赤の女王 2017-10-15 11:00:59 |
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>エンリケ
___(まさか、此処に来てチョコレートを渡されるとは。思い掛けなかった突拍子とも言えるその行動に瞳をぱちくりと瞬いてから込み上げる笑い声を抑え込んで受け取って。「優しいアリスの為に、女王陛下の元に行く前に厨房に連れて行ってあげる。其処に行けば美味しいご飯が食べれるし、話の最中にお腹がなったら恥ずかしいでしょ」受け取ったチョコレートは後で頂こうとポケットの中に確りとしまい込み、空腹を訴える彼へ提案のように言葉を続ければ「厨房にいるコックは見た目が恐いけど料理の腕は確かだから遠慮なく食べたい物を言ったら良いさ」住人の中でもより信頼を置いている人物がコックだからか何とも人任せのそんな言葉を続けて。慣れた道だからか、城への道はさして時間がかかる事無く扉の前まで到着するのに合わせて繋いでいた手を離し「おいで、こっち。」大きな背丈を持つ彼を見失う事はきっと無いが、それでも何が起こるかが分からないのがこの国である。視界の中にその姿を抑えつつ先を進めば手招いて、時折すれ違うメイドの姿にのんびりとした挨拶を行いつつ足を向けるのは先の言葉通りの厨房で。「ほら、此処が___残念、ライオンは席を外してるみたい。でも、美味しそうなスープとパンが有るから食べちゃおっか」居ると踏んでいたコックの姿が見えなければ肩を竦ませ困ったように前半を、遠慮なく厨房を漁れば作り置きされていたコーンスープを見つけ火にかけ温める傍らに、小さなクロワッサンが幾つも入る籠を持ってきて。「そこで手を洗って」と相手が世話を焼かれるほど幼いアリスじゃ無いと分かっていながらつい口が出て)
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