光のような思い出【NieR:Automata】/非募集

––指令には文句を言わない。私達は言われたことをしていたらいい。意味があるから私も呼ばれた。

此方ヨルハ機体2B。オペレーター6Oへ、ベースキャンプを目視で確認した。

( 転送されたマップのマーク地点に向かい飛行ユニットを操縦し、途中現れ自分たちを妨害する機械生命体をユニットに搭載された銃器で攻撃して。敵を一掃すると建物の屋上部分–マップにマークされた地点に降り立ち。ふと思ったであろう疑問を思ったままに口にする9Sに、それが当たり前と思っていたためにハッとするが、必要だからそうしているし司令官の采配にミスはないと、9Sの疑問に注意をしながらも考えたことをそのまま述べ。飛行ユニットから降りるとフヨフヨと自分の横を浮遊するポッドの存在に気がつき、ポッドを通しバンカーに連絡を入れてながらベースキャンプとされる地点まで少数であったが道中の機械生命体を破壊しながら進み )

それも…そうですけど、なんだか気になるなと…。
僕としては何時もの単独行動より、2Bと一緒に行動出来るのは嬉しい限りですが…っ。

到着しましたね、まずは挨拶も兼ねてリーダーに情報を聞いてみましょうか。

( 注意された意見はごもっともな為反論の意は無く、相手の言葉を飲み込むものの疑問が喉を支えすっきりとはしない表情のまま思案し。其の疑問を差し置いても嬉しい条件である事を伝えて。飛行ユニットを乗り熟し無事機械生命体を一掃した後、地上に降り立つと手早く連絡を済ませ目的地へ歩み出した後を追い。途中攻撃態勢に入る2Bへポッドによる援護射撃とハッキングを行い目的のレジスタンスキャンプに辿り着きリーダーを務めるアネモネと接触、キャンプ内の人達其々に挨拶を済ませれば砂漠地帯の凶暴になった機械生命体について調査を頼まれ )

砂漠地帯....、行こう9S。
砂埃が予測されるから、濾過フィルターがおかしくなったら言って欲しい。ベースキャンプへ戻るから。

( 自分の回答に満足していない様子で少しばかり表情を曇らせる相手に、自分達はアンドロイドなのだから余計な感情は不必要で月面の人類に従って入れば良いのにと内心思いつつ。後方支援を受けながら危なげなくベースキャンプへつくと、そこの長であるアネモネから砂漠地帯の偵察依頼を受けそれを承諾。キャンプ内の一室を貸してもらえるということで、そこをちらりと確認し休息が可能であると判断すると不調な部分があればここで直すから申し出るよう9Sへと伝えて。ポッドから砂漠の説明を受けると、微細なものが身体に入り込むのは機械の故障にも繋がりかねないため何か部品が落ちていたりしたら拾っていってスペアにすべきだななんて考えながら地上での活動について思案して )

了解です。何も準備せずに向かうのは危ないのである程度準備を済ませてから…ですかね。

周囲の機械生命体の部品でスペアを…、そういえば此処等辺一体の機械生命体達は此方に攻撃をしてきませんね。情報自体は聞いてましたけど、攻撃したら此方に向かってくるのかな。…近付いてみても良いですか2B！

( 人類からの命を受け任務遂行をしていくものの、不可解な点はどうも納得が行かず効率の良さを求めてしまい。…飛行ユニットに関しても無駄が多いし今度提案を試みようと考えた後、キャンプ内の一室を借り、確認に向かうと彼女の言葉に頷いて。ポッド042の説明を耳に入れながら、自らも砂漠地帯に向かう為の装備整え無ければと移動中ふと呟き。スペアの一部を手にいれる為と近くの機械生命体に視線を向けるが此方の動きに全く反応しない事を不思議そうに眺め、興味本位で斜め先に居る機械生命体を指差し2Bへと問い掛け )

.......調査のためなら仕方ない。素材もきっと何かに使えるし、キャンプでも部品が足りないというアンドロイドがいた。破壊した後回収して持ち帰ろう。
––....無駄な攻撃で気をひくのは好ましくないけれど、今回は良いと思う。

( 準備を済ませてからいこうと言う相手の提案を受け入れ。しかしこちらに攻撃してこない機械生命体に態々攻撃をして気を引くかどうか確かめたいと言う言葉には暫し考え込み、滞在するキャンプにも危険が及びかねないため余り良い顔はしなかったが人類からは機械生命体の殲滅を命じられている以上破壊するのには同意し。それ以上に調査の為や、機械生命体の部品が他のことに使用できるという点に着目し今回は必要性が大きい為に多少のリスクがあったとしても試してみるべきかと判断して。近づくだけならリスクも今すぐにはないだろうと9Sが機械生命体に近づこうとするのは止めず、しかしいつどうなっても平気なように後方支援できる体制で相手について行き )

やった！、…こほん、気を引き締めて行きますね、先ずは至近距離まで徐々に詰めて行ってみようかと思います。安全性が保証されればレジスタンスの方達も動きやすくなるでしょうから。
………何を考えているかわからない相手である分、勿論油断大敵ですけどね。

( 了承なんて貰えないと半ば諦めていたが、あっさり許可が取れると見えないゴーグルの下で目を見開き子供の様に嬉しそうな反応見せ。新しい玩具見付けたように素早く機械生命体へと振り向くが油断していると2Bに怒られるかも、なんて態とらしく咳払いしてみて真剣味ある雰囲気を装い距離を迷い無く縮めて行って。触れる程の距離迄行くとしゃがみ込み、反応の無い丸い瞳を見詰め、距離を至近距離に縮めてもまるで何も居ないように素通りしていく機械生命体を横から眺め。身体の異常をバラして確認するだけでは此の反応の解明には至らないだろうかと脳裏で考えながら、指先でつんと押してみると瞳の色が変化し急に攻撃を仕掛けて来たため振り下ろされる機械生命体の片腕を避け軽々と其の個体を飛び越えた後に刀で攻撃を )

9S....!!
その機械生命体は自分に触れる、攻撃するものに攻撃してくる。もう触らない方がいい。全て破壊するべきだけど骨が折れる...必要のない労力は使わず後回しにするべき。

( 自分が機械生命体の情報収集を了承したことで、子供のように喜ぶ相手を目の前に余り良い顔をせず「私たちに感情は要らない」といつものように小言を言おうとしたが、咳払いをして真剣に話し出した相手に小言を飲み込み。ただいい顔はせず表情を曇らせたまま、なぜあのような表情をしたのかを真剣に考えていると静かだった機械生命体がガシャンと大きな音を立てたために手を掛けていた武器を抜き。かなり至近距離まで寄っても静かなままであった機械生命体であったが、9Sが触れた瞬間に瞳に見える丸いものが赤くなり攻撃体制に入ったところは見ていた様で。そのようにプログラミングが為されていた事を理解すると、すぐに飛び出し。スキャナータイプだから余り戦闘向きではないものの、機械生命体一体に手こずる程の戦闘力でなかったようだと目の前の光景を見て武器をしまい。あたりを警戒した後に１つ溜息をつき、今は先があるので彼方から攻撃してこない個体は放っておくことを提案し。攻撃を受け動かなくなった機械生命体に近づくと使えそうなパーツを目視で探し )

すみません、少し調子に乗って仕舞いました。
でも、…相手を誘き寄せる様なプログラミングがされているとは驚きです。何か複雑な工程を得ているのでしょうか、興味深いな…、ただ同じ言葉を繰り返すだけでこんな機械に思考がある筈無いのに。どのようにプログラミングの変更をする工程が為されているんだろう。

( 自身の名を呼ぶ彼女の声が鋭くなった事に対して無事目の前の機械生命体後ろから追撃し倒すと素直に後ろ髪を掻きながら申し訳無さそうに謝り。爆発した機械生命体を勿体無さそうに見下してはどうにか相手の思考が何処まで解釈しているものか見極めたいと脳裏で考え、同じく使えそうな部品を模索すると同時に詮索する様な行動は止めずに。少し残って散らばった部品の残骸を手に取りあちらこちら小さい部品も確認してみるものの思考に刺激を与える程の知識の提供は目の前には無く。スペアになる部品貯蓄の為にも、もう複数体機械生命体達を破壊するかどうか問い掛け )

わからない...ポッド、機械生命体の情報をバンカーへ送って。
不要な詮索は要らない。後はバンカーに任せて、私達はこのあたりの機械生命体を破壊し必要になりそうなパーツを集める。

( 自分に素直に謝って来た相手をそれ以上追及することは無かったが、異星人が開発した機械生命体の機能に関して必要以上に関心を寄せる相手を窘め。必要と思われるパーツをいくつか拾い集め、攻撃で壊れたパーツを眺め次は気をつけなければいつまでたっても同じパーツが不足するなとぼんやりと考え。まだ機械生命体を破壊するかと問われれば二つ返事で、ベースキャンプも有ることだし戦い方も分かった為、素材の回収のためにもこの辺りの敵を一掃しようと口にして。武器に手をかけると何の迷いもなく飛び出し、柄の真っ白な太刀を躊躇なく攻撃をしてくることのない機械生命体を破壊してゆき )

はいはーい、2Bはお硬いんですからー…勿論バンカーの機能は確りしてますし解析も素早い物ですが、こうして自分の目で機械生命体を見ると自分で確認したくなっちゃいます。
けれど、そんな好奇心が所詮語学知識の少ない機械だからと下に見ているのかもしれませんね、以後気を付けます。

( 結局お咎めを貰って唇を尖らせながら上記述べ、不要と切り捨てられると言葉に詰まるも興味が薄れず調べたい欲求と葛藤している状態で。素直に広がっていく好奇心の下には明らかな油断があるのだろうという自覚もあり気を引き締め直す様に手袋を嵌め直すと低い声で自身にも言い聞かせる様に気を付けると呟き。戦闘はそんなに困難では無いものの其処から生まれる油断は捨て置かなければならないと改めて機械生命体を見据えた後、何の迷いもなく飛び出して行く2Bの後方を援護し後ろから迫り来る相手を一刀のもとに斬り伏せ撃破。まだ複数体居る事を目視して掌を伸ばしハッキングを開始 )

はいは1回でいい。.....?私はアンドロイドだから硬いが、それは9Sも一緒。––そろそろ戻ろう。ベースキャンプで必要になりそうな部品だけ決めて砂漠へ向かおう。

( 相手のハッキングによる後方支援によって楽に数体のアンドロイドを倒すと、もういいだろうという様に武器を収め。いくつか使えそうな部品を上肢を折り曲げて拾い上げながら、相手の返事はいつもだらしがないと嗜め。また不服そうな顔をするのだろうとわかっているがバンカーとの通信もその調子だと良くないとしっかりと注意して。自分が硬いと言われると、確かに柔らかな部分は少ないかも知れないと身体を見やり。しかしながら相手も同じアンドロイドなのだから同じだろうと不思議そうにして )

はーい。………いやいや、硬いのは感触じゃなくてですね、2Bの考え方です、真面目なのは良い事ですけど時には柔軟性が必要だと思うんです。何事も体験や経験が無ければ物事は語れませんし…！
そうですね。大分集まりましたし必要無い物はレジスタンスキャンプにて提供しておきましょう。

( 後方で彼女の支援をしながら、やはり戦闘モデルは動きに無駄が無い事に感心を抱き見惚れる様な無駄のない動きに邪魔が入らぬ様機械生命体の攻撃を塞いでいればあっと言う間に戦闘は終わり。通信に関しての御説教受け止め、反省の意を示すも硬いと告げた自身の意見に彼女が違う捉え方をしていた為思わず微笑みを零し。彼女の意見勿論正しいものの、其れは部隊としての考え方であり発展を願うのなら其の凝り固まった思考だけでは出来ないと持論を主張して。徴収した部品に見落としが無いか再度確認しレジスタンスキャンプへ )

............余計な思考は不要。私達アンドロイドは感情を持つ事は禁止されている。体験や経験は大切かも知れないけど、それは機械生命体の殲滅のためだけ。


( 硬いのは思考の事だと指摘されると、思考は不要な思いを生み出しかねず感情に繋がっていきかねないのでそういった規則違反はやめる様に指示して。あくまでも思考するならば機械生命体をより多く倒すためにはどうするべきかであり、その思考のために体験や経験を積むのは悪いことではないのではないかとマニュアル通りの回答をして。話をしつつも集めた部品を手に足はレジスタンスキャンプへと向いており、回答を終えると相手の反応は気にならない様でそそくさと帰還して )

僕は、日々の余計な思考を活かして戦闘の後方で方法を提案したりするので、参考になる知識は取り入れられたらって思ってますよ。機械生命体も特定の部分の反応は鈍いとか、活動種類が限られているでしょうから小型や中型等分けて観察するのも良いかと思うのですが…。
そしたら2Bも戦闘がある程度熟しやすいかと思いますし。

( 不要な感情を生み出す要因、其れでもスキャナータイプはハッキングにも幾度と無く思考と予測で敵奥まで忍び込まなければならないため思考を停止するのは活動を止める事と同義であり。其れが要因を生み出す物だと自覚していても知る事も感じる事も新鮮で、目の前の好奇心をお預けすることは出来ず。敵を知らずして勝利は得られないとまだ諦めずに気にもとめず背を向けレジスタンスキャンプに向かう彼女に自身の我儘告げ )

好きにするといい。スキャナータイプの詳しくは私も知らない。戦闘モデルの私はただ斬るだけ。戦いやすさは関係ない...

( 今まで他のモデルと行動を共にすることがなく、ああ言えばこう言うタイプの口数の多い9Sの様なアンドロイドは初めてで、どう接したら良いのかの知識もないため思考の差なら仕方がないと今のところ問題も無い為好きにする様に言い。自分をフォローする為に行動を共にする事になった9Sに対し、今の所戦闘で大きな貢献や協力がないためか、戦闘ではただ斬れば良いのだと口にして。ベースキャンプに着くと自分たちが不必要な素材はアネモネへと預けて、さっさと砂漠へ行く支度を済ませ )

斬るだけ、では此の先倒せない相手も出てくるかと思います。先程言った通り敵も一種類とは言えません、単純な思考に見えて攻撃して来ない此の様なタイプと攻撃的なタイプで違いが別れて居ますから。ただの機会だからと侮る訳にも…行きませんからね。

( ただの機会と、小馬鹿にする事はあれど侮る事があってはいけないと自身の考えを伝え。今までに出会した小型や中型は切るだけでも十分な効果が得られたが此の先其れだけで通用する相手ではないと考えており、まだ先の話だろうけれど2Bと組む事になったのもそういった戦闘の仕方をヨルハが模索する為のものであるかもしれないと内心考え。十分なスペアの用意を整えると確認した後レジスタンスキャンプを後にし太陽の真下焼き尽くす砂漠へと足を運ばせ )

口にするのは簡単。実践してみるといい、あそこにさっきと違う機械生命体がいる。


( 自分と違った考えをするアンドロイドは多くいるものの、今回の9Sのように自分の意見をはっきり言い曲げないタイプのアンドロイドは初めてで。相手が意見を言い終えるまで待ち、少し間を置いて砂漠地帯の入り口手前辺りにいる先程とは違った形のアンドロイドを指差し。自分が今から一体倒すが、スキャナーした後と本当に効率に差が出るのかを試そうと提案して。燦々と照りつける太陽の陽で少しばかり機体の温度も上昇している事を感じだが、戦闘に支障をきたすほどで無い事を判断すると目の前にいる数体の機械生命体に斬りかかり。核となる部分はどこかわからないが動かなくなれば良いのだと縦に横にと数体の機械生命体を斬り伏せ )

口にする事は簡単ですよね、僕もそうならないようしたいです。…あの2B？、速さ比べとかじゃないですよ…！、そんな事したら2Bの方が断然…戦い方の効率にしては早々変化はないと思います。

( 唐突な言葉と提案に驚き提案を口にしては先に機械生命体に切り掛かりに向かった彼女の背を見て両手口元に添え上記告げ。勿論彼女の強さに自身等不必要である程の実力があり、元々タイプ別という理由もあり圧倒的な強さを感じて居て。其れでも…何もしないよりは自分には自分に出来る事をしたいと伝えるも不要と切り捨てられる言葉に言い返してこんな事まで発展してしまった事を困った様に頬掻き悩み。彼女を見ていると右肩側を切り掛かる機械生命体を肩を引き避け、次の一撃を片手で機械生命体の頭部に触れ軽々飛び越えそのままハッキングを。思考の奥まで奪い取ると自爆機能で爆発し粉々に砂煙を撒き散らしながら部品を散らして行き )

––今じゃないなら...いつ役に立つの？
......人がいる。話を聞こう。

( 何体目かなんて途中から数えるのはやめ、ただ黙々と機械生命体を破壊していたが後ろから9Sの声で早々に変化は無いというワードが聞かれると動きを止め。周りの機械生命体でまだ蠢くものはポッドに任せ9Sに近づいて行けば、今すぐでないならそのスキャナーとやらはいつ役に立つのかと表情１つ変えずに聞き。しかしその9Sの肩越しにキャンプのような場所が見えると9Sの答えを聞かずにスタスタとそちらへ向かって歩き出し、自分たちと同じような姿形をした男性アンドロイドを見つけると声を掛けて。この場所が砂漠の駐留地である事と、自分たちに砂漠の機械生命体の破壊を求めたアンドロイドは先にいると聞き )

役に立つは立つと思いますよ？2Bと違う趣向で戦う訳ですし僕の場合は敵を操作すれば気付かれずに倒すことも従わせる方法もありますし。手順が厄介だったりして面倒ではありますが…其の代わりハッキングした後は優位な立ち場で戦えるかと。
2Bには敵いませんけど勝率を高くするなら違う考えも予備として持っておく事も大事かなって。僕は元々戦闘向きじゃ無いですが、そんな僕が前に出されるって事は其の戦い方も大事な鍵になるんじゃないかと推測してます。…ただ、2Bだけに任せるんじゃなく、僕は僕なりのやり方で2Bの援護を強化したいんです。

( 勇ましく目の前の敵蹴散らした実力の隣に並ぶ程の力は無いと首を振り、倒され爆破させられていく機械生命体見て圧巻の声漏らし。ポッド042と2Bの二人がその戦闘繰り広げる間数体の機械生命体操り目の前で列を作ってくるくると回ってみせ。…其の間にも華麗にスルーしてキャンプ先の男性に話し掛ける姿を見ては全く耳を此方に向けてくれない姿に肩を落として落胆 )