ペラペラの紙 2017-03-29 01:55:49 |
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>シャーリィサ
ああ……少し分かる気がするな。俺も気が付けば空腹になっている時がよくあるよ
(彼女のしみじみとした言葉に思わずうんうんと頷いて。彼女とは何か通ずるところがありそうだ、と勝手に思い込んでの肯定。自分もよく寝過ごして食事を食べ損ねてしまう…2、3日寝ていることだってざらにある。そういう時は空腹で目が覚めることが多い。自力で、かつ健康的に起きることさえままならない怠けた身体を起こしてくれるのは他ならぬこの屋敷に住まう者達。彼女もまた、自分に良い刺激を与えてくれる存在になりそうだ)
それはいい、早速見に行こうか。…ところで、シャーリィサ嬢。ふと気になったのだけれど、外に行くことを疎わない君は吸血鬼ではないのかな?
>シロ
コーヒーで応えてくれるとは洒落ているね。お前が想う愛の分だけ砂糖を入れてくれるのかな。
(自分にとっては眠気覚ましに飲むコーヒーも、そのコーヒーを丁寧に淹れてくれる使用人もどちらも大事だ。そんな使用人がこれまた丁寧に腰を低くして囁いた言葉の、なんと甘美なことか。…ああ、堪らない。自分の顔が喜色に滲むのが分かる。どの程度かは定かではないが少々気を抜き過ぎだろうか。先程まで締め付けられるようだった胸の奥が解放され、満たされていくような感覚は悪くない。撫でられていた手を今度はこちらが下から掬い上げるように掴もうと指を滑らせ、それができたなら今度は爪の伸びた指先に唇を落とそうか)
…では、俺はそんな執事と狼の主人であり続けることを誓おう。お前を逃がさず、ずっと傍に置いて可愛がろう、シロ。
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