【 踊 る 黒 猫 】 

 【 踊 る 黒 猫 】 

影澤。  2018-01-20 00:30:59 
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────俺の可愛い可愛いお相手さんは、何処ですか。



>>01】──此処について・主PF
>>02】──設定いろいろ
>>03】──ロルテほか


「 暫しお静かに 」





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  • No.1 by 影澤。  2018-01-20 01:32:24 




▼此処について


❶お相手さんといちゃつきたい欲を拗らせた哀れな男が、可愛いお相手さんを切実に募集するスレ。

❷【>>02】の設定(後日追記することもあり)から好きなものを選んでもらうか、設定を持ち込むかして、それに応じた適当なロルを回していただけたら、そこからさくっと絡みを開始。

❸最初はとりあえず短期を想定した絡み、お互いに相性が良ければ長期への移行も可。長期=特定のお相手様扱い・新規さん非募となります。逆にそれまでは複数対応可能。

❹申し訳ないが初心者さんお断り、雰囲気や最初のロルを見てのお断りもあり。相性重視ゆえご容赦を。

❺半角・豆ロル不可。200字前後のサクサク進行から、がっつり1000字超えのマンモスロルまで、応相談。此方は心理ロル・小説ロルをやや多用する傾向にあり。

❻レスのペースは変動制。短期の絡みなら長くても3日に1レスほど、関係が安定してきて長期に移行したら期間不問。

❼質問・声掛けのみでもお気軽に。



▼主PF(デフォルト)


影澤 英輔 / 26歳 / 社会人男

【容貌】黒髪短髪。暗褐色の瞳。181cmと、日本人にしてはそこそこ長身。コートが似合うと言われます。見た目はそこそこ悪くないらしいが、飛び抜けて良いと言えるほどでもない。バスケ部だったため、見た目は痩せているがそこそこ筋肉はある様子。服は黒系統のカジュアルなものが多め、大抵ちょっと良いシャツにスキニージーンズ、スニーカーといった出で立ち。あまり派手ではないが、地味に服装に金を使う方。

【人物】現在映画会社で若干ハード目に社畜中、使い捨てみたいなもんだからと上司のハゲに良いように使われる日々。撮影のための2時寝5時起きの日々が祟って、流石に最近ふらふらしてきた。このため、暇さえあれば何処でも寝られる体質に・想い人にやや甘えやすい心境に。
体育会系で鍛えられた社畜根性のせいで、ハードスケジュールもどうにかこなす謎の意地と能力を発揮する。一応評価は「有能」とのこと。夢は映画監督なので、上に認められたいがために人並み以上に頑張り過ぎてしまうところもあるらしい。
フランクな気質なので、撮影班の同僚たちとの関係はそれなりに良好で、信頼されている様子。入社した時以来世話になってる男の先輩と良く飲みに行ってはハゲについて罵りあう仲。その先輩にはたまに恋愛相談をする。
趣味は映画鑑賞とジャンプ漫画、料理。映画は安直に黒澤明作品が好き、漫画はジョジョとワンピースが好き。最近の過密スケジュールが始まるまでは、Dr.Stoneもちょっと気になっていた。料理の腕前は良い方で、たまに撮影班の連中に休憩室で振る舞うことも。
バスケやってる男子高校生だった頃はもう少し荒れていて口も足癖も悪かった。その一方でそれなりに女の子が好きで、それなりに派手に遊んでいたが、最近はかなり落ち着いた。──むしろ落ち着きすぎて、人肌が恋しくなりつつある始末。抱き枕が欲しいです(小声)
社畜やってるくせに、恋愛においてはややSっ気あり。基本お相手さん大好き。恥じらわせたりしてからかいたい、猫を可愛がるように愛でたい。



  • No.2 by 影澤。  2018-01-20 13:33:04 




▼設定いろいろ


全部で7つ、俺得ばかりです。ご容赦を。
尚、ストーリーが長いものが多いですが、短期絡みとして、ご希望のシーンだけ切り取ってやり取りすることが可能です。
これら以外の持ち込みも大歓迎。


❶高校時代の先輩×後輩

※デフォルトPF(>>01)での提供
※この組み合わせであれば、ストーリーは「一例」でなくとも、お好きなように

(一例)
過労が祟って夜道で生き倒れた馬鹿を拾ってくれたのは、高校時代の後輩である君だった。
君の家に上がり込んだふらふらの俺に、君は温かいご飯を作ってくれて、──理性の働かない俺が、膝枕を要求するのは当然の流れで。
喧嘩するほど何とやら。この日から、タガの外れた俺は図々しく君に甘え始めた。


❷吸血鬼×魔女

※新規PF(>>01以外)での提供
※この組み合わせであれば、ストーリーは「一例」でなくとも、お好きなように

(一例)
エスカレートする魔女狩りから逃れ、君が身を寄せたのは、禁血主義で知られる奇妙な吸血鬼の屋敷だった。
血を吸わないと決めている男なら問題ない。居候する代わりに魔法によって吸血鬼の暮らしを助けると決めた君は、その日から俺と一緒に暮らし始めた。
──ただひとつ、君が予想しきれなかったのは。
突然屋敷に現れて俺の世界を変えていく君に、俺がいつしか惚れ始めたこと。そして、吸血鬼の吸血欲は、欲情と連動することだった。


❸殺人犯×女子大生

※新規PF(>>01以外)での提供
※この組み合わせであれば、ストーリーは「一例」でなくとも、お好きなように

(一例)
ひとり暮らしの君は、ある日夜の街で殺人現場に出くわした。死体をばらばらに切り刻んでいたのは、同じマンションの真隣に住む、顔見知りの男だった。
踵を返し、震えながら一度は帰宅した君だが、心の中でふと、以前から抱いていた不条理な感情が膨らみ始める。──殺されたい、と。君には昔から、奇妙な他殺願望があった。
男が帰ってきたのが聞こえると、君は自ら、隣の男の部屋を尋ねた。出てきた男に君は、「警察に通報しないから、代わりに私を殺してほしいの」という。
男は戸惑った。口封じに殺す気でいたが、相手にそのつもりがないのなら、そうする必要がまるでない。むしろ殺して、と言われたらなんだかかえって萎えてしまう。ところが、俄然君は本気になった。
「刺すのでも絞めるのでも溺れさせるのでも、もう何でもいいの! やってくれないならあの夜のこと警察に言っちゃうよ!? だからお願い、私を──」
「だからどんな脅迫だ!? ああクソっ、何でこんな厄介な奴に……!」
殺人犯と女子大生の、奇妙な交流が始まった。


▼以降ストーリーが(引くほど)がっつりめ


❹ 泥棒×お姫様×ファンタジー

※新規PF(>>01以外)での提供
※舞台はヨーロッパ

名画『踊る黒猫』。生きた猫が絵に塗り込められているのだ、と美術評論家から絶賛されるくらい非常に生き生きとした、最近死んだとある巨匠の作品だ。時価は一億円相当。
その絵を、ある大泥棒が金持ちの家から盗み出した。闇に流してカネに換えるつもりだったのだ。ところがその日から、大泥棒の夢に絵の黒猫が現れて、自分をある女性の所へ連れていけと幾度も彼を脅しはじめた。──この国の誇る、優雅な城に住む美しい姫の元へ死んでも俺を連れていけ、と。
捨てたり破いたりしたら起きているあいだも化けて出てやるぞ、とまで言われノイローゼ気味になった大泥棒は、渋々城に侵入し、その絵をお姫様のところまで届けてみせた。お姫様は最初大泥棒に驚き怯えたが、その絵を見た途端に様子が変わり──涙を零した。
なんでも、お姫様が小さい頃に飼っていた、今は亡き黒猫なのだそうだ。描いた巨匠は幼いころのお姫様と黒猫を見たことがあり、晩年にお姫様への最期のプレゼントとしてこの絵を描いた。だが完成した途端に亡くなって、経緯を知らぬ金持ちに絵を買い取られてしまったのだ。
お姫様は、絵になった黒猫との再会を喜んだ。──大泥棒の心が、それに動かされた。心底嫌っている筈の王族に、お姫様に、いつの間にか急速に惹かれ始めた。
この日から、大泥棒はこっそり城に忍び込んでお姫様の元に通い始めた。お姫様と大泥棒の、奇妙な逢瀬が始まった。大泥棒にとって、それは本当はとても愚かなことだった──かつて王室の秘宝を盗んだ彼は、何年も前から王室に指名手配されていて、捕まれば拷問の末に死刑となる筈なのだから。


❺ 学生男女×ホラー恋愛

※デフォルトPF(>>01)の高校時代版での提供
※舞台は問わず、しかし主人公の男女は共に高校生もしくは大学生

百年前に、当時の当主が一族郎党皆殺しにしたという曰く付きの屋敷。怪奇現象が相次ぐということから、取り壊しすらされないまま、その街の心霊スポットとして今日まで残ってきた。
ある晩、人が居ないはずのそこを通りかかると、グレンダ・オースティンの軽快な曲『踊る黒猫』が流れてきた。本来明るくリズミカルなピアノは何故かホラーチックな和音風にアレンジされており、しかもおどろおどろしい曰く付きの屋敷から聞こえてくるとなると、殊更不気味だ。
通りかかった俺と君と友人たちは、凍りついて立ち尽くした。噂だけだと思っていた現象が、まさか本当に起こるとは。
「なあ、入って動画撮って、YouTubeにアップしねえ?」仲間のひとりが、言うが早いか、止める間もなく屋敷に入る。
案の定扉は勝手に締まり、鍵は開かず、そばの窓ガラスもいくらものを投げつけようと割れなかった。そして起こる怪奇現象、襲いかかってくる幽霊。突然の今日ふとパニック。
逃げるうちに仲間たちとはぐれて、──俺と君は、ふたりきりになった。

──殺人屋敷に閉じ込められた若い男女の、サバイバルホラーを通じた恋愛劇。


❻ 新人監督×新人女優×業界恋愛

※デフォルトPF(>>01)より少し大人になった男を提供
※◆までは固定の流れ、以降はあくまで一例

下積みを終えて、初めて正規の監督として映画『踊る黒猫』の製作をすることに。
情愛がテーマの映画であり、イメージ通りの主演女優が見つからずキャスティングが詰まっていたとき、ふと足を運んだ小さな劇団の舞台で見つけたのが君だった。
────彼女は化ける。
そう確信して、終演後に楽屋に押し入って、俺の映画に出てくれないかと、必死に君を口説き落とした。小さな劇団の団員で終わると思っていた君は、まさか映画が大ヒットして自分が国民的女優になるなど、その時はまだ夢にも思っていなかった。

撮影所に君を引っ張りこんで、低予算・少人数の、明らかに上層部に期待されていない撮影が始まった。──君はすぐに、本物の女優としての片鱗を見せ始めた。演技のひとつひとつに、そこらのプロですら出せない異様な魅力が溢れていた。
共演者の顔つきが変わった。カメラマンの目の色が変わった。撮影班が一体になった。俺もまた、君のおかげで能力が洗練されていった。
君もまた、監督の俺を信頼してくれた。ふたりとも、互いに影響されていた。ロケのあとに二人で話をすることが増えて、──いつしか、感情が一線を超えていた。互いの才能と、異性の部分に、ふたりとも本気で惚れ込んだ。
ただ、問題なのは──映画を公開して大ヒットした途端、他の大手の映画会社が、君を巨額のギャラで半ば強制的に買い取り、引き離されてしまったことだ。
いきなりヒットを出せたとしても、小さな映画会社に所属する自分では、まだ君を買い戻すだけの地位や財力は持てていなかった。皮肉にも、君に恋をしたあの映画のために、君は日本中に求められるようになって、迂闊に俺と会えなくなった。互いに立場が変わって、芽が出なかった頃のようにはいかなくなってしまった。
だが、障害があればあるほど燃え上がるのが恋愛というものだ。
休日をもぎ取って、コネを使って、人目を忍んで、俺は君に会いに行った。何が起きても会いに向かった。それほど君に恋い焦がれていた。

──やがて世界的映画監督・世界的大女優になる伝説の男女の、後に語り草となる駆け出しの頃の恋模様。


❼ 同僚男女×社会人恋愛

※デフォルトPF(>>01)での提供
※序盤のストーリーはかなり固定気味
※スタート地点は「・」のお好きなところから

・同じ映画会社『踊る黒猫』に務めている君に此方が一目惚れ。社内で二人きりになった時に告白をしたものの、その時は「彼氏がいるから」とフラれて物の見事に玉砕した。
・それから少し経った頃、君が彼氏に暴力を振るわれているという話を噂に聞いた。密かに気にかけていたある夜、長かった撮影が終わって上司と飲みに行った帰りに、路上で男と口論する君を見かけた。──男が君の顔に手を上げたのを見てかっとなり、気づけば横入りしてその彼氏を殴り倒していた。
・後日、あの場に居合わせて面倒を見てくれた例の先輩から、あの彼氏と別れた君がお礼を従っていると聞いて、どうしたものかと思いながら、見舞いの品を持って君の家に伺った。何せフッた・フラれたの仲だ。ちょっと気まずいような、くすぐったいような時間の後、逆に突然打ち解けた。一気に仲良くなって、それから、俺が君の家に通う日々が始まった。
・夕食をご馳走になったある日、いつもみたいに俺が帰ろうとして、君が玄関まで見送りに来た。その時初めて、あの時彼氏が怖かったんだと、君が秘めていた弱音を零した。だから改めてありがとう、と、俺の袖を掴みながら。君が俺を憎からず思っているのと──帰って欲しくない、恋しい、と思ってくれているのがわかった。最早自然にキスをして、抱きしめた。それからもう一度告白をして、君との交際が始まった。

──不器用な社会人男女の、不器用な馴れ初めの話。



  • No.3 by 影澤。  2018-01-20 14:07:11 




【❼】


(遂にクランクアップを迎え、“ようやく苦労が終わった”という雰囲気に満ちた社内。わいわいと話ながら映像編集に明け暮れる社員たちを横目に、しかし己は目的の彼女がいるデスクにおもむろに足を向け、口実のために作成したいくつかの資料を手渡しながら、「この後、良かったら帰りがけに少し時間を貰えないか」と小声でさりげなく付け加える。突然の言葉に彼女は訝しむように首を傾げ、それでもとりあえずはうんと頷いてくれた。ほっとして、「それなら、9時に2階の休憩室で」──そう約束を取り付けて。
……一目惚れをしたのは、初めて社内で見かけた時ではなく、彼女が自分の仕事を懸命に全うしているのを偶然見かけた時だった。その真っ直ぐさに堪らなく惹かれて、「嗚呼、欲しい」……そう思ってしまったのだ。今まで恋愛経験はそれなりにしてきたが、こんなことは初めてだった。彼女が視界に現れるたびに存在を気にしてしまうのも、相手は俺を受け入れてくれるだろうかと、胸を締め付けるような強い不安に駆られるのも。
やがて約束の9時になり、休憩室の引き戸を開けて、帰宅姿の彼女が姿を現した。蛍光灯の明かりがかえって窓の外の宵闇の暗さを際立たせる中、訝しむ彼女を安心させようと、二言、三言、まずは軽く今回の撮影について雑談をけしかけてみる。だが本題に触れていないのが彼女にも伝わって、すぐに沈黙が降りてしまった。──いつから自分は、こんなに不器用な男になった? いつからこんなに、臆病になった? 自分が招いた有様に狼狽えながら、それでも彼女の目を真剣に見つめ直すと、勇気を振り絞り、掠れた声でようやく──告白の言葉を口にして。)

……、君が、好きだ。
俺と、付き合ってくれませんか。





──上記はあくまで、ロルの例のひとつです。7つ全部のロルテは流石に厳しかったので、相性が判断はこれひとつにてご容赦を。
初回ロルゆえ長めですが、普段はこれの半分か2/3くらいを想定していただければ。
もし>>01-03を見て参加希望を考えてくださる方は、以下を記入してのお声がけをお願い致します。


【指定設定番号】(持ち込みなら【希望の設定】)
【名前】
【年齢】
【好きな場面のロルテ】(ロル内に其方の性格や設定を多少つかめる描写を盛り込んでくださるとありがたいです)
【希望する展開と萌萎】


また、いきなりロルテを出すのはちょっと厳しい、もう少し話してみて此方との相性を見定めてから決めたい……ということは、ちょっとした質問や雑談のみから始めてもOKです。

──長くなりました。
需要があるか不安ですが、良きお相手さんに巡り会えることを祈って。



  • No.4 by 影澤。  2018-01-20 14:19:21 



(/ちょくちょく誤字がありますね……
今日ふと→恐怖と、ということは→ということでしたら。
まだ他にもありそうな気がしますが、念の為訂正です。)


  • No.5 by 名無し  2018-01-20 15:14:00 




(/レス解禁お待ちしておりました……!是非とも❶の設定でお相手させていただけたら嬉しいです。ロルの長さにはムラがありますが、これより極端に短くなることはないかと思われます。最長でこの倍程度、お返事ペースはゆっくりめです。相性等に問題がありそうだと感じられた場合は遠慮なく蹴っていただいて構いませんので、お手すきの際にでもご確認宜しくお願い致します。)


【指定設定番号】 ❶
【名前】 切原 爽(きりはら さわ)
【年齢】 24

【好きな場面のロルテ】
( 10代の頃の恋なんて、若気の至りのようなものなのだといった風潮が社会にはある。確かに10代の時よりは遥かに男女で行動している人の割合が多いし、それが恥ずかしいこととは捉えられない。誰も口笛を吹いたりしないし、誰と誰が付き合っているという事実がからかいの種になったりもしない。つまりはそういう雰囲気で、そういう理屈なのだ。けれども私は、その多くの人間が若気の至りだと切り捨ててしまう10代に、全てを置いて来てしまった。高校時代の一年に、私は全てを置いてきたのだ。
あの人を拾ったのは、職場から帰宅途中の夜道での事だった。地下鉄を降りて、コンクリートの上を特に何も考えずひたすら歩いていた時。公園の脇を通り過ぎたところで力ない猫の鳴き声が聞こえて、何となく気まぐれに足を踏み入れたのだ。そうして植木に囲まれた公園内の、ベンチの上で横たわるあの人を発見した。一瞬ホームレスかとぎょっとしたのだが、それにしては着ている服が上質すぎる。その日食べるものにさえ困っているような人が買える代物では到底なくて、微かに犯罪の匂いを嗅ぎ取ったのだ。びくびくしながら近づいて―――そして気付く。その髪が、瞼が、身体が、私の記憶と一致した。この人だけは、暗闇の中で例え思い出に残る風体をしていなくてもわかる。絶対間違えたりはしない。「……影澤先輩」震える声でそう呼びかける。しかし反応がない。折りたたまれた膝と腹の間から、にゃおんと小さく猫が鳴いた。「……影澤、先輩」もう一度声をかけて、そっと肩に触れる。あの人は確かにここにいた。何度でも呼べる。 )

【希望する展開と萌萎】 一例の流れをそのままお借りしたいのですが、それに加えて「実は高校時代当キャラは影澤さんの事を密かに好いていて、今もずっと片想いをしている」という設定を盛り込んでも宜しいでしょうか?萌萎は特にありません。展開はその都度話し合っていけたらと思っておりますが、当方は思いを打ち明けるつもりはないのでじりじりとお互いの気持ちを探っていきながら、しばらくは関係に名前がついていない状態で日々を過ごせたら嬉しいです。


  • No.6 by 影澤 英輔  2018-01-20 21:45:44 




>>05 切原 爽

(どろりとした異様な感覚の疲労が重く圧し掛かってきたのは、おまえは最近根を詰めすぎだ、顔色が悪いから今日はここで帰っとけ、と馴染みの先輩に編集室を追い出され、退社した直後だった。頑張って強く意識しなくては目の焦点が合わなくなり、まるでぐらぐらと揺れているような気がして平衡感覚が掴めない。ぎいんと嫌な耳鳴りがする一方で、頭ががんがんと割れるように痛む。──ああ、だめだ、これは倒れる。ふらつきながらぼんやりとそう思ったが、電灯のまばらな路上で倒れ伏しては、車に轢かれるか、物取りに財布を盗まれるかのどちらかで、どのみちろくなことにならない筈だ。不安定な呼吸を繰り返しながら、石のように思い足を一歩一歩引きずってどうにか近くの公園に分け入り、血走った目で小さなベンチを見つけると──そのまま、どさりと倒れ込んで。
何分、何時間、そうしていたのか。しばらくは、ただ死んだようにぐったりと目を閉じていた。意識がぐらぐらと揺れながら暗く遠のいていたそのとき、しかし水をくぐらせたように鈍く、だれかが自分を呼ぶ声がして、ほんの微かに覚醒する。 呼びかけなど無視してとにかく眠りたい衝動に死ぬほど駆られているのに、その一方で不思議とそれを許さない自分がいた──何故だろう。不意に、下の方から高い猫の鳴き声が一つ。続いて、「……げさわ、せんぱい」と、もう一度誰かがそっと呼ぶ声がして、ついには肩に優しく触れる手を感じた。そこでようやく、瞼を震わせながらうっすらと目を開く。張りつめた顔で自分を見下ろしているのは、綺麗なうら若い女性。どうしてそんな顔をしているんだ、そうぼんやりと考えたが、しかし逆光も働く暗い宵闇の中、おまけに今はろくに思考が働かない。「……おまえ、だれ」と、数年ぶりの再会に未だ気づかぬまま、掠れた無声音を発して。)



(/嬉しいお言葉とお声がけ、ありがとうございます。反応がだいぶ遅くなっちゃってごめんな。
いちばん最初にこんなに素敵な人が来てくれて、正直言葉にならないほど嬉しいです。流麗なロルやら響きの綺麗な姓名やら、此方の呼び方やら、加えてくれた設定やら、もう本当に全部俺好みで。相性に問題があるなんてとんでもない、こちらから是非お相手させてほしいとお願いしたいくらいです。これからよろしくお願いします。

まず、ロルの長さとペースについて了解です。数をこなして話を深めるより、一通一通にいろいろ込めて進展させていくタイプかなと思うので、文量もペースも、>>01から外れすぎない程度に、無理のない範囲でお願いいたします。リアルが忙しくて一週間ほど休みたい、というようなことがあったら、一応一言教えてくださるとありがたいです。俺の方でも心がけますね。
【希望する展開と萌萎】についても、しっかり目を通しました。ほんと、物っ凄い役得な設定ありがとうございます……もちろん断るはずもなく大歓迎です。切原さんの心情、しばらくのお互いの関係についても、是非その方向でいこうと思います。

それで二つほど相談なんですが、まず、こちらの切原さんに対する認識はどのくらいのものが良いでしょうか。高校の先輩後輩ということで、よく話す仲だったのか、こちらは切原さんの顔と名前を知っているが話したことはあまりないのか、それとも昔の後輩のひとりにいた気がする、程度にしか切原さんのことを知らないのか。ついでにいえば、君と俺は2歳差だが、君が高1だったころ、こちらは何年だったのか。その辺りがまだわからないから、上記のロルではあのようにさせてもらいました。ごめんな。
次に「萌え萎えはない」とのことで、今でこそ社会人になって落ち着いたけれど、高校時代を共有していた昔なじみの切原さんといるときは、昔のような俺に戻る、という設定でも構わないかな。口も足癖も悪くて、女遊びが派手だった、って奴な。未熟だったころの俺に逆戻りする、というよりは、社会に出ていろいろ無理して息が詰まっていたころに昔を知る君が現れて、思わず素に戻ってみて癒されながら懐かしむ、それが君にも伝わる、といった感じです。勿論全部丸戻りするわけではなくて、昔の性格に戻ったようでいて昔より気遣いができるようになった部分も見える、みたいなのにしようと思っているんだけれども。ご検討いただけたら幸いです。)



  • No.7 by 切原 爽  2018-01-20 23:09:24 




>6 影澤先輩

( この人と最後に会った時私は高校一年生で、あの人が高校三年生の卒業式の日だった。その時よりも背が伸びているかもしれないと思ったが、彼は寝そべったままでいるから、正直どこが変わったとははっきり言い難い。しかし身体全体から漂う雰囲気が、昔とは確かに違っていた。時の流れをまざまざと思い知らされる。18以降の彼が過ごした、私の知らない先輩の時間。そんな数年来の想い人がすぐそばで息を吸って、私に向かって言葉を発したという現実にはっとする。ぱっと手を離すと「……あ、私、高校の後輩の」焦ったような声でそう言って、でもそれ以上はとても口をきけなかった。どくどくと心臓が騒いでいる。互いの間に月日が横たわっていた。先輩だとわかった瞬間の身体中の毛が逆立つような幸福は、今月日という城壁の前に伏せている。「あの……こんな時間にこんな場所で一体何を?体調が優れないんですか?歩けないとかではないですよね?」沈黙に耐えきれないといった様子でにゃあにゃあ鳴く猫に背を押され、全く何でもないといった風を装ってそう問いかけた。服の擦れる音すら私を心ごと揺さぶってたまらないのに、何でもないような風を装うなんて大変難しいことである。今が夜であることに心の底から感謝した。暗闇が、女の顔を隠してくれるから。
安否を確認したところで、私に「立ち去る」という選択肢はなかった。その場から動こうとしない謎の女に彼は不信感を抱くだろうか。でももう二度と会えないかもしれないのだ。少しの気まずさを抱えながら、私は彼の返答をじっと待った。 )


(/いえ、遅いだなんてとんでもない!私には勿体ないような、お褒めの言葉をありがとうございます。そう言っていただけてとっても嬉しいです。こちらこそ、これから宜しくお願い致します。
ロル、レス頻度に関しましての諸々了解致しました。展開や設定の方も、寛大なお言葉をいただけて良かったです。

関係性に関してですが、目立つタイプだった先輩にこちらがひっそりと想いを寄せていたというような感じはいかがでしょうか?派手な部類の先輩に最初は憧れのような感情を抱いていたものの、いつしかそれが恋愛感情に代わっていたような。私は校内で先輩を見かける度に目で追っていたので鮮明に覚えているという設定にしたいのですが、先輩のこちらに対する認識に特に希望はございません。私のことなど全く覚えていないでも、あぁいたっけなくらいの感じでも、実は割としっかり覚えているでも、お好きにしていただけたらと思います。
学年差は二つという想定でおりました。こちらが明記していなかったために、お手数おかけしてしまい申し訳ございません。
素に戻るという設定に関してですが、むしろ大歓迎です……!素敵な要素をありがとうございます。これからが大変楽しみです。)


  • No.8 by 影澤 英輔  2018-01-21 02:50:26 



>>07 切原 爽

(自分は、高校の後輩なのだと。行き倒れていた己に声をかけてきた、此方は見知らぬ人物だとばかり思い込んでいた彼女は、慌てたような小声で言った。疑うにはあまりに真剣なその声を聞いてまた一段階意識が目覚め、頭の痛みを堪えながら、彼女の顔を見て必死に昔の記憶を手繰り寄せようと試みる。
十年弱も前の高校時代、まだ自分が尖っていたころ。正直、あの頃はそれなりにモテたから、寄ってくる女は数えきれないほどもいた。だが今となっては、薄情なことに当時付き合った女の顔すらもう碌に覚えていない。本人の言い回しからして、今傍にいる後輩だという女とはさして親しくならなかったのだろう。それなら彼女のことは尚更思い出せそうにない──そう思った、筈なのに。思い出すのを諦めかけたその時、不意にひとつの情景が鮮明に掘り起こされた。
朝のHRを前に賑わう、3年の教室の廊下。大きなガラス窓の向こうではしんしんと初雪が降っていて、校舎内には雪の反射独特の白い明るさが満ちていた。ロッカーに半身を預けながら、この後クラスの女を誘って雪遊びでもしに行くか、いや俺たち受験生だろう、なんて級友の男と話していた、その時だ。教室移動で近くを通りかかった一年生の女子たちの中のひとりに、ふと目が吸い寄せられた。連れの女子たちはポニーテールを振り回しながら楽しそうにはしゃいでいるのに、その少女だけは黙ったまま、窓の外の雪景色を伏し目がちな瞳で眺めていて──雪の反射光を柔らかく映したその横顔に浮かぶのは、どこか色気すら香る物憂げな表情で。一瞬黙って見つめていると、視線を感じたのだろう、不意にこちらへ目を向けた途端、彼女はそれをまん丸に見開いた。そのタイミングで別の男に呼ばれ、反射的に振り返ってしまったから、そのあと彼女がどんな反応を見せたのかはわからない。ただ、視線を戻したときにはもう忽然と消えていて……本当にそれだけの、それきりの、今の今まで思い出すこともなかった、何てことのない一瞬の出来事だ。だがあの日だけは半日間、彼女のあの横顔が妙に印象的で、やがて忘れてしまうまでは何度も思い描いていた。……何故、今思い出したのだろう。
嗚呼そうだ、確かに彼女は高校時代の後輩だ。思い出した。途端に意地が働いて、かつての後輩にこんな姿は見せられないとばかりに幾らか気力は奮い立つのだが、しかし身体はまるで言うことを聞いてくれない。身体の依然として重量感を伴う疲労に内心苛立ちを覚えていると、彼女が再び、今度は軽く声をかけてきた。……どうやら此方の身を案じてくれているようだ。健気な雰囲気に毒気を抜かれ、そばでしきりになく猫に手をやりながら自嘲するように薄く笑ったその時。不意にまた記憶がよみがえって、その確かさをきちんと検証するより早く、名前が口から飛び出してまった。そうだ、あの後、ロッカー前で話していた顔の広い級友に、廊下ですれ違った少女たちの名を訊いたのだ。訊くだけ訊いて、結局声を掛けに行くには至らなかったが……思い出した。そうだ、今目の前にいて後輩だと名乗る女は、かつて同じ高校の一年生だったあの少女──切原爽だ。)

あー……情けない話だが、家に帰るだけの体力が残ってなかったんだ、この通り。ここ二週間くらい。殆ど寝られなくってさ。
それよりおまえ、思い出した。あれだ、切原……だろ? 違うっけ。



(/俺と切原さんの関係について、了解しました。本当にもう役得すぎて畏れ多いです……ありがとう。こちらの切原さんに対する認識は上のように、普段は基本的に興味も関わり合いもなかったけれど、どこかで一度だけ彼女の姿が強く目に焼きついていて、名前もその時に聞き知っていた、というものにさせていただきました。これほど慕ってくれていたのなら、できればこちらもどこかで切原さんを印象的に思ったことがあって・かつ彼女を覚えていて、そのことで切原さんを少しでも喜ばせられたらいいなと思うので。
学年差についても回答ありがとう。いえいえ、あまりお気になさらず。個人的にも高1・高3だといいなと思っていたのでとてもありがたいです。

そして、素に戻る設定を了承してくれたこともありがとうございます。今の時点だけでもかなり相性がいいなと俺は勝手に思っているので、これから少しずつ、其方様といろいろなものを共有して楽しんでいけたらと考えています。
最後に一つだけ、俺は切原さんの髪型や目の色、服装なんかをあまり知らないので、これからの辛みの中で少しずつ明かしていってもらっても良いだろうか。俺の方のロルでも、切原さんを描写したいなと思っているので……ロルに自然に盛り込めそうなタイミングで構わないので、よろしくお願いいたします。

基本的に、切原さんが以前からずっとこちらに片想いしてくれていて、こちらはそれに気づかず、これからもしばらくは名前のない関係になる……ということなので、しばらくの間はロルに込める心情やら何やらが切原さんのものとはどうしても多少種類が異なるために不平等になってしまうけれど、切原さんがいろいろ込めて書いてくれたぶんだけ、後でしっかりお返ししたいと考えています。もちろん、だからといってあまり気負わずに、切原さん自身が楽しめる範囲で自由に書いてくれたら、それがいちばん嬉しいです。
これ以上特になければ背後会話はいったん引っ込むけど、また何かあればいつでも声をかけてくれな。改めて、お声がけしてくれてありがとう。此方は蹴っても大丈夫です。)



  • No.9 by 切原 爽  2018-01-21 04:16:35 




>8 影澤先輩

( 高校時代に置いてきたものが帰って来るような感覚がした。この数年間、私はどうして先輩のことが好きなんだろう?と考え込んだことがないとは言えない。よく目立つ人だった。彼の周りにはいつも人がいて、私なんかちっとも近づけなかったけれど、ただの一度だけ視線が絡んだことがある。冬の日のことだ。どこもかしこも真っ白だったけど、あの一瞬で、確かに世界は色づいた。何もかも覚えている。私は、それを理由にしてもいいんじゃないかと思うのだ。彼を好きだということを、私自身が納得するために探している理由などそれでいい。好きな理由をいくつも探して捧げたとしても、感情にはかなわないのだから。 )

そう……です。切原。切原、爽です。二つ下の

( どくり、鼓動の速さが急速に増した。何故って、あの人が私の名前を紡いだのだ!息が詰まる。呼吸の仕方を一瞬忘れて、ワンテンポ後に絞り出すような声で名を名乗った。人の一生は心拍の数で決まっているらしい。正しくは一生のうちにうつ脈の数はおおよその生き物で共通なのだと。それに則れば、今まさに私は命を燃やして恋をしていた。悪くない響きだ。甘美なものにすら思われた。―――しかし、そんなことよりも。二週間ほとんど寝ていないだなんて、先輩はどんなブラックな職場に身を置いているというのだろう。きちんと寝ないと……なんて言葉が真っ先に浮かんで、だけど寝られるものなら寝ているだろうから、そんな忠告をすることはためらわれた。「それより、お仕事そんなに大変なんですか……?あの、私の家―――すぐそこで」想い人との再会で浮足立っている私に、救急車を呼ぶなんて発想はない。なんて声を掛けたらよいものかと考えているうちにとんでもなく大胆なことを口走ってしまって、途中で口角がぴたりと凍った。そんなつもりはないけれど、浅ましい女だと思われたかもしれないと思うといてもたってもいられなくて、かあっと頬に熱が集まるのを感じる。違うんです、いや、違わないんですけど、変なつもりじゃなくて。へたくそな言い訳ばかりが頭を巡る。言いかけたまま黙りこくってしまっている不自然さには気付かないまま、私はこっくりと俯いた。 )


(/素敵な思い出をありがとうございます……!あんなにふんわりした状態からこのような過去をいただけて本当に嬉しいです。

そう言っていただけて良かったです……!ただ言い忘れていたことがあるのですが、今週の平日は少々多忙でして、次回のお返事は次の土日になってしまいます。早速五日ほど空けてしまい申し訳ございません……。
容姿に関しましては貴方様の萌萎をお聞きした上で作り上げていきたいと思っていたのですが、何かご要望などはおありでないでしょうか。

お気遣いいただきありがとうございます。こちらこそ、素敵な方に出会えて良かったです。楽しんでいただけるよう精一杯努めますので、今後何かご不満な点等ございましたら遠慮なく仰ってくださいね。
蹴り可とのことでしたが、不在のご連絡と容姿に関するご要望をお伺いしたく、お返事をさせていただきました。新たに気になったことなど特に何もないようでしたら、簡潔に容姿に対するご要望だけ述べて下さる形で構いませんのでお返事いただけると嬉しいです。お手すきの際にでも宜しくお願い致します。 )


  • No.10 by 影澤 英輔  2018-01-21 10:54:52 




>>09 切原 爽

(返ってきた肯定の声は、感激を押し隠したかのように上擦ったものだった。かつての己ならばそれだけで難なく彼女の心の内を推し量ることができただろうに、しかし今は、自ら思い出しておきながら、全く会話をしたこともないような少女の名前を自分が明確に思い出せたことの方に我ながら驚愕する。彼女の顔だって、流石に8年もの年月が過ぎれば、あのころに比べてしっかりと大人びたものに変化しているというのに──いったい、何がどうしたというのか。
しかし、次いでかけられた此方を気遣うような言葉に、意識は否応なく己自身から彼女へと引き戻される。電灯の薄明りの中で微かにうかがえる、感情に揺れる彼女の瞳。それをただただ見返したが、しかし此方を覗き込む彼女が続いて発した誘いの言葉に、一瞬頭痛も何も忘れて軽く目を見開いた。驚いたのは彼女自身も同じようで、言葉を全て言い終えないうちからその危うさに気が付いたらしい。──年頃の若い女が、深夜に男を家に招き入れる。それが客観的にはどう聞こえるかを一瞬遅れて思い出し、わかりやすく凍りついたかと思えば頬を熱く染めて、動揺の余り捕り繕う声が聞こえてきそうなほどにあれこれと視線を彷徨わせてから、結局言葉を尻切れにしたまま、ついには黙りこくってしまった。
だが、彼女の狼狽えた理由とはまた別のところでも、自分は密かに驚いたのだ。8年もの歳月を経て尚、彼女が此方に好意を持っているらしいことはそれとなく伝わってくる。けれども今の己は、傍目には明らかに異様にくたびれた、不審にすら見える男であって、高校時代とはまるで違っているはずだった。彼女と己は古い友人というわけでもなく、同じ高校の先輩と後輩、ただそれだけの間柄だ。それなのに、さして親しくもなかった己が行き倒れていたからと、ぽんと家に招くとは。何故そこまで思いをかけてくれるのだろう。
……しかし、彼女のいじらしい様子が、此方の気持ちの変化を誘った。昔の己を知る後輩の女に弱った姿は見せられない、という他人行儀な強がりは消えて、代わりに、この好感触に漬け込んでこいつに甘えてしまおうか、という、高校時代のような小狡い考えが頭をもたげはじめた。どうせ今夜は、もうろくに動けそうにない。助けてくれる存在がいるなら、それに縋るのも悪くない。──いたたまれなさそうな沈黙を払拭するようにふっと吹き出すと、からかうような笑んだ声をかけてから、静かな、微かに乞うような声音で続け、彼女の瞳を窺ってみて。その言い回しに、如何にも彼女の同情を誘おうとする狡猾な計算が紛れ込んでいないとは言えない。だが、同時に事実でもあるのだ。)

おまえのこと全然知らなかったけど、切原って意外と大胆な奴なのな。……俺の家、ここからまだだいぶ遠いんだ。家に帰ってもだれもいないし、この体たらくじゃ飯作る気力もねぇし。
……お言葉に甘えて、ちょっと世話になっていいか。俺が今頼れそうなの、お前くらいしかいないんだ。後でちゃんと、何かしら礼はするから……ちょっと、甘えさせて。一晩だけ。



(/相談なしにいきなり勝手に作ってしまった過去の邂逅なので、正直確定ロルみたいなもんだから大丈夫だろうかと思っていたのですが……よかった、切原さんのお気に召したようで何よりです。というかこちらこそ、一瞬一瞬の切原さんが凄く可愛くてたまらないので……本当にありがとうございます。

切原さんの予定について、了解致しました。どうかお気になさらずに。もしも「平日はリアルに専念して、余裕のある土日にしっかり絡む」等のスタイルの方が楽であれば、是非そのように仰ってください。
こちらからも今日と、来週の土日に関して。3日間とも午後は少し用事があるので、その間はちょっと返せなくなるとだけ伝えておくな。

容姿については、そうだな……ショートヘア以外で、黒髪。久しぶりの再会でも、当時親しかったわけではないけれどすぐに思い出せたくらいなので、化粧っ気はごく淡い程度だと嬉しいです。けばけばしい厚化粧が全く必要ない、すっぴんの内から綺麗な顔、とも言い換えられるかな。背丈や体形、ファッションなんかは、切原さんのお好きなように。

ごめん、あとひとつだけ追加で提案です。初雪が降った日に初めて(最後に)視線をかわした、それがきっかけだった……ということで、二人が通っていた高校は、岩手とか石川とか鳥取とか、どこでも良いんだけれど、雪が降るのが10月末か11月半ばという早い地域だったことにしても良いかな。そして今は二人とも上京していて、遠く離れた東京で偶然再会した、ということならなおさら盛り上がるかなと思うんだが……もしOKなら、特に返信は不要です。検討してくれたら嬉しい。

いろいろなお心遣い、ありがとうございます。本体会話も楽しいので、せっかくだからとお返事させていただきました。)


  • No.11 by 影澤 英輔  2018-01-27 13:30:33 




(/沈んでいたので上げますね。見つけやすいようにというだけで催促ではありませんので、どうぞごゆっくり。)



  • No.12 by 影澤。  2018-02-04 22:25:11 




(/久々に募集あげ。質問や雑談でも大丈夫です、お気軽にお声がけ下さい。)



  • No.13 by 名無しさん  2018-02-05 00:43:39 



【指定設定番号】
❹の未来の話
前世で『踊る黒猫』の絵をきっかけに出会い惹かれあった二人は、男の死刑によりついに結ばれることはなかった。その後、絵は姫の家系に引き継がれていき、長い時を経てなお今、同じ名を持つ喫茶店に飾られている。

【名前】有坂 弥生(ありさか やよい)
【年齢】24

【好きな場面のロルテ】
(物心ついた時から珈琲を淹れる祖父の背中を見続け、高校生になってからは実際に店に立つようになった。大学を卒業して、ようやく祖父の隣に並ぶことができたと思ったのも束の間、去年の秋に祖父は亡くなった。接客や調理はもちろん、仕入れや焙煎といった仕込みの手引きも習ってきたとはいえ、この年季の入った店をひとりで切り盛りするということを考えれば、一年経った今でも肩に力が入ってしまう。店の扉を開けて真正面の壁に飾られている黒猫の絵は、私が生まれるずっと前からこの店を見守っているらしい。言わば、私よりもよほど古株だ。それを見ているとなんだか自分が守られているような気持ちになって、ふっと体の力が抜けていくのが分かる。いつの間にかきゅっと結ばれていた口角も緩んだのを感じると、ぱちん、と両頬を一度叩く。「よし」と気合いを込めるように呟いて両手で拳を握ってから外へ出ると、店の戸に掛けられている看板を返し“OPEN”の文字が見えるようにして)

【希望する展開と萌萎】
 影澤さんが喫茶店に通うようになる→店に飾られている絵をモチーフに映画を作ろうとする。という流れ。「高校時代荒れていた&女遊びもそれなりに」の設定も生かしたく、弥生と同じ高校の先輩で、女の子とのデートによく利用していた。というのも追加できればとても嬉しいです(弥生の存在についてどの程度の認知かはお任せします)!また、その際に弥生の方は先輩のことを知っていて、恋愛とまではいかずとも憧れの人であったという設定も!
 萌萎は特筆するものは無いと言いますか、影澤さんのキャラがどストライクだったもので、そのまま使って頂けたらと思います!

持ち込み設定が分かりにくかったかもしれないので、私情も込みでもう少し加筆しますと……。
 個人的に、❹の設定がとても好みだったのですが、上記で述べた通りどストライクだった影澤さんそのもののPFも生かしたいと思い、今回の形に致しました。
 影澤さんは泥棒の生まれ変わり、弥生に関しては姫様の生まれ変わり……もしくは、その子孫で絵を受け継いできた、というのでも良いかと思います。
 前世云々に関してはあまり露骨に出し過ぎるとファンタジー色が強くなってしまうかなと思うので、「影澤さんが絵に惹かれる裏理由」のひとつくらいに捉えて頂いても構いません。ただ、「絵をモチーフに作る映画のストーリー」の参考として「弥生が昔聞いた、この絵に纏わるおとぎ話」に❹のストーリーを使わせて頂こうかと考えています。


あまりに素敵な設定と、そこから湧き上がる妄想が止められず、長文乱筆失礼致しました……!少しでも読みやすいようにと段落付けしましたが、余計に読みづらくしていたら申し訳ありません!相性等もあると思いますので、御検討のほど、よろしくお願い致します……!


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