ポラロイド [ ML/異形/指名 ]

ポラロイド [ ML/異形/指名 ]

鼠  2016-10-24 16:23:59 
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カシャ――…ヂー、カシャ――…ヂー

愛情も愛憎もこの身を焦がす思ひなのに、嗚呼。なんて事無い、ポラロイドカメラから溢れ出るのと同じ。
その辺に転がり足を突っかける、白ける程に有触れたちっぽけな物。




「 ようこそいらっしゃいました、そうです。此処が噂の電気睡蓮にて間違い有りません。 」


>レス禁止

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  • No.56 by 野茨  2016-10-29 18:56:23 

>鷹花(№54)

足りない足りない、そんなんじゃ落第点も良いトコロ。少しは頭働かせてみなさいよ(指示を出した通りの物を持って彼が傍まで戻ってくると向けられた言葉に最初は満悦と目元を細め、結局自分で出した提案を引っ込めるその様子に眉間に皺を寄せてヒステリーを。「あのねぇ、アンタには立派な腕が有るんでしょう?私に地べたに這いずって見っとも無く酒を浴びろって?ハーァん、良い趣味だこと。」腕が使えなければ必然と足先が器用になるようで、足先を彼へ向ければ注意をするように言葉を雪崩掛け。目一杯に酸素を蓄えると「アタシのオートマティックグラス置きになれって言ってんのヨ」向ける眼差しは凛とし宛ら猛禽類のような鋭さを持ち、他の従業員に施される化粧は顔立ちをよりハッキリと見せる為に纏う雰囲気の鋭さは二倍三倍と跳ね上がり、指をさす様に向けていた足をストレッチ交じりにンーと伸ばしてから再び組んだ体制に戻して。喧しいヒステリーもその場で済むのが未だ長所か、言いたいだけ言葉を向ければ胸の鉛は取り除かれて「聞いたと思うけど――アタシは野茨。可愛く茨ちゃんって呼んで良いわよう」姿形真面目な坊ちゃんが、きっと上司か何か目上の人間に無理やり連れてこられただろう電気睡蓮にどんな思いを残していくか、がなり切ればそんな余裕も生まれるよう「ほら呼んでごらんよ」けらけら、と愉しそうな笑い声を混じらせてまるで犬でも相手にするようにチッチッチと呼びつけるように舌を鳴らし)

  • No.57 by 緋月 華弥  2016-10-29 19:56:30 

>夜顔

甘すぎるのは嫌いかい?ただ、俺は加減が分からないんだ。溺れさせる程甘やかしたいし、他が目に入らなくなるほど君のことを愛したいんだ。こんな俺を許してくれる?
(やはり少し違和感を残してしまったか。視線をこちらに向け首をかしげる彼。その仕草はとても愛らしいものだったが今だけは苦い思いが胸に広がって。自分もまだまだだと胸中で静かに反省しながらこちらへ身体をよせる彼を受け止め。今なら許してくれるかと、そんな期待が滲んだ感情が沸き上がり。拒絶されるか、されないか。その緊張のなかおそるおそるだが彼の頭に手をのせ、優しい手つきでその質のよい髪を崩さないように気を付けながら撫でて。が、それは短い時間。やはり彼からの明確な拒絶が怖くなりやめて。幾ら、これが金によるただの一時的な時間だとしても拒絶というものはされたくないと、そういう恐怖には勝てなかった。そもそも勝とうとも思っていなかったが。臆病な自分に自己嫌悪の情が沸いてきそうだがそれは後で沢山できるだろう。まずは謝ったほうがいいかと判断する。「ごめんよ、嫌だったかい?」と問いかけて。本当に、何故そうしたいと思ってしまったのだろう。浮かれていたのだろうか。彼に問いかけると同時に自分自身にも問う。が、答えは出ない。結局、考え込むわけにはいかないため浮かれていたのだと結論づけて。反省した雰囲気を全面に出しつつ彼に微笑んで。)

  • No.58 by 鼠  2016-10-29 19:56:34 

>林(№55)

(中身の無い伽藍の会話を繰り返していれば腐る様な根が似た己と彼は互いの心根を見せぬ内に朝が来ると思っていたのに、こりゃやられた。苦い薬か魚の内臓か喉奥に粘っこく絡みついたように露骨な嫌悪を目元に浮かべ、別段映写機に移すような取り立てる物語なんてこの鼠に有りはしないと払い除けた所で蛇がアーそうですかと納得する未来も見えず、やれどうした物かとヒョットコのように口先を顰めツンと尖らし。何でも望むがまま手に入り言う通りになる魔法とは己のこよなく愛する金であり、そこには情も何も有ったものじゃないのだ。支払いとして得るのならば己に出来る事は彼の望む物語を一夜の夢だと語るのみ、そんな事経営者なのだ頭では理解しているがそれを誤魔化し払い除けていた事実を突っ込まれたばかりに嗚呼真髄を付かれちまったと無邪気な蛇が寝転がるその様を見下ろして。手に受けた口付を皮切りに剽軽にも歪めていた顔を悪童と普段の胡散臭さに戻して「――お宅は本当に良い趣味をしてらっしゃる。溝鼠の腹を開いた所で出て来るもんなんざ鷹が知れているでしょうよ」口付を落とされた手のその箇所を自分の口元へ運べばガリと歯の痕を残す様に噛み付いて、その手を使い腹を括ったと普段からボサつく清潔感の無い髪をガリガリと掻き毟り横になる彼の膝元に変わらず腰を下ろしたまま背凭れに背を預けて「――じゃぁ面白い話でも聞かせてやりましょ。一切合財胡散臭いこの身の正体でも、傍観決め込む貴方様へ……ちょっと待った!ア~こんな話するんじゃ無かったと明日の朝に羞恥で死ぬやもしれんでしょう、酒で脳みそ一つ溶けるまでの時間位待ってやって下さいよ」座り落ち着くのも瞬きの間、よいせと体を起こせば「チープな話に高給な酒も摘まみも勿体ない、チープな酒も偶には嗜んで御覧なさい。口の肥えた貴方様なんて、ホラ、こんな安い酒飲んだ事ありゃしないでしょ」小さい一人暮らし用の冷蔵庫から安売りの缶ビールを数本取り出し雑な手つきでテーブルに並べ、内一本を彼の頬へヒヤリと向ければ「俺はね今がこうして楽しけりゃそれで良い男なんです。自分より劣った生き物を見て自分は未だマシだと思い込む、えぇ、そりゃあ滑稽な事でしょうとも。でもね、最底辺じゃないと下らないチッポケの自尊を付けてこーして安くて不味い酒を貴方――金蓮、お宅と呑むことが出来る。ア~楽しい、お気楽そうで良いでしょう。悩みなんてこれっぽっちも無いもんでね、」丁寧交じりの胡散臭い喋り口も自身の缶ビールに口を付けた事で無礼講だと割り切り呼び直し、ただただ苦いだけの炭酸を一口流し込めば寝転がる彼の顔元の床にしゃがみ込み「俺ぁね、お宅の名前を愛してるよ。――至る所から風に乗ってやって来るお宅の噂話にゃ飽きちゃってんのよ、噂話が蓄積されるより先に縁起のいいこの面を拝みたくて堪らねぇってもんです」感情も何も見つけられない掬えない爬虫類の、その蛇に似たこの男はどんな言葉をチューと鳴けば喜ぶか、そんなことはもう如何でも良くて。一夜の夢を売るのなら、きっちり対価を払いましょうと口先三寸は得意でもそれ以外は得意じゃない口を動かしては一つ一つと語りを始め。それでいて無意識の防衛線か、詰まる所己と彼に関与する事だけを掻い摘み語り、己だけの話など何をくっちゃべれば良いのかを模索し諦めて)

  • No.59 by 夜顔  2016-10-29 21:58:49 

>緋月(№57)

――(肩口に顔を潜り込ませていれば濃厚と感じる彼の温かい体温と鼻孔を擽るような香水だろうか彼の香りに酔いしれて、密着する体を跳ね除けられなかった事を少なかれ嬉しいと感じてしまえばもぞもぞと不器用な甘え方でくっ付いたまま、少しだけ触れた撫でる様な手の動きに驚き少しだけ息を飲み込んで。その手が直ぐに引っ込んでしまえば元来、頭を撫でて褒めて貰い己の存在を認めてもらうその為に得た金を丸々雇い主に渡しに行くのだから撫でられるのが嫌な訳がなく。髪が擦れサラリと落ちる感覚も、優しい手の平で包まれるような感覚も、依存し欲してしまうのは甘やかしに弱いせいかゾクゾクゾクと背筋を震わせるほど嬉しくて心臓がビリリと刺激に跳ね上がるような動機をバクバクと産んで。なのに、どうして、その手を引っ込めるのか。理不尽にも眉間に皺を寄せれば拗ね腐る様に瞳を細め、肩口に沈めていた顔を起こし上げ言葉は下手だからか黙ったまま今まで恐る恐ると伏せがちだった眼をちゃんと合わせるように向けて離さたその手を自らの手で押さえては自分の頭部へ移動し「嫌だったら最初っから近付いてねぇけ、止めんで」甘える、強請ると言うにはぶっきら棒にモゴモゴと口の中に溜める様な声色でそれでもハッキリと己の要望を言葉に変えて彼に向け、撫でられる事を待つように掴み己の頭に誘導させたその手から自身の手を離し)

  • No.60 by 春月 瑞樹  2016-10-29 22:27:46 

>沈丁花

…自分の瞳に嫉妬する日が来るとはね。
(ぽつりと呟くと、この赤に焼きつけようとせんばかりにジッと見つめて。掌に感じる体温と圧力、これをぬくもりと呼ぶのだろうなとぼんやりとした意識が動く。きめ細やかな肌は男性のものとは思えずいつまでも触れていたいような、赤い唇が緩くほどけるたび手から肩までが同じように動くと彼と繋がったような気がしてただ嬉しくなり。焦げ茶の瞳は閉じられ全てを預け渡されたような感覚を味わうと静かに興奮の火を揺らし、ついと固く閉じた左瞼に親指を走らせて。「なぁ、花に触れてもいいかい?」耳元で遠慮するよう囁くと、そっともう片方の手で右頬を触れて。否応もなく目が引き寄せられるその花は、今まで誰にも触れられたこともない、そんな風に思わせる慎ましやかで貞淑な姿を見せており、それがまた人を惹きつけるのだろうと現在進行形で惹かれている自分を嘲笑うように葡萄色が揺れた、「凛と立つか儚く零れるのか…どちらにしろ、愛したい」この部屋にいると言葉が溢れやすくなる、呟きは我ながら嘘だろうと思うほどで)

  • No.61 by 緋月 華弥  2016-10-29 23:23:44 

>夜顔

……本当に君は、なんて愛らしいんだろうね。俺でよければいくらでも、こうやって甘やかしてあげられる
(今までふせていた顔をあげ、こちらを見る彼。やはり無理だったかと、思うよりも先にその瞳の美しさに魅了されて。その目に、自分がうつされている。それだけで興奮し、背筋に何かがはしって。その欲望の色を必死で隠しながらも彼の行動を一瞬たりとも見逃さぬようじい、と見る。そうしていると、彼は自分の手を先程と同じ位置に導いて。嗚呼、なんと愛らしい行動をしてくれるのだろう。先程のものとは比べ物にならない程の熱情が沸き上がる。頬があつくなるのを感じながらも上記を口にして。可愛い、愛らしい、綺麗、美しい。……愛しい。そう思ってしまった自分に焦りを感じて。そう思ってしまってはダメだ、きっと不毛で報われない。辛くなるだけだ。と自分を戒めようとするもそうするとそうするだけ逆にその感情は強くなるばかりで。とりあえず、今は彼が望むことをやろうと先程よりもしっかりと、そして優しく撫ではじめて。「よしよし、君は本当に可愛いなぁ。そして頑張りやさんだね。俺が君を愛させてと頼んだから、それにしっかりと応えてくれてる。とっても嬉しい、ありがとう」とまるで幼い子供に言うようにゆったりとした、暖かい言葉で彼を包み込むように声を発して。その間も撫でる手をとめない。そうすることで、彼が少しでも満たされればいいと思いながら彼の目をしっかりと見詰めながら礼を言って。)

  • No.62 by 鷹花 浮火  2016-10-29 23:41:51 

>野茨

すみません、今おつぎしますね
(自分に向けられる彼からの叱咤の言葉を再び正面から受け止めて。そのひとつひとつの言葉がそれぞれ大小様々のひとつの刃となって自分に突き刺さる。その刺激はなんて痛くて気持ちがよいのだろう。ゾクゾクと背中に快楽のような何かが走るのを感じ恍惚としたような暗くて深い欲望が渦巻いているような笑みをひっそりと浮かべる。もしも言霊というものが本当にあるのなら、もっと気持ちいいのかと考えながらもワインをあけグラスにそそいで。そうしていると改めて彼から自己紹介をうける。それの後の相手の態度にも先程高ぶっていた熱を再度あげつつもしっかりとその名を記憶して。野茨、あの鼠と呼ばれている男性からも聞いてはいたが、本名なのだろうかとぼんやり考えるがそれを聞くのは野暮というものだろう。こういうところにあまりこずに馴染みのない自分でも流石にこれくらいは察することが出来て。わざとそのことを聞いてまたああいう気持ちがいい言葉を貰うのもいいが、それで嫌われては元も子もないという考えに至り聞かないでおいて。「茨さん、でよろしいですか?…先程も言いましたが俺は鷹花浮火といいます。よろしくお願いします」と言うとペコリと頭をさげて。)

  • No.63 by 沈丁花  2016-10-30 00:47:28 

>春月(№60)

それだけハルさまの瞳は宝石みたいなんです(己の目ですら嫉妬をすると言う彼の言葉の要因が自分に有るとは思わずに、そんな自惚れは恥ずかしいと言葉を飲み込んでやんわりと微笑みながら返事を返し。閉じていた目をゆぅるりとした鈍い動きで再び開き、花に触れたいと言うその願いに対し、と言うよりも続けられるそんな自分を愛したいと言う言葉を真に受けていないからこそ小さくも確りとした悪戯心を存在させて「えぇ、どうぞ、どうぞ。丁は夜の女と違いますから、お高くなんて留まりません。ハルさまの心のままに好きなだけ触って下さいな」ニコリと口角を釣り上げた微笑みのままにまずは許可を促す返事を返して、いざ彼の指が花に触れるその瞬間に再び唇を開けば「嗚呼!でも、待ってくださいね。丁の花に触ればきっと丁の中に埋めく毒がハルさまに感染しちゃうことでしょう。その毒はハルさまに少しずつ染み渡り、最後にはこの心臓にたどり着いて根を張り蛇みたいに巻き付いて丁の思うがままにハルさまの命を貰ってしまう事です。…それでも?」からころ、と楽しそうな笑い声を交えながらツラツラと止まる事無く続けるのは冗談ばかり。その冗談をさして真実の様に悪気も無く続けては「――なぁんて、嘘ですよ。どうぞ、どうぞ、触るだけで感染なんてしませんから、安心してくださいな」意地悪は言い終えれば満足し、これ以上の意地悪は止めるように言葉を止めて花の咲き誇る顔を触れやすく近付けて)

  • No.64 by 夜顔  2016-10-30 01:01:07 

>緋月(№61)

(愛して欲しいと愛に飢えている自覚は有るが、本当のところ自覚しているその何倍も貪欲で欲深く自己の欲望に正直で本能的であると言う事に気付いていない。愛して欲しいと言うざっくばらんな願いを何処までも執着して追い求めている身は何も与えられていない時とほんの少しでも愛を与えられた時では対象の人物に抱く思いも丸々変わるのだ。何も無ければ期待もしない、でも少しでも優しさを与えられればそれを糸口としてそこから貪り尽くそうと次々止め処なく欲が生まれてしまい、撫でられる手の優しさに浸れば心地よいと言う様に、それでいて未だ足りないぞと強請るような目付きで目を細めうっとりとして。それも暖かな言葉が耳に届くと同時に部屋の窓が薄らと色づき、紫色に成って居る事に気づいたことで動物的に瞳孔を開き「もう来てくんねなら、会えないっち言うなら喋んな」スルリとすり抜けるように優しい手の中から頭を退かし、言葉は刺々しい言い方で、同時に自分にも期待をするなと言い聞かせるみたいに再び目線を下に落して。束の間の夢とは覚めるもの、そう理解しているからこそ彼がもう此処に来なくなるだろう事実を受け止めるには愛を貰い過ぎたのだと寂しさすら心に住まわせて。本音を言うならばもっと愛してくれと、もっと彼の描いた絵を見たいのだと、もっと撫でてと、浮かぶ欲は底知れず。その全てを飲み込んで誤魔化すことで浮かぶ寂しさをギリリと下唇を噛みしめる事で堪え、己の頭を撫でてくれていたその手を両手で慈しむみたいに触れれば己の頬へ宛がって"ちう"と控えめなリップ音を鳴らす口づけを添えて「今夜は素敵な夢をありがと。離したくなくなるけ見送りはしねっちゃ」本能に生きるからか、不器用では有るが嘘もつかない。本音の言葉をちゃんと伝えてその手を離し)

  • No.65 by 野茨  2016-10-30 01:11:23 

>鷹花(№62)

ふぅん、立派な名前ねぇ――勿体なぁい。鷹なんて強そうな面じゃないわよう?アンタなんて子犬ちゃんよ、子犬ちゃん。(大金を払って此処に来ていると言うのに受けているのは理不尽な扱い、本来ならばこの時点である程度の文句や苦情が出て指名の変更だって良くある事なのに。どうしたものか、この男は余程夜遊びに成れていなくまぁそう言う物なのかと間違った常識を受け入れているのかもしれないと考えを巡らせた所で文句も出ずに自分の言う事を聞いてくれるならマー良いかとあっさりその考えは終わらせて、教えられたその名前を耳にすれば口に出すのは可愛げのない駄目出し一つ。挙句には勝手にあだ名を決めて「じゃぁ、ワンちゃんとの出会いにかんぱーい」語尾にハートを付ける様な言いっぷりで出来ない乾杯は言葉だけ、彼が準備してくれたワインへ顔を伸ばしてストローを咥え。一口分飲めば癖の様にガジガジとストローの咥え口を数回噛んで「そんなに緊張しないでよ。男なんだから此処に入った時点で腹括りな。だぁいじょうぶよ、何も取って食いやしないから。アンタみたいになよっちい男なんてタイプじゃないの、安心して頂戴」何処か遠慮がちのその佇まいに顔を引けば必要以上の言葉を続けて)

  • No.66 by 緋月 華弥  2016-10-30 08:46:45 

>夜顔

そうか、もう時間がきてしまったのか!それじゃあ、さよならだ。こちらこそ、今日はいい夢をありがとう、ばいばい
(自分から離れる彼と、その言葉を不思議そうに見るが窓を見ればそこに闇はなく。嗚呼、夢から覚める時間だ。そう考えると彼に別れの言葉を言おうとするが、それよりもはやく彼が動いて。そうして紡がれる言葉。そこに嘘はなかった。それを感じると頷き上記を。そこにあるテーブルの上へ代金をおき、扉の方へ行けばあえてまた会おうという意図の言葉は伝えずに。来たときの笑顔で手をふり別れの言葉をつげて。ふりかえらない。辛くなるだけだから。あそこから離れるとまたいつも通りの日常がはじまって。嘘だらけ。虚勢をはって自分の絵を買う者ばかりで誰もその絵に興味はない。なんて、気持ちが悪い。だけど、そうやって嘘をついている人間に気づいていないふりをするということは自分も嘘をついているということになって。だから嘘は嫌いなのだ。嘘は連鎖する。そうして壊れない頑丈な鎖になって、自分をがんじがらめにして動けないようにしてしまう。消え行くもの等弱い者だと、頭の中からこだまする声をききながら冷ややかな目で世界を見つめて。疑心暗鬼でいっぱいになりながら夜顔の花の絵を練習する。限りなく、本物に近く忠実に。他の人間は何も絵じゃなくても、本物をもっていけばいいだろうというだろう。だけど、違うのだ。自分は彼に本物の花を見せるべきではない。それで彼を変えてしまうのが怖い。だから、描く。そうしているといつの間にか数日がたっていて。今まで絵に没中していたためおさえきれていたが一気に彼に会いたいという気持ちが浮かんで。夜、絵を片手に再びあの場所へ足をはこぶ。彼はまた会ってくれるのだろうかと思いながらも前回と同様に鼠とよばれる彼に夜顔がいるかどうか問う。いると言われれば今宵も彼を指名して。前歩いた道を辿っていくように行けばトントン、とノックを軽くして。扉を開けば抜けたような笑顔で彼に笑いかけて。「また来ちゃった」と一言。彼はどう言うのだろうと反応を待って。)

  • No.67 by 夜顔  2016-10-30 20:32:53 

>緋月(№66)

(覚めてしまうから夢なのだ、現実を迎える為の雨宿りとして簡易的な宿の提供でしかないのだ、頭の中ではこれ以上無い位理解をして聞き分けよくしているのに。何度も聞きなれたはずの扉の閉まる音にパズルのピースがころりと落ちて無くなったような何かの欠如を覚えて。ポッカリとした空虚の中、夜はまた巡るのだ。最初の一日、二日はもしかしたら来てくれるかも。なんて期待もしたが、そこに立つのが彼じゃないと見ては諦めた。繰り返される夜の夢も業務的にやり過ごし、そうして今日も仕事のワンコールが部屋に鳴り響いて。今日の客はどんな人だろうか、当たり障りなく適当に必要以上の距離を詰める事無くやり過ごせればそれで良いと商売人らしからぬことを思いつつ、お決まりの様にソファの上で膝を抱えながら扉が開くのを待ち、鍵の空いた音に合わせて顔だけを振り返させるとそこに佇む彼の姿に最初は思わず信じられないと言う様に瞳孔を開き、阿呆面の様に唇をぽかんと開けて。次第にじわじわと込み上げる嬉しさを噛みしめるように歯に力を込めてから緩みそうになる表情を俯くことで隠して「――遅ぇっちゃ」口にするのはやはり可愛げのない返事、その癖で待ち侘びた餌をやっと与えられたように心臓は煩い程に高鳴り、ドロドロと溶けるような表情で目元を細めて)

  • No.68 by 春月 瑞樹  2016-11-01 01:49:47 

>沈丁花
はは、俺の命でいいんなら染めてくれよ
(乾いた笑いは空虚に響く、己は今うまく返事を返せたのだろうか、相手にとってはただの戯れにすぎない些細な言葉も自分にとっては甘美な誘惑に聞こえ、じくり、と胸を引きつらせて。ifを考える、もし触れた途端彼の言う通り毒が感染ったら?もしそうなればじっくりと彼の毒に囚われて…なんてもしもを振り払い、少しは誤魔化しになるだろうとなんとか悪戯っぽく笑みを浮かべたら、そっと花に手を伸ばし。恐る恐るちょん、とひとひらの花弁に触れたときじわりと何かが滲むようなそんな感覚が走った、一瞬その感覚に戸惑いつつもガラス細工に触るような手つきで撫でればその滲みはもう感じることはなくなり。固く閉じているように見えた花は思ったより柔らかく繊細で、同時にしなやかさと力強さもあり、思わず手折り他の人に見せたくなるほど、いや敢えて見せず自分だけのものにしたくなるほど蠱惑的な花であって、その印象は彼と重なっているなぁなんて思わず微笑みを零して。「あと何時紡ぐとこの夢は終わる?…野暮なことはわかってるけど、リミットまでは丁と充分に語り合いたいからね」腕時計は持っていたが自分で確認するのは真っ平御免で素知らぬふりして聞いたタイムリミット、もうじきに日は上るはずだろうからそんなに余裕はない、彼の前ではまた来ればいいなんてそんな悠長出来るほど大人にはなれないので)

  • No.69 by 沈丁花  2016-11-01 17:38:43 

>春月(№68)

(痛覚が有る訳じゃない花弁に彼の指先が伸びて来ると触れる様子を瞳に写し、感覚は無いが推測は出来ると花弁の揺れや彼の手つきから愛しむ様に優しく触れてくれていると察して。そうは言っても己は華奢な少女じゃない訳で、ちょっとやそっと乱雑に扱われたぐらいで泣き喚くような弱さは無いのだ。それを踏まえて優しい手つきを思えば目の前の彼の性格に触れることが出来たような気がして少しばかり嬉しくて。そんな余韻に浸る間もなく時間のことを思い出すと眉尻を情けなく少し落として「外は薄らと紫色になってしまいました。きぃっともう少しだけ、もう少しもしたらハルさまは目を覚まさなきゃいけません」自らもと強請る様に彼の頬へ片手を伸ばし、そっと撫でるように触れれば「今夜は、丁にとって素敵な夜でした。ハルさまにもっと沢山、丁の名を呼んでほしいと目が覚めるのが嫌になるくらい…えぇ、本当に素敵な夢。」悪あがきをするように、少しずつ明るくなる部屋を見たくないと瞼を落とせば静かに目を瞑り。それでも時間が進むのを受け入れる事しかできなければ諦めを瞳を開くことで表に出して、初めて向かい入れた時と同様にニコと口角を吊り上げる微笑を浮かべ「お見送り、させて下さいな」と頬に触れていた手をスルリと滑らせるように手放して)

  • No.70 by 鷹花 浮火  2016-11-02 00:08:12 

>野茨

(こんなに色々言われて自分が何故、怒らないのか。不思議に思っていることだろう。もしかしたら変だとも考えられているかもしれない。接客業で、人の考えることを大体読むことが鍛えられていたのか。彼の思考をぼんやりとだが想像して。怒るわけがない。ましてや、この夢のような夜を自分から終わらせるなど言語道断だろう。だってこんなにも気持ちがいいのだから。背徳的な悦楽で口が不気味な三日月に歪むのを隠すようにワインを一口。その味に何度か瞬きをして。「美味しいです、今までで一番ぐらい」と言う。嘘ではない。あまり酒を飲まないほうではあるが、ワインは何回か飲んだことがある。その中でもこれは飛び抜けて美味で。何故か感動しながらまた開かれたその唇の動きをおい。彼のタイプではないと言われると流石に少し残念な気もして。「そうですか…残念です。おれはあなたのこと好きですよ、綺麗だし、堂々としてて」自分はまあまあ酒は飲める方と思っていたのだが、この場の雰囲気もあいまってか、アルコールが少しまわりやすく。素面なら言うかどうか迷うことも言ってしまい。ハの字眉毛の気の弱そうな笑顔で彼に笑いかけて。「あ、こういうこと言うの駄目なのかなぁ。それだったら気にしないでください」と慌ててつけたす。やはり知らないというのは怖いとしみじみと思いながらまたワインを一口、口へとはこんで。)

  • No.71 by 緋月 華弥  2016-11-02 00:22:32 

>夜顔

ごめんごめん。うん、君は相も変わらずに可愛いね!
(こちらを見た時の驚きに溢れた顔。それが何よりも愛らしく思えて。その後の誤魔化すような無愛想な態度といったら!目は口ほどにものを言うとは正にこのことなのだろうかと考えながら今回は遠慮なく上がり込めば彼の遅いという言葉に軽く謝って。そうして手でカメラのシャッター画面のように枠を作れば早々に思いが口に出る。茶化したように言ったから、本心はばれないだろうと考えて。あれから何日もたった。一夜限りだろうとたかをくくっていたが、どうやら本当に惚れてしまったらしい。そうでなければ基本的に無関心が多い自分があんなにも会いたいと思うわけがなく。でも、だからこそ怖い。彼がいつか、誰かのものになって、他の人の手で変えられて、嘘をつくようになってしまったら?勿論、それが幸福というものなのだろう。自分ではない、もっといい人に見初められて変えられる。なんというハッピーエンド。それは理解しているのだけれど、受け入れることができずに。す、とその問題は頭の片隅へとおいやりこの前の場所へ行って。さぁ早速絵を見せようと思う。だけど、何故か手と口が動かずに。緊張だ。彼は待っていてくれたのだろうか、嫌がってはいないだろうかと様々な不安が頭によぎる。だけど、それでも渡したいと決心すれば絵を彼に差し出して。「はい、またあげるー。夜顔に色、つけてみた」と自然を装い言って。少しでも喜んでくれたら、と願うが緊張のあまり彼の顔を見れずに。ぐ、と手をつよく握る。そうして彼の反応を待って。)

  • No.72 by 春月 瑞樹  2016-11-05 03:04:03 

>沈丁花
…丁が望むなら、いつだって俺はこの夢を見るよ
(ガバリと起き上がり丁も同じことを思っているのかと胸を高鳴らせる、だがそんな想いを卑屈な感情が否定し、つばを飲み込む。勘違いしてはいけない、己のような客は何人だっているのだ、素敵な夢だなんて誰にでも言うサービストークなのだろう、なんて言葉で蓋を閉める。しかし忘れていた、この部屋では言葉が零れやすくなることを。ぽろりと零れ落ちたのは相手に全てを押し付けた身勝手な言葉で。彼には選ぶことはできないと知っているのに選ばせるような素振りをして小賢しいことはわかっている、だから彼の焦げ茶色に向かうことはできず伏し目がちで。先ほどの言葉を取り消すように無理やりニカリと笑えば、すっくと立ち上がりスタスタと何事もなかったように扉へと向かって。「お見送りって、いってらっしゃいのキスとか?…我ながら古いな」冗談を言う口はカラカラに乾いている、でも留まればもう外には出れない気がして雑に代金を置いた。最後まで彼の瞳は見れなかった、本当に囚われてしまう前に外に出なければ…俺からの好意なんて彼にとっては何の意味もなさないから。蓋をした容器はもうギチギチで、気持ち悪くなるくらいの愛したい・愛されたいが悲鳴をあげている、そんなことは己が1番よくわかっている、だからこそ、今振り向いたらその向かう場所のない愛が全て彼に向いてしまう気がして、重すぎる愛に嫌われたくなくて)

  • No.73 by 野茨  2016-11-05 12:57:25 

>鷹花(№70)


そーォう?でもこれ安いやつなのよ。そうだ、今度来るとき一級品のワインを買ってきてよ。アンタの口に合う高いやつ。――ああ!もちろん、赤ワインね(欲しい物を欲しいと思ったところで気軽と買いに行けるような身形をしてなければ欲しいと思ったものは鼠に頼むことが多々、どれだけ金があるからと良い品をと強請ってみても守銭奴の男が選ぶものは安い粗悪品ばかり。そんな安いワインを今までで一番おいしいと言われると酒の冗談だとして面白いと笑い声を上げつつ、見た目は真面目なその外見でも冗句が言えるのかと勘違いでは有るが"美味しいツマミなんかも有ればさぁいこう"とちゃっかりと強請り。向けられる褒め言葉は美しい花、褒められる事が嫌いな訳が無い。褒められたところで顔を赤らめ羞恥に黙るなんて思春期の少年少女なんてことは全くなく、寧ろ栄養分を与えられたと言う様に一層と元気になりながら「やーん、もっと褒めなさいよ。気分イイわぁ。アタシに腕が有ったなら今頃首が折れる位力強く抱きしめていたのに残念ネ。良かったわねぇアタシが腕なしで」褒められる事、これ当然。とばかりに目元口元へご機嫌というように愉し気な笑みを乗せ、笑い声をケラケラと上げながら、自嘲を交える捻くれた嫌味を一つ向けて)

  • No.74 by 夜顔  2016-11-05 13:08:48 

>緋月(№71)

気味悪いでよか。めんこいっち言うのおめぇだけっちゃ(向けられる言葉一つ、それが自分からかけ離れている褒め言葉であればモゴモゴと居場所がないような心持で向けられる謝罪の拗ねるより続く褒め言葉に対する文句を向けて。その癖で皮膚の裏側に有る心臓とは何処までも正直者で有り、彼が再び此処に来てくれたことを喜び嬉しみ、動きを速めるのだ。つらりつらり、絵本の読み聞かせの如く止まらずに綴られる文章が彼の口に手止められると疑問符を浮かべて頭を傾げ、そうして渡された絵を受け取り視線の先を動かせば爛々と瞳を輝かし「すげー」と殆ど反射的に声が漏れて。パッと嬉しさの滲む笑顔を浮かべればソファに丸めていた身体を下ろしてバタバタと忙しなく、自分の荷物を纏める棚へと足を向け、そこから一つの額縁を持って来れば「こっちも好ぃとお、でも、こっちもきれぇ。……嬉しっち」二度目ともなれば人見知りも少しばかり緩和されるようで、ほこほこ。と満たされるような嬉しさを隠すことなく言葉尻や表情に滲ませつつ「ひつき、アリガトぉ」と前回来店時に教えられたその名を口にしつつ少しばかり気恥ずかしさを残した雰囲気で礼を述べ、額縁に入るものと、今貰ったばかりのものを再びソファの上に腰を下ろしては嬉しそうににまにまと見比べてソロソロと控えめな動きで視線の先を絵から彼に向ければ「俺、おめぇの絵が好ぃとぉよ。ふぁんやけ、本当にうれしい」絵を折ってしまわないように気を配りつつ片腕を伸ばせばこんな素敵な絵を描くその腕を見せてと言う様に彼の手を掴んでにぎにぎと握ってみたり指の腹で手の平をなぞってみたり戯れて)

  • No.75 by 沈丁花  2016-11-05 17:23:47 

>春月(№72)

丁は今夜の夢をずっと望みます。思い出が夜になるみたいに、丁の夜はずっと今夜です(腿に預けられていた彼の頭部が置き上がりそこに熱の余韻だけを残して離れてしまえば、察しの良い頭は彼が今何を思い葛藤をしているのかが薄らと理解してしまい。だけれども、束の間の夢に溺れる彼に依存してしまっては見放された時己の居場所はどこにもなくなると、阿呆ながらに先を見据えてはそれ以上引き留める事などできなくて。扉に向かうその姿を数歩後ろから追掛け、目を合わす事無く送られる言葉を耳にすると談笑のように柔らかな笑い声を上げ。その姿が消えてしまう前に、初めて出迎えた時のように抱きしめれば彼の首元、項辺りにがぶと歯を立てて「丁はキスなんかで我慢できるほど聞き分けの良い子じゃなかったみたいです。ハルさまを此処に閉じ込めてしまいたい。」自分が今馬鹿な事を口走っていると自覚はあるのだ、知っている。それでも思い出を夜にするのが憚られてふわりと香る優しい彼の花の匂いを吸い込んでから抱きしめる腕を離して、それ以上余計な事を口走る前にと彼の背をトンと前に押し、扉の外明るくなった現実へ送り。これ以上彼の声を聴いてしまってはもっと手放すことが出来ないと一方的に扉を閉めれば鍵をかけ、部屋の中に残る微かな優しい花の匂いだけを求めて耳を塞げばソファに横たわり、また夜に備えて瞼を落とし)

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