ただいま食事中につき

ただいま食事中につき

ペラペラの紙  2017-03-29 01:55:49 
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「…立ち入りはご遠慮ください?」

月明かりも差し込まぬ廊下は蝋燭の小さな炎が辛うじて照らす
鍵のかかった部屋の前、そう書かれた紙が一枚ぺらりと食堂を兼ねたその部屋へと続く扉に貼られていた

※吸血鬼ネタ注意
※3L可注意

(レス禁)

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  • No.846 by シロ  2019-05-27 00:20:16 

>ルイン様

(背に這う手も思考回路を溶かすような甘い声。許可がおりた瞬間に頭の中でタチの悪い狼が囁いた言葉は、食い荒らしてしまえ、で。がぶり、と音が出そうな程に深く噛み付こうとしたのは主人の動脈。冷たくて、大切な、御主人様の…必死に噛みちぎらないようにと耐える指先は手袋を破った爪がシーツを破いて、耐える必要など無いと燕尾服の下で滅多に出すことの無い尾が揺れ。食べなれた人間とは違う、冷たくて甘い血肉、多幸感と…頭が白く塗り潰される感覚に気が付いた。これは、味見してはいけない毒、おかしくなる。口を離そうとしても言うことをきかない身体は確実にもっとと強請っていて、理性は「御主人様、突き飛ばして、助けて、壊れてしまう」とその言葉を並べたいのに毒のように舌先が痺れて)
ごしゅ、あ゛…ぐ、あ

  • No.847 by ルイン  2019-05-27 00:42:21 

>シロ
ぐッ、…ぅ、
(首元から脳天へ走る痛みに思わず顔を歪ませ、背中に回していた手には力が入り、少し丸くなった背に爪を立てて痛みに耐え。無意識に足先にも力が入ってしまった。ある程度痛みがくると構えてはいたものの、痛みが軽減されるようなことはなく。普段吸血鬼たちに食糧とされている獲物達は皆こんな痛みに耐えているのだろうか。そんなことをぼんやりと考えていると、何やら呼ばれたようなそうでないような声が聞こえてきた。どうしたものかと相手の顔を見ようとするが、首元に噛みつかれているためか思うように頭が動かず。)
はッ、痛……シロ、どうしたの…?

  • No.848 by シロ  2019-05-27 01:06:25 

>ルイン様
(服越しとはいえ背に爪が刺さる感触、自分の下で主人が苦しんでいるというのにその原因が自分なのだから…それすらも興奮材料になるなど知りたくはなかった。音がしてシーツが裂ける感触に一瞬ぎちっと噛みちぎりそうに口に力が入り…主人を本当に食い荒らしかねないなんて。無理矢理身体を動かして牙を離したのは理性、もっと欲しいと傷口に痺れた舌を這わせたのは本能…懺悔も少し。どうしたの、その言葉で麻痺した身体に気付かれていないのならば、このまま…この異変は自分だけの秘密にして、今までのように従順な犬として、毒に侵されたことを全て闇に葬って…そんなことを考えながら噛み跡を舐めて口付けて、血を止めようと。尾を垂らしたまま、ちらりと横目で主人を見遣っては返事をせずに目を伏せて)

  • No.849 by ルイン  2019-05-27 07:38:35 

>シロ
(首元から聞こえる肉を潰すような音。耳元からは びり、と布を裂くような音と、互いの呼吸音。全ての音が頭の中に響いて、くらくらしてくる。噛まれた箇所が熱を持ち始め、肉を刺していた牙が離れた次に舌の感触がすれば不本意にも声を漏らして肩を揺らし。この狼の牙には毒でも塗られていただろうか、それともただの錯覚なのか──。ふわふわと心地良ささえ感じ始めた頃、まるで幼子をあやすように狼の頭を撫でようと手を滑らせ、反対に離れてほしくないと強い衝動に駆られ背に回していた手で抱き寄せ)
…シロ…もう、いいのかい?

  • No.850 by シロ  2019-05-27 10:16:31 

>ルイン様

(指先から足先まで痺れた感覚、自分の下で生きているのはいつもならば転がっているのは屍だ。鼓膜を揺らす甘い声に返事をしようと口を開くも…今の舌では上手く返事ができないだろう。頭に触れた手と、逃げることなく近付いた距離に…言葉が無理ならば態度で。血のついた口元を自分の指先で拭うと、互いの鼻先を擦り寄せるように顔を近付け、尾で主人の脚を撫で…鳴くように喉を鳴らし。満足です、御主人様…これ以上その血肉を口にしていたら、きっと仕事も出来ない程に依存して地下牢にでも繋がれていただろう)

  • No.851 by ルイン  2019-05-27 12:52:33 

>シロ
(先程から彼女は声を発さない。どうしたものかと思っていればふと脚に感じるくすぐったさと、喉から聞こえる獣の声。鼻と鼻が擦れればくすぐったいと目をつぶり。どうやら満足したらしい。よく飼い慣らされた犬が主人に甘える時のようなその態度に気を良くしては口元には笑みを浮かべて。いつのまにか落ち着きを取り戻してきた呼吸のリズムに合わせるように、狼の頭を撫でていた手を今度はぽんぽんとたたいて)
…返事が出来なくなる程美味だった、ということかな?

  • No.852 by シロ  2019-05-27 13:50:07 

>ルイン様

(食べられていたというのに、随分と余裕そうに笑うものだ…狼として、そんなことを思った。触れていた低い体温から離れるように腕を伸ばして、再度見下ろすように覆い被さったまま質問に緩く頷けば、自分の唇を舐め目を細めて。美味しかった、それは事実だ。可能であればすべて食べ尽くしてしまいたいほどに…その代償に身体が毒のような痺れに麻痺しても。爪をしまい、尾をしまい、執事の姿を取り戻そうとしながら、言葉を絞り出し…少しばかり普段より舌足らずだが)
ごしゅじん、さま…どうしましょう。貴方様の匂いも味も、舌触りも覚えてしまった_仕事が手につかなくなりそうです

  • No.853 by ルイン  2019-05-27 20:18:27 


>シロ
おや、困ったな。仕事ができないなら主人に可愛がられるだけの犬になるかい?
(主人の味を占めた犬に何重もの首輪が付いている様を想像しては思わず目を細めて。犬のように首輪をつけて、躾をして、甘やかす。それも悪くない。…なんて言ったら、彼女は喜ぶのだろうか。頭にやっていた手を滑らせて頬を撫でてやれば、種族の差を主張するかのような体温の差を直に感じとり。相手の体温がとても高く感じるのは、少なからず血を抜かれているせいだろうか)
…たまにはいいんじゃないかな。仕事のことは忘れて、余韻に浸っても。

  • No.854 by シロ  2019-05-27 21:21:18 

>ルイン様

_可愛がることに飽きたならば、捨ててしまうのでしょう?
(たった一言。カチリと首に巻かれた鎖が依存の意味を持ち、重くのしかかった錯覚すら覚えるほどに犬という言葉が現実味を帯びて身体を縛り。それも素敵かもしれない、主人の望むままに動き忠義を尽くすという面では今と変わらないのだ…それに飴が追加されるのは酷く魅力的。頬を撫でる指先と、甘やかすような言葉に目を細めて小さく喉を鳴らして笑ってから上記を紡ぎ。「食べられた後の倦怠感は身を持って理解しております。狼と遊ぶよりも、今はこの狼を好きにお使いください。何なりと、人間を狩ることもお任せを」、少しずつ元の喋り方に戻れば、冷たく触れる指先に擦り寄り_甘やかされ、動けなくなった後、冷たい雨の降る外や、冷たい地下へ捨てられることが怖いのは犬の性だろうか)

  • No.855 by ルイン  2019-05-27 21:50:03 

>シロ
こんなに愛らしい犬を捨てるのは惜しい。それに、俺が死ぬまでそばに居ると言ったのはお前だよ、シロ。
(彼女は見捨てられることを酷く怖がっているように思う。それが何故なのかは吸血鬼である自分には理解できない。物理的に離れることが嫌なのか、見捨てられるというその事実が嫌なのか…ともあれ、自分からこの狼を手放すことはまず有り得ないだろう。いつの日か零した言葉に、最期の時までこの忠実な狼が傍に居ると誓ったのだから。ふいに重たく感じた手をベッドへ沈めれば、いつものように振舞ってみせる使用人に甘えようかと脱力して。)
では、もう少し俺の話し相手になってくれ。口が回るようになってきたのなら、是非とも主人の血肉の感想でも聞かせてほしいな。

  • No.856 by シロ  2019-05-27 22:07:57 

>ルイン様
…悪趣味な御主人様。それはもう、美味しいものでした。思考を真っ白にして、このまま全てを食い荒らしてしまえたらと思うほどに_毒のように
(そう、命が続く限り永遠に…主人と共にいると誓ったのはこの自分だ。執事としての、自分だ…だからこそ、ただの犬に用はないと言われることに怯えるのも自覚している。揺れたスプリングに、自身の身体をベッドから下ろそうと身を起こせば聞こえた言葉に膝立ちのまま応えて。穴の空いたシーツと、首に執事のつけた跡を持つ主人…官能的で困る。「まだ、ここに味が残っておりますが…お食べになりますか?」と自身の口を穴の空いた手袋に覆われた指先で指し示しては、冗談か本気か、意地の悪い笑みを浮かべたまま不安定に片足をベッドから下ろし)

  • No.857 by ルイン  2019-05-27 22:26:19 

>シロ
美味しい毒とは…ならば、俺の血肉はお前の身体を蝕んでしまったかもしれないね。
(自分の血はどうやら狼である彼女にとっては毒であったらしい。もっと食わせておけばどろどろに溶けた彼女を見ることができただろうか、なんてことを考え。この狼にとって己の血肉を与えることは果たして褒美か、仕置か。いつか気が向いた時には、いっそ脳髄が溶けるまで血肉を貪らせてそれを見るのも面白いかもしれない。一切の理性や思考を捨てて、獣の本能を剥き出しにした狼の姿を──。ふと身体を起こして意地の悪い笑みと言葉を放つ相手を見れば、ああ、いつものシロだ、と。小突いてやりたくなるような、しかし憎みきれないその笑みにこちらも挑発的な言葉を返し)
へぇ…そう。動けない主人に口移しでその味を教えてくれるのかな?

  • No.858 by シロ  2019-05-27 22:53:20 

>ルイン様

ええ、勿論_
(破れた手袋は床の上へ捨て、両足をベッドから下ろし、片膝を立て跪けば見下ろしていた目線も同じ高さに揃え…言葉を並べ、同じだけの挑発を返す主人に鼻先が触れるほどに顔を寄せるも、触れることはなく、ゆったりと目元を三日月に歪め。身体を蝕んだ毒は今も身体の中に、血肉となり半永久的に這い回り、きっと少しずつ侵食していくのだろう。そうなってしまったら…この主人に息の根を止めてもらおうか。愛でてもらいながら苦しみに溺れて散る最期も、冷たい手に撫でられながらなら悪くない。「御主人様が望むならば、ご存知の通り血肉すらも喜んで捧げますが…御主人様の種族はこの行為に意味を見出しますか?」、そう尋ねて手袋を外した指先で触れようとしたのは、きっと自分よりも冷たいであろう主人の唇で。明らかな挑発、互いに初心ではないだろうが…それはそれ、)

  • No.859 by 匿名さん  2019-05-27 23:15:39 

(/何とも素敵な絡みの最中に失礼致します!参加希望ですがまだ参加者は受け付けておりますでしょうか?吸血鬼の主人で参加したく思います……!)

  • No.860 by ペラペラの紙  2019-05-27 23:24:43 

>859
(/御閲覧いただき誠にありがとうございます!シロ背後のペラペラの紙と申します。この度の参加希望重ねて御礼申し上げます!住人はいつでも募集しておりますので…>>1をご確認頂き、大丈夫なようでしたらプロフィールをご提出頂ければと思います…シロもペラペラの紙も心よりお待ち申し上げます)

  • No.861 by ルイン  2019-05-27 23:32:48 

>シロ
意味ある行為だ、少なくとも俺はそう思っているよ。
(毒であればそれはいずれ狼の身体を蝕み、中毒性さえ生み出すかもしない。腹を空かせた獣らしくこの血肉を再び求めてくる日が訪れるのだろうか…。そんな考えを巡らせているうちに体勢を変えた使用人の方へ重い身体を向ければ、両手も行儀よく自身の胸の前に持ってきて。ぐっと使用人の顔が近付いたと思えば緩やかに、それでいて鋭く細められた目にぞくりとした何かが背筋を駆け抜けるのを感じ。全く、随分な表情をするものだ。つられるようにこちらもゆるりと口元に弧を描いて見せれば、上記述べて)

  • No.862 by シロ  2019-05-27 23:58:06 

>ルイン様
_では、控えておきましょうか。味見とはいえ、執事と主人が交わす意味のある口付けは…狼の首を絞めるものかも解りませんから
(このまま目の前の形のいい唇に噛み付いて、その奥に隠れた舌に牙を立ててしまえば再びあの味を堪能出来るのだろうか…そんなことを思いつつも、挑発的に緩んだ口元を視界の端で捉えれば、身を引くように顔と身体を離して。意味のある行為を重ねれば、その分首輪はきつく締まっていく…一方的に捨てられるのは怖い、こうして距離を取れるうちはまだ逃げられる…と、時折考えてしまうのはその実タイをしただけの野良犬だからか。「その傷、目立ちますから暫くは人目に触れない服が必要かもしれませんね」と何処か嘲るような声が出たのは、自分のせいとはいえ気だるげな主人に少し気分が良くなってしまったから)

  • No.863 by 859の匿名さん  2019-05-28 02:36:48 

名前→シャーリィサ・カリーナ
性別→女
種族→吸血鬼
地位→主人

容姿→10代後半、もしくは20代前半の見た目をしており、身長は154cmとやや小柄で、真珠色の滑らかな肌。ふくらはぎまである青紫に白を混ぜこんだような薄紫の長い髪は艶やかな光沢を放っており、光の加減で色合いが変化する。前髪は眉にかかる長さで切り揃えられている。ぱっちりとした猫目は淡い青紫の瞳を持ち、此方も光の加減で色合いが変わって見える。
服装は全体的に青が基調で、髪より濃い色の青紫色のAラインシフォンドレスを着ており、腰を青いリボンで絞っている。時折フラワーモチーフのレースケープを羽織ることも。パンプスは腰のリボンと同じような青で、くるぶし丈の白いソックスを履いている。

性格→見目はおよそ吸血鬼らしからぬ淑やかさだが、それに反して性格はやや気まぐれで冷徹。協調性はあることにはあるが、自分が面白いと思うこと優先。読書中は何があってもその場から動くことはなくとてつもない集中力を発揮しているが、周囲の話はちゃんと聞いて理解する。また、正当な理由なくして読書を強制中断されることを何よりも嫌う。機嫌を損ねることはあまりないが、前述の行為をされると苛立ちを越して激怒になる可能性がある。

備考→お嬢様口調。一人称は「私」、二人称は「貴方・名前」。食事は吸血行為が大半で、特に喜びや悦楽の感情を抱いている者の血液を好む。人間の食事も味に彩りはあるため、出されれば好き嫌いなく食べる。捕食本能が強いために恋愛感情にはそこそこ疎く、人間の恋愛行動には興味はあるもののそんなに良いものなのかと疑問を抱いている。
読書の他には自然が好きで、屋敷内に姿が見えなければ庭園や花園にいたりする。

(/pf完成いたしました、不備がなければ絡み文を投下させていただきます!)

  • No.864 by ルイン  2019-05-28 07:42:04 

>シロ
──そうだね、
(味見のことか、首元の痕のことに答えたのかは自分でも分からない。弧を描いていた口元は、彼女が離れていくにつれて力が抜けたように消えていき。ああ、惜しい。率直にそう思ってしまった。その行為は意味があるもの、そう答えたことに嘘はない。しかし、そうであることを解っていたうえで良しとしたのは、──自分は一体何を期待していたのだろうか。思考することを止めようと身体を起こし、はだけさせていた襟元のボタンを閉め。何となく、彼女の顔を見ることはできず、もしかしたら顔を背けているように見えてしまったかもしれない。…一度頭を冷やそう。コーヒーでも飲めば少しは冴えるかもしれない)
…シロ、調子が戻ったらコーヒーを淹れてきてくれるかな。ミルクも砂糖も要らない

  • No.865 by シロ  2019-05-28 13:03:25 

>シャーリィサ様
(/この度は素敵な娘様を当屋敷にお迎えさせていただけること、心より嬉しく思います!不備など御座いません、どうぞ宜しくお願い致します…では、引き続き絡み文をお待ち申し上げます!)

>ルイン様
_畏まりました。すぐにお持ち致します
(立ち上がりつつ、ふいに捉えた双眸は、落胆の色を含んでいた。その事実に驚いたのは、目の前の主人がその行為を拒絶するつもりがなかったのだと知ったからだ。随分と、執事としても、犬としても踏み込むことが許されたものだ。あまり近付いては食われると、習わなかったのだろうか?狼は狡賢いと。普段通りを装う主人、その冷たい手に手袋を嵌めていない自分の手を伸ばし掬うように触れようとすれば「最後に…貴方様が望むのなら、私は命でさえも捧げます。お忘れではないでしょう?命令してくだされば、それで良いのです」、その冷たい手の甲に、唇を落とすように顔を伏せ)

  • No.866 by シャーリィサ  2019-05-28 14:14:25 

(/ペラペラの紙様、確認および参加許可ありがとうございます!!ロールに自信はありませんが、今いらっしゃるお方のロル回しを参考にさせていただきます……!ペラペラの紙様は大事に栞にして本に挟んでおきますね!!((()

>All
……あら、今、何時かしら
(目を落としていた書物の最後の頁をぱたりと閉ざし、窓から差し込む光に目を細めては首を傾げる。はて、自分はいつから本を読み通しだったのだろうか──手元にある分厚い書物の背表紙には、9と書かれており、それが9巻目であることを示している。中々長編だった割りにあまり余韻がないのは、それが人間の恋愛模様を描いた話だったからか。やはり人間はよくわからない──そんなことよりも、時間だ。いつから本を読み通しだったのか、自分の部屋では分からない以上は誰かを探して聞いてみるしかない。かけていたレースケープを羽織って廊下に出ると、さらりさらりと髪を流して左右を見渡して。適当な方向に歩き出し)
誰か居ないかしら。少なくともとても長い時間、読んでいたのね……お腹が空いたわ。

  • No.867 by シロ  2019-05-28 17:33:31 

>シャーリィサ様

(何時からか、本の虫…というよりは、本の姫とでも形容した方が的確かもしれない主人の姿が見えなかった。しかし、それはあくまでも日常の切れ端であり驚くべきことでもなく…どちらかといえば、声をかけてしまう方が問題がある。ふいに揺れた空気に執事室にいた犬は顔を上げ、手元の書類を片付けてから廊下へ…その先に見えた主人はどうやら読書を終えたらしい。ゆったりとした所作でそちらへと歩を進めては、片手は胸元へ、軽く頭を下げ)
_読書はもうよろしいのですか、御主人様?軽食でしたらすぐにお持ちできますが

(/いえいえとても素敵なロルにペラペラの紙はしおしおでございます!今ならティッシュに転生できます!本にも喜んで挟まれましょうぞ!(?)どうぞ、ごゆっくりお楽しみいただければ幸いです。よろしくお願い致します/蹴)

  • No.868 by ルイン  2019-05-28 20:20:04 

>シロ
(正した襟元を撫で付けるのは、心を落ち着かせようとする心理からか。主人と使用人の関係、捕食者と提供者の関係。それで充分であるはず…と、そこまで考えたところでふと手を取られ、手の甲に寄せられた唇。頬やら耳やらにぶわりと熱が集まってくる感覚に目を見開いて…どうしてこんなにも心を掻き乱されなくてはいけないのか。相手の手を引き寄せては、滑らかな肌の手首に唇で触れて。もしかしたら少々強引になってしまったかもしれないが、そんなことを考慮する頭などなく)
…命令では意味が無いんだよ。分かるかい、シロ

>シャーリィサ
(睡眠のリズムが崩れて想定外の時間に起きるのは日常茶飯事。この日も例外ではなかった。太陽が登っている時間に起きるとどうにも頭が働かなくて困る。カーテンで外の一切の光源が絶たれた部屋から一歩出ると、廊下の明るさから今が夜ではないことを知り。…眩しい。ただただそう思って目を細めて周囲を見渡すと、丁度誰かがこちらへ歩いてきているようで。見慣れない姿だが、淡い紫色の髪が光を反射して輝いているように見えて美しい…しかし、それもまた自分の瞳孔には刺激が強いようで)
…やあ、こんにちは。これはこれは美しい髪を持ったお嬢様だ

(/はじめまして、ルイン(>>17)背後の者です!素敵な吸血鬼のお嬢様に心踊っております…!不束者ですが、どうぞよろしくお願いします)

  • No.869 by シャーリィサ  2019-05-28 20:33:48 

>シロ

あら、シロ。ええ、お願いするわね
(普段通り変わりのない彼女の姿に、幾ばくか静けさからくる不安が解消されたように感じてほうと息をつく。読み耽っている間はさして気にもならないが、別のことに目を向けていると気にはなるものだ。ともあれ、食事である。いつもなら血の美味を所望するところではあったが、先程人間の小説を読み終えたからか牙よりも舌先が疼く。どちらにせよ彼女の用意するものならば美味であることに変わりはないが。「人間の食事でお願いね」緩やかな笑みで告げるその様は、一見すれば普通の令嬢にしか見えず)

  • No.870 by シャーリィサ  2019-05-28 20:51:04 

>ルイン

……あら、初めましてかしら
(光が射しているとはいえ、この廊下は暗い。ちょうど影になっている辺りからするりと現れた彼に対して驚きを隠せず、目を丸くして。次いでよくよく目を凝らせば、ちょうどそこに扉があり……そこから現れたのだと得心した。私は彼と会ったことがあっただろうか、長くもないがあまり短くもない生活の記憶に思考を巡らせれば──本、本、時折薔薇園である。これでは一度も遭遇していないのも当たり前かもしれない。ならばとドレスの裾を摘まみ、人間の淑女のように笑みを浮かべ腰を落としてお辞儀をしてみせて)
シャーリィサよ。よろしくお願いするわ

(/ルイン様の背後様、此方こそよろしくお願いします!初の中~ロル回しで不馴れですがどうかご容赦くださいませ……!)

  • No.871 by シロ  2019-05-28 21:13:03 

>ルイン様
_そうですね、言い方を変えましょうか
(唇に触れた熱はやはり冷たくて、先程まで噛み付いていた首筋と同じだけの熱量のはずがやけに心地良いのだから困ってしまう。ふいに取られた手には咄嗟にバランスを取ろうとベッドに片手を預け、冷たく触れることを辞めたはずの唇が手首に触れれば…一瞬息を止め。手首への口付けは欲望だったか、人間の作った意味もない意味だとしても、それはとても甘美な響きだ。ギシリとベッドのスプリングを軋ませて、執事は意地悪な一手を迫り)
強請って下さい、執事である私に。欲しいものがあると…命令に従うのが執事ならば、自らの意思で施しを与えるのはただの狼でありましょう。

>シャーリィサ様
畏まりました…どちらへお持ち致しましょう?
(ふわり、花が咲くように微笑むのは吸血鬼。纏う空気が冷たいのは共通か…口から飛び出した「人間の食事」という単語が異質な響きを含むのも仕方の無いこと。緩く首を傾け、メニューを頭の中で組み立てながら場所を問い_広間は綺麗にしてある、主人の部屋も同様に…しかし、気候も涼しいことを思えば中庭もいいかもしれない。「本日は、フレンチトーストでいかがでしょうか?飲み物は、新しいダージリンが届きましたが…」と目元を細めつつ言葉を紡いだのは、血ではなく人間の食事を所望した主人が何処か本物の人間のように見えたから)

  • No.872 by シャーリィサ  2019-05-28 22:31:50 

>シロ

そうねぇ……中庭にしようかしら。ダージリンを淹れてくれるのなら、今日は花のあまり咲いてない所が良いわね……。
(どこへと問われてチラリと窓に視線をやる。日差しはあるものの邸内が涼しいことを考えれば、木々の葉がそよ風に浚われて微かに揺れている外も涼しいことだろう。花々に囲まれての食事を想像するが、ダージリンと聞いてそれもすぐに撤回した。確かあの茶葉はとても香り高いと読んだ覚えがある。花の香りに埋もれさせて香りを楽しまないのは損だろうと──思考があまりにも吸血鬼らしくなくて、思わず口元に手を当ててくつくつと笑みを浮かべてしまった)

  • No.873 by ルイン  2019-05-28 23:10:56 

>シャーリィサ
(見慣れない彼女の挨拶はドレスの裾をひらりと広げながらお辞儀をするその所作が上品で美しい。流れるようなその動作は日頃から行っているのだろうか。ならばこちらも、と胸の前に手を置き頭を少しばかり下げて挨拶を。)
シャーリィサ嬢、はじめまして。俺はルインという。…ところで、どこかに出向くところだったかな? もし呼び止めてしまったのなら申し訳ない。


>シロ
そうやって、お前は主人に向かって意地の悪いことを言うんだね…
(この狼は意地が悪い。今に始まったことではないにしろ、意地が悪いのだ。思わず子供みたいに口をきゅっと結んで目元を歪ませ…顔が熱い。耳も首も熱い。悔しい、欲しい。そんな理性の欠けらも無いような言葉ばかり浮かんできて、胸の奥が誰かに握られているかのように締め付けられる。己はなんて欲の深い、浅ましい吸血鬼だろうか。無意識のうちに掴んでいた手首を強く握り、空いた手はシーツを掻き集めるようにして。喉の奥から絞り出したような声は、自分でも驚く程必死だ)
俺は存外欲が深い吸血鬼みたいだ。執事のシロも、狼のシロも…どちらも欲しい。お前が欲しくてたまらないんだ、だって、こんなにも胸が苦しくなる…!

  • No.874 by 吸血鬼おじさん  2019-05-28 23:12:47 

(/こんばんは。初めまして。血生臭い、素敵な香りに誘われて…。よろしかったら吸血鬼の男で参加させていただきたいです。)

  • No.875 by シロ  2019-05-28 23:23:00 

>シャーリィサ様
_とても、人間のようで御座いますよ御主人様。香りを愛で、色を愛し、儚いものへ同情を寄せるのは哀れな人間の行為に近しいかと
(シャンパンに例えられるほどに高貴な香りを持つ紅茶、人間のように香りを愛でる趣味が吸血鬼に無いと思ったことは無いが…少なくとも、血の匂いよりは興味が無いものだろうと思っていて。人間の食事、人間の飲み物、人間のような感性を覚える主人は小説から出てきた人間のようで好ましい。小さく笑みを浮かべる主人に恭しく頭を下げては「すぐにお持ち致します、どうぞお待ちくださいませ」と一言…中庭だろうと、何処であろうと、嗅覚があれば料理が冷める前に見つけ出し運ぶことなど造作もない。今はただ、この人間のような人間ではない主人が何処を選ぶのかをゲームのように楽しみつつ目を細め)

  • No.876 by ペラペラの紙  2019-05-28 23:24:53 

>874
(/このような屋敷に興味を持っていただき誠にありがとうございます、シロ背後のペラペラの紙にございます。住人はいつでも募集しております故、ぜひ…>>1をご確認頂き、問題など無いようでしたらプロフィール、絡み文をご提出いただければと思います!)

  • No.877 by シャーリィサ  2019-05-28 23:33:30 

>ルイン

ルイン。そう呼ばせていただくわね。少し読書に集中しすぎてしまって、誰かいないか探していただけなの。随分と静かで……
(頷いて告げられた名を反芻し、頬に手を当てくるりと振り返って来た道に視線を向ける。言葉を一旦止めれば、廊下には静寂のみが舞い降りて、他者の気配はないように思えた。ね?とでも言うように小首を傾げ、それから眩しげに細められた彼の瞳をじっと眺める。どこか彼がぼうっとしているような気がして、きっと自分と同じく今活動を始めたばかりなのだろうと思い)
私は少し庭園を歩く予定だけれど。貴方はどこに行こうとしてたの?

  • No.878 by シロ  2019-05-28 23:43:51 

>ルイン様
まったく、御主人様は本当に強欲でいらっしゃる_この狼を欲で縛るというのなら、嫌がらせに離れて差し上げましょう
(普段から冷たい色をしている肌に紅がさす、それがどんなに狼の汚い欲を満たしたかは言及せずにおこう。骨が軋みそうな力に、きっと手首に指の痕が残ったことだろうと他人事のように考えては…手械も悪くは無いと悪趣味な思考回路を走らせ、吐き出すように並べられたお強請りには呆れたように微笑んで。「この執事は貴方様のモノだというのに…狼としての私までとは、どれだけ鎖に繋げば気が済むのです?」、喉の奥で小馬鹿にするように笑いながら、まるで褒美を与えるようにそっと御主人様の額へ唇を寄せたのは礼儀もない狼として…執事としての自分に首輪をつけるのならば喜んで従うのに。それが狼としてならば、鎖を引きちぎり逃げ出す猛犬だが。果たして、執事に強請る主人が愚かなのか、まだ逃げられると思っている狼が愚かなのか)

  • No.879 by シャーリィサ  2019-05-29 00:00:43 

>シロ

まあ……そうかしら。少しは人間というものがわかってきたかもしれないわね
(人間の行為に近しい。そう聞いて、ふと思考を巡らせる。化け物に近い人間はいるのだろうかと。自分と人間とを違えるのは生きる長さと喰らうものの違いのみ……。多分、いるのだろう。とはいえ人間ではない証拠に、儚いものへ同情を寄せるのが哀れであるという彼女に共感を抱いた。自分が読書を好むのが良い例だ。一瞬の美と永劫の美、比べるには違いがありすぎて惜しいものの、自分の時間に長く在れるものは後者なのだ……くつりとまたも笑う声には、先程まで浮かぶことの無かった聞く者の肌を粟立たせるような残酷さが表れていて)
ええ──あまり待たせないでちょうだいね?待ちくたびれたら……食べてしまうかも。

  • No.880 by ルイン  2019-05-29 07:53:07 

>シャーリィサ
はは、確かにこの屋敷はたまに人がいるのかどうか心配になるほど静かになるね。読書とは、一体どのくらいの時間読んでいたのかな?
(彼女の背後には静まった屋敷の廊下が伸びている。自分がよく眠れているのはこの静けさのおかげでもあるのかもしれない、と思考めぐらせ。振り返った彼女が首を傾げれば 確かに、と笑い。話の内容から、どうやら彼女もこれから活動を開始する様子。それならば自分もついていこうか、麗しい女性の隣は誰だって歩きたくなるものだ)
俺は寝ぼけた頭を覚まそうと。良かったらご一緒しても?

>シロ
…あんまり意地の悪いことを言ってると、本当に鎖で繋いで部屋に閉じ込めてしまうよ
(こんなにもするすると欲を吐いたことに自分自身驚いていて、しかしそれは拒絶されてはいないらしく、彼女は笑っている。それに安堵すれば手に込めていた力を緩め、彼女の手首を労わるように撫で。もし枷を付けるならこのなめらかな肌に痕が残らない程度に、しかし抜け出せない程度には締めようか。額に寄せられた唇が温かくてくすぐったくて、無意識に口元を緩ませ)
できれば俺だって枷は付けたくない。でも逃げ出してしまう可能性があるなら、お前の主人は俺なんだよって狼にも教えてやらなければいけないだろう?

  • No.881 by シャーリィサ  2019-05-29 08:18:34 

>ルイン

それが、私にもわからないの。ついついその……集中してしまって。
(少しだけ恥ずかしくて眉を下げる。飲食も忘れて没頭してしまうのはある種自分の悪癖だからだ。三日と四日、のどちらかだとは思うのだが、如何せん読書を始めた日は何日だったかを覚えていないため確証もない。「ええ、良いわよ。でもこんなに素敵な天気だから、より眠くなってしまうかもしれないわね?」こうなったら誤魔化してしまおうと彼の同行願いを快諾し、スイと歩みを再開して近くまで来るとからかうように上目遣いで笑いかけ)

  • No.882 by シロ  2019-05-29 20:26:46 

>シャーリィサ様
おや、随分と物騒な催促で御座いますね…では、すぐに
(どうあがいても人間にはなれない。人間にはならない。どんなに願おうと叶うことの無い望みは泡のように儚く美しく散ること、そういう生き物なのだ我々は。美しい表情に黒い影が這い、やわらかな言葉は毒を纏い鼓膜を揺らして…自分は変わらずに生意気な言葉を紡いでから恭しく頭を下げて。「お好きな場所でお待ちくださいませ、すぐに御主人様の元へ伺います」、頭を下げたまま数秒…さあ、頭を上げ、主人に背を向け、用意に向かおうか。静かな廊下に靴音が木霊しないように気をつけて、全てが嘘の人間の料理を主人に振る舞うために)

>ルイン様
睡眠過多の御主人様の部屋ならば、繋がれようと抜け出す隙は沢山あるでしょうね…もちろん、御主人様の喉元に噛み付く隙も
(鎖に繋がれて、部屋に閉じ込められて…嗚呼、しかし砂糖菓子のように甘やかしてもらえるのならそれも悪くは無いのだけれど。手首にうっすらとついた赤は独占欲のよう、口付けを甘受した上に口角を緩める主人と唇に残った冷たい熱に、何か汚い欲が埋まる感覚…おそらく知ってはならなかったものだ。執事に強請ることも厭わない、可愛らしい御主人様にならば、繋がれ使われ朽ちるのも悪くは無い…その一言を飲み込んで、冷たい指先の触れる手首を捻り、意図的に伸ばした鋭い爪で手首に触れていたその手をつついて)
飼い犬を食べる御主人様に、大人しく尻尾を振るのは中々に危険だと思うのですが…?

  • No.883 by ペラペラの紙  2019-05-29 22:36:21 

(/シロ背後のペラペラの紙にございます。こんな歪んだ屋敷ではありますが、ぜひ餌…ごほん、いえ住人になっていただければと思います。>>832をご覧下さい…さらなる詳細は>>1に。お待ちしております)

  • No.884 by ルイン  2019-05-30 00:45:00 

>シャーリィサ
それだけ没頭できるということだ、いいじゃないか。
(相手の様子を見る限りでは余程時間をかけていたように伺えて。没頭できる趣味があることは羨ましい。自分も何か趣味らしいものがないかと思考巡らせるが、一日の大半を睡眠時間に費やしている自分にはそれらしいものはなく。否、自分は睡眠に没頭している…のかもしれない。その思考を見透かされたかのような発言が聞こえてくれば、先程彼女がしていたように眉を下げて笑い)
あはは、参ったな…確かにこの陽気では眠くなってしまいそうだね。というより、陽の光が眩しくて目をつぶってしまいそうになるんだよ。

>シロ
束縛から逃れようともがくよりも俺の喉元に噛み付いた方が、自由を得るには手っ取り早いかもしれないね
(暗い、狭い部屋にでも閉じ込めておけば仕置き程度にはなるのでは、なんて考えたこともあった。しかし、他者に取られないようにする際にも、閉じ込めてしまうのは有効かもしれない。自分だけが知っているような空間は果たしてこの屋敷の中にあっただろうか。そこに繋ぎ止めてしまえば、彼女は自分の所有物になったも同然。しかし、使用人とは他の主人との共有物であるため幽閉などは現実的ではない。暗がりに閉じ込めるのは空想の中だけにして、二人で過ごす時間を大切にしようか…なんてことを考えては、ちくりとした手首の痛みで我に返り)
はは、捕食行動は主人からの愛だと思って受け入れてくれ…なんてね

  • No.885 by シャーリィサ  2019-05-30 09:39:09 

>シロ

(じっと頭を垂れるその姿を上から下まで視線を移して見つめる。果たして彼女はどんな気持ちでかしずいているのだろうか──本の読みすぎか、今まで考えもしなかったことに興味を抱く。けれどそれもすぐに消え失せた。どちらにせよ、知ったところで何かする気もない。ドレスの裾を翻してどこか心地いい靴音を鳴らしながら中庭に通じる道を歩く。花の少ないところであれば、確か今の時期は春の薔薇が咲き終える頃、香りの少ない品種もあったはずだ。遅咲きのものを眺めるのも良いかもしれない。中庭に出た瞬間暖かく降り注ぐ日差しに手をかざして目元に影をつくり)
あら、本当に良い天気……。

>ルイン

食事も忘れて夢中になってしまうから、気がついた時には空腹でしょうがない……なんてこともあったりするのよね……。
(それでも直そうという気が起きないのは、苦言を呈する者がいないからでもある。主人に快適な空間を提供してくれるこの屋敷は、何かに集中するには本当にちょうどいい。邪魔をされたくない身としてはありがたい環境だ……しみじみと思う。どこか羨ましげな響きを含んだ彼の声に気付きはしたものの、どう過ごそうが個人の自由であるからと問いかけることはせず。困ったように笑みを浮かべた相手の発言に耳を傾け、ならば、と一度前置きして笑みを浮かべると人差し指を立て)
木陰の多い辺りに行くのも良いわ、小ぶりで可愛らしいものなら咲いているでしょうし。離れた木の下から咲き乱れている光景を眺めるのも中々よ?

  • No.886 by シロ  2019-05-30 21:03:45 

>ルイン様
…それは、至上の愛の証明でございますね。その愛に私も答えましょう、まずはコーヒーで
(肉体の一部にして、腹の中で愛でる。狼が赤い頭巾を被った少女にした行為は、ある種、欲の証明であり…愛も欲の一種だ。主人の手を長い爪の先で軽く削るように撫で、軽く腰を曲げては王様に忠誠を誓う騎士のように、あるいは眠姫を起こす王子のように微笑んで…そっと囁くように薄く唇を開いて言葉を紡ぎ。この言葉が主人を縛る鎖になればいい、この屋敷を大きな檻にして…この狼を捨てないようにする呪いになればいい、と)
貴方様が眠りに落ちても、変わらぬ朝をお約束致しましょう。この首に牙を刺されても、その傷を誇りましょう…執事として、狼として愛しておりますよ、ルイン様。親愛なる我が御主人様

>シャーリィサ様
(さて、と両手を合わせて執事は思う。フレンチトーストはフランスパンで作ろうか、生クリームも添えよう。ダージリンはこの季節に合わせて摘まれた新鮮なものを…全ては御主人様のために。手早く料理を済ませ、銀の盆に載せるまでは十数分の出来事。鼻のいい執事には、麗しい主人がどこにいるかも分かっている。料理を持ち、厨房を出て向かうは中庭…香り立つ紅茶も、やわらかな甘い香りも、全てが普段血腥い場所で過ごす狼には新鮮であり多少違和のある…主人に届けようか。誰かが、何かが、食べられてしまう前に)
_御主人様、いらっしゃいますか?

  • No.887 by シャーリィサ  2019-05-30 21:36:48 

>シロ

ええ、此処にいるわ。流石ねシロ、ちょうど今席を選び終えたところよ
(日除けの白い傘がついたクラシック調のガーデンテーブルが、遅咲きと散りかけの花に囲まれた場所にある。同じデザインで造られた備え付けの椅子を片方陣取って、花々を眺めていた青い瞳を愛らしい執事長の声のする方へと視線を向けた。多少咲きかけの花を無造作に散らせたりと”遊び”はしたものの、おかげでそれほど待つことに退屈はしなかったように思う。彼女の手にある銀の盆に視線を移せば、陽の光を反射するそれを見て自身の選択が正解であったことを知りゆるりと笑んだ──日差しがテーブルや食器に反射するからと、傘つきのテーブルを選んだのだ)

  • No.888 by ルイン  2019-05-30 23:44:56 

>シャーリィサ
ああ……少し分かる気がするな。俺も気が付けば空腹になっている時がよくあるよ
(彼女のしみじみとした言葉に思わずうんうんと頷いて。彼女とは何か通ずるところがありそうだ、と勝手に思い込んでの肯定。自分もよく寝過ごして食事を食べ損ねてしまう…2、3日寝ていることだってざらにある。そういう時は空腹で目が覚めることが多い。自力で、かつ健康的に起きることさえままならない怠けた身体を起こしてくれるのは他ならぬこの屋敷に住まう者達。彼女もまた、自分に良い刺激を与えてくれる存在になりそうだ)
それはいい、早速見に行こうか。…ところで、シャーリィサ嬢。ふと気になったのだけれど、外に行くことを疎わない君は吸血鬼ではないのかな?

>シロ
コーヒーで応えてくれるとは洒落ているね。お前が想う愛の分だけ砂糖を入れてくれるのかな。
(自分にとっては眠気覚ましに飲むコーヒーも、そのコーヒーを丁寧に淹れてくれる使用人もどちらも大事だ。そんな使用人がこれまた丁寧に腰を低くして囁いた言葉の、なんと甘美なことか。…ああ、堪らない。自分の顔が喜色に滲むのが分かる。どの程度かは定かではないが少々気を抜き過ぎだろうか。先程まで締め付けられるようだった胸の奥が解放され、満たされていくような感覚は悪くない。撫でられていた手を今度はこちらが下から掬い上げるように掴もうと指を滑らせ、それができたなら今度は爪の伸びた指先に唇を落とそうか)
…では、俺はそんな執事と狼の主人であり続けることを誓おう。お前を逃がさず、ずっと傍に置いて可愛がろう、シロ。

  • No.889 by シャーリィサ  2019-05-31 08:00:54 

>ルイン

まあ……ふふ、これでも吸血鬼よ?
(相手の発言に目を丸くし、一度二度と瞬いてはころころと笑い出す。そんなに自分は吸血鬼らしからぬ行動をしているのだろうか。人間の食事よりは吸血を好み、気に入らなければ誰であろうと食べ尽くすくらいの残酷さは持ち合わせている。ただ少し他の吸血鬼よりは外が好きで、今はちょっと気分が良いだけなのだ。暫し考え込み、日の光を厭わない理由を考える。正直なところ色々とありすぎる──夜闇に生きる自分達には些か厳しいが、それでも太陽は万物に対し恵みだからだろうか。その考えを言葉に乗せて)
──太陽があって輝くものがあるからかしら。花だったり、月だったり。私はそのどちらも好きだから、同じように日の光に抵抗がないのかしらね……それに、味の美味しい人間は太陽を浴びる傾向が多いのだと聞くわ

  • No.890 by シロ  2019-05-31 18:51:00 

>シャーリィサ様
…流石は御主人様。この無惨な死骸はあなた様の手によるものですか
(聞こえた声はすぐ近く、こちらに向いた青い目と、此処に至るまでの道筋に散っていた花弁は飛び散った血のようで。儚いものへの恋慕、人間らしさはそこには無いに等しく…それがまた、冷たい人形のような美しさを持つ主人にはぴったりで。盆を持ったまま、その傍に立てば、意図を汲み取ってか光を反射する盆は日陰へ…もちろん料理のことも思っての行為だが。ガーデンテーブルはもちろん磨いてあるのだから主人が触れても何も問題は無い、むしろ問題があるとすれば…長時間の屋外滞在だろうか。そっと盆から料理をテーブルへ、紅茶はカップのみをテーブルへ動かしつつ)
御主人様、あまり光を眺めては目が焦げてしまいますよ…我々は、夜の生き物です

>ルイン様
砂糖も、ミルクも、血も、何もかも御主人様がその口で望むものならば何でもお入れ致しますよ_違うことがあれば、その時は私が貴方様を手にかけましょう
(そっと爪の先に落ちた口付けは堕落への第一歩に違いない。肌を傷付ける牙を隠した唇から紡がれる言葉は、信仰深いわけではない狼でさえ信じてしまいそうだ。だから、脅すような文句で釘をさすことにして。自ら手を離すことはなく、ふいに困ったように微笑んだのは視界に穴の空いたシーツがチラついたから。コーヒーと同時に替えてしまおう…この甘く首を絞めるような重い愛を暫く思い出さずにいるために。執事として、狼として仕え…愚かな飼い犬のように、主人が出した飴に飛び付くような真似をする前に)
御主人様、食堂へ参りましょう。温かいコーヒーと軽食をお出し致します…それから、新しいシーツもご用意致しますので

  • No.891 by ルイン  2019-06-01 11:56:29 

>シャーリィサ
おや、これはとんだご無礼を…許していただけるかな?
(失礼なことを聞いてしまったようだ。こればかりは素直に謝罪して頭を下げ。しかし彼女が人間を食するところがどうにも想像できない。ナイフとフォークで上品に食べるのだろうか…とは流石に聞けず。同じ吸血鬼という種であってもここまで個体差が出るものなのか。陽の光に抵抗しないらしい彼女を改めて見ては ふむ、と唸り)
俺も吸血鬼だけれど陽の光はどうにも苦手でね、夜の方が過ごしやすいんだ。
…へぇ、それはいい事を聞いた。今度使用人に持ってこさせる時は陽の光をたくさん浴びた人間を連れてくるように言わないと。

>シロ
ふふ、どちらが飼われているのか分からなくなるね
(狼の口から聞こえてきた脅し文句にはかわすような笑顔で返し。しかしながら内心嬉しくなってしまったのも事実。どちらにも首輪がついているようで、互いに飼い慣らし合うかのような可笑しな関係だ。使用人に食堂へと促されては幾らか軽くなった身体をゆっくりと降ろして立ち上がり。衣服を正しながら、意地の悪い笑みを浮かべてベッドと使用人を交互に見やり)
ありがとう。…シーツは捨てないでとっておいてもいいんだよ。欲に素直になった狼が主人を食べたその証として…ね?

  • No.892 by シャーリィサ  2019-06-01 13:42:48 

>シロ

ええ、だってあまりに遅く咲くものだから。先に散った者たちと一緒じゃなきゃ可哀想でしょう?
(どちらが可哀想なのかは言わず優雅に笑う。真意を隠すような主語の抜き方は言葉遊びの一つに過ぎず、果たしてこの狼はどういう受け取り方をするのかという小さな興味本意しか存在しない。置かれたカップに視線を移しては芳しい香りを堪能する。確かに良い香りだ。強すぎず弱すぎず、花というよりはどこか蜜のような甘さを感じる。満足して食後にゆっくり味わうことに決め、食器を手に取るとフレンチトーストを一口サイズに切り分けながら、悪戯っぽい表情になって)
光は確かに眩しいけれど、慣れてしまえばなんてことはないのよ。とはいえ、直に浴びるのは少しだけ熱いけれどね

>ルイン

良いわ、許してあげる。それにしても、陽の光が苦手……貴方はちゃんと”らしい”吸血鬼なのね
(自分が外見も内面もあまり”らしく”ない自覚はあり、相手の髪や瞳の色に視線を流すと感慨深く呟いて。暗い赤ではあるが、自分のこの色彩と比べれば彼の方がよほど吸血鬼らしさがある。頬に返り血の一滴でも滴ればさぞかし妖艶な光景になるだろう。逆に私はどうだろうかと考える。色素は薄く、色も青い。血がついたところで映えることなどない──夕暮れの日差しの中ならば、別だろうけれど。回していた思考を止めて視線を上げ、相手の発言に深く頷いて)
夜が過ごしやすいのは同じだわ。月の光は熱くはないし、獲物を誘うなら絶好の時間だもの。

  • No.893 by シロ  2019-06-01 15:25:17 

>ルイン様
…本当に喉笛を噛み切っておけば良かったかもしれませんね
(足取りも問題なく立ち上がる主人に少しだけ安心したのはきっと自分が執事だからだろう。どちらが飼われているかわからない、その関係を確か人間は依存と呼んでいたような…それが悪い事だとは微塵も思えない犬はやはり人間ではないのか。こちらへ意地悪な視線を寄越す主人に珍しくも不満げに眉を寄せ、上記を憎々しげに。しかしながら、行動だけは忠実に部屋の扉へと向かえばソレを開き…ふいに思い出したように自分の首筋に手を触れさせた後)
…扉に追い込み食事を迫るような、何処かの悪食な御主人様とは違いますから。シーツは大目に見てくださいませ

>シャーリィサ様
…そうですね、逝って待つのも、残されるのも、自身の先を思い知らされながら死を待つのも全て憐れですから
(上品な所作で食事を始める主人に、その形の整った唇の奥に牙があることを忘れてしまいそうになる。紅茶の香りもご満足いただけたようだ。盆が光を弾かないように携えたまま、自分に主人に仇なす太陽すらも落とす力があったならと…そうなっては食材の確保に困るのだが。自分には別に害にはならないが、それでも眩しい陽の下を歩けるようなナリはしていない自覚もある分…きっと根っこから人間とは違うのだと思う。ただ、じっと主人の傍に立ち、忠犬のように次の命令を待ちながら)
火傷は存外痛いものですから、そうなる前にお部屋に戻りましょう…新しい本もご用意致します

  • No.894 by シャーリィサ  2019-06-01 16:26:57 

>シロ

そうよね。過ぎ行く全ては憐れで、だからこそ誰も彼もが飽きもせず美しいと思うのかもしれないのね。
……美味しいわ、シロ。
(返答に目を伏せて独り言のように呟いては納得し、トーストを舌先に乗せて咀嚼する。空腹が満たされていくのを感じながらも、やはり血の方が満足感は上であると再認識して。しかしながらこれはこれで、しずしずと食す方が汚れもせずこの中庭の光景にも合う。そよと前髪を揺らす風に目を細め、主人たちの忠実なる執事であらんと側に立つ彼女の言葉に耳を傾け……新しい本と聞いて、まるで好物を差し出された猫のように顔色を変え)
ジャンルは何かしら。ミステリー?ホラー?それともファンタジーかしら。伝記でもいいし辞典も好きよ!

  • No.895 by シロ  2019-06-05 18:05:39 

>シャーリィサ様
お褒めに預かり光栄です_先日仕入れた中にはミステリーが多いように思いましたが、もちろんファンタジーもご用意がございますよ
(満足気に人間の食べ物を口へ運ぶ主人の姿は少し不思議だ。褒め言葉には頭を下げ返事をし、向けられた喜色の滲む顔には緩く微笑み。それはもう山のように重なった書庫に更に増えていく書物、ファンタジーの世界で生きるような我々がファンタジーを読むというのも少々面白いけれど。「何がお好みでしょうか、本日の日和に合うものは…」と首を傾けつつも、言外に含んだ意味は「何でも用意してみせる」という執事の矜恃だ)

  • No.896 by シャーリィサ  2019-06-11 02:58:01 

>シロ

ミステリーも良いけれど、ファンタジーも良いわね。何が良いって、吸血鬼全員が銀やニンニクを苦手だと書いてるのが面白いのよ。
(ころころと笑いながら話す少し間違った楽しみ方は、吸血鬼ならではのもの。下品にならぬようにと努めて小さく、けれどアピールするように動かしたナイフは銀製だ。勿論対となるフォークも銀製で、トーストが刺さったそれを口に入れる。舌先の充足感に浸りながらも、ナイフとフォークを動かす度に可笑しくて笑みが堪えきれず。楽しげに思ったことを呟いては、仕入れられた新しい書物に思いを馳せて)
魔除けだのなんだのと伝えられているようだけど、人間のアレルギーと一緒なのよね……ふふふ、どうしようかしら。長編のミステリーが欲しくなってきたから、それと……

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