ゆき 2016-11-19 20:10:43 |
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PC達が外に出ると、丁度夜空のてっぺんに浮かぶ満月が見えた。
冴え冴えと澄んだ月光に照らされていると、今までの出来事が夢のように思えてくる。
あるいは、本当に夢だったのかもしれない。
二人は、確かに人を殺した。だが、それは本来ならとっくになくなっているはずの命だった。
それならば、この恐ろしい夜を誠と数えるべきなのかは酷く冷淡な邪な神にしかわからないことなのだ。
ただ、PC達に擦り寄ってくる温もりは確かな強さで喉を鳴らしてこの終わりのある現実へと引き戻していく。
いずれにせよ、二人がこの館へ戻ってくることはもうないだろう。
次の一歩を踏み出した瞬間、二人はそれぞれの己自身の日常へと戻っているのだから。
「…それでは、次のニュースです。
戸籍上は存在しているはずの高齢者が、実際には既に亡くなっているという『高齢者所在不明問題』が最近増加しています。
つい最近も戸籍上は110歳の女性の遺体が確認されており、
年金不正受給問題や少子高齢化問題と絡めて世論を賑わせています。
次は習慣お天気です。…」
END1~邪神のみぞ知る~
SUN値回復
生還…1D6
猫を助けた…1D3
クリアしたのでシナリオへの質問も受け付けます!
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