ペラペラの紙 2017-03-29 01:55:49 |
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>ルイン様
…本当に喉笛を噛み切っておけば良かったかもしれませんね
(足取りも問題なく立ち上がる主人に少しだけ安心したのはきっと自分が執事だからだろう。どちらが飼われているかわからない、その関係を確か人間は依存と呼んでいたような…それが悪い事だとは微塵も思えない犬はやはり人間ではないのか。こちらへ意地悪な視線を寄越す主人に珍しくも不満げに眉を寄せ、上記を憎々しげに。しかしながら、行動だけは忠実に部屋の扉へと向かえばソレを開き…ふいに思い出したように自分の首筋に手を触れさせた後)
…扉に追い込み食事を迫るような、何処かの悪食な御主人様とは違いますから。シーツは大目に見てくださいませ
>シャーリィサ様
…そうですね、逝って待つのも、残されるのも、自身の先を思い知らされながら死を待つのも全て憐れですから
(上品な所作で食事を始める主人に、その形の整った唇の奥に牙があることを忘れてしまいそうになる。紅茶の香りもご満足いただけたようだ。盆が光を弾かないように携えたまま、自分に主人に仇なす太陽すらも落とす力があったならと…そうなっては食材の確保に困るのだが。自分には別に害にはならないが、それでも眩しい陽の下を歩けるようなナリはしていない自覚もある分…きっと根っこから人間とは違うのだと思う。ただ、じっと主人の傍に立ち、忠犬のように次の命令を待ちながら)
火傷は存外痛いものですから、そうなる前にお部屋に戻りましょう…新しい本もご用意致します
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