Dark Passion（ 創作BL / 1：1 / 募集 ）

志崎君も料理するんだね…。コンビニばかりだと栄養偏っちゃうし…、志崎君のご家族さんがいないときだけよかったら一緒に食べる？
(想像通りの答えと、相手も料理をすると聞けば驚きに感嘆の声をあげ。余計なお世話ではあるが、体を壊してほしくはないため遠慮がちに提案し。恐る恐るといった感じで相手の表情を窺いつつ反応を待ち。「本当の志崎君…？」相手の答えに、本当の自分とはどういうことだろうと考えてみるも、回らない頭ではなかなかきちんとした答えもでず。折角ならば相手に教えてもらおうと、相手の答えをおうむ返しし。)

まあ人並みにはね。え、本当にっ？じゃあ今日、早速お願いしてもいい？高城の方がダメならうちでさ。
（料理するのが意外だったらしい相手に、するとは言っても普通に誰でも出来るくらいの事しか出来ないと補足して。思いもよらぬ相手の言葉に嬉しさから表情を明るくさせ、親は大体いつも居ないしいきなりだが今日でも良いならお願いしようとして。相手の家がダメならこちらの家でもいいからと付け足して。｢そう。俺本当はこんな人間じゃないの。実は…独占欲超強いし、優しくも何ともなくて、周りの奴ら心の中で嘲笑ってる…とかね。｣当然本当の己など知りもしない相手が質問を返して来ると、まずはニッコリと笑って頷き、本当はこんな人間じゃないのだと伝えて。それからゆっくりと自分が把握している自分を述べては、最後にはまるで全部冗談とでも言うようなあっさりとした笑みを浮かべて。）

あ、じゃあもう今日の材料買ってあるから僕の家に来てもらってもいいかな？
(すでに昨日材料を買っているため自分の家に誘いつつ、頭の中で材料が足りるのか計算をはじめ。相手の嬉しそうな表情に、たまには手料理が食べたいよねと見当違いのことを思い。「でも、そんなに想ってもらえるなんて相手の人は嬉しいと思うよ」相手の独占欲が強いという言葉には、素直に思ったことを言っており自分もそんな風に強く愛されてみたいなと無意識に思っており。また、自分に優しいのも彼の気まぐれなのかと思えば、寂しさを感じ始めており。)

うん、是非お願いします。なんか今から楽しみだなぁ。
（まさか今日一日でこんなにも良いことが起こるとはと感激しつつ好きな人の家で好きな人の手料理を食べれるなんてと歓喜に満ちていて。それを表すように表情は緩み、今から浮かれているのが分かり。｢どうだろうね…。てゆうか、分かってる？その独占欲向いてるの、今高城なんだからね？｣束縛は嫌われるとよく言うが実際自分は何度か独占欲を見せて振られており、その事から相手の言葉には素直に頷くことはできず濁して。しかしそれよりも、他人事のような相手の言葉にこの子はわかって言っているのだろうかいや違うかと心の中でごちゃごちゃしては苦笑いしながら自覚を促し。とはいえつまり相手は独占欲を向けられて喜ぶタイプなのだろうかと期待して。）

あんまり期待はしないでね。あ、例えば何か食べたいものとかあるかな？
(表情が緩んでいる相手が浮かれているのがわかり、どんな手料理なら相手の欲求が満たされるか考え、どうせなら相手に喜んでほしいと何か食べたいものはあるか確認し。「…え？志崎君のは普通の感情だと思うけど」相手からいま自分に独占欲を向けていると言われれば、そんなに相手の独占欲は強いと感じておらず不思議そうに首を傾げ。”僕なら嬉しいのにな……”と相手に聞こえるか聞こえないかの声量で呟き)

じゃあカレー、食べたいたいかな。最近食べてないからさ、久々に手作りのカレー食べたいな。
（相手からリクエストを求められると、直ぐに頭の中にはスパイスの効いたカレーが頭に浮かび、そう言えば暫く食べていなかったなと思い出してはどこかワクワクしたような感じでそう言って。｢……高城は独占欲丸出しの俺がお好み？でもなー、さっき大人しくしててって言われちゃったし、高城は俺の立場気にしてるみたいだし？大人しく気持ち我慢するしかないよなー。｣不思議そうに首を傾げて、嬉しくも不満の残る言葉を呟いてくれる相手に、確かにハッキリしない態度で接する自分にも非はあるだろうが幾ら何でももう少し自分を信じてくれてもいいんじゃないかと心の中で拗ねては、それをわざと少し表に出し頬杖をついては目の前の相手とは別の誰かと話すように拗ねたような口調で意地の悪い言葉を連ねて。それまで外していた視線をチラリと相手へと向けては相手の反応を窺って。）

うん、わかった。味は中辛でいいかな？
(辛い物が好きな相手のため辛口がいいかと思うも、現在家にあるのは中辛のためダメもとで聞いてみて。「それは…。あの、だって、志崎君は…、人気者だし。だからその…、人が居なかったらいい…よ？」拗ねたように話す相手に、可愛さを感じつつ、どう言えば相手に気持ちが伝わるか考えながらどもりながら気持ちを伝え。まだ自分に自信がないため、他の人がいる前では関わるのは困難であるが、二人っきりならばいけそうな気持ちになっており。恥ずかしいことをいった自覚があるため手で顔を覆いながら相手の様子を窺い見て。)

ああ、うん。大丈夫だよ。それに、足りなければ七味とか胡椒とかで補えばいいし。
（中辛しかないしくこちらに確認する相手に笑顔を見せそれくらい大丈夫だよと伝えて。加えてもしもダメなら何かで補えばいいだろうと思いそう言って。｢分かった。……じゃあまずはさ、俺のこと、名前で呼んで。｣照れながらもそう言ってくれる相手に背けていた顔を元に戻すと承知の言葉と共に嬉しそうに微笑み、頬杖を解いてはゆったりと立ち上がり向かい合っていた相手の横の席へと移動し、微笑みを浮かべながら着席すれば体の向きを相手に向けまずはと強制するように喋りだして。その内容は独占欲というか現状の"友達として"の願望で、まだ恋人ではないというのを込めた意味でもあり。）

ほんとうに、志崎君って辛党なんだね
(辛味を補うという相手の言葉に納得したように頷いてみせ。「え…えっと、優君でいいのかな？……なんか改まって名前で呼ぶのって恥ずかしいな…」名前で呼んでほしいと言われれば一瞬戸惑いつつも、名前を呼び。久しぶりに誰かを下の名前で呼ぶことに恥ずかしさを感じれば照れ笑いを浮かべ。それでも相手と親しくなるためには必要なことだと考えれば、”二人っきりのときだけだよ？”と少しばかりお願いをし。)

良くないっていうのは分かってるんだけどね。つい。
（辛党だと納得され頷かれれば、苦笑いで自分でも良くないことは分かっているけどついついそうなってしまうのだと言って。｢俺は凄く嬉しいからいいでしょ？美良生。二人きりの時だけっていうのが残念。｣要望通り自分のことを名前で呼んでくれる相手にニッコリと嬉しそうに笑っては、恥ずかしがる相手とは真逆にこちらも名前呼びをしながら自分の素直な気持ちを述べて。付け足された相手からのお願いに笑顔を消し残念そうに二人きりの時だけかと肩を竦めて。）

辛い物の取りすぎはダメだけど、優君はきちんと節制できてる気がするな
(何事もきちんとしている相手なら辛い物を取りすぎてはないだろうと思っていて。「久しぶりに名前で呼ばれたけど、ちょっと恥ずかしい」相手に名前で呼ばれれば、さらに恥ずかしさが増し首まで赤くしながら照れ笑いを浮かべ。自分の名前が苦手であったが相手から呼ばれる分には嬉しさと恥ずかしさがあり。”だって、僕が優君のことを名前で呼んでると生意気って思われちゃうし…”普段の自分の立場からすれば、生徒会長である相手を名前で呼ぶこと自体が無理ゲーなため、言い訳がましく独り言のように呟き。)

そう？んー…まあ、我慢できる方だとは思うかも。まだ激辛には手を出してないから。
（節制できていそうと言うような相手の自分のイメージを聞けばそうなのだろうかと改めて考えてみて、そうすればまだ我慢出来ている方だろうかと結論づけ冗談っぽくよくある激辛ラーメンなどのものには手を出してないからていう単純で少し幼稚な理由を述べて。｢あ、今の反応最高に可愛い…。大丈夫だよ。彼奴らなんて俺がちょっと言えばすぐ信じて簡単に友達になってくれるよ、きっと。…でも美良生には俺だけ見てて欲しいから、やらないけどね。｣照れて笑うその仕草に胸きゅんすれば言葉通り愛しいものを見る目で相手を見つめ微笑み、相手の頬に手を伸ばしするりと撫でて。小さくも側に居るから聞き取れた相手の呟きに先程の会話から少しだけ本性を見せてみようかと試み、大丈夫だよと可笑しそうに笑らう矛先は自分の周りをつく取り巻き達で、彼らを嘲笑うかのように冷たさのある口調で自分が周りをどんな風に見ているかを知らせる形になり。しかし素早く切り替えて普段通りの微笑みと優しい口調に戻せばこれもまた自分の本性でもある独占欲を言葉にし表して。）

僕は普通の辛さで十分かな
(激辛と聞き苦笑いを浮かべながら感想を述べ。微かに独占欲が垣間見える相手の言葉にきゅんとしながら、相手の優しい微笑みを直視することができず俯いてみせ。するりと頬を撫でられればくすぐったさから小さく笑みを漏らし。一瞬見えた相手の取り巻きに対する嘲笑に、彼の本性を知ることができ、自分以外彼の本性を知らないのだと思えば優越感を感じ。「大丈夫だよ…。僕には、優君だけだから」無意識のうちに相手の独占欲に応えるような言葉を吐いていて。)

（相手の言葉に"そうだよね"とおかしそうに笑って。｢……まさかその言葉が今聞けるなんて…。はぁ…早く俺のものになってよ。じゃないと我慢でおかしくなりそう…｣何気なく呟かれた相手の言葉は自分が欲していた言葉であり、最初は飲み込めずキョトンとしてしまうが段々とその表情は明るく嬉しそうな笑みへと変わっていき感激したように喜び。どこかうっとりとした感じでため息をつけば相手の唇へと視線を向け唇を親指で形をなぞるように撫で、視線を上げ相手の目を見ると薄い笑みで願望を口に出し、小さく呟くような言葉と共に机に手を置きそれを支えに腰を浮かしては相手の額へとキスをして。）

え！？い、いま…
(唇を指でなぞられればくすぐったさから肩をすくめてみせ、されるがままで。相手が机に手をつき腰を浮かすのを不思議そうに見つめるも、相手が自分の額へキスすれば驚きから額に手をやり、一気に頬を真っ赤に染めながら口をパクパクさせ。何か言葉にしようとするも、テンパった状態では何も言葉にならず小さく息をはきだすだけで。)

ふふ、そんなにテンパる？それじゃあ"ここ"にキスしたら持たないんじゃない？
（自分の起こした行動に相手は過剰なほど反応して、その反応を見ては愛おしそうにクスリと笑って頬杖をつきどこか楽しそうにテンパる相手に言って。額にキスしただけでここまで顔を赤くし驚きで声が出なくなるほどテンパるなら、また相手の唇を指でなぞりながら"ここ"を少し強調しながらもし唇にキスしたらこれくらいじゃ済まないんじゃないだろうかとニヤリと意地の悪い笑みを浮かべて。）

む、無理無理！！まだダメだよ
(再度唇をなぞられれば両手で唇を隠し、唇にキスされれば羞恥から死んでしまうというようにぶんぶんと首を横に振り。意地悪そうに笑う相手を、微かに涙が滲んだ目で上目遣いにジロリと見つめ。どうにかして相手の余裕そうな顔を崩してしまいたいと虎視眈々と狙っていて。)

そんな風に睨まれても逆効果だよ…。でもまあ、まだ、ダメなのかー。しょうがないから我慢するけどね。
（意地悪をした自分に対して潤んだ上目遣いでこちらを睨む相手に、睨まれてもその目じゃ怯むどころか喜ばしいもので困り笑いで小さめに呟いて。しかし、相手の咄嗟の言葉には今は無理ということだけが言われており、"まだ"を強調して残念がるように言っては、最初から無理に唇を奪う気は無いのだが仕方ないねと偽って答えて。）

なんで、志崎君はそんなに余裕そうなの…
(自分に対して常に余裕そうな相手の様子に、涙目上目遣いで睨みつけたままぼそりと呟き。自分ばかりが相手の言動に慌てふためいている現状に困り果てていて。相手に一泡吹かせるためにどうすれば相手の慌てた顔が見られるか考えていると、つい相手のことを慣れている名字のほうで呼んでいて。)

名前、戻ってる。…これでも俺、必死なんだけどな。少しでも美良生に意識して欲しくて行動してるし。やっぱり好きな人にはちゃんとしたいから、今すぐ抱きしめてキスして閉じ込めておきたいのを、凄く我慢してるし。
（不満そうな相手の呟きにまずは呼び名が戻っている事を微笑みで指摘すれば、相手の疑問に答えるように頬杖をつきながら言葉を並べていって。やはり好きな人にはダサい姿よりかっこいい姿を出来ないところより完璧なところを見せたいのが願いで、余裕があるように見えるなら上手くいっているのだろうかと内心ホッとしつつそんなんじゃないという切なさを抱いて。）