準備中 2017-06-01 00:45:54 |
通報 |
あぁ、そんなに気にしてたのか?
お嬢ちゃんを卒業してもらうのは構わないけど
まだ名前を聞いてなかったな
もちろん嘘は無しで答えてくれよ
(微かに垣間見えた貴女の笑顔に穏やかな気持ちになっていくのを感じながら出されたウイスキーを味わえば、お嬢ちゃんという呼び名にこだわる辺り可愛らしいななどと思いつつ、良い機会であるし名前を尋ね)
ジョニー様
先に杭を打たれると弱りますね…ヤオと申します、嘘はございません。お好きなようにお呼びください、お嬢ちゃんは無しで。
(お酒を口にする様子に自分も再度「いただきます」と小さく呟いてそっとグラスに口をつけ。嘘はなしで、と先手を打たれて名前を尋ねられれば一瞬逡巡するように押し黙るも、大人しく名前を明け渡すように告げ。不服なのか再度お酒に口をつけては、小さく息を吐き)
ヤオか、良い名前だ。
俺も、ヤオと同じで普段から人の内面探って生きてるから嘘を見抜く力にはそれなりに自信があるよ
(貴女が嘘を付かずに名乗ってくれた事に少し驚き、探り合いも覚悟していた為、自分も少しは気を許してもらえたのかと嬉しくなったようで、ウイスキーを一息に飲み干せば、灯台の灯りが漏れる窓を見つめながら「俺がここに初めてきた時、欲しかった物教えてやろうか?」と口を開き)
ジョニー様
ジョニー様を敵に回したくはありません、こちらが喰われるだけの損な賭けは匂いで解りますから…おや、教えていただけるのですか?
(驚いた様子は喜色に塗りつぶされ、その様を見ては目を伏せ再度酒を一口。相手のグラスが空いたのを見て、おかわりは、と尋ねようかと口を開きかけたが続いた言葉に緩く口角を上げ。欲しかったものと言われては気になるではないか、とカウンター越しに少しジョニー様との距離をつめて)
ここの資金繰りがどう回ってるか。
俺の仕事はDEAと共同捜査することもあってさ
この辺りはそういうブツの仲介人もよく立ち寄るみたいだから、この店の資金もそこから流れてきてるだろうと踏んだわけだ
‥‥…おっと、この情報を売るなら俺にも分け前を
(そう話しながら、ラフロイグをストレートでと伝えれば、身を乗り出した貴女の顔を覗き込み、店に出入りする客や店の内装、貴女の様子からもちろんその疑いは晴れたが、貴女がどのような反応をするかを眺めて)
ジョニー様
私は仲人をする程薬には興味がありませんのでソチラに手を出すことはありません…残念ながら。面白いことを仰る、店員に情報を売りますか…いくらで買いましょう?
(ストレート、その注文に言われた通りのお酒をカウンターに置けばかち合う視線に目を細めて笑うだけの反応を返し。薬には興味が無い、興味があるのは形のない情報だけ、そんな旨の言葉を吐けば分け前という言葉に笑っていくらで買おうかと問いかけて。面白い情報にはそれ相応の対価を払う、勿論、金でなくとも)
おいおい、冗談だよ。
本気でこんな情報を売りはしない
(やはりまったく動じる様子もない貴女に、静かに笑みを浮かべるも、例えば自分の持っている情報を売ることを考えてみれば、その対価は目の前にいる貴女しか考えられず、君を俺の手元に置けるなら情報を売らないこともないけど、近づいた距離をさらに縮めて耳元で囁くも、タイミング悪く電話が鳴り)
.....あー、はいはい
分かったから、一人で動くな
俺が着くまで待ってろ
(電話口の相手にそう伝えればお代をテーブルに置き、まったくうちの部下はどうしてこうタイミングが悪いんだと言いたげに額に手を当てため息をつき、ごちそうさま、おやすみと貴女に告げて店を後にし)
(/今晩はこの辺りで。おやすみなさい。)
ジョニー様
こちらこそご馳走様でした…おやすみなさいませ
(本気での取引はご所望ではないようで、喉の奥で小さく笑い近付いた距離をあけることもせず言葉を待てば対価に寄越せと言うのならこの自分だという。電話の音と、置かれたお代、いつも通り足早に出ていく背に声をかけては閉じた扉に向かって小さく笑い。聞こえないであろうに「お客様にこの私は少々手に余るかと」と呟いた)
(/お相手ありがとうございました、おやすみなさい)
トピック検索 |