主 2016-10-11 17:23:09 |
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>世界観
「第1章:始まりの戦」※イベント
大陸の中心にとある王国があった。その王国の名は「レイリア」。慈愛の神より加護を受けた王国。王国を統治するのは6代目国王「アレクセス」。
レイリアは四つの領地に分かれていた。1つは王国の中心に位置する国王が在住する国の都王都「ノスガレト」、1つは北に位置する水の都と言われる「ウォスティス」、1つは東南に位置する緑の都「グリヤノグ」、1つは西南に位置する大地の都「ダノカリヤ」。それぞれの都には領主がおり己の領域を統治し、王は王国全体を統治し「レイリア」の均衡は保たれていた。
だが、レイリアの国王「アレクセス」は国の平和を望み、自身が信じている正義を誇りと掲げるあまり、他国からの侵略を防ぐために鎖国を行うなど、周りからは「殻に閉じこもっているだけ」、「戦いを恐れている」などと言われている。そして、3人の領主からも今の鎖国を止めるよう何度も説得されているが、「アレクセス」の意思は固かった。そして、アレクセスは徐々に孤独となりいつしか周りから「孤高の王」「盲目の王」等と呼ばれる様になった。
また、時を同じくして隣国や他国からの奇襲を受けていたレイリアでは3人の領主達が己の兵士達を従え、王国を護ろうと攻防戦を繰り広げていた。そして、ある日レイリアから東へ国境を2つ跨いだ先にある同盟国が他国からの侵略を受け、その知らせはすぐにアレクセスの元へと入ってきた。誰もが、同盟国へ応戦を命令するかと思ったが王は、「今は、この国を守るべきだ」と告げ同盟国への応戦は禁止した。
これが、波紋を呼んだ。
「ウォスティス」と「グリヤノグ」の領主は同盟を組み、アレクセスを王の座から引きずり落とそうと王都へと進軍を始め、「ダノカリヤ」の領主はアレクセスとの同盟を組み王都を守備することを決意した。
国に亀裂が走ったが、アレクセスは平和のためなら、と同国民との争いも受け入れる覚悟でいた。
これが、全ての始まりだった……。
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