記憶を想起させながら散らせた想いを繋ぎ合わせると、当の本人を前に隅に隠した一つ一つを飾らぬまま打ち明け始め。けれど、己のみが知る悪事の工作から夜を明かすまでの頁が抜け落ち、忘却の彼方へと見失ったそれらは首を捻るも一向に蘇らず、瞳を閉じつつ考え込めば次第に睡魔への誘惑の魔の手が忍び寄り始めて。)

……っと、ノアの話だっけ? …えへへ、ネーロから聞いてくれるの…嬉しい。――ノアはね、いつも格好良いよ。それに一生懸命で、あの約束も大事に待っててくれるから、つい頼ってしまうかな…ネーロ程じゃないけど。……でもね、昨夜はあんなことして誘ってきたくせに、ノアが先に寝ちゃって…。だから、ちょっと悪戯して、元に戻して~……、あれ? その後は…どうしたんだっけ? んー……、…。


  • No.367 by Noah MacNeil  2019-05-05 21:33:20 


>Leone

っ、…!? あ、ぅ……やっぱり良いなぁ、あの子。――まぁ、そのうち俺が全部もらうけど。

(どうやら上手く誤魔化せたようだ。邪気のない眼前の無垢な笑顔にほうと息をつくも、一方では何も知らぬ愛らしい幼子を誑かしているような心持ちにばつ悪く瞳を逸らし。…やはりただの戯れ程度とはいえ、彼を騙すような真似は――そう惑いながらも開きかけた唇は、不意に訪れたふわりとした感触に思考ごと奪い去られ。ほんの瞳を瞬く間の触れ合い、まさに児戯と同等の軽いそれにも、未だ慣れぬ身では己の口元に手の甲を当てて赤く頬を熟れさせてしまい。加えて如何にも可愛がるといった風の撫で様にもやけに照れくささを覚えては、心置きなく甘えた仕草を示す様子に薄紅の浮かぶ顔を伏せ、ぽつ、と小さく嫉妬の色濃い羨望を述べて。けれど、ぬいぐるみ相手にメラと燃え猛る火種へ蓋を試みるまでもなく、続け様に可憐な唇が並べ立てた甘やかな音色はそんな昨夜の憂慮をも乗っ取る毒気をさらりと払ってしまい。一体自分は彼にどう思われたいのか、その眼差しに如何な彩を灯して欲しいのか。自嘲の笑みすら浮かぶほど身の程を知らぬ奥深くに秘めた願いを、本当にどうしていつもそう容易く奏でてしまえる。きゅうと切なく締まる胸に眉を寄せて彼の顔を見やれば、対の宝玉を瞼で覆い沈黙した様に泡を食い、つい思うがまま怒涛の問いを放りつつ手で包んだ両の頬へぺちぺちと軽い刺激を。)

…君って、本当に何でそんなに――って、あっ、ちょっ…こんな気になるところで眠らないで…! い、悪戯って何? その後は? なんでネーロみたいにもっと甘えて頼ってくれないの? …えっと、格好良いって本当? ねぇレオーネってば…っ! 
  

  • No.368 by Leone Celadon  2019-05-08 00:07:01 



>Noah

っんんー……、おきてる、おきてるから……――………んと、確か…全然起きないから、服を捲って~…そしたら、肌が白くて…絶対バレないとこに、キスした。うん。満足した後は、覚えてないや……

(隠すべき愚者の汚点を赤裸々に綴るだけでなく、言葉が返ってくるのはどこか懐かしい匂いしてならない。安全な鳥籠に甘んじてばかりで、忘れかけてた大切な――。脱力した身がゆったりと海底へ落ちていくように徐々に意識が遠のいて行くも、波を打ち波紋を広げる肌への刺激や耳元まで乾いた音を鳴り響かせられては、堪らず遊ぶ手を掴みあからさまに嘘と顔に書いてある虚言を並べ。そのまま頬に押さえ付けながら触れる温もりに現の境目へと降り立ち、鮮明になりつつある対話の種を咲かせるべく空いてる手で目を擦るも、瞼は今にも一つになろうとするばかりと酸素の足りぬ思考のまま向き直り。拾い集めた問いの数々に安息へと誘う魔に狙われながらも明かす遊びは、夜の営みまでは行かぬも甘く抱いた愚行を他所に寝入る様に付け込み、清き背に赤く焼き付けた跡を濁しはにかんで。しかし、付き合わせた我儘に罪の意識が芽生えれば浮ついた面持ちを曇らせ、胸の奥をきゅっと締め付ける痛みに連鎖し重ねた手を握り。ただでさえ負担ばかりを強いているのにこれ以上はと踏み止まるも、罪の意識が消えるわけでもない。報いる為にと腹を括ってもどろどろと絡み付く枷が嵌められた足は動かず、針が止まったままの現状に焦燥ばかりが先行し喉元まで顔を出す弱音を詰まらせ。)

ネーロに嘘ついてどうするのさ。でも…変な事聞くんだね。――釣り合う資格が僕には足りないの、知ってるくせに。彼を頼れば、きっと甘えることに逃げてしまうから。…昨日も、ダメだった。早く、頑張らないと…もっと、もっと……。ネーロ、僕は……っ、……


  • No.369 by Noah MacNeil  2019-05-10 22:04:02 


>Leone

な、な…っ、何でそんなこと…。~ッあ、あぁああんまりえっちなのは、あの…よ、良くないと…、……っ、

(明かされた悪戯に瞠目しつい己の身体へと朱の顔を向けるが、実際の位置はともかくとして着衣のままではまるで分かろう筈もなく。い、一体何処に付けられたのだろう…。同性であり想い人相手とはいえ無防備な肌を晒し、それも戯れまで施されたとなればとても頬へ集う熱を止められず。せめて一つ“ネーロ”としてささやかな苦言を呈そうと試みるも、言わんとする内実のあまりの恥ずかしさに文句のような何かはもごもごと舌をもつれさせるに留まって。そうして容易に荒れゆく思考の海へ溺れ始めた折、ふと頬へやった手へと重なるそれに力が籠るのを感じ取るや、そちらを見やった先の憂い顔に心を切に掴まれて。力になると誓っておいて相も変わらず無力な己に歯噛みし、早く彼を慰め手を差し伸べなければと思う一方で、卑しい好機を悟った醜悪なものが腹の奥底より静かに這い出でて。…もしも自惚れでないのならば、此処で掛ける言葉一つで彼を手中に出来るのではないか。じわりじわりと、まるで体内を緩やかに廻りゆく遅効性の毒のように、あの約束を交わした日の純朴さから遠く離れてゆく酷く浅ましい臆病心に薄々勘づいていた。完全に仮面の呪縛から解き放たれ、大空へ逃れた愛鳥が己の下へ戻ってくる道理など何処にもない。“もう頑張らなくてもいいんだよ”と如何にも優しげな声音で、止まった針も絡む枷もどうかそのままに、新たな執愛の首輪で何より愛しい彼を永遠に此処へ留められたなら――きっともう、悪夢に魘されるような事はないだろう。逡巡の末、僅かに彼の頬を包む手に力を込めれば、そっと労わるように優しく唇を重ね合わせて。愛らしく縋り握られた手に昨夜の如く指を絡めながら少しだけ柔いものを味わった後、頬から後頭部へ移した一方の手で今度は彼の頭部を胸元に引き寄せてやり。その髪を梳くように撫で身を抱いては、今にも弱き心がひび割れそうに藻掻かんとする生来の自己卑下精神も穢らわしき我欲も捻じ伏せて、最愛の相手にそれこそ格好の一つ程度つけて見せようと。――…君の不幸なんて、死んでも願ったりなどするものか。)

…大丈夫、大丈夫だよ。そんなに焦らなくていいんだ。ゆっくりでいいから、一緒に少しずつ前に進もう? 俺はいつまでも待ってるから。…俺もね、ちゃんと君の事を愛してるんだよ。――ねぇ、そろそろネーロじゃなくて、俺の名前を呼んでくれないかな。…レオーネ。
 
 

  • No.370 by Leone Celadon  2019-05-15 00:13:24 



>Noah

、っ………――ごめん…ずっと、ずっと待たせてる。いつも、そうやって側に居てくれるけど……貰ってばかりで、何一つ返せてない。僕が、僕を赦せたら……っ、約束したのに…。

(大衆を欺く陽気な仮面も幕が下がり他者の眼が途絶えれば、着飾った体を脱ぎ捨てた虚無の器を蛻の殻の舞台裏へ立たせ、誰に届けるでもない悲愴の音を泣き喚かせる。嘆いたところで聞くに堪えない音が閉ざした檻に響くばかりと、空しさだけが溢れ返る孤影をその場凌ぎに踏み潰したとて、更なる制約が結ばれれば自らの罪に首を絞めるのみ。暗澹と荊棘が蔓延る道を虚無に吐き出した戯言で埋め尽くしても、足枷を緩めることすらままならず虚空を掴んでばかりならば、自由の翼の広げ方を忘れた己は一体彼ら観客に何を期待してるのだろう。傷だらけの身を案じてもう十分だと同情を買いたいのか、それとも一歩も踏み出さぬ見世物止まりの怠惰への叱咤が欲しいのか、若しくは…誰かに終止符を打たれるのを本当は心の何処かで待っているのか。それでも、彼ならきっと――。判決は疾うに下されたはずなのにこうして性懲りも無く淡い願いを抱く、浅はかな愚行から背けるように瞳を閉ざせば柔い感触が唇に重なり、甘く酔いしれた戯れを想起させる刺激に当事者の指先がピクリと跳ねて。耳にまで集う生々しい熱を注ぐそれを卑しく乞うてしまう罪悪感に息が詰まるも、赦しを与えんと言わんばかりに強張る身を包み招かれた聖域で、慈愛に満ち足りた出迎えを受ければほろほろと涙が溢れ出し。向けられるべきは罰のはずなのに荒れ果てた心気すら虜にする温情の美しい音に身を寄せ、自責を安堵に塗り替える子守唄のような揺り籠の居心地に肩の力を抜き聴き入って。次いで持て成された癒しは贅沢にも彼を思わせる振る舞いで、裏もなく語りかけられた夢幻は手厚い施しに寄せられる想いと、恋い焦がれる救いの手に固く結んだ口を解き白紙のまま抱えた難問の欠片を垣間見せ。けれど、黒兎ではない真名を強請る天の声に頬を伝う雫を拭い見上げれば、徐々に靄のかかった親友の正体が鮮明になるに連れわなわなと羞恥に染まり、湯気が立つ勢いで夢から醒めるや両肩を掴み収まる腕から逃れんと試みつつ矢継ぎ早に酷い狼狽を示し。)

名前…? …………、!? ~~~っノ、ノア!?――え、な、ちょっ……ふぁっ!? ななななな、なんでノアがッ…ネーロは? えっ、ネーロがノアなの? ……、…いやいやいや、それよりもいつから……っじゃなくて、もしかして…えっ? 何がどうなって……んん?


  • No.371 by Noah MacNeil  2019-05-17 07:13:02 


>Leone

あっ、ちょ……こら、だめ、暴れないで…! …しばらくは離さない、から。――あの、ごめん。騙すつもりじゃ…な、なかった訳でも、ない、ん…だけど……

(抱き寄せた胸元、薄い布越しの湿り気に彼を苛む苦悩がありありと滲んでいる 。繊細な花弁に触れるかの如く後ろ頭を優しく撫でながら、その仮面の秘密に初めて触れた日の約束をやはり破れはしないと、喪失しかけの純朴をもう一度確りと彼と共に抱き直し。けれど、夢現の正体を晒せば相当の混乱に陥ったらしい急な腕の中での抵抗に、きかん坊の仔猫にでも対するかのような口振りで両腕の拘束を慌てて強め。ぎゅうぅ、と殊更密着率を上げ同じシャンプーの薫る髪にやんわりと頬を擦り寄せながら、申し訳なさげに紡ぐ言の葉は如何せん歯切れ悪く、裏にある下心を上手くは隠せない。それでも彼の本音を聞けたのを幸いにと、先刻の酷い焦燥を見ればその制約を緩めてやるべく努めて柔い音を赤い耳殻へ注いで。元々それは彼と当初交わしたものとは異なり、己の弱さから半ば無理矢理に結ばせてしまったものだ。彼を囚える鎖を惜しむ浅ましい欲もあれど、本来ならば約束があろうとなかろうと、その紫の双眸に己以外を映せぬようにしてやれば良い話。…いい加減自分も前に進まなければと、悟られぬよう静かに目蓋を伏せて、するりと全体を包み込むように回した腕でその背中を緩く撫ぜる。相手以外では到底得られぬこの快い鼓動と途方もない安らぎを、少しは彼にも与えられていたなら良いのだけれど。)

…レオーネ、そんなに気にしてるなら…あんな約束、忘れてくれていいんだよ。……俺、君にはたくさん救われてるんだ。何だって君にはあげられるんだ。…だから……――ごめんね、やっぱり俺じゃどう頑張っても時間がかかるだろうけど…いつか、絶対に君を助けてみせるから。

 

  • No.372 by Leone Celadon  2019-05-20 02:08:25 



>Noah

…っノアを、救う…? 僕が……。そっか、僕は…貰ってばかりじゃ、なかったんだ。……、そっか…よかった……――キミを好きになって、よかった。…もう少しだけ、待ってて。きっと…その約束にも、応えてみせるから。

(警告音が鳴りやまぬ思考に尾鰭の付いた虚実の憶測が行き交えば、漏洩した機密に気を取られ外部からの情報を遮断して目が眩むばかりで、急ぎ逃れんとじたばたと抗うも統率もなく分散する抵抗では固められた拘束を破れるわけもなく。…一体どこまで口走ってしまったのか。証言は朧気であれど黒兎と重ねて抜けきらぬ幼稚な癖を晒した羞恥に、夜な夜な付き合わせた酒精の前科のみでも苦労を掛けているのに寝込みの悪戯もあっては、熱に帯び朱に染まる身を閑散な牢へと閉じ込めるはずが後退も許されず。肩を掴む指が小刻みに震え犯した過ちに凄惨な眼が浮かび、恋しいはずの人肌が恐ろしいまでにぞっと背筋に走る寒気に硬直するものの、怖れを解すように奏でられる柔い音色に詰まる胸の痛みが和らいで。寄せられた情愛の心音に過剰な恐怖心に駆られ瞠目し錯乱した瞳も鎮められ、暗闇に飲ませた心裏を照らす彼の告白に目頭までもが熱くなり、温かな愛撫に浅く乱れた興奮が収まれば訥々と秘めたものを零し。どっと疲労が押し寄せるも心底に広がる曇りが幾分か晴れれば、恥じらいながらも彼に擦り寄ると首筋へと続く無数の印が襟から覗き、酔いに浮かれた暴走の跡を直視できずに胸元に埋まりもごもごと口を開き。)

えっ…と、あの、ノアも忘れて。昨夜は…うん、だいぶ酔ってた、から。嫌な思いさせてたら、すまなかった。…でも、その……――ッ御馳走さま、でした。


(/お待たせしました…! いつもいつもお世話になっております。過ごしやすい気温になってきましたが体調を崩しやすい時期ですので、どうかご自愛くださいませ。
続けざまに2つも展開を楽しませていただきましたが、そろそろ区切りの良い所も見えてきそうなので、今後について少々ご相談を。既にお気付きでしょうが以前>288で挙げた②【寝惚けた先】は、この度捩じ込ませていただいたものになっていました。混乱が解ける要素は幾つか用意しておりましたが…いやはや、用意するまでもなく、今回も息子様の格好良さに惚れ惚れしました。寝惚けも結構難しいんですね…返しづらいロルが続いてしまい大変申し訳ありませんでした。※こちら返信ご自由に。
さて、>288の残り④【小さな贈り物】を消化するでも、他に提供できる展開を幾つかご用意できますのでそちらでも、若しくは貴方様のご希望に沿った展開でも大歓迎ですので、お好きな形をお申し付け下されば幸いです。)


  • No.373 by Noah MacNeil  2019-05-22 10:03:03 


>Leone

…っ! …ッあ、…い、いいい嫌な思いなんて、そんな、あの…! ……俺の方こそ、ごめんね。…痛かった、でしょう。

(隙間なく抱く身から余計な力が抜けるのを回した腕に感じ取り、伝わる安寧の心音に己の目元も無意識に緩まっていく。…すき、すき。――レオーネのことが、好き。覚悟は決めた筈なのに、いざ解きかけた約束を情愛の満ちる音と共に結び直されればどうしようもなく心が震えるのを止められない。もはや上手く言葉を成す事すらままならず、ただ“…うん”、とのみ吐息のような返答を口にしては、そのまますり、と頭部へ寄せたままの頬を愛おしげに擦り付けて。けれど、よもや相手の口から己を味わった後の挨拶が零されようものならば一瞬にして羞恥が此方にまで伝播し、動揺のあまり一時的に身を硬直させてしまい。あわわ、と依然ぎこちのない挙動ながら己も昨夜の痕へと視線を落とせば、彼の白い首筋に数多と浮かぶそれを抱き寄せた指先で痛ましげになぞり始めて。別段他意があった訳では無いものの、その壊れ物に対するかといった繊細な触れ様は彼の敏感らしい神経へかえって擽ったさを呼び起こすやも知れず。とはいえ、よもやそんな所有印だけを理由に彼を半ば監禁状態に置く必要性など皆無の筈だが、寝起きの空想が尾を引いているのか、極端な方面へばかり思索を進めてはううん、と如何にも悩ましげな声を漏らし。…そんな口振りとは裏腹に、薄らと言の葉に浮かぶ喜色も僅かに吊り上がる口角も、己自身ではまともに気が付きもしないままで。)

…どッ、どうしよう。俺はフードで何とかなるけど、レオーネはこれが消えるまで――…何処にも行かず、他の誰とも会わず、この部屋だけで俺とずうっと過ごすしかないんだよね。


(/こちらこそ、いつも展開のリードから何から何まで大変お世話になっております…!毎度の事ながら、本当に不甲斐ない背後で申し訳ない限りで…返しの件につきましても、あまりの可愛らしい寝惚け振りに頬を緩め通しで、するするとお返事を書かせて頂いておりましたのでどうかお気になさらず。特筆するなら“えへへ”の破壊力なんてもう途轍もなかったですね…、笑。※此方返信不要です。
④小さな贈り物に関しては半年以上前に提示されて以来ずっとうずうずしてはいるのですが、もしも抵抗や他に希望等なければ、今回は一度さくっと軽い監禁ネタなど如何でしょうか?毎度ご好意に甘え此方の希望ばかり押し通してしまっておりますが、貴方様の方で他に優先したい展開などがございましたらどうか気兼ねなく仰って下さいませ…!)
 

  • No.374 by Leone Celadon  2019-05-26 17:55:31 


>Noah

…まぁ、確かにこれが見つかると面倒になりそうだから考えておくよ。ノアも気を付けてね。二人だけの秘密だから…――…あっ、そうだ。ノア、キミのパーカーを一着貸してはくれないかな。体格は同じくらいだから僕でも着れるだろうし、直ぐ返すから。確か何着か持っていたよね…フード付きのパーカー。

(――心地良い。承諾を得ないまま堪能した手前合わせる顔がなく内へと籠ったのだが、白状すれば映し鏡の如く熱を持った身から奏でられる鼓動の騒ぎ様にひっそりと相好を崩し。思えば黒兎では埋められない人肌ならではのこの温もりは、どれだけ常軌を逸する我儘を零し蓋をすべき欲を奥深くへと捕らえようとも、変わらぬ施しを与え受け止める器量の懐に救われてばかり。契約の更新こそすれど沈滞が融けずに膨れ上がる後ろ暗さに良心を痛めていれば、ただでさえまだ怠けままの寝起き身体は平素より敏感だというのに、嫋やかな指通りが奏でる刺激に身を跳ねらせながら頬に含羞の色を浮かべ。まるで表面に留まらず芯に火を灯す煽情的な痺れに、声にならぬ羞恥の吐息を洩らしては点と点を結ぶ軌道が描かれた痕を震えの収まった手の平で押さえ、むっと口を噤み物言いたげに光沢を持つ潤んだ瞳を向け。妙な胸騒ぎや愁眉と噛み合わない声音に引っ掛かりを覚えるものの、幾ら理性を欠いたとはいえ資格を得ずに互いの想いを確かめ合う過ぎた戯れを犯したが為に、曲がりなりにも筋が通る誘いを断らずに頷き。けれどその一方で、容易く隠し通せない人目を引く印を宿す身を晒さずに窮屈な拘束の抜け道を探っては、あくまで事を穏便に運ぶべく柔らかな口調で交渉を持ち掛けて。)


(/楽しんでいただけたようで何よりです。貴方様の足を引っ張らないようにと日々精進してはおりますが、何分まとまった時間が取れずお待たせして申し訳ありません。④小さな贈り物についてはお構いなく…! 恥ずかしながら大筋しか決めておらず、自然消滅でも特に問題ありませんので。笑。※こちら返信不要です。
監禁ネタとは、何とも魅力的な…抵抗なんてありませんともっ。ぜひぜひやりましょう! 息子様の目を盗んでふらふらと何処かへ行きそうですが、その暁にはどんな展開になるんでしょうね。何やら愚息が余計な事を申していますが、適当にあしらって頂ければ幸いです。何かありましたらお気軽にお申し付けくださいませ…!)



  • No.375 by Noah MacNeil  2019-05-29 06:37:43 


>Leone

う、うん…っ! そう! そうだよ! レオーネが俺の部屋に閉じ込められちゃうなんてすごくすごく可哀想だけど、でもやっぱりその方が良いと思うなっ! うんっ大丈夫だよちゃんと俺が君のお世話を――…えっ、ぱ、パーカー…?

(首筋の痛々しい痕跡を辿る指先に合わせ、何やらびくびくと震えを見せる腕の中の温もりに小首を傾げ。そっと力を緩め様子を伺ってみれば、胸元に抱き寄せた体勢上必然的に此方を見上げる形となる、ゆらゆらと涙の膜を張ったアメジストの瞳が蠱惑的にきらめいており。…これはもしや“ちゅう”を強請られているのでは、と愛らしく頬に紅を刷きむすりと不満を表明する無音を良い事に、常時明後日へとかっ飛ぶが如き思考回路のもと実に都合の良い解釈を成さんとした間際。己の誘いを受け素直に上下した顎先に途端ぱぁ、と光量に乏しい暗色の瞳に途方もない輝きを宿し、これから陥るだろう相手の境遇を哀れむ繕いの口振りすら半ば喰らい付く様な口早のものとなり。けれど、所詮は穴だらけの提案と稚拙な思惑。聡明な彼の頭脳にて容易に抜け道を探られれば、おろおろと困り果てたように辿々しい言い訳を募らせるも、稚拙な弁舌は早々に言葉に詰まり。無様にたじろぎ視線を散らす中でも眼前に晒され佇み続ける二つの宝石は初めて垣間見えた時と寸分変わらず、むしろその衝動をより増しては狂おしい飢餓を己にもたらせ続けて。――その瞳に、己以外の何者をも映せぬようにしてしまえたら。仕方なく、最後の足掻きにと眉を下げては布団の中の彼の指先を両の手で緩く捉え、じ、と間近に絡む紫へ囁くような懇願を注いで。)

…………な、ない。あ、いや、えっと、あっあるにはあるんだけど……ない。……、ほ、ほらッ、そんなに俺なんかをよく見る人はいないだろうけど、レオーネはあの、フードの隙間から運悪く見つけられちゃうかもしれないし…~ッ、――…そ、それじゃ、だめ…? 


(/いえいえ、まだ新生活で何かと大変でしょうし、これからもずっと一、二週間程度はゆるりとお待ちしておりますのでどうぞお構いなく…! ④についてですが、自然消滅させるには少々惜し過ぎると言いますか、ずっと内容が気になり通しですので、出来れば監禁の次辺りに回させて頂ければ嬉しいです…! 勿論もしご希望であれば今回の展開へ差し込んで頂いても他の展開を優先してくださっても全く構いませんので、その際はお気軽にお申し付け頂ければ。
また、少々人を選ぶ内容にも抵抗がないようで安心しました…! ふらふらしてしまう息子様もお可愛い…愚息の事、恐らくはゆるゆるの監禁もどきですので逃走も容易かと思います。相も変わらずの技量不足故に、ぼんやりとやりたい事はあれどシチュエーション程度しか確りとは定めておりませんので、ご自由に動いていただければ幸いです。※こちら返信ご自由に)
 

  • No.376 by Leone Celadon  2019-06-02 12:43:43 


>Noah

…わかったよ。キミがそう言うのなら、しばらく世話になるとしよう。――にしても…ここには本当に面白いものがいっぱいあるね!

(喜色に溢れた輝く双眸に似つかない不穏な言が聞こえた気もするものの、道化の話術を用いた交渉にて緩く編まれた提案の解れを突けば、油を塗ったように揚々と回る舌が隠しきれぬ動揺をも滑らせて。一種の謎掛けの如き不可解な矛盾に疑問が残りつつ、目視できるそれら以外にも私物が仕舞われているタンスを調べれば恐らくは望みの品を入手できるだろうが、幾ら相手が彼とはいえ本人を前に物色するのは流石に気が引ける。やんわりと目を細め苦し紛れの拙い錠を破る一押しを形作ろうとした矢先、寝かせたままの手を魔力の秘めた檻に閉じ込め愛らしく眉を下げながら伺う様に、浮かべた笑みは崩れぬも描く弧が増しては参る心を奪われてしまい。…その手は反則だ。幸い急ぎの用もなければ外の空気が恋しく感じるなら、地雷を踏まずに口車に乗せ立ち振る舞うか目を盗んで包囲網を突破するか、いずれにせよ呪い同様に上手く世渡りをすれば何ら問題も無い。彼の抱く飢えも他所にまだ見ぬ素性に触れる好機と悠長に構えれば、至らぬ点が目立つ案への詮索を入れずにその命に従うべく、傅くような神妙な面持ちで己を包む指先に軽く口付けを。けれども交わす誓いが終わるや否や久方振りに訪れた溢れる才能の世界に目移りをすると、艶やかな感嘆の吐息を漏らしてはそわそわと落ち着きなく飾らぬ瞳を輝かせ、高鳴る衝動を抑えられず矢継ぎ早に並べ立てて。)

ねぇ、あれは何を思って描いたの? どうしてあそこに置いているの? やっぱり抽象画が多いんだねッ! 次は何を描くか決まってるの? いつ描くの? もっと近くで見てもいい?――あッ! あの道具は何だろう…筆もこんなにあるんだ。これを一人でやっているだなんて、ノアは本当に凄いなぁ…。


(/心に沁みるような温かいお言葉、本当にありがとうございます! お陰様で慌ただしい日々を過ごしながらも、病に臥せることなく過ごせております。また、息子様には癒されてばかりで、感謝しきれぬ思いで頭が上がりません。当方もゆるりとお待ちしておりますので、背後様もどうかご無理などはなさらないでくださいね。※こちら返信不要です。
④についてそのように言っていただけるとは…嬉しい限りです。本展開に取り入れて監禁中に荷物が届いても面白そうですね。笑。当方もぼんやりとシチュエーションを思い描く程度ですので、お気になさらずに。いつも展開を広げて下さりありがとうございます。また何かあればお気軽に仰っていただければ幸いです。※こちら返信ご自由に。)

  • No.377 by Noah MacNeil  2019-06-03 22:27:19 


>Leone

……レオーネ、だよ。あの雨の日からずっと、俺は君の事しか描いていない。…ごめんね、でもああいう気持ちの悪い物としてしか描けないから、出来たらあまり……こっ、こんなの凄くも、ない、し――…今は、俺の方を見ていてよ。

(鼓動の跳ね上がる柔らかな感触と端麗な所作に、安堵や歓喜より先にいつもの“あ”や“えっと”の大隊を作り上げては「が、がが頑張るね俺ッ」だのなんだのと赤く染め上げた面貌にて不得要領な首肯を繰り返し。紅痕はともかくとして、深く刻まれた歯列が消え去るのは凡そ五日程度といった所だろうか。短い間とはいえ最愛たる彼の独占にぽやぽやと夢見心地に口の端を緩める間もなく、雑多に放られた画材やキャンバス等に好奇心を漲らせ今にもベッドから飛び出してしまいそうなその肩へ咄嗟に手と重心を移し、慌てる余り布団の中で仰向けに押し倒してしまい。…此処で目覚めてからずっと機を見計らっていたというのに、勝手に寝台を抜けられては困る、と一先ず投げられた疑問の一つを解消しつつ如何にも美味しげな淡い薄桃の唇を眼下に、過度に熟れ上げた熱情を灯す双眸をついうっとりと細め。昨夜、酒精に溺れ定かではない意識の中でも、待ちに待ちかねようやく味わった彼の味は信じ難い程の甘美であり、羞恥心など軽く退け虜と化した貪欲の身は再びの極上の実をと渇望を募らせ。惜しげも無く晒されたアメジストの扇情からもう無理に目を離す必要などないと、その瞼に口付けを一つ落としては何処と無く薄暗い微笑を伴い、薄く朱に色付く唇までをも喰らおうとして。)

…俺ね、その瞳を見るとなんだか頭がくらくらして……すごく…すっごく…美味しそうだなぁって、ずっと思ってたんだ。だから……良いよね。――どの道、君はもう此処から逃げられないんだし。


(/機を見て息子様がそろそろ外を恋しがりそうな監禁三日後程度に飛ばそうかと思っておりますが、④の展開をどの時点で如何様に差し込まれても大歓迎ですので、どうぞ貴方様のご自由にして頂ければ! 息子様の脱走にも繋がりそうですし、もしくは普通に愚息が荷物を代わりに受け取るのでも面白そうですね…! こちらこそいつも頼もしく未熟な背後を引っ張って頂き本当にありがとうございます。当方の技量ではスムーズな展開回しは少々難しいやもしれませんが、尽力は致しますのでまたお付き合い頂ければ幸いです。※こちら返信不要です。)
 

  • No.378 by Leone Celadon  2019-06-10 00:36:57 


>Noah

ッ! …………――……、好き。

(見渡す先々に広がる作品らに好奇心を掻き立てられ突き動かせるように乗り出そうとする身は、意思に反する何かに押されぐらりと映像が転換されるも、沈む衝撃を受け舞い込んできたその絵に惹き付けられて。恍惚とした眼差しを向ける絵に研ぎ澄まされ昂る感性が没入し、理性を鈍らせた抜け殻にはもはや言語の意味をなさずに通り過ぎ、その甘く切ない音色に瞬きすら惜しいまでに惚けてしまい。その尊くて儚くも底の見えない熱に紙一重に瞑る瞼へ柔らかな感触を施しても尚、更なる獲物を欲し野心を剥き出しに近づく彼の吐息が肌に触れれば、据わる瞳で両の手をその頬へと伸ばし包み込んで。飢えを知った獣を焦らすような隙間に恬として動じぬ一途な眼差しを注ぎ、次第に互いの熱が溶け合うと満悦の笑みを浮かべては額をこつんとくっ付け、募る想いを要約した一言を呟きながら鼻先をも軽く触れ合わせ。視線を絡めたままの去り際に先に重ねた鼻先に口付けを残せば、物欲しそうに牙を潜める強行の企てへと釘を刺しつつ、一日の始まりを告げる朝の支度と欲を満たす使いの催促を零し。――窓の外には既に各々の目的地へと向かうべく、急ぎ家を後にする人々がちらほらと現れ始めて。)

……いい子だから、続きはまた今度ね。悪い子には…口利いてあげないから。――さ、そろそろ朝食を済ませておいで。学校、今日もあるんだろ? キミのその素敵な才能を揮ってきなよ。土産話を楽しみに、ここで待っているから。…ついでに洋菓子でも買ってきてくれたら嬉しいのだけど…ダメ、かな?


  • No.379 by Noah MacNeil  2019-06-13 06:49:02 


>Leone

ひゃ、…! ~ッだ、ダメじゃない、けど……でも……そんな、口なんて…――利く必要があるの?

(ただ額を合わせ混じり合う互いの熱い吐息に全身の血が一層に沸き立つも、募り昂る邪心を抑える暖かな手のひらと、もはや洗脳とすら言ってもいい暴力的なまでの麗しい虹彩に思わず身動きを止め。得体の知れぬ魔力に心までをも完全に絡み取られた矢先、喜悦に細められた笑みと不意に触れる鼻先への柔さに堪らず跳ねた心臓が悲鳴のような声を上げさせて。どうやら煽るだけ煽っておきながら御預けを食らわせるつもりらしい彼の口振りに拗ねるような感情が湧くものの、その愛らしい懇願によもや応えない訳にはと暫しの葛藤にせめて何事かを言い継ぐべく口をもごつかせ。やがて伏し目がちな瞼を徐ろに持ち上げては、最後の抵抗にと間近な相手の唇へ軽く舌をなぞるように這わせ“どうせ塞がれてしまうのに”と言外の微笑と共にささやかな仕返しを。…とはいえ、よもや本当に罰を敢行されては適わない。彼を自室への軟禁に追い込んだ身としては、飼い主の命を諾々と聞き入れその身体の上から大人しく退く他はなく、背を向けた先の足をやむなくベッドの外へと下ろし。それでもやはり昨夜の蜜は依然甘く喉を焼き続け、約束がある以上恋人ではないにしろ“キス”という同性において最上級の親愛を交わしたと浮かれているのは己だけかと、年若い乙女が如く朱色に染めた目元をフローリングの床へと落としては、もじもじと気恥ずかしげに自身の反対側の腕を数度手で擦って。)

……、レオーネは寂しくないの? せっかく、その……む、結ばれちゃった…ばかり、なのに。
 
 

  • No.380 by Leone Celadon  2019-06-19 22:41:16 



(/いつも大変お世話になっております。愚息の背後です。
ここ最近、休日以外での時間がなかなか取れず、大変お待たせしております。以前寛大なお言葉を頂きましたが、暫くは週末でのお返しが多くなるかと。構想はできておりますので、次は恐らく土曜日辺りになるかと思われます。ご了承いただければ幸いです。
各地で崩れやすい天気が続いておりますので、どうかご自愛くださいませ。ご報告のみで失礼しました。※こちら返信不要です。)

  • No.381 by Leone Celadon  2019-06-23 11:31:31 



>Noah

~~~~~ッ!――もう、それは反則でしょッ! なんでそうやっていつもいつもいつもいつも……そんなの寂しいに決まってるッ、けど……でも、ノアには学校があるし…これ以上は迷惑かけたくない、し。……、だから、跡付けた。

(察した期待をすり抜け施したそれに飛び跳ねる彼にますます弧を描き、平静を欠いた隙へ付け込む強請りへの了承を得て優位に立つも、間近に映る繊細な硝子玉にかまけて無防備な唇の上を濡らす感触にきょとんと疑問符を浮かべ。してやったと言わんばかりの微笑を残し後退していく様に、やがてその正体へと理解が追い付けば遅効の熱にみるみる侵され、手の甲で口許を覆い隠すも時すでに遅しと頬は紅潮に染まり。防ぎようは幾らでもあったであろうに魅惑の領域に近づきすぎたが故、予期せぬ竹箆返しを喰らい湯気立つ顔は幸い向けられた背によって隠し通せただろうか。そこに追い打ちを掛けるように恋焦がれて恥じらう仕草を示されれば、本来なら減らぬ甘い戯言の一つや二つを躊躇いなく講じて手を打つものを、押し寄せる羞恥の波に耐え兼ねて身を乗り出しては裾を引きながら口早に吐露をし。そう大して変わらぬ年上の見栄は先の一撃にて翻弄され張れず、騒ぎ立てる心の臓の叫びはやけに煩く鼓膜を揺らし、目が回る程くらくらと眩暈を覚えるのは昨夜の酒精のせいかあるいは――。盲目に囚われ込み上げてくる憂愁の影に悄然として項垂れれば、未だ色濃く残っているであろう彼の背中に印した紋章を放した指でなぞり、その想いの糸を繋ぎ合わせるように己の首筋に刻まれた跡を擦りつつ嘆声を洩らして。)

離れていても、きっとこれが繋いでくれるから…――それとも、キミにとってはこれはただの飾りだった…?


(/お待たせしました。大分日を跨いでしまい、まだまだ粗も多い稚拙な代物ではありますがお返しさせていただきます。当方の技量不足で面目御座いません。そしてまた何度読み返しても何とも愛らしい息子様の破壊力で…愚息は本当に幸せ者ですね。さてさて、先に落としたレス消費もあり長々とスペースを頂くわけにはまいりませんので、簡素ではありますがこの辺で失礼いたします。※こちら返信不要です。)


  • No.382 by Noah MacNeil  2019-06-26 12:07:13 


>Leone

…レオーネは、本当に俺の事が好き…なんだね。……飾りなんかじゃないよ。俺も君の事が好きで、好きで、好きで…――愛おしくて、堪らないから。君に、目に見える形で印を付けたかったんだ。……俺のなんだって、その身体に刻み付けておきたかった。

(怒られている、のだろうか。当然ながら背を向ければ彼の細かな機微を察せられず、悪戯からやけに間を置いて返ってくる文句に自らの仕出かした事とはいえど動揺に慌て顔を向けて。――と。ぐい、と突然裾を引かれる感覚と思ったよりも近くに迫る彼の、頬を染めての心情の吐露に一瞬脈打つ鼓動が堪らなく早まり、項垂れながらも己の背をなぞる彼の指先にぴく、と肩を僅かに揺らして。引いていく白き繊細な造形のそれが昨夜の所有印へと至るや目を見開き、昨夜己が刻んだような酷く一方的な我欲などではない、他ならぬ彼が施してくれたという繋がりとしての意味合いにじわじわと胸中に暖かな熱が広がっていき。勿論、彼の抱く熱は己のそれと同等などではないのだろう。決して綺麗になど描ける筈もない、随分と処分したものの未だ部屋に散在する相も変わらずの鬱々とした抽象的な画風、たった一つでも違えれば狂気にも触れてしまいそうな致命的な熱情の他ならぬ吐き先――それと同等の情を己になどよもや望めるものか。それでも当初感じていた温度差より遥かに近く暖かなそれに、昨夜から続く喜びを穏やかな笑みと共に改めて言葉に変えては、憂色を浮かべ項垂れる彼へ上体を寄せ、そっと片頬に拙くも愛でるようなキスを落として。熱い視線を交わしながら僅かに顔を離し承諾の音を紡ぐも、沸き立つ喜色にようやく羞恥の情が追い付き始めたのか、赤味を増してゆく頬の熱に最後まで確り言葉を終えることなく話を逸らせば半ば逃げるように退室し。)

君を迷惑だなんて思った事はないけど……ん、分かったよ。でも出来るだけ早く帰ってくるから、そうしたら…たくさんお話、しようね。それで……きっ…今日は、その……お、俺が…君を、食べ、ても……、――ぁああや、えっと…ッと、とととりあえずでもっ、まずはレオーネの朝ご飯を用意してあげないとだよね! うんッ、ちょっと待っててね、確かパンとか何か買ってあったはずだから…。  


------------------------------------------


…れ、レオーネ、あの、今回は何とか……なんとか、食べられるかなっていう物が出来たんだ。ちょっと試してみてくれる、かな…? もっ、もし、口に合わなさそうなら無理に食べなくてもいいからね…!

(夢にまで見た…否、実に深刻な憐憫を誘う彼の監禁生活において、その食事提供は当然ながら自分以外に他はない訳だが、生憎と料理など全くの未経験。さりとていつまでも栄養の偏る冷凍食品やコンビニ弁当ばかりを彼に強いるのも気が咎め、看病の際の可愛らしいお強請りを思い返しつつ密かに奮闘すること三日目――ようやく完成した品、オーソドックスなクリームパスタは少なくとも外観においてはそう大きな問題はないように見え。食事など手早く腹に溜まればそれで良しという偏食家な己の味付けはあまり保証ならないが、“適量”などという曖昧極まる調味料の指示を除きレシピ本とほぼ同様の調理が施されたそれは、細かな調整こそ出来てはいないものの一応食べられる代物ではある筈で。それを期待よりも不安と緊張の勝る面持ちで自室へと運び込んでは、水入りのコップと共に下のトレーごとイーゼル脇の机に置き、おずおずと彼の反応を伺って。)


(/本当にいつもお忙しい中、ご丁寧にありがとうございます…! 大きな地震がありましたので少々心配しておりましたが、ご無事なようでそういった意味でも安心いたしました。恐れ多いお言葉までありがとうございます、監禁に追い込むような輩なので息子様側が幸せ者かどうかは少々微妙な気がしないこともないですが、幸せな結末には至れるよう奮闘したく…。笑。
さて、それでは今回で一旦区切りを付けさせて頂き、場面展開の方を挟ませていただきました。恐らくこの三日の間に息子様の楽器や何か要望の品があれば愚息が自室に用意していると思われますので、その都度ご自由に描写していただければと。とりあえず食事をご用意させて頂きましたが、以降脱走や④のイベントを差し込むか否かは恐らく流れにも寄るかとも思いますので、貴方様のご都合にお任せいたします。もし何かご希望やご相談などございましたら、何時でもお気軽にお申し付けいただければ!※蹴り可

ところで、こちら今までずっと好き勝手に返信してしまっておりますが、やはりレスペはある程度貴方様に合わせた方がご都合が宜しいでしょうか…? 出来れば貴方様とはこれからも長くお付き合いしていけたらと思っておりますので、もしもそういったご要望等もありましたら率直にお伝えいただければ幸いです…!)

 

  • No.383 by Leone Celadon  2019-07-07 10:32:00 



>Noah

……今回は、ってことは僕のために頑張ってくれたのかい? ありがとう。――ん、悪くない。キミの手料理が食べれて…嬉しいよ。

(…どうやら甘く見ていたようだ。当初こそは内なる好奇心が擽られるばかりで満喫していたものの、外界と遮断され強いられた制約の下では暇を持て余すようにもなり、持ち込みを許された楽器などの娯楽品で飢えを凌ぐ。看守の居ぬ間は小さな牢から飛び出してゆったりと羽を伸ばし気儘な休息を味わうも、捗らぬ創作意欲も仮面で隠せぬ感情も文字通りに顔に現れ、想いを寄せているはずなのに時折肌に感じる視線が窮屈で息苦しい。壁に凭れながら色褪せた瞳で天を仰ぎ薄らと首筋に残る跡をなぞっていれば、控えめに開く扉から漂う仄かな香りと彼の入室に重い腰を上げ、食事を促されてはフォークを手に巻き付けた数本を口に運んで。基本に忠実に仕上げられ湯気立つそれは伝えた感想通りに嬉しいはずなのに、何処か物足りないような渇きに口許は笑えど眼は遠くを眺め、やがて進まぬ手を止め沸々と内に秘めた願いを歯切れ悪く切り出し。)

…ノア。あの、さ。……えっと、そろそろ自分の部屋に、帰りたいのだけれど……、いいかな。いつまでも、ここに居るわけにも…すぐそこだから。


(/大変お待たせ致しました。このところ慣れないことを続けた疲れが出たのか、移り変わる気温差に身体がついて行かなかったのか、少々風邪を引いてしまいましてご報告もできずに面目ありません。ようやく症状も良くなった為、遅くなりましたがお返事の方を返させていただきました。夏風邪には十分お気を付けくださいませ…!※こちら返信不要です。

レスぺの件につきましては、当方の事はお気になさらずにご都合の良い時で大丈夫ですよ。こちらも貴方様とはこれからも長いお付き合いが出来ればと思っておりましたので、そのお気持ちが聞けるとは光栄です。遅筆な為にご心配をおかけしておりますが、寛大な懐と温かいお言葉に甘えつつ、お陰様でこうして無理のない範囲で楽しませていただいております。まだまだ未熟者故、ご迷惑をお掛けすることもあるかと思いますが、お互い楽しみながら物語を紡いでいければ幸いです。ですので、貴方様もレスぺは無理なく楽しめる程度で構いませんので、今後ともぜひよろしくお願いいたします!※こちら返信ご自由に。)

  • No.384 by Noah MacNeil  2019-07-09 06:57:05 


>Leone

そっ…そう! 良かったぁ…――俺、これからもっと頑張るね。こんなに可哀想な状況なんだから、せめてご飯くらいはちゃんとしたものを食べさせてあげたいし……あ、レオーネ、今晩は何が良い? 複雑な物は難しいかもしれないけど、でも出来るだけ頑張るから…っ!

(口では度々その境遇を哀れみ切々とした謝意を連ねるも、無理に理由を付け手中に収めた最愛の姿にうっとりと己が魂は無様にも蕩け落ちる。曇る表情も進まぬ食指にもまるで気付かぬどころか、陰気な自分にとっては異様な、けれどこの数日間に限り恒常と化した眩いばかりの喜色を表情に湛えては愚鈍な迄の無邪気さで続く“今後”への意気を揚々と示し。しかし、不意にはたとその盲目の瞳を瞬かせると、何事かを言い継ごうとする彼を差し置きゆるりと口許に描かれたのは密やかな三日月で。極度の陶酔の前には愛し人が紡ぐ言の葉すら右から左と、徐にその腕へ隻手を添わせては上体を傾げ、着座する彼の顔へと己のそれを近付けて。覗かせた赤い舌先を口端に這わせ、その柔さを確かめるついでに愛らしくも僅かに付着する白色を絡め取れば、依然互いに吐息のかかる距離のまま朱の差す頬を再度嬉しげに綻ばせ。…が、幾度となくとろりと溶け落ちる粘度の強い眼差しは、いつの間にやら危うげな艶色をも仄かに孕み。)

ああ、レオーネ――ソース、ついてる。ふふ…可愛いなぁ、レオーネ。……本当に、かぁわいい。


(/いえいえ! しばらくは週末でのお返事になると事前に連絡を頂いておりましたのでお構いなく。ご病気の方ももう回復なさったとの事で本当に何よりです…! 新生活でお忙しい中何かと大変でしょうが、どうか今後ともご自愛くださいませ。

多忙の際にあまり早い返しはご負担かと危惧しておりましたが…杞憂のようで安心致しました。お言葉に甘え返せる時には返してしまおうかと思いますが、これからもお返事はご都合の良い時で全く構いませんので、あまりこちらのレスペなどは気になさらないでくださいね。こちらこそ、同じお気持ちのようで大変に嬉しい限りで…これからもぜひ、末永くよろしくお願いいたします…!※こちら返信不要です)

 

  • No.385 by Noah MacNeil  2019-07-28 17:37:10 



>Leone本体様

(/お忙しい所失礼致します…! すみません、もうしばらくは大人しくお待ちすべきだと散々悩みはしたのですが、どうにも不安が勝ってしまい…。相も変わらず堪え性のない背後で大変申し訳ありません。もしや貴方様の身に何かあったのではという心配もあり、何か手短にでも一言レスを頂ければ助かります。返事は都合の良い時で構わない、と言っておきながら本当に面目ありません…。)

 

  • No.386 by Leone Celadon  2019-07-29 13:01:57 



>Noah本体様


(/いつもお世話になっております。全国的に暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。取り急ぎご報告のみで失礼します。

3週間近くお待たせして申し訳ありませんでした。私生活との両立がなかなか出来ず、恥ずかしながら少々スランプに陥ってしまいまして…お時間を頂戴しておりました。ご心配をおかけする前にご一報すればよかったのですが、大変失礼しました。

恐らく今日の夜辺りにはお返事が返せるかと思います。至らぬ点ばかりで申し訳ありません。ご報告のみで失礼しました。もう少々お待ち頂ければ幸いです。※こちら返信ご自由に。)

  • No.387 by Leone Celadon  2019-07-30 01:00:49 


>Noah

ッ………。――……言ってくれれば、自分で拭けるから。そこまでしなくていいよ…近いから。あと、僕は可愛くないよ…

(こちらの注文も御構い無しに一人歩きする期待の眼に当てられ、呪いで暈すまでもなく濁りの無く愁傷の音が漏れ出ているはずなのに、盲目に奪われた心の拍車に嘆息を吐き。手に負えぬ酒精の余熱は冷めるどころか暴走する持て成しと、行方を眩ました追憶の彼に想いを馳せていれば、意志に反し濡れる口端にビクリと身を跳ねさせ。するりと滑り落ちるフォークが鳴り響くよりも先、抱いた感情に突き動かされるまま咄嗟に引き離しながら首を竦め、汚点を葬る頼みの綱が剥がされた身包みは蒼白に染まり。身体に沁み付いた本能がどろどろと絡まる鎖から逃げるように、強張る手の平を揺れる瞳に押し付け覆い隠すとそっぽを向き。有り余る熱への反抗の姿勢を通らぬ喉から絞り出し、食器の上になだらかな山を残したまま楽器ケースを手に取れば、渇いた欲を潤す会場への切符を模索し始めて。)

…ねえ、やっぱり仮面付けてていいかな。落ち着かないし、それに少し……、…。大分アレも目立たなくなってきたから、少しくらいは外に出てもいいだろ? そうすれば、僕が手料理を振る舞うこともできるし…ノアの負担も減るんじゃないかな。――…せめて自分の部屋か地下室のどちらかには行かせてよ。ゆっくりネーロに会いたいし、それか周りを気にせず音楽に没頭していたいから。…ねえ、ダメ?


(/大変長らくお待たせいたしました。先と重複してしまいますが、この度はご心配とご迷惑をお掛けし大変申し訳ありませんでした。当方の力不足でお待たせしていたにもかかわらず気にかけて下さり、本当になんとお礼を申し上げればいいのか。月並みではありますが、いつもいつも貴方様には助けられてばかりで感謝の言葉でいっぱいです。もし、まだ物語を共に紡いでくださるのであれば、これ以上の幸せはありません。レスペも少しずつではありますが、以前のペースまで徐々に持ち直せればと考えております。まだまだ至らぬ点も多々あるかと思いますが、何卒よろしくお願い申し上げます。※こちら返信不要です。)



  • No.388 by Noah MacNeil  2019-08-03 10:03:34 


>Leone

ううん、レオーネは可愛いよ…っ! すっごく可愛い! こんなに可愛い子見たことない! 爪先からその髪の一本に至るまで何もかも全部全部かわ……ッん、え、か、仮面? …隠しちゃうの? まぁ、それが隠れてもレオーネは世界で一番可愛いけど…

(以前受けた激しい反駁から一応避けていた筈の形容詞だったが、砂吐くようなバカップルも真っ青といった耽溺振りに理性などとうに呑まれているようで。身を引き剥がす腕にさして気を悪くする風もなく、なおも胸前で己の両手を重ね瞳孔にハート型の紋様すら浮かび上がらせる熱烈の眼差しには微塵の変容も見られずに。けれど、顔を背け示された反抗の欠片にはさすが疑問を覚えたのか、不思議げに首を傾げ残念がるも特段異論を唱える様子はなく。恐らく地下室に関しても彼の舌先三寸によっては軽く了承すら得られただろうが、己に優先する形で他者の名を出され、数日前より密かに楽しみにしていた休暇を他に当てがおうという要求には到底すんなりとは応じられず、上がるばかりの口角は忽ちその角度を落とし、直後に響いた言葉は不穏の棘を纏い。けれどすぐに ふ、と、柔い笑みを型取れば外への切符を携えた彼の手に己の片手を重ね、幼子に言い聞かせるような困り声にてやんわりそれを取り上げてしまおうと。)

ネーロ、ね…――俺が居るのに、どうして他の子が必要なの? …大丈夫だよレオーネ、今日は学校もないし、俺がずっと君と一緒に居るから。まぁ、地下室くらいなら俺もついて行っても良いけれど……でも今日はせっかく丸一日一緒なんだし、ご飯を食べ終えたならここでゆっくりお昼寝とかお話も楽しいんじゃないかなって…。ね、そうしようよ、レオーネ。


(/す、すみません、何故だか一時やけに不安な気分に陥ってしまい…多忙の連絡を受けていたというのに誠に申し訳ありませんでした。愚息だけでなく背後まで重いとなっては笑い事では済みませんので、以降はこのような事がないよう重々気をつけたく…!; ご負担でしょうに当方の我儘に即時対応いただけて本当に嬉しかったです、ありがとうございます。もうあまり説得力はないやもしれませんが、以降は大人しくいつまでもお待ちするつもりですので、お返事や事前連絡等は余裕のある時のみで本当に構いません! 貴方様の綴られる文章も息子様も何もかも大好きで、環境が変わろうと未だ相手をして頂けていること、どんなに感謝してもしきれません。こちらこそ及ばない所が多く申し訳ない限りではありますが、どうかこれからもよろしくお願いします。※こちら返信不要です)

 

  • No.389 by Leone Celadon  2019-08-12 22:01:24 


>Noah

え、あ…いや、ネーロは僕にとっては必要な存在だし……キミもいる、のは、確かにそう、なんだけど……ほら、キミも疲れてるだろうし。今日は、ちょっとそういう気分じゃなくて…、えっと、地下室での練習も人に聴かせられるようなものじゃないから…慣れてないと、ほら…耳が疲れるかも、だから……。

(意図した手札への見事な喰いつきを見せられ着々と切り札までの筋書きを進めるも、並々ならぬ熱量で向けられる凝然とした視線は腹を空かせた蛇にでも睨まれているような心地で、選ぶ言葉を濁しながら喉元まで出かけた侘しさに息を詰まらせ。――。けれど、無遠慮に来訪者を知らせる呼び鈴が静寂な室内に鳴り響き、まるで催促でもするかのように幾度も押される呼び掛けに彼の者の目処を付ければ、柔らかくも裏のある悪戯な笑みを指の隙間から覗かせ。熱を介すその手を掬い寄せ両の手で包み直せば、忍び寄る欲を宥めながらも窮屈な檻から脱する口実を絡めつつ、上目に彼へ強請るように立ち去る気配も無く鳴らし続けるその主への応対を促し。騒音も玄関に辿り着いた頃にはもうすっかりと止み、重たい扉を開けても既に来訪者の姿はないものの、代わりに子供の背丈ほど積まれた幾つかの贈り物の山と小さな紙切れが残されており。『親愛なる仮面へ。届けたものは有難く受け取ること。記念の山には相応しい、あの方からの“手紙”があるから。――気まぐれな店より。』華やかな山の上に鎮座する飾り気の無い一通の“手紙”には彼の名前だけが記され、当の本人は監視の眼が離れた隙に車庫へと身を隠していて。)

――ノア、ちょっと出てきてくれないかい。こうも鳴らされたんじゃ、折角の休みも満喫できないだろ? それに…この音苦手なんだ。だから…ね、お願い。……それとも、僕が出ていいの?


(/お、お待たせいたしました…!毎度毎度ご心配をおかけして申し訳ありません。暫くは週末での返信が中心になるかと思いますが、今後はお待たせしてしまう場合にはご報告に上がりますので、ご容赦頂ければ幸いです。当方と愚息をそのように言っていただけるとは…勿体ないお言葉ばかりで恐縮です。

さて、早速ではありますが④の「小さな贈り物」の展開とどさくさに紛れて脱走とを組み合させていただきました。隠れる先を最後まで悩みましたが、贈り物を受け取って戻ってくる間に誰でも隙は出来るはず…と、ここに落ち着きました。笑。勿論、息子様にはバレバレでも問題ありませんので、届いた贈り物や手紙の封を開けるも、愚息を見つけて渡すも揺するもご自由にどうぞ。なかなかスランプから抜け出せずに拙い粗が目立ちますが、最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです。※こちら返信不要です。)



  • No.390 by Noah MacNeil  2019-08-16 10:39:15 


>Leone

――へ、ぇあっ…!? …ッあ、ああぁえっと、あのっあの……いっ、行くっ! 俺が行くから…少し、待ってて。……、あの、でも…それ……他の人には、絶対にしないでね。

(柔く此方の手を包み重なった策略の色合いに毎度事ながら容易く心臓を鷲掴みにされては、よもや彼を疑う訳もなくドクドクと波打つ胸を抑え半ば喘ぐようなたどたどしい返答を口にし。急速に熱を上げた頭では精々その魅惑極まる瞳へ注意を促すのが精一杯、続けて階下へと急ぎ靴先を向ける以外の挙動などおおよそ取れよう筈もなく。――さて、届いた品々をよろめき抱えて戻れば、とうに伽藍堂と化した部屋へいくらレオーネ、と呼び掛けようとあの愛しの音色は決して返らずに。途端狼狽を顔に走らせ抱えた荷を堪らず地へ置くと、忽然と彼の消えた自室を幾度も見回し膨らんでもいない布団をはいでと徒労を重ね始めて。トイレだろうか、などといった呑気な推測も、さすが先の不穏な会話を前に忽ち塗り潰されてしまい「……、そんなに…俺といるの、嫌だった?」数日振りに蘇る負色に色付く思考の帰結は早く、やけに広い部屋へ寒々しく落ちる静寂がこれ以上ないほど自明の答えを示し。暗く淀んだ顔色で唇を引き結び、つかつかと迷いのない足で部屋中央の席へ腰を下ろすと、もはや用のない冷えた食事もそのままに白色のキャンバスへ向かって性急に筆を取る。それは今更彼を追っても、と理性的な判断を下したというよりは、単に堪え切れぬ感情の吐き出し口を咄嗟に求めたに過ぎず、負の感情の転化が大半を占める己の絵画へのこういった逃避はそう珍しい事でもない。けれどどうしてだろう。普段ならばこれで幾許かは紛れるというのに、先のパスタの数多にも上る試作で十分胃は満たされたというのに。何故だろう。今この時ばかりは、無性に。…不意に、荒く真白を穢す腕をひたと止め)

――お腹、すいた。

   

  • No.391 by Leone Celadon  2019-08-26 18:21:52 



>Noah本体様

(/いつもお世話になっております。愚息の背後です。取り急ぎご報告のみで失礼します。毎度お待たせして申し訳ありません。今週中にはお返しできる予定ですので、もう少々お待ち頂ければ幸いです。それでは、失礼します。※こちら返信不要です。)

  • No.392 by Leone Celadon  2019-09-07 02:53:17 


>Noah

うん、やっぱり落ち着く。でも――意地悪、しすぎたかな。本当に…どうして彼はこんな奴が良いんだろう…

(――周囲をぐるりと見渡し最善の注意を払いながら仮面を付ければ、久しく思える親しい暗闇に自然と口角も上がり一息を吐く。けれど、繋がれた鎖から抜け出したというのに慣れぬ圧からの解放に安堵の光が灯るどころか、偽りの笑みでも晴れぬ何処か拭い切れぬ影が暗雲のように心中に広がり、雨音一つ落としてこない空へと目を向けて。彼の事だから蛻の殻の異変に驚嘆の調べを忙しなく踏み鳴らすかと思いきや、ゆらゆらと遠ざかる足音を最後に追手の一つも寄こさない手の平返しに、都合の良い欲に振り回されては戸惑いと寂しさが込み上がり。…願ったのは己のはずなのに。期待を裏切っておきながら、期待している己に辟易してしまう。静寂な会場で回った毒を抜きつつ今一度与えられた契りの跡をなぞり、刻まれた想いの丈を噛み締めれば臆病な足は一夜の舞台を足早に越え、整頓されつつも健闘したであろう痕跡が見受けられるキッチンの前に立ち。何処までも先を歩く彼の背を浮かべながら材料を揃え下準備を済ませると、適当な器へとお気に入りのビスケットにエスプレッソを染み込ませ、滑らかに仕上がったクリームを流しては形を整えココアパウダーを振るう。それを愛しの名のみを書いたカードを添えて冷蔵庫へと仕舞いつつ、恐らく彼のであろう冷えたコーラを拝借し、手がかりも残さず人気の無い場所へと身を潜めることにして。…彼にはまだ、会いたくはない。顔を見たらまた甘えてしまうのは容易に想像できる。だから日頃の礼を兼ねたデザートを置いておくとしよう。きっと紅茶ともよく合うだろうから。ほろ苦くて甘い、秘められた僕の想いが。)

まともな料理なんてしたことないって、言ってたのに……。キミはどれだけ頑張ったんだろうね。――気付くかな。気に入ってくれるといいけど。…ごめんね。愚かな僕を許してくれるなら、もう少しだけ……、…。


  • No.393 by Noah MacNeil  2019-09-12 14:54:59 


>Leone

……考えてみたら、閉じ込めるだけでもすっごく可哀想なのに、頭は可笑しいし料理も口も死ぬほど下手で、陰気な絵ばかり描くような暗い奴とずっと一緒なんて苦痛以外の何物でもない……もしかしたら結構俺の事好きなのかなとか、何だかんだ満更でもないのかもなんてだからッ! 調子に乗ったら駄目だって分かってるのにどうして俺はいつもいつもバカバカバカばかばかばか…~っ、死にたい……。

(――翌朝。今日もからりとした清々しい秋晴だというのに、朝のキッチンを早々に重苦しい暗雲で満たし、虚ろな瞳と遅々として進まぬ手で食器を洗う独り言の激しい不審な男が一人。あれから一睡もなくキャンバスと向き合えど、なおも執拗に纒わり付く鬱気はその大半を晴らし切れぬままだ。汚れを落とした皿を乾燥機へと立て掛ければ、ふと磨かれた銀のシンクに映り込む己の相も変わらぬ陰鬱な面貌に、自虐に限り異様に回る舌をようやく緩めて。「…早く、何とかしないと。あの子だけは絶対に絶対にこのまま逃がしたりなんて、…でも……」足の進まぬ夢の道程も未熟極まる人格も彼に並ぶため変わらなければと、先日抱いた筈の決心にすら容易く鈍りが生じるばかりか、そもそも彼を救う明確な手立ても未だこの手にない。それに加え――昨日の異様な飢餓感は未だ胸底に深く渦巻き止むことなく、今顔を合わせば今度は何を仕出かすか。しかし、彼宛ての届け物も未だ自室に高く積まれている以上、いつまでもこうしている訳には……。終点の見えぬ思考の渦に呑まれつつ、シンクから離れた身は一先ず自室に運ぶ飲料を求めて冷蔵庫へ歩みを進ませ。何の気なしに開かれた扉の先、寝不足による気怠げな瞳を開かせたのは洒落たデザートらしき代物と、己の名のみを記したメッセージカード。…あの子の、字だ。明らかに責は自らにあるというのに、想いを込め用意されただろう気遣いの品に込み上げる感情の波が瞬く間に混迷の思考を攫い、思わず口を突き飛び出したのは切実なまでの責任転嫁。思わず少しばかり複雑な色を瞳に宿して器を手に取れば、引き出しから取り出したフォークと共に室内の椅子へそのまま着座し、甘くも仄かな苦味を伴うそれを時間をかけて味わい始め。…当然共用の場たる此処へ長く居座ればそれだけ彼と遭遇する可能性も上がる訳だが、新たな議題に思い悩む思考はさして及ばずに。)

…っ、そ……そういう可愛い事ばっかりするからぁ…! うぅ……、…おいしい。――やっぱり閉じ込めて俺だけのものにしたいなぁ……だめかなぁ…。

 

  • No.394 by Leone Celadon  2019-10-01 00:16:16 



>Noah本体様

(/いつもいつもお世話になっております。愚息の背後でございます。
さて、大変お待たせしているにもかかわらず、性懲りもなくまたご一報もできずに数週間も空けてしまい申し訳ありませんでした。ようやっとお返しの目処が立ちましたので、この場を借りてご報告に参りました。

恐らくお返しは今週の金曜日頃に仕上がると思われます。また一癖のありそうな構成になりそうですが、お好きなように対応していただければ幸いです。ご報告のみで大変恐縮ではありますが、何卒よろしくお願いいたします。それでは、失礼します。※こちら返信不要です)


  • No.395 by Leone Celadon  2019-10-05 03:10:11 


>Noah

はぁ……。あれだけの事をしたのに…結局今日も成果なし、か……――…やあ、おはよう。

(――澄んだ空気に包まれながら理不尽に迎える朝、軽快な日光を浴びるも仮面の奥に潜む成長の兆しはなかなか芽も出さず、増える人目の波を避けるように家路へと急ぎ。望まぬ結果に溜め息を洩らしつつも逃亡劇を終えた褒美にと、冷えた身を慰める温かな一服を欲しては、玄関の扉が閉まるなりリビングへと直行し。果たしてあれは受け取ってくれているだろうか…などと杞憂を巡らせていたものの、踏み込んだ先で大人しくそれを手にしている彼の姿に自然と安堵の笑みが零れ。けれど掛ける言葉もそこそこに距離を取り、和らいだ口元もつんと澄まして顔も合わせず、己の分のみのエスプレッソを淹れ終えれば向かいの席へと座り。ただ静かに芳しい香りを漂わせるカップへと視線を落とし、芝居がかった影に潜む満たされない欲求を抑えたまま、淡々と淡い期待を乗せた贈り物の感想を求めて。促しておきながら自らが招いた誤解の種に素直になれず、奥底に仕舞い込んだ感情を一つまたひとつと落とす角砂糖に重ね、甘くて苦い想いを上手く溶けて混ざり合うようにゆっくりとスプーンを回してみせ。次いで口を開いたのは休むことなく刻々と時を刻む秒針が何周かした後、藪から棒に己宛てに届いた贈り物の数々を押し付け、抱く関心は名無しの一通の手紙にのみに向けられており。悠然に構えつつもその手紙への執着は、彼にも見せないような純粋な焦がれが眼を合わせずとも漏れ出し、繕い切れない声色には浮ついた熱が宿っていて。)

で、お気に召したかな。色々言いたいことはあるだろうけど…まずはそれの感想がキミの口から聞きたいよ。――…あと、昨日届いたやつは全部あげるよ。“手紙”以外は。あっただろ、差出人の無い手紙。まさか、見てないよね。……それとも、なかった?


  • No.396 by Noah MacNeil  2019-10-11 22:16:57 


>Leone

…れ、レオッ…!? ちっちちちがうんだよ、今のは本気なんかじゃ…! ――っえ、…あ、う、うん。…すごく、美味しかった。久しぶりにまともな物を食べられたというか……あの、ありがとう、レオーネ。…き、君って器用だよね。将来はきっと素敵な旦那さんになると思うな。えっと、俺も毎日君と二人で食卓を囲えるかと思うと今からすごくすごく楽しみで、…まあ俺の方はいつも通りあまり君の役には立てないだろうけど…

(残り少なな甘味をつつき、内なる世界へと浸る身を呼び起こす軽やかな一声は、心身を貫くような驚愕と共に含んだ物を気管へと入り込ませ。反射的に噎せ返りつつ大仰な振る舞いで席を立つも、いつも通りとも取れるその弁明をさらりと受け流し、涼しげな顔で平然と紅茶を用意する相手に揺らぐ心の行き場を失えばまごまごと再度元の位置に腰を下ろす事にして。…絡まない視線、容易く触れようもない距離。一夜かけキャンバスへと吐き出した筈の暗い感情の奔流はその箍を外したまま、前座として振られた問いにすらビクリとフード下の瞳を逸らし、臆病な口唇をひたすらに明後日の方向へと滑らせていく。少しでも本題を遅らせる為の即興故に何やら妙な妄想混じりと化した品を今更吟味する余裕はなく、やたらに滑り続ける口もそのままに腹底のものを隠すように俯いては、彼からの好意の欠片たる甘やかな空皿を両の手でそうと包むようにして。…けれど、やはりどうしたって逃げようはないという事だろう。いたく執心な割に物の方はあっさり己へ譲るのだな、などとあの大量の贈り物へ一層の疑問が募るよりも先、ふつんと抑えの糸が切れるが如く灼熱に煮え返る我欲に気が付けば拒絶にも近しい口調で紛うことなき虚偽を、続く舌には拙くも素知らぬ顔で自室への誘導を乗せており。先刻までキャンバスと向かい合っていたが故に、暴力的なまでの生々しい情感に常の絶望的な色合いを加え奇異な感性で嬲り殺したものがそのままイーゼルに立て掛けられている事はさすがに気掛かりだが、例の代物自体は誰に暴かれる事もなく、昨日の姿のまま山積する贈り物の一番上にて彼を待つだろう。――まぁ、それが易々と君の手に渡るかは別の話。再度彼を促すように席を立つも、その面貌は階段へ繋がる廊下にふいと向けてしまい、上手く黒フードと長い前髪に己を隠して。)

――なかったよ。そんなものは。……なんなら、俺の部屋に確かめに来る? …その、他の贈り物の隙間とか、挟まっていたりするかもしれないし。……、そんなにそれが…その相手が大事なら、一度ちゃんと探してみた方がいいよ。


(/お返事ありがとうございます! はたして“さくっと軽い監禁ネタ”とは一体何だったのか…というまでの重い描写ばかりとなってしまい申し訳ない限りで; 返信やご連絡等は気の向いた時にのみいただければ十分ですので、ご負担の際は一報なども何も言わず省いていただいて大丈夫ですよ。あるいはもっと軽く適当なものでも構いません。けれど、お忙しい中いつもご丁寧な連絡を下さる貴方様のお優しい心遣いは毎度本当に嬉しく感じております、ありがとうございます…!※こちら返信不要です。)

  • No.397 by Leone Celadon  2019-11-06 21:57:45 


(/いつもお世話になっております。愚息の背後でございます。お優しいお言葉をありがとうございます…! 
月並みな言葉しか出てきませんが、本当にこの御縁に愚息共々ただただ感謝しております。

監禁ネタも楽しく読ませていただきました。今回も息子様らしく重いとは思っていませんのでご安心くださいませ。それに見合うだけの技量が欲しいものです…ぬぐぐ。笑。
ここ二週間ほど猛威を振るっていた風邪もようやっと落ち着いてきましたので、土曜日頃を目処にお返事が返せるかと思います。インフルエンザも流行ってきているようですので、どうかご自愛くださいね。

それでは、ご報告のみで失礼いたします。※こちら返信不要です。)

  • No.398 by Leone Celadon  2019-11-10 18:59:31 


>Noah

えっ…――……っあ、そう…なんだ。いや、ないならいいんだ。ごめん、早とちりしたみたいで…、……。別に大した内容じゃないし。大丈夫だよ、ごめん…。変な事聞いたお詫びと言っては何だけど…あの贈り物は、お客さん達からの差し入れだと思うから、好きに食べて。

(先までの情愛に満ちた音色とは一転した彼からの返答に抱いた確信を覆されては、その言葉が持つ意味すらも呑みこむことができないまでの困惑に、唖然とし間の抜けた声のみが遅れて通り過ぎ。贈り物を届けに来た主は仕事場の関係者に違いないと、己宛てへの暗号のような独特の呼び出し方から相違ないのだろうが、その要件を取り違え舞い上がっていただったのかと目の前が暗くなる。――手紙は、なかった。どうして、返事がないだろう。ないなら何故わざわざ届けに、あるなら分かりやすい所に置くはず。約束していたのに、楽しみにしていたのに。まさか…何かがあったのか、それとも――。疑うことも知らずぐるぐると血の気が引くような憶測ばかりが飛び交う中、色を失いながらも可能性への誘いに我に返れば嘘で塗り固められた笑みを浮かべ。やはりと言うべきか、身勝手な振る舞いや己の欲望のみの不躾な質問に、気分を害し窺わずとも冷淡な態度から良い顔をされているわけもなく、彼の身を包む陰に隠された真実にひやりと嫌な汗が流れて。大人しく部屋の一角を占拠している山を引き取るのが筋なのだろうが、甘い匂いを漂わせた贈り物という名の期待の数々を受け取れそうになく視線を逸らし。張り裂けんばかりに締め付けられる胸を押さえ、詰まる息を吐きながら出てきたのは郷愁に駆られたものと、“ただいま”の一言も気遣う余裕も霞んでしまい。…少し、頭を冷やそう。手紙への高鳴りが遠のいて行けば、途端に襲い掛かる疲労の重荷を肌を湿らす汗と共に洗い流してしまおうと思い立ち、後ろめたさはあるものの倦怠感が勝り彼に着替えの手配を頼んで。)

…Mi sento solo.――シャワー、浴びてくる。……ノア、悪いんだけど着替えを取ってきてくれないか。何でもいいんだ、とりあえず着替えたい。適当に置いててくれればいいから…。


(/お、お待たせいたしました。お返しするのに1ヵ月もかかり、更には先に報告した日よりも遅くなってしまい大変申し訳ありませんでした…。昨夜には上げるつもりだったのですが…少々トラブルがありまして。予定よりお時間を頂いてしまいましたが、どうにか形にすることができましたので綴らせていただきます。今回もなかなか癖のあるお返しになってしまいましたが、少しでも楽しんでいただけたら幸いです。…毎度、似たような謝罪になってしまい本当に申し訳ありません。何かありましたら、お申し付け頂ければと思います。それでは、失礼します。※こちら返信不要です。)

  • No.399 by Noah MacNeil  2019-11-14 21:27:23 


>Leone

っ、……ま、待って――…行かないで、

(やはり、慣れぬ嘘など吐くものではない。稚拙な謀を躱されただけならばまだ良いものの、平静を装う口振りとは裏腹に明瞭に滲む色彩は思った以上の悲哀を纏い、己の身を心底震わせるには十分で。一瞬にして腹底から這い上がったものは情愛の炎か罪悪の鎖か、咄嗟に取り繕った体裁も投げ捨て衝動的にバスルームへ去る背中を追い掛ければその腕を必死に捉えて。追い縋る舌は渦巻くばかりの支離滅裂な思考に踊り、切実に仮面を射抜く強い瞳は呪詛染みた夥しい熱を孕む。本当はもっと優しく触れたかったのに、ひたすらに都合の良い存在でありたかったのに。そんなものでは足りないとあの雨の日から続くそんな想いをどうしようもなく持て余し続けてきた。地に落ちた抑えの糸は“どうせいつかまた逃げてしまうのなら、いっそ”と己の耳朶に悪魔のような囁きを注ぎ込み――……、けれど、決して自分は、彼にそんな顔をさせたいと思った訳ではないのだ。段々と、ただキャンバスに叩き付けるだけでは済まなくなっていくそれを寸前で喉奥へと押し込めた後、は、と微かな吐息を零し幾分か戻った理性を代わりに吐き出す。よもや仮面越しの雫が伺えたという訳でもあるまいに、いつの間にかきつく握り締めてしまっていた腕を解放してやれば、努めて柔く紡いだ謝罪とあまりに過度な慰めを眉を垂らし差し出して。)

…そんなに…そんなに、あの手紙が大事なの。…なんで、どうして、俺には……っ――…ぁ、う、……ご、ごめんなさい。……手紙、あるよ。あるんだ、本当は。…少し…意地悪が、したかっただけで。…ごめん、ごめんね。…泣かないで、レオーネ。


(/お、お相手様ー! 大きな台風が通り過ぎたもので心配しておりましたが、ご無事なようで何よりです。社会人は風邪も長引きがちで大変ですよね、実は私もこの二ヶ月の間で既に二度程病気を…笑。

愚息の悲愴が入りがちとなってしまった本編をそう言って頂けますと本体はもう有り難さと恐れ多さに身を震わせるばかりではありますが、もし何でしたら本編を一旦休止して軽くハロウィンイベントなどを挟む等の気分転換も歓迎ですので、その際は気軽に仰ってくださいね!直近であればポッキーの日も少々捨て難いような…。
また、貴方様であればいつまででもお待ちするという気持ちに変わりはありませんし、無論こちらからは魅力溢れる息子様とのやり取りを打ち切る気等も毛頭ありませんので、どうか本当に気楽に楽しんでいただければ…! まぁ手紙の謎と和解の如何も含めお返事が気になる場面ではありますが…、耐えます。笑。

それでは、また素敵なお返事を楽しみにゆるりとお待ちしております。※蹴り可)
 
 

  • No.400 by Leone Celadon  2019-11-17 16:24:44 



>Noah様の本体様

(/ご心配おかけしました。今年は本当に自然災害が多いですね。先日の台風は通勤面で多少の支障はありましたが、今は風邪を引いたこと以外はぴんぴんしています。笑。
お相手様もご無事なようで安心いたしました! もうお体は大丈夫でしょうか? どうかご無理はなさらないで下さいませ。

こちらこそ、不定期な更新になりつつも長きに亘りお相手していただいているだけでも大変ありがたいのに魅力的なお誘いまで…本当にありがとうございます!!
この時期はイベントも多いのでうずうずしていたのですが、待たせてばかりいる身でそのような事は口が裂けても言えないと思っていましたので、お誘いいただけるとは嬉しい限りです。今年は息子様の誕生日もきちんとお祝いできませんでしたので、ぜひイベントの機会を頂ければ…!

実は手紙の詳細はもう決めておりますので、何処まで明かされるのかを秘かに楽しんでおります。笑。
そしてどのように和解するのか、息子様や貴方様と紡ぐ物語の行方が楽しみで仕方がありません。もし一旦本編を休止する場合は、前回同様に一区切りついてからの方がよろしいでしょうか?

遅筆故お待たせしてばかりですが、こちらとしても息子様とのやり取りを打ち切るつもりはありませんので、本当に貴方様と出会えて感謝の言葉しかありません。不束者ではありますが、これからもどうかよろしくお願いいたします。

それでは、今回はご相談のみで失礼致します。※こちら返信ご自由に)

  • No.401 by Noah MacNeil  2019-11-19 21:01:23 


>Leone様の本体様

(/ひえぇ何とも有難いお言葉ばかり頂きましてありがとうございます…!
お相手様も大事ないようで本当に良かったです。当方の方も病気といえど軽いものでしたので、どうかご心配なく…!

は、背後すら完全に忘れ去っていた愚息の誕生日などを気にかけて頂けるとは……えっえっ、この時節はハロウィンなど諸々イベントがありますが、愚息の誕生日などを優先してしまって良いのですか大丈夫ですか?? 他のものでも当方は全く構いませんが…!

それは俄然手紙の内容が気になって参りましたが…し、しかし同じくらいイベントを楽しみたいという気持ちもありますので、貴方様のお好きなタイミングで大丈夫ですよ。何でしたらこちらで初回ロルを用意しておきますので、区切りを待たず次か次々回辺りでイベントに入ってしまいましょうか? 

…正直に申しますと、やはりどうしても息子様にお会い出来ない期間を寂しいなとは感じてしまっていたもので、そのようなお気持ちをお聞かせ頂けて本当に嬉しく、また心より安心いたしました。勿体ないお言葉ばかりを本当にありがとうございます。とはいえ、もちろん私生活に余裕のある範囲で、気の向いた時にのみお相手いただければ当方はもう十分以上ですので、気楽にこれからもお相手頂ければと! 多々技量の足らぬ未熟者ではありますが、こちらこそ何卒よろしくお願いいたします…!)

 

  • No.402 by Leone Celadon  2019-11-21 22:06:34 


>Noah様の本体様

(/お返事ありがとうございます! 重症ではなかったようで安心いたしました。聞いた話によると今年の風邪は長引くものが多いみたいですね。恥ずかしながら背後は病院が苦手なので、もうお世話にはなりたくないものです。笑。

イベントについては息子様の誕生日でも、ハロウィンでも、ポッキーでも…その他諸々お好きな形で。複数のイベントを掛け合わせても面白いかもしれませんね。お言葉に甘えて初回ロルはお任せしてもよろしいでしょうか? もし此方に何か要望がありましたら、仰っていただければ…!

次の本編のお返しは恐らく日曜日辺りになるかと思います。いつもいつもお待たせしてしまって申し訳ありません。イベントと並行しながら本編を回す技量を持ち合わせていないので、次か次々回辺りに一旦休止し、イベント回にできればと思います。

それでは、今しばらくお待ちくださいませ。)

  • No.403 by Noah MacNeil  2019-11-27 14:58:40 



>Leone様の本体様

(/すみません、ご負担になるかなと本編の方のお返事を頂いてからこちら投下しようと思っていたのですが…今お返事してしまいますね。決して! 催促の意図はございませんのでお気になさらず…!

あぁっ申し訳ありません、愚息の誕生日というまさかの単語に驚く余り誤解釈をしてしまっていたようで…; 別段何でも構わないとのことでしたら、折角のイベントでもありますので今回はハロウィンを採用ということで如何でしょうか? 要望という程でもありませんが、悪戯にかこつけ何とかして息子様に猫耳等を装着させていただきたい所存です…、笑。ずっと当方が好きな展開ばかりを選ばせて頂いておりますので、こちらこそ背後様の方から何かご要望がありましたら何なりと…! 

本編休止の件も承知致しました。それでは次回の貴方様からのお返事をもって本編を一時休止とし、当方からイベントロルを回させていただきますね。ご負担にならないよう今度は少し短めに回させていただこうとは思いますが、ご存知の通り当方にはロルを簡潔にまとめる能力がなく、冗長になりがちでして…どうぞ遠慮なく短く返して頂ければ幸いです。

返信のご連絡に関しましても、そう厳密に日付等守らずともこちらは気にしませんので、どうか本当に気楽にお返しくださいね…! それでは、お返事お待ちしております。)
  

  • No.404 by Leone Celadon  2019-12-03 09:32:16 


>Noah

……何? ティータイムを楽しみたいのは山々だけど、疲れてしまってね。急かさなくても昨日の事なら後でちゃんと詫びをしよう。大丈夫、すぐ戻ってくるし、望むこと全てを差し出すから。だから…早く離してくれないか。

(早くこの場を離れよう。泡沫と消えた期待の幻想を解かれ現実を叩きつけられてから、有りもしない絵空事ばかりが白黒に映る歪んだ風景に映り込み、耳に障る砂嵐が吹き荒れれば周りの音さえも掻き消され。…“手紙”ならまた出せばいい、きっと返ってくる。今よりも頑張れば、褒めてくれるだろうか。もっと期待に応えれば、喜んでもらえるだろうか。きっと、たぶん、だいじょうぶ。――そう言い聞かせたところで臆病に怯える愚者には気休めにすぎず、沸き立つ暗雲の影に淡い望みが覆い尽くされては、不敵な笑みを浮かべる悪魔の囁きに胸が詰まる。思考を止めて楽になりたい一心で足を動かすも、放心した器は糸が切れ抜け殻の人形のような足取りで、奥底に眠る感情をも呑み込み進む道すらも危うく。皮肉に歪む外観に苛まれ淀んだ檻に身を投げるべく、ふらふらと覚束ないまま扉に手を掛けようとすると、血の気の引いた腕を捉まれては意図が追い付かずその主を茫然と眺め。音を上げて閉じる幕の内に潜む無色の瞳に映るのは、舞台の袖へと逃げる愚者への罵倒でも嘲笑でもなく、ただただ必死に己を留めようと懇願する姿。形ばかりの謝意を繕い口任せの詭弁を弄し、手紙の行方の真意すらも目を背け手の平を返すも、彼の口から抑えていたものへの赦しが零されれば一筋の雫が流れ落ち。背負い込んだ荷が解かれては湧き上がる安堵に膝は崩れ、戯言を交えながらぽろぽろと吐き出すと、両の手で熱を帯びた赤味を仮面ごと覆い隠して。)

ノアが気にする必要はないよ。手紙なんていつ来るか分からない、ささやかな道楽でしかないから。…ッ……泣いて、なんか……、っ。――そっか……、…。なんだ…ただの悪戯か。これは…一杯食わされたな。僕としたことが、すっかり騙されてしまうとは。本当に、キミって人は。……、そっか…よかった。ちゃんと、返事が来て。…また、“爺様”の声が聴ける。


(/お、お待たせしました…! 日曜日頃、と言いつつまたも遅くなってしまって申し訳ありませんでした…。治ったばかりだというのにまた体調を崩すという、この軟弱体質をどうにかしたいものです…。お気を遣わせてしまったようで…いつもいつもありがとうございます。

イベントの件、承知しました。ハロウィンといえば、仮装ですからぜひぜひ付けましょう。猫耳、いいですよね! 耳だけでなく尻尾まで付けても…ゲフンゲフン。初めから装着しているでも徐々にでもどちらでも歓迎ですので、お好きな方をお選びいただければ。具体的な事は考えていなかったのですが、そうですね…では、折角なので外へお出かけしながら、というのは如何でしょう? 何処も彼処もハロウィン一色になりそうですし、仮装に溶け込めば愚息の仮面もそこまで浮かないはず。笑。

本編の方は区切り良く“手紙の送り主”まで明かしてみました。どのタイミングで触れるか悩みましたが、折角なのでイベント前にと。実は呼び方にはもう一つ候補があったので、いつかそちらも明かせたらと秘かに思っております。笑。

一旦本編は休止ということで、次回からのハロウィンイベントはなるべく安定してお返しできるように努めますので、楽しんでいただけたら幸いです。それでは、お任せしてしまって申し訳ないのですが、お好きな時に初回ロルをお願いできればと思います…!)


  • No.405 by Noah MacNeil  2019-12-03 22:17:55 


>Leone

わぁっ! Trick or Treat! …あっ、ご、ごめんねレオーネ、急にこんな所へ引きずり込んだりなんかして…! いや、まぁ驚かせるつもりではあったんだけど…――俺だよ、ノアだよ。

(ボロ布を無造作に頭からすっぽりと被った様は仮装として何とも稚拙な出来栄えではあるものの、一応の急拵えとしての役割は最低限果たすだろうか。前日にさり気なく…とはいえ相当の挙動不審を伴いながら尋ねた彼の仕事終わりの時刻はもうそろそろ。然して僅かな布の隙間から折り良く待望の蒼が伺えれば、すかさず相手の腕を死角から掴み、待機していた脇の裏路地へと引きずり込んで。けれど化け物としての務めを果たすや直にその正体をひょこと覗かせ、少々気恥ずかしげに両指を絡ませながらの説明を、最後にはやたら物騒な自己解釈を口の端へと上らせて。――本格的な装飾の数々により随分と異質な雰囲気を纏う薄闇の中、街角に据えられたジャック・オ・ランタンの炎が暗色の瞳に赤黒く揺らめく様は、ともすれば今宵の主役たる悪鬼羅刹の類いのようにも映るやもしれず。) 

あっあの、これはその、別に俺の頭がいつも以上に可笑しくなったとかそういう訳じゃなくて…っ
も、もう一度言うね。――Trick or Treat。今夜は…えっと、…ごめんね、俺本当にこういうイベント慣れてなくて……。相手がお菓子さえ持っていなければ、何をしても許されるっていう日…なんだよね? …、つまり、俺が君に……何を、しても。


(/お返事ありがとうございます! …すみません、事前にある程度用意しておいたもので即レスですが、ご返信はいつでもどうぞ。もしやお風邪がぶり返してしまったのかと心配しておりましたが、案の定でしたか…。ご病気の際はどうぞ今後もこちらの事は忘れ、療養に努めてくださいね…! 

もちろん尻尾もお付けいたしますとも…!!手ガシッ 確かにお出掛けも素敵そうですね。個人的には猫耳を装着された息子様の反応が気になるところだったもので仮装前のロルを回させていただきましたが、この悪戯の後にでもハロウィンデートと洒落込みましょう! やたら愚息は物騒な文言を垂れてはおりますが、猫耳+諸々を布下に隠し持っているだけですので、どうかご安心くださいませ。…などと言いつつも流れ的に息子様が普通にお菓子を準備していそうな気も薄ら致しますので、その辺りも含めご自由に回していただければと!

なるほど、遂にご祖父様が間接的にとはいえ登場ですね…もう一つの呼び方!? お可愛い呼び方で背後がまたも萌え殺される予感が少しばかりするのですが…、笑。予感が当たるにせよ外れるにせよ、勝手ながら当方も楽しみにしておりますね。※こちら返信ご自由に)
 
 

  • No.406 by Leone Celadon  2019-12-09 02:22:37 


>Noah(Event Ver.)

っ!――……って、なんだキミか。これはこれは可愛らしいお化けだね、似合っているよ。もしかして、迎えにでも来てくれたのかな。

(舞台の名残を残した礼装のまま嬉々として賑わう職場を後にし、与えられた出番を終えれば窮屈なネクタイを緩め、異質な雰囲気を映し出す外灯の下足早に家路を急ぎ。前日に何やらそわそわと今夜の予定を彼から改めて尋ねられたのだが、職場に姿がなかったことから恐らく何処かで何らかの準備を進めているであろうと心踊り。既にあちらこちらで異形の者に成り済ます人々が増えた時刻と、知らせた約束の時間が迫る焦りもあり前だけを見ていれば、闇に住まう化け物に不意に腕を取られ裏路地へと連れられてしまい。咄嗟に楽器ケースを守るように抱え身構えるも、聞き慣れた声で直ぐに明かされた正体に結んだ口が綻び、恒例の挨拶に“舌”を出しては溶けかけた飴玉を指差しにやりと笑みを浮かべて。――観客らに配ったお菓子はまだ残っていたものの、小さな化け物に扮して恥じらう様にこちらもまた悪戯心が擽られてしまい。)

…残念だよ、もっと早く言ってくれればよかったのに。だって、あいにく甘いお菓子は“ここ”にしかないんだから。――で、お菓子さえ持っていなければ…僕に何をしようって言うんだい?

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