Shall We Dreaming ? / 非募集

Shall We Dreaming ? / 非募集

フラミンゴ  2017-03-30 08:35:20 
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フラミンゴにとって特別な元アリスがだけが
鍵を持つ

純白を多色に染めて

>Candy flossのような髪を持つ少年以外入室禁止



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  • No.401 by 人魚  2018-01-31 19:46:40 



(/そう言って頂けて本当に嬉しい限りで…!是非是非テファンくんに会わせて下さいませっ。折角のイベントを活かして頂けて嬉しいんです!お手数をお掛けしてしまうのですが交流文の先出をお願いしても良かったでしょうかっ…!)

  • No.402 by イ・テファン  2018-02-02 18:49:17 

(世間一般はバレンタインモードに浮かれており、ピンクやハート型等で彩られる店を随所に見かける。ここ、遊園地でもそれは同じ。期間中に一度は足を運んでみたいと兼ねてから思っていた。フラミンゴが手の空きそうな日を虎視眈々と狙い、今日ならばと待ちに待ったこの日が来た。其れまでに何度かチョコ作りに挑戦しては失敗を繰り返し、漸く美味しく完成したトリュフはミルク味やホワイトチョコレートはもちろんのこと、ヘーゼルナッツ、アーモンドでコーティングしてみたり少しばかりオレンジリキュールを混ぜて作ってみたりと種類豊富なもので。失敗作や余ったものは兄弟や自分の腹に消えた事は内緒である。普段彼の健康を考え、時には口煩くあれこれと世話焼きをし料理に口を出したりお菓子を制限したもの。こんな特別な日ばかりは彼を甘やかそうとチョコを作り、トレーに並べたトリュフを透明な袋で包み、赤いリボンで飾る。其れを小さな紙袋の中に入れて手に持てば彼の部屋へと向かう。本当は出掛けた後でサプライズで渡したいが、やんちゃな己では途中で潰してしまう危険性もある。早々に作ったチョコを渡し、遊園地でチョコを買いたくなる抑止力にもなれば、とあれやこれやと考えながら着いた先はフラミンゴの自室前。コンコンと軽くノックし「ふーちゃん、居る?あんま仕事ばっかやと息詰まるし、ちょっと外出てへん?」ちょっとそこまで、と軽い口調で外へのお誘いを行っては彼からの返答をその場で待って)

(/有難うございますー‼︎ではでは僭越ながらロルの先出しをさせてもらいましたので絡んで頂ければとっ。絡みにくければ出し直しますのでお声掛け下さいませっ)

  • No.403 by フラミンゴ  2018-02-02 19:12:54 



(バレンタインと言えば数々のチョコレートが並ぶ季節、今まで恋人などいなければ当たり前のように新作チョコレートが食べれる季節だと勘違いをする始末。加えて己も恋人もお互いに男で有ればいわゆる恋人的行事はホワイトデーに当たる三月に行うのだろうとぼんやり描いて。毎年女性からのチョコレートなんて期待する宛も無かったが今年は違う、恋人の妹が居るのだと淡い期待すらちゃっかりと持つ例年と違うバレンタインにひっそりと胸を躍らせて。窓を開けば部屋まで漂う甘い香りが愛しくて、つい寒さも忘れて部屋の窓を開けながらすっかり冷めてしまった珈琲に口を付ける。そのタイミングにてノックの音と愛しい声が部屋に届くと"開けて良いぜ"と反射的に一声掛けてから手にしていたマグカップを机に戻し、椅子の向きをくるりと変えて扉へと向き直り。外へ出ると言う事は出張して店を出している菓子屋でチョコが買えるではないか、と頭を切り替えて普段ならば面倒臭がる要望も"ン、"と短い返事と共に頭を縦に揺らし承諾して。ポリポリと指先で頬を数回掻いてから「帰りで良いからヨ、そこで菓子買っても良いかァ」凝り固まった首周りを解す為にコキコキと頭を動かして確認の問いかけを送り、それから固まった身体を時にポキポキと骨の音を鳴らしながら立ち上がらせて「何処か行きたい場所有ンの__何か甘いモン食った?」普段、良くも悪くも己の仕事を何よりも優先してくれる出来過ぎた恋人が何処かへ行きたいと要望を上げるのは珍しい事だと理解するからこそ、それを叶えてやりたいと無意識の内に思うようで隣に並んでは途中で彼から香る甘い匂いに気が付いて。止めた言葉に合わせて顔を寄せれば"すん、"と匂いを嗅ぐように鼻から息を吸い、普段体調管理の元スイーツ制限が掛かるからかジトーとした細めた眼差しで口角を落としつつ尋問の如く彼を見詰め)

(/絡み辛いだなんてそんな…!相変わらずの可愛いテファン君にもう既にメロメロです…!そしてひっそりとプロフィールページにてソジュンくんとソヨンちゃんを描かせて頂きましたので、訂正箇所が有れば教えてくださいませっ)

  • No.404 by イ・テファン  2018-02-02 20:29:04 


(中から聞こえた応えにカチャリと静かに音を立て扉を開き室内へ。机に置かれたマグカップと、広がる仕事道具に、今日も真面目に精を出し頑張っていた事が窺える。室内に密やかに残る冷気はもしや外の賑わい、否彼ならばバレンタインのイベントに便乗し開催されているスイーツの祭典にでも思いを馳せていたのか。近寄ってくる彼の、律儀に断りを入れた問いかけの内容からもそれが分かるというもの。少しぐらいなら大目に見ても良いか、ピンと人差し指を立て「ええけど、二つか三つまでやで?それと一日に食べる数決めて食べる、ご飯も三食食べるて約束できるんならええよ」くどくどしすぎて彼に嫌われるかもしれない、だが健康面を憂いれば口を酸っぱくして言う役目は己以外にいない。立てた人差し指でチョンと彼の鼻の頭を擽り、"約束できる?"と幼子に語り聞かせるような口調で確認を。匂いを嗅ぐような仕草と、鬱憤が募る眼差しは、彼の甘味センサーを流石といって褒めるに値する。自分から話題に出すまでもなかったようだ。あまりに彼らしい反応に片手で腹を抱えケラケラと笑い声上げ。「ちょ、ふーちゃんタンマ!流石って言うか、鋭すぎるわァ!あー、笑った、笑った。普段頑張ってるふーちゃんに俺からプレゼント。大事に食べえやァ?」ニンマリと口角を上げ、片手に持っていた紙袋を徐に彼の目線の高さまで持ち上げぷらぷらと揺らしては"これなーんだ?"と楽しげに質問して。彼が受け取るのを今か今かと、ニマニマ緩む目元で見詰め)


(/此方こそフラミンゴ君のキュートさに既に心奪われておりますっ‼︎そしてイラスト拝見して参りました!何方も想像以上に素敵に描いて頂き、感謝の念でいっぱいですっ。訂正箇所どころかうちの子達があんなに可愛くなるなんて驚きでした、有難う御座います‼︎)

  • No.405 by フラミンゴ  2018-02-02 20:49:50 



(どちらが大人か分からない注意をバツが悪そうに聞き流し、とは言え彼と共に過ごすようになってから体の調子が良い。それもこれも、彼が傍で無頓着な己に変わり確りと栄養管理を行ってくれている賜物だろう。その結果が有ればこそ強く否定ができるはずも無く、寧ろ彼に従う他の選択肢など生まれもしない訳で「___でもよォ、このシーズンだけの奴ばっか置いてンだぜぇ……。」後ろめたさが有るからかモゴモゴと口篭り何とも歯切れの悪い言い訳を述べて、「俺が三つ、お前が三つ、__どうせ一緒に食うだろ」ピンと閃いた抜け道に少しだけ瞳を輝かせ提案を持ちかけて。ふわりと香るその甘さを指摘したがまさかこうも笑われるとは思っておらず、疑問を持つように瞬きを2度ほど繰り返して頭をひねり。その後に登場した紙袋を瞳の動きで追いかければ、察しがよければ今の流れで状況把握が出来るはずなのだが、生憎にバレンタインは自給自足の思い出が前提としてしまうせいで辿り着かずに、彼が己を待つ間に何かを作ったのだと言う所までしか推測が追い付かず。受け取った紙袋を覗くと中に入る可愛らしいトリュフに普段下がり気味の眉を持ち上げて「美味そ、やるなァ。」なんて素直な感想を落とし、そこまでしてから漸くバレンタインチョコと紐付けがされたようで″は、″と気づくのに合わせて目元に熱が集まり、とは言えまだ自惚れかもしれないと自制をしては「なァ、これって」とロマンもムードもない直接的に問い掛けると言った行動に出て。色とりどりに種類のあるそれは手が凝っていることがしっかりと伝わり、だからこそ期待もしてしまえばそんな期待の浮かぶ眼差しで彼を見つめ)

(/確認ありがとうございますー!イメージと違わなかったみたいで安心しました!是非ともまた描かせてくださいっ!/蹴り推奨)

  • No.406 by イ・テファン  2018-02-02 22:09:04 


(もごもごと口籠る口元も、控えめな眼差しも、僅かに輝く瞳の煌めきも可愛く見えるから仕方ない。親バカならぬ恋人バカ。抗えきれぬ恋人のお強請りごとに、ぐぬぬ、と口をへの字にし。己を律するべきだが、恋人の願いも叶えてやりたい。その思いの狭間でゆらゆらと天平は動き、暫しの沈黙が克明に己の苦悩を示す。結局傾いた方向は妥協として出された彼の案に乗るというもの。仕方ないな、とばかりに苦笑を滲ませつつ「分かった、全部半分こにして食べような。数をちょろまかせたりしたらアカンからなァ」負けたのは己の意志が弱かったから、其れを彼の可愛らしさのせいにしては、少しの八つ当たりも込めてむぎゅ、と柔らかな頬を掴んで、苦し紛れの反論を。袋を受け取り覗く様子から、じわじわと何かに思い至り目元を染める様子までばっちりと視界に納めては、彼の反応が上々だった事に機嫌良さげに笑み漏らし。この時期に渡すチョコなど一つの意味しかない。それを確認する初々しい様にふはっ、と口元が緩み、チョンチョンと彼の唇の感触を楽しむように指先で触れながら答え合わせを行い。「御察しの通り。バレンタインにチョコあげるなん、一つしかないやん。いっつも有難うさん、ふーちゃん。大好きやで。此れからも仲良うしような」彼の期待に応えるべく、ストレートに気持ちを表現する。きっとこのまま話し続けていれば部屋で彼と二人の時間を過ごしたくなる。折角彼も外へ出る気になっているのだ。緩く片手を恋人繋ぎにしてはチョイと引っ張り「ほら、外行くんやろ?お菓子も勿論やけど雑貨とか、占いとかも行ってみたいわァ」今日したい事を列挙しながらも、お菓子を買っても良い事をにおわせるのは他ならぬ彼の興味を刺激するためで)

  • No.407 by フラミンゴ  2018-02-02 23:50:10 


餓鬼じゃねぇンだからしねぇヨ(苦笑をしつつも結局己の要望を受け入れてくれる彼の甘さを一層と愛しく思いつつ、目に見て伝わる彼の葛藤を"くく、"と喉を鳴らす様な小さな燻ぶる笑い声と共に答えて。バレンタインにチョコレートなど初めてだ、アリスとの交流が無いのだから義理でだって貰ったことなど無いのに、手の内に有るこれが本命で尚且つ愛しいたった一人の恋人からの物だと言われれば顔に熱を持つなと言う方が難しい、カーッと顔に熱が集まり赤く染まる、照れも無しにストレートに伝えられた言葉は自分にとって日々思えど伝える事の出来ないそれである。伝えられた言葉はきっとどの菓子よりも甘く、これ以上ない程甘美な響きなのだ。加えて、彼と言う出来た人物は気配りまで完璧なのだ。照れる己を想定してか確りリードし外へ続けてくれる、その気配り上手さ一つとっても己には本当に勿体ない恋人だ、貰ったチョコは外に持っていって万が一にも形を崩したり無くしてしまっては困ると机の上に確りと置いて「今日、チョコ買うの止める。__お前の行きたい場所、片っ端から付き合ってやるヨ」暗に、他のチョコなんて比にならないプレゼントを貰ったと言う事を、無自覚に単純であれば今の嬉しい気持ちの儘に彼の願いを叶える大判振る舞いの約束まで。つないだ手を離すことなく握り返してサーカス小屋を出て)

  • No.408 by イ・テファン  2018-02-03 17:31:09 


(テーブルに置かれた紙袋を横目で確認しながら、告げられた言葉には思わず忍笑いを漏らし。まさかそこまで予想通りになるとは。甘い物好きな彼が己のチョコだけで良いなんて、何と甘美な言葉であろうか。ただ日頃厳しくチェックしている身としてはこんな時ばかりは甘えさせたい。きゅ、と握った手を緩く揺らしながら「ええのん?この季節限定のチョコなんやろ?俺はちょっと興味あるけどなァ。一緒に選んで楽しもうや、な?」飽く迄も自分の為に、を強調しながら彼にとっては凶悪な誘い文句になるであろう誘惑を囁き。サーカス小屋を出ると、冷たい北風が頬を打つ。外は大好きだが、この寒さだけは慣れない。ぶるり、と体を震わせ気持ち横を歩く恋人の体にピタリとくっ付いて暖を取ろうと。わいわいと賑わいを見せる遊園地内を楽しむようにゆっくりと歩きながら、何処へ行こうか思案して。イベント内容を思い出しながら、そう言えばと最近起こった出来事を雑談として提供を。「そういや、イベント言うたらソヨンの奴がドドッチのイベントに挑戦してウサギGETしとったわァ。あ、ふーちゃん。もし其れ使って何かお強請りされても嫌なモンは嫌ってはっきり断るんやでェ?」まだ誰に使うかは聞いていないが、フラミンゴに使う可能性も否定出来ない。何だかんだと自分達家族に甘い彼のこと、多少無理をしないかが心配で。言い聞かせるような口調で語り。人混みを摺り抜け辿り着いた場所はバレンタインモチーフの雑貨が色々と並ぶ可愛らしいショップで。繁々と商品を眺めつつ「なぁなぁ、ふーちゃん。何かお揃いのモン買わん?」使えるものはないか、と見定めながらそんなお願い事をサラリと気負うことなく口にしてみて)

  • No.409 by フラミンゴ  2018-02-03 18:46:22 



(折角断腸の思いで他のチョコレートを諦めたのに、甘美な囁きとして彼が持ち掛けてくれると好物に関してめっきりと理性の糸が緩んでしまう己の葛藤とは計り知れず、それでも即答で甘え無い辺り余程嬉しいようで「__バレンタインにチョコ貰ったの、初めてなんだヨ」だから大事に食べたい、そんな思いのままにボソりと隠さずに己のモテた試しの無いそれを、隠すつもりは無い上に隠さずともばれているだろう事実だからこそ告げて。窓を開けて過ごしていたからか、既に身体が寒さに対応していたようで、ぴったりとくっ付く彼に羞恥から「離れろヨ。恥ずかしいだろォ」いー、と歯を見せるような喋り方で決して引き離すつもりも本気で離れて欲しいとも思っていないくせに悪態の様に言い放ち。ドードーの人形を手にしたと聞けばその運の良さに"へぇ"と素直な関心の相槌を行ってから「俺に使うかなんて分かんねぇのに、要らねぇ心配すんなって」前以て注意を促すような彼の気配りを感じつつ、実際縫い包みが己の元に登場すれば出来る限り言う事を聞いてしまう、恋人の妹なのだから良い恰好しいをしたい思いが働くのも明確で。その半面で、交流が広いことも想像できる彼女が態々己にそれを使うとも思えなければ"くく、"と小さく笑い声を零してから肩を竦ませ能天気に返事をし。雑貨店に顔を出せば明らかにやる気のない店主の軽口に「煩ぇヨ、構わなくて良いから仕事してろ」モゴモゴと口籠りながらも向けられる茶々に応対し、お揃いと言われれば当初より今日は目一杯に甘やかす心積もりだからか"おう、"と嫌がる事無く並ぶ商品を眺めて頷いて)

羊:アラ。珍し、__久しぶりねぇ。久しぶりに見たわ、そのモップみたいな髪(自らの店舗に顔を出した住人を見れば、遊園地に住んでいるのにてんで顔を見せない珍しい男。ゲラゲラと笑いながらお得意の軽口を向けつつ、隣に並ぶ彼の姿を一瞥すれば「はぁい、アンタ折角可愛い顔してンのに勿体ないわねん。こんな不男辞めちゃってメリーのトコ来なさいよ。アンタみたいに品の有る色は大好きだから」何よりも心を擽ったのは己にとって一番大好きな白色の髪、それも指通りが良いのだろう艶の有るサラサラとしたその髪質に一層心を奪われつつ、余計な茶々にフラミンゴの機嫌が明らかに悪くなっていると気が付けば、肩を少しだけ竦ませて「イイの見付ったら声かけな」とこれ以上突いてとばっちりを食らわないようにサーっと逃げて)

  • No.410 by イ・テファン  2018-02-06 14:32:40 


(拙いながらもしっかりと言葉にして伝えてくれる想いが擽ったい。彼がそこまで喜んでくれたのならば作った甲斐があるというもの。ならば無理に進めることはしない、と軽く肩を竦める事で諦めた事を暗に示し。照れ隠しにか悪態をついてみせる彼、憎たらしい筈なのに可愛らしくしか見えぬから恋人の欲目とは困ったもの。口では離れろと言っておきながら、そんな素ぶりは見られない。意地悪な事を発する唇を封じるように冷えた手を彼の頬に伸ばせば両方から挟み込むように包んで「そんな意地悪さんな口はチャックしとこなァ」物理的な手段を用いて一度唇を閉ざしてしまえば彼も仕方ないと納得するだろう、と一人してやったり顔を浮かべてば、久方振りのデートを楽しむように腕を絡め。「よう言うわァ。遊園地離れてちょっとマシなった思うてたら、全然やもん。会う度に先ずフラミンゴちゃんは元気か、やれご飯は食べてるのんか、ちゃんと寝てるんか、って質問責めや」まるで無自覚に、自分達家族を魅了するのだから、たちが悪くて仕方ない。あちゃー、と片手で額を抑え大袈裟にため息を零しては彼が仕事で篭っていた間の出来事を語って聞かせる。妹も忙しいだろうに、そんな合間を縫って遊びに来ては開口一番に聞く事は隣の彼のこと。質問の内容に"思わずお前はオカンか!ってツッコんでもたわァ"と肩を竦め。辿り着いた可愛らしい雑貨屋。そこの店主は店の雰囲気に似合うような見た目は可憐なお姉さん。だが、性格まではそうはいかないよう。フラミンゴとの掛け合いを見ていれば気持ち良いほどの毒舌ぶりに"はは"と笑いあげ。逃げる背へこれだけは、と「メーちゃんに褒めてもらえて嬉しいわァ。けど俺にとっていっちゃんカッコええんはふーちゃんやさかい。今度結婚式あげる時は参列してなァ」不男なる単語の訂正を。隣のフラミンゴを揶揄う意味も込めて、周りから用意周到に固めていこうとばかりにハッキリと大きな声で最後の一言を付け加えては、最後に茶目っ気交えウインクを。バレンタインデーだからか、雑貨もハートを型取り、ファンシーな色合いが目立つ。一つ一つ手にしながら「マグカップとかお揃いで買う?身に付けるモンよりかは恥ずかしくないし、抵抗少ないやろ?」恥ずかしがり屋な彼の事を考えていくつか提案を行って)

  • No.411 by フラミンゴ  2018-02-06 16:10:18 



(物理的にそれ以上の言葉を防がれてしまえば一瞬だけ"もごッ"と口籠るような間抜けた音が零れ落ち、絡まる腕から伝わる体温を感じると言葉にて表に出すことは無くとも仏頂面の口元に緩めるような笑みを隠すようにひっそりと浮かべ。大袈裟な溜息を交えて伝えられた妹の動向に、余り周囲に関心を向けていないと言う事も加わってか直接的に関与していなければそんなやり取りが有る事さえもこうして教えられなければ知る事の無かった話で。幾許か羞恥を覚えてしまう程の微笑ましいやり取りに、物事を達観して考えるまでには大人であるからこそ共に過ごしていた兄弟と離れた生活を始めたのだから己をダシにして二人の事を知りたいのだろうと言う少女の思いを勝手に推理し「馬ァ鹿、本当に知りたいのは俺の事じゃなくてお前らの事だって気づけヨ」肩を竦めながら忙しそうに口を動かす彼へ少し口角を持ち上げれば正解は勿論此処に居ない彼女しか知り得ないが、無意識の内に自信が有るそんな口振りのまま告げて。言いたいだけ言い切って席を外した羊に対して訂正のように告げられた恋人の発言は堪らず咽てしまうほど衝撃が強かった。ゲホゴホ、と肩を揺らしながら咳込むのを暫し引き連れば込み上げる羞恥を隠すと言うのか耐え忍ぶと言うのか、筋張る大きな手の平を使い自身の顔を覆う様に包み耳を赤く染め口をへの字で固定して。羊の姿が見えなくなったところで彼へ顔を寄せれば宛がっていた掌を筈し「今のが羊、双子が店開くっつうならあいつが一番適任だ」顎を使い姿を消した方角を示してから、以前より小物や雑貨を取り扱った店をと話していたのを忘れておらず、性格には難が有る為中々に進めるのが迷い所だと言うのを今の一瞬でも彼に伝わった筈だと踏んで。商品として並ぶ雑貨品は流石バレンタインを意識しているというだけ有り女性が好みそうなものを始めとして、ギフトにも選べれるような男性好みの物まで。お揃いの物、と前提に置きながら考えれば彼の考える通りお揃いと言うだけで意識しないようにしても浮上する照れ臭さが邪魔をして中々選びきれずに頭を悩ませてしまう。時折チラリと盗み見るように彼の様子を眺めて何が欲しいのだろうと言うのを察しの悪い己なりに伺いつつ、先に提案されたマグカップを目に続けられたその理由が正に己の大人げない照れを補ってくれており「__綿菓子ィ、お前って」良くわかってくれている。その大事なひと言は人前で述べる様な言葉じゃないと結局飲み込んだが、先の言葉は隠れる事無く彼を誉めるように上擦る声で。「俺そっちの白にゴールドで抜いたやつが良い」選んだのはオフホワイトのマグカップ、中心に大きく一つのハートがゴールドで描かれた物、選んだデザインは矢張り目を弾く様な派手な物だが、無自覚の内に彼を連想する色を選んでいると言った溺愛っぷりを密かに表して)

  • No.412 by イ・テファン  2018-02-09 18:04:31 


(大人しく己の話を聞いていたかと思えば、横槍を入れるように自信をたっぷりに含んで告げられた言葉たち。まさに予想外、ひょいと片方の眉尻を器用に上げ"へぇー?"と感心示しては、戯れるようにトンと彼の肩に己の肩を打つける。「なん、まるでよう分かっとるような口振りやなァ。いやー、ふーちゃんの俺らへの愛がよう分かるわ」ククッ、と忍笑いを漏らしつつ、語り口調は巫山戯ているものの、フラミンゴを見つめる瞳は優しく細まり。忙しい中でも何だかんだと自分達の事を気にかけ、彼なりに色々と考えてくれている。見えない気遣いを不意に思い出したように垣間見せるのだからたまったものではない。結局何だかんだと大人な彼には敵わない。羊に対し言いたい事を言いたいままに口にした己は良かったが、どうやら隣の彼に多大なダメージを与えてしまったようだ。咽せる細い背を撫でさすってやり"大丈夫かいな?"と心配げに声を掛けて。漸く咳き込みも落ち着き、顔の赤みも引いてきた彼から齎された情報は兄として興味を抱くもので。今後双子が大層世話になるだろう相手の後ろ姿を思い出しつつ「成る程なァ、今のが双子も言うてたメリーさんなる人物か。今度俺からも菓子折り持って行って挨拶せなアカンね。こん素敵な店を開いとる人やったら俺も安心やわァ。最初店開きたい言い出した時はどないしよかヒヤヒヤもんやったからなァ」人差し指でポリポリと頬を掻き、双子から相談があると話を持ちかけられた当時の事を思い出しては苦笑気味に口元上げ。今もまだ不安は尽きない。まだ子供の己ではいざという時に頼りないのも承知。「もし二人がなんか困っとったら、ふーちゃんもたまにでええから話聞いたってな?」顔の前で両手を合わせ、頼みの綱である彼へも応援を要請。手に取るマグカップをひっくり返したり、持ち手部分の感触を確かめたりと矯めつ眇めつしながら、夢中で選んでいたからか彼の上擦る声には反応が遅れ。何となくその先に続きそうな言葉に検討はつくも、敢えて揶揄することはなく、聞こえてませーんと見逃してあげるのは可愛らしい彼の反応をあまり外では見せたくない独占欲から。彼によって示されたマグカップを手に取ると、自惚れぬなという方が無理である。「ふーちゃん、ホンマ俺ん事大好きやなァ」擽ったいとばかりにクスクスと肩を揺らし、負けじと「ならピンク色で其々のイニシャルでも入れるか?ここで頼んで入れてもらうんもええけど、なんやったらふーちゃんがデザインした文字いれてほしいわァ」彼の事が大好きであるアピールを行い)

  • No.413 by フラミンゴ  2018-02-09 18:45:07 



(家族仲が不仲と掛け離れている兄弟愛を間近にて見て来たのだから、第三者として客観的に覗いて来たその情報が間違いであるとは思えない。そうとは言え、直接的にふざけるように茶々を入れられてしまえば途端に気恥ずかしさが込上げてしまって案の定言葉に詰まる。何かしら文句でもと理不尽な思いを燻らせた際に盗み見た彼の表情が優しく、愛しい物であればそんな言葉も喉を通らずに"うるせぇヨ"と今の自分に出来る最大の文句をぼつりと呟いて。背を摩られれば指先を丸めた手の平を大丈夫の意味を込めて彼へ向け、今の様子を見ても尚、羊に対して安心だと言われれば彼の懐の広さを嫌でも強く感じて。一般的に見れば癖の強い住人ばかり住まうこの国の中でもより個性が強いと言える彼に対して、菓子折りだの安心だのと言い除ける彼は何処まで心が広いのだ。と思った所で、彼の心が広く無ければ今頃己の隣に並んでいないと言う所まで考えが至り、唇を尖らせてはへの字に固め。素直じゃない思いからやりきれないその気持ちを徐に彼の額へデコピンする事で落ち着かせて。向けられた応援の要請とは、彼に言われなくとも端よりする予定だったそれで。何だったら金だけは困らないのだからと商売が軌道に乗るまで足長おじさんよろしくに陰で支援することまで考えていた訳で「――ン。」グルグルと考えるそれを言葉にすればきっと恋人はやり過ぎだと咎めるだろう、彼が己を分かる様に己もまた彼の事を分かり始めていれば反射的に視線をそらし考えているそれを露骨に隠して短い返事を行って。欲しい物を、と真っ先に目に入り選んだそれをイニシャルだの自分のデザインした文字だのと続けられた事で彼が笑い出した理由に気付き「~~、変に成っても知らねぇぞ。文句言っても聞かねぇからなァ」無論、彼の言う通りの無意識の選択だったのだから否定する事など出来ず、頬を指先で数回掻けば決まったと言う様に羊を呼び止め選んだそれの支払いを。"じゃぁねバスマット。あら、モップだっけ?―-どっちでも良いわ。そっちの白い子は品が合って好きだわ、いつでも遊びに来な"羊はラッピングしたそれをゲラゲラと笑いながらフラミンゴに渡し、ちゃっかりと恋人に手を出そうとするものだからギョと瞳を丸くしてから彼の肩へ腕を回しでグイと寄せ「ウチのに会いたかったら俺が要る時にお前が来いヨ」眉間に皺を作りジドとした眼で返してから彼の耳元に"行くぞ"と声掛けを行って)

(/何度も背後が出てしまい申し訳ないです…!ギールさんとリュカさんのイメージイラストも上げさせて頂きましたので変更箇所やイメージと違うか所が有れば遠慮なくお伝えくださいー!)

  • No.414 by イ・テファン  2018-02-09 20:10:19 


(短いながらも手助けに関する承諾を簡単に得てしまえば肩透かしを食らったようだ。何となく予想はしていたが、そうも容易くほいほい頷いていては双子に良い様に金蔓にされてしまうのではないか、そんな不安が過ぎる。むむ、と眉間に皺を寄せ、ピシリと立てた人差し指でウリウリと痛くない程度の力で彼の頬を突っついて。「ふーちゃん、そや言うたかて助けるんと甘やかすんはちゃうからなァ?変なもん売りつけられても買ったアカンし、泣き落としにも負けたアカンねんで?」説教のような言葉を続けるも口ほど心配しているわけではない。多少損得や利益を考えあざとい所がある双子ではあるが、大好きなフラミンゴまでカモにするような性悪さはないと信じたい。むしろ、愛ゆえに自分達が作った装飾品の数々でフラミンゴを飾り立ててしまう心配の方が大いにある。己の恋人が好かれている事は良い事だが、たまに嫉妬してしまうのは仕方ない。「あー、ホンマ彼奴らふーちゃん以外に夢中になれるん早よ見付けたらええのに」ボソリ、と溢れた心の声は普段見せる兄としてではなく、一人の狭小な男としての本音。購入が決まったマグカップにちゃっかりイニシャルをいれてくれる様子の彼にニシシ、としてやったり顔を浮かべ。不器用ながらも己の願いを聞き届け、甘やかしてくれるから、彼という抜け出せない沼にハマっていくのだ。すり、と一度彼の頬に己の頬を擦り合わせ「ふーちゃんが書いてくれる言うだけで、宝物やわ。大事にするな」ふわり、瞳細めて彼にだけ聞こえる小さな声量で伝える。テキパキと支払いを済ませラッピングで包まれた商品を受け取る際、彼の放った言葉と行動に最早目の前は桃色に染まる。耳元で落とされた普段よりも若干低めの低音も良い、更に滅多に見れぬ強引な感じにも、これぞギャップ萌えか、と一人脳内で盛り上がるしまつ。品物を渡してくれた羊には悪いが目はフラミンゴしか見えていない。いよいよ我慢出来なくなると、ぎゅーと飛びつく様にハグして「ちょ、何なん!ふーちゃん男前すぎやろ!こう、キュンってきたわァ。その調子でコイツは俺のもんだ的なもう一言があったらキュン死にもんやでェ」キラキラと何かを期待するような眼差しで彼を見詰めてはみるものの、ハードルが高い事も分かっている。滾る興奮が落ち着けば一度コホン、と咳払いし、離れていた手を繋ぎ合せ「次は占いでもしにいく?」と誘いの言葉を)


(/わわわ、素敵なイラストを有難う御座いますー‼︎オッサンが格好良く描かれていて脱帽ですっ。リュカの方もあんなに美麗に描いて頂けてなんとお礼を申し上げたらよいか…!妄想が捗りますっ。本当に有難う御座いますー‼︎)

  • No.415 by フラミンゴ  2018-02-10 00:01:35 



(頬に受ける甘い刺激にバツの悪さを覚えてしまうのは彼にされる指摘が正に図星であるからで、甘やかすつもりは無くともどうせならば陰ながら支えてやりたいと思うのは一種の親心に近く、とは言え彼の述べる説教の内容とて一切の間違いが無い正しい意見だと言う事も踏まえる為に言い返す言葉もぐうの音も出ない完全たる完敗で。続けられた言葉からは兄妹相手に嫉妬する彼の可愛らしさを感じてしまい、不謹慎だとは思いつつも彼の本音が愛しくてならない。「そんなコト言って、ほんとに見つけたら寂しいんじゃねぇのかヨ」くく、とからかいを含み喉を鳴らして小さく笑い。彼の情の深さも面倒見の良さも良く知るからこそ、嫉妬は嬉しくともその後の彼を思えばからかいの言葉を投げて「――俺にあれやらせろよォ。どっちか恋人連れてきたら"おめぇにウチの双子はやらねぇヨ"っていうやつ」"あ、"と閃いた碌でもない内容のそれを提案するように持ち掛ければ何処かワクワクとした雰囲気を持ちながら彼へ目を向けて。会計が終わった先に勢いを持ったハグを受ければ驚いた様子で肩を跳ね上げバッバと周囲に目を向け耳を赤くしつつグイグイと彼の頬を引き離すように手の平で押しのけ「外で辞めろっつうの!恥ずかしいだろォ」最後にはボソボソと消え入るような声量でいい年をして恋人のハグ程度で羞恥に悶えるそれが一番恥ずかしい事だと知りつつも、熱に熱くなった顔をパタパタと仰ぎ風を送って。続いた誘いの言葉に「占いっつったって、恋のまじないに興味あんのかァ?」他のアリスだろうか、占いのブースにはキャッキャとはしゃぐ少女が数名並んでおり。そんなまじない無くとも己は彼に惚れているのに、とその思いが先行してしまい「__……。効果ねぇ」独り言のように呟いたそれは、既に彼にこれ以上無く惚れていることを示す言葉で「それより、……観覧車ンとこ行こうぜ」ちらり、と視線をその方角に向ければ噂を信じる程ロマンチストじゃないが、邪な考えが無いと言うのも嘘。だからこそ彼の手をつなぐように取ってから返事を聞くより先に連れ出すように歩みを進ませて)

(/勝手にお借りしてしまい申し訳無いんです…!ギールさんの渋かっこ良さやリュカさんの端正な麗人っぷりが表現できず…!ですが気に入って頂けてとても嬉しいんですっ。是非またお借りさせて下さいませ…っ!/蹴り可)

  • No.416 by イ・テファン  2018-02-10 20:43:21 


(ボソリと零した本音はどうやら彼にまで聞こえてしまっていたらしい。その事に気付けば、失敗したとばかりに顔歪め。追い討ちのように揶揄いの言葉を掛けられては堪ったものじゃない。ガシガシと雑に髪をかきあげ、否定も出来ない言葉に反論のしようもなく、拗ねたように唇を尖らせて。「そら、寂しいのは寂しいやろうけど、んなのこれっぐらいや。其れにオレが寂しがっとったら、ふーちゃんが慰めてくれるんやろォ?」これぐらい、と称す時に親指と人差し指で数センチの間を表し、ついでに甘えるような仕草でうりうりと彼の腕に己の顔を押し付けて。ワクワク、とそんな効果音が聞こえてきそうなほど、いつになく楽しげに話す横顔を眺めつつ、その場面を想像してみてはツボったのか、アハハ!と笑い声あげて。「なん、頑固親父にでもなるつもりか?せやったら、髪も服もちゃんとセットして威厳出さなあかんなァ。俺はその隣で宥め役にでもなろか。"お父さん、少しは落ち着いてくださいな"って言うて妻役やるわ」便乗するように、ノリ良く常より高い声で女声を真似ては、よくドラマなどで見る三文芝居をしてみせて。ただ憂慮すべき点もある。愉快げに笑みの形に上がっていた口元を不意に真面目に引き結んでは、はっ!と何かに思い至ったように、深刻な表情を作って彼を見上げる。「やっぱ、無しや無し!そんなんして、双子が"ふーちゃん、カッコええ!やっぱずっとふーちゃんと居る!"的な展開になったらどうするねん!全部水の泡やわァ」はぁ、と溜め息つき片手で額を覆えば、脳裏を過ぎった不安を述べて。押し返されるように拒否されてしまえば、手の出しようもない。ぶぅ、と頬を膨らませ「最初に抱き寄せてきたん、ふーちゃんの方やん」なんて意地悪く呟いては、ツーンと顎逸らし彼と反対方向に顔を向け。占い部屋前を占拠するうら若き乙女達の列を横目に、確かにあの列に並んでまで見てもらいたいほど熱意はない。問い掛けには首を横に振り、占いは諦める、との意で肩を竦めて。導かれるままに観覧車があるエリアへと足を運ぶ。まさか彼から観覧車などと乙女チックな発現が出るとは驚いた。だがここでそれを伝えるのは得策ではない。折角勇気を出して誘ってくれたのだ、ふふ、と小さく笑っては「俺も観覧車乗りたかってん。以心伝心やなァ。一番上まで行ったら、結構遠くまで見えるやろか」己も観覧車が楽しみであることをそれとなく伝えて)

  • No.417 by フラミンゴ  2018-02-10 22:19:14 



(否定することなく素直に寂しさを認めたかと思えば、己の提案した申し出に乗りかかった上で否定をする。ノリの良い彼が相手だからこそ、己が告げたその提案にも確りと乗りかかった上で在りもしない冗談に姿を変えてみせるのだから流石と言う外無く。「あのなァ、何度も言うけどヨ。綿菓子ィ――おめぇ俺のこと過大評価しすぎ」双子から嫌われていない事は重々承知、とは言え彼が己に対して抱く感情は他の誰も持っていない。身に余り過ぎる賛辞の言葉は聊かバツの悪い羞恥に変わる。「双子が俺に懐くのは兄貴の恋人だから、__もしお前が恋人じゃ無かったら双子は俺に懐いてくれねぇヨ」額を覆いながらぼやくように告げられたその言葉にケッと肩を竦ませて小さく笑い飛ばし。返事を聞く前に足を進ませてしまったが、彼が嫌がる事無く付いて来てくれれば満更でも無く僅かに口元には笑みを浮かべ。今までならば観覧車を選び向かう住人やアリスを浮かれてんなと見る事はあれど、それを羨ましいとも思ったことは無いし、加えて言うならそうする心理や心境さえも分らなかった。現金な物で、恋人が出来て初めて浮かれる気持ちも、二人きりに成れるあの空間を選ぶのも分ってしまう。「知ってっか。観覧車の前に作られてるハートの飾り。そこに二人で行けば思いが伝わるだとか、進展するだとか。噂話が有んだぜ」見えて来た観覧車の乗り口、その目の前に有る花で作られたハートの飾りを一瞥すれば彼を此処に連れてきたもう一つの理由を説いて。「侯爵夫人に占ってもらうより、綺麗だしよっぽど良いだろ」く、と燻ぶる様に喉を鳴らしてから飾りに向けた目を正面に戻して観覧車へ乗り込んで。乗り込むギリギリにその話題を振ったのは単純に、前以て伝えれば飾りの前から動けなくなるかもしれないと危惧しての事。もっと言うならば、人前だからと我慢した彼への触れ合いも、もういい加減限界なのだと言う堪え性の無い本音で。二人乗り込めば扉を閉じて、ゆっくりと上りだす観覧車の動きを感じつつ「綿菓子ィ」トントン、と己の隣に来るように暗に示して軽く叩いて名を呼んで)

  • No.418 by イ・テファン  2018-02-11 18:56:49 


(苦虫を噛み潰したように苦々しく告げる彼、果たしてそうだろうか?と緩く首を傾げて。胸の前で両腕を組み、視線を空へ投げては「まァ、それもあるかもやけど。ここだけの話、あんなに懐くなん思わんかってん。ホンマの意味で彼奴らが大人に懐くなんレアやでェ」二人共が人懐っこいように見えて、本当は一人は重度な大人嫌いで、もう一人は早熟すぎた故に達観している。ここに来て優しくて温かな住人に触れる事で其れもなりを潜め緩和されているように感じる。その最もたる要因の一つは目の前の彼の存在が大きいだろう。「何だかんだで、ふーちゃんって優しいし。捻くれてるように見えて純粋やし。一緒におって安心できる大人なんやろなァ」彼だからこそ明かす秘密の話、ガヤガヤと賑わう周りには聞こえぬように、耳元に小声で語りかける。きっとフラミンゴにこんな事を伝えた、と知れては怒られる事間違いない。立てた人差し指を口元に当て"秘密やで?"と緩く口角を持ち上げる。観覧車が見えてくるとその高さに"おおー"と感嘆を示しつつ見上げ、続くハートの飾りに関する説明には興味を引かれて。鮮やかに咲き誇る花々で模られたハート形のオブジェクト、噂話の類が恋愛関係なのもあって何だが甘ったるい匂いまで漂ってきそうだ。彼の危惧は的中、思わず立ち止まりそうになった足は、手を引っ張られ観覧車内に乗り込んでしまう事で阻止される。未練たらしく数秒窓に張り付きオブジェクトがあった方向に視線をやるも、彼からの魔法の言葉でそれも明後日の方向に。尻尾があれば引き千切れんばかりに振っていただろう、呼ばれるままに彼の隣に大人しく腰を落ち着けて。「占いよりこっちのんがよっぽとええ言う割りには、ぜんぜん俺にそれ見せてくれんかったやん。いけずやなァ」拗ねたような口振りで詰りはするも、仕草は隣の彼の肩に頭を摩りつけ甘えるといった反対のもの。きゅ、と相手の指に指を絡め緩く握る。思えばこちらの世界に来てから怖いぐらいに充実している。「なんや、もうこっち来て結構経つよなァ。最近、最初っからこの国で産まれて生きて来たんちゃうかって錯覚しそうになる」観覧車の窓から見えるこの国、先の見えぬ広大な土地が広がり、未だ見ぬ場所が色々ある事を実感する。此処とは違う所から来たなど、最早違和感を感じぬほど馴染んでしまった今、夢物語のようだ。ぼんやり外を眺めながら、ポソリと胸の内を零して)

  • No.419 by フラミンゴ  2018-02-12 11:20:12 



___~、(正味、子供所か他者との交流が得意とは言えない。ある程度見知った人物で無ければ自ら話しに出向く事も、出向いたとしてその話が面白いとも言えない己からすれば、人懐っこく逆に人から好かれる要素を兼ねた彼等は眩いほどに真逆の存在と捉えていて。今一、彼の告げる真意に辿り着けず眉間の皺ばかりを強めていれば、そんな思いは耳元にて囁くように伝えられた己の解説により考えて等いられないと姿を掻き消して。カッと顔に熱を持たせ、そんな顔を隠すべく筋張る手の平を顔の下半分を覆う様に被せて「__そうなったの、お前と会ったから。」今までと言えば数多くいる住人に愛想の一つ持たず、それでも目を掛けてくれるドードー鳥くらいが交流相手。それが今では、彼を連れて何処かへ出向く度に一人また一人と接点を持つ住人が増え、都度"変わった"と言われる始末。口元に当てていた手を後頭部に宛がえば項の辺りをガシガシと力強く掻いてから「……お前が来たばかりの頃の俺、最低なのによく付き合ったなァ」つい零れるように呟いたのは紛れぬ本音、彼が切欠で変わったと言う事は裏返せば彼は最悪だったころの己を知っている。自他共に良い奴とは言えない過去を想えば尚更その思いは強まって。案の定引き連れなければあのまま飾の前から動けなくなっていたかもしれない、拗ねた言葉が余計にその思いを強ませて、彼の言い分はごもっともだが、それでも囲われるように二人きりのスペースと肩や手の平を通じて感じる彼の体温を欲してしまったのだから仕方がない。大人げなくとも欲に負けた事を開き直り、緩く握られる手を力強く握り返して。感慨深いと思い出に耽るその言葉に耳を傾ければ「――なァ。もう少しで一年だろ」釣られるように脳内を巡るのは彼と出会ってから楽しすぎてあっという間に過ぎて行った日々で、「俺、家事とか出来ねぇし、苦労掛けると思うんだけどヨ。そろそろ……~~、っんつうか。」彼にプロポーズをしてから考えていた、独り善がりなら如何しようかと伝えられなかった言葉をモゴモゴと口籠りながら「二人で暮らしませんか、ッ」顔をこれでもかと背けてしまうのは込み上げる羞恥に勝てないからで、今まで遊園地を出て暮らしたことが無いが、彼と一緒ならばなんとかなるとそんな気がしている。慣れ親しんだ暮らしも勿論魅力的だが、彼を独り占めしたいと言う思いが無い程枯れて無い。断られるのを怖がってか、背けていた顔を彼に向ければ取り繕う様に返事を聞くより先に「今すぐじゃねぇぞ。場所とか、一緒に考えようと思ってたし、何が何でもっつう訳じゃねぇケド」緊張が走れば比例するように口は饒舌となり、少しずつ高さをます観覧車の中で景色だけは何処までも優雅に綺麗なまま、その景色を楽しむ余裕も無く彼へ目を向けて)

  • No.420 by イ・テファン  2018-02-12 17:22:30 


(己と出逢ったから変わったというのか。そんな自覚はなく、彼の横顔をマジマジと見詰める。あの頃から色褪せることのない柔らかなピンクの髪色が、ふわりと彼の輪郭を覆っている。相手の言葉を切欠に、少しばかり記憶の海を漁り、過去を遡って。鮮やかな薔薇が咲き誇る中、一人淡いピンクを纏い、暖かな陽光と共に流れゆく微風に掻き消えてしまうのではないか、と心配を抱いていた事は懐かしい思い出だ。「うーん、そう言われてもなァ。会った時から、なんや可愛えらしい奴やな、とは思たけど。ふーちゃんは初めから優しかったで?これまた分かりにくい優しさやったけど、そこがまた何とも言えん良さって言うか」最低などと、思った事はない。むしろ、初めに彼に出逢えて良かった。他のアリスに盗られてしまえば今頃後悔しても後悔しきれない。要は殆ど一目惚れ。カラカラ、と彼が照れてしまいそうな甘い言葉を揶揄い混じりに告げつつ、最初から好意を持っていた事をそれとなくアピールし。一年、そのワードに、もうそんなに月日が流れたか、と感慨深く深く息を吐き出す。だが物思いに耽っている暇を彼は与えてくれず。モゴモゴと口籠り、言いづらそうな言葉たちを聴き流さないよう耳を澄ましていれば、予想外の提案が。かなりの衝撃と共に、刹那周りの音が消える。意味をじわじわと理解してくると、喜色に顔は染まる。「ふーちゃん、それホンマ!?勿論っ、断るわけないやん」無駄な沈黙が相手に不安を与えぬよう矢継ぎ早に一先ずそれだけを伝え。逸らされた瞳をこちらに向けるべく、両手で彼の頬を包み顔をこちらに向けさせては、こつりと額同士を合わせ。「楽しみやなァ。二人で家具見に行って、俺らだけの家にしよ。場所は閑静で静かな所がええかな?」これではどちらが先走っているか分からない。だがこれから描く幸せな未来の予想図は留まるところを知らず、口から溢れていく。ゆっくりと登っていく観覧車、小さな密室は居心地がよく。そろそろ天辺に差し掛かるところか、在り来たりな噂話を信じて、というよりは周りの目を気にする彼を慮って、一番上、左右に他の観覧車が見当たらない頂上にてそっと唇を合わせる。「…先ずは籍入れな、な?」ニィ、と口角を持ち上げては流石にベタ過ぎたか、と少しばかり照れたように目元を染めて)

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