あるじ 2016-06-29 18:06:13 |
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⊿ いちのおはなし (ファンタジー、呪術師×使用人)
子どもが産まれるとこの村では一番に教えられることがあった。
『あの山は近づいちゃなんねぇ』と。
▽あらすじ▽
この村は『水』と呼ばれる呪術師に守られています。村の西から吹く風と共に流れ込む悪い気に人々が毒されぬよう浄化の術を施すのが仕事です。しかし『水』は同時に恐れられていました。己の身体へ悪い気を取り込む姿が妖鬼のようで恐ろしく、実際に浄化に失敗し暴れた結果に3人の村人を殺めた代がいたためでした。人々を守りつつも恐ろしい存在として忌み嫌われる者。そのため表面では感謝をしつつも山へ押し込められているのが現状です。
しかしそんな『水』にも使用人が必要でした。使用人とはその家に通って衣食住の助けを行う人間…といっても服や食べ物を定期的に納めるだけなのですが、人々に忌み嫌われる『水』の使用人など誰もなりたいものはいません。新しい使用人として貴方が任命されても、人々は目をそらし異議を唱えるどころかほっと安堵の息を洩らすのでした。
▽注意▽
舞台はファンタジー。自然やそれに携わるものへの信仰をいまだ残した世界です、文化度も低め。
べったりラブラブをお望みだと、淡白すぎるやも知れません。どちらかというと恋愛関係<信頼関係で、たまに信頼関係を越してがっつりいくくらいのかんじです。…がっつりかわからないのですけど 汗
▽用語▽
ウダ…水と呼ばれる力のこと。
ラクー… 村の西から流れる悪い気。人やものへ憑き悪しき道へ誘う。
ジュハン… ウダで人々より流し落としたラクーを自身へと移し浄化すること
▽提供キャラクター▽
「来春にはこの木も実をつけるだろうな、よく育っている。」
「…っ、堪えろ、そもそもお前がこのような場にいたのが悪い…」
「今日も来たのか、使用人。戸口に置いていくのでも別に構わないのだが」
名前 / ハミル
年齢 / 28
性格 / 長らく人との関わりを持っていないため表情や
感情の幅が狭い。外界の様子は先代達の残した書物やウダの力を行使する際流れ込んだ情報により意外に知っている模様。だが知識は知識、自分で見てきたものではないためやはりどこかズレている。無頓着そうでいて拘りが強い。また同様にある程度の諦めや決めつけはあるものの気に入ったものは大切らしい。水としての決めごとには反抗したこともあったがそれも昔のこと。現在は諦め半分ともいえるが仕事を気に入っている様子。
容姿 / 黄味の強い肌色に183cmの長身で、大きな或いは高頻度のジュハンの度に肉が削げるため中から痩せと体型は変動し易い。深褐色で脂気ない腰ほどの髪を紐で一つに結わえており、よくとおった鼻と薄く色のない唇、細めの二重で普段は黒っぽく見えるが日のあたり方で色々な色に見える不思議な色の目をしている。また左足首には水の証であると同時に山の外へ出られないようにと呪をこめ彫られた環状の刻印がある。服装は簡素な綿の長袖の肌着の上に一枚の布で作られた麻の服、腰辺りに細帯や紐。また外出の際は露避けの羽織と笠、泥除けに布地を下穿きの上からしっかりと巻き付け草鞋のようなものを履いている。
備考 / 歳が三つ程の頃にこの村へ二日分の生活費と引き換えに売られ、水の後継として山へと押し込められた。この時に足首の刻印は彫られたもの。素質があったのか数年で先代を抜かす力を持ち十二の頃に先代が倒れてからずっと水として力を行使している。ただジュハンの後に自身に浄化しきれないラクーを溜め込み易く、以前はそうといえども然程問題にならない程度であったが最近は西から流れる気も多くなりジュハンを連続或いは大規模で行うことが増えたため、問題となりつつある。ラクーを溜め込むとそれの以前の持ち主の欲求(強欲、色欲、破壊衝動)に影響されやすく、ろくな行動をとらないため、危ないと感じたときは気休めではあるが自身を縛り付ける呪をはる。
一人称 / 私 二人称 / 使用人、お前、呼び捨て
▽募集キャラクター・テンプレ▽
名前 / (片仮名で名前のみ。)
年齢 /
性格 /
容姿 /
備考 / (過去他に特記事項)
希望 / (シチュエーションややりたいこと等)
スタート / (出会いや日常等、お好きなところを)
ロルテ /
(使用人の募集になります。
此方キャラがアッサリした対応の多いため、お話の続けにくい性格の組み合わせにご注意ください。ただ続けにくいといっても、会話が少なかったりする分には全然大歓迎です。此方があまり去るものは追えないキャラですよ、という感じです。)
⊿⊿ にのおはなし (現代、幼馴染み、病み)
『おまえは愚図でトロいから、おれが守ってやんなきゃダメだろ』
彼のことばを信用できなくなったのはいつからだろう
▽あらすじ▽
幼い頃、母親をなくした貴方のため、いじめられっ子だった貴方を幼馴染みが守ってくれていました。しかし成長してもいまだへらへらとする貴方に苛ついたのか、或いはままならない自分の八つ当たりか、彼の口調や態度に貴方の言動を貶めるようなものが増え始めます。そして転機は唐突にやってきました。貴方に出来た新しい友人が発した『おまえたちの関係、間違ってるだろ。』という一言です。以前より違和感を感じていた貴方はこれにより幼馴染みへのはじめての反発をし、二人の関係は大きく崩れることになったのです。
このすれ違いや言い争いはお互いの精神を消耗し、気付いたときには貴方は心を病み幼馴染みは片目を失明するまでに至ってしまっていたのでした。
▽注意▽
現代、シリアス。生きるのが下手くそな人たちが、何が正しいとかわからないままに、無茶苦茶な中もがき続けるお話です。喧嘩終わってもやっぱりまだギスギスしてるような、そんな雰囲気がいいなと思うのでそれでも大丈夫、寧ろ好きだよ!って方推奨です。
▽提供キャラクター▽
「…わかってんじゃん、おまえはおれの言うこと信じてりゃいーんだよ」
「よお、金入ったから二人で小田原行こうぜ。土産物屋の試食全部食べつくそう」
「確かにあん時は言い過ぎたよ、けどおれは本気でおまえを心配してんだ。」
名前 / 高原 夏樹 (タカハラ ナツキ)
年齢 / 21
性格 / 幼馴染みを守るという気持ちは元々は純粋な
ところから始まっていたが、いつしか相手の持つ能力や感情を否定して『何も出来ないから守ってやってる』という考えを相手に強いるように。自分に非があると言われてもへらりへらりと開き直ってかわしてしまう。しかし実際のところ強がってはいるが人見知りで臆病者、自分の弱さから目を背けるために反社会的でどうしようもない人間と思い込み自己防衛をしている精神的に弱い人間。だが根のところはやはり他人と上手くやっていきたい気持ちはあるようで、横暴な態度の中にたまに不器用な気遣いも見せるが報われない。
容姿 / 身長171、黒髪の猫っ毛で耳の下辺りの長さの前髪をセンター分けにしている。左が一重、右が奥二重の目も黒、常につけているマスクはちゃんとつけられることは殆どなく、顎についていることが殆ど。眉は細めで輪郭は尖り気味、全体的に薄めの顔。体型としてはぺらっとした印象、運動は持久型でなく瞬発型のみ得意。服装はパーカーだったりシャツを羽織ったりで本当に寒くなるまではサンダルを愛用。何処かしらに派手な柄を使用していることが多く、髪は結んでしまうことも。メッセンジャーバッグは高校から数えて3代目。
備考 / ゴミ収集業。はちみつかりんのど飴常備。
宮渡の本心に何となく勘づいて忠告を発する。
幼い頃、父は母によく手をあげ、自分が母を守らなくてはならないと思っていた。しかし小学校高学年あたりで両親は離婚、父は他の女と再婚し直後母が過労で倒れた。暫くして完治した母親だったが出掛けたきり帰ってこず、暫くして捨てられたことを知る。中学時代に父と再婚相手が放火にあい死亡し、その数ヵ月後に母も山奥で首吊りをしていたことが発覚する。荒んだ家庭環境の中で精神を歪ませ、幼馴染みへ自分が依存していることも気付かずエゴを押し付け続ける。高校入学と同時に住まわせて貰っていた叔母の家を出て以降ひとり暮らし。一度、怒った父に熱湯をかけられたことがあり火が苦手。なので飯はインスタントか電子レンジ。背中にはうっすらとケロイドが残る。ちなみに失明したのは左目。
一人称 / おれ 二人称 / おまえ、名字、その他
Sub
「おまえたちの関係、間違ってるだろ。どうしてそっちに執着するの?…俺ならもっと対等な関係を築いてあげられるのにな」
「あんな奴の言葉、気にするなよ。どうせ自尊心満たすくらいにしか考えてないだろうからさ」
名前 / 宮渡 航 ( ミヤト ワタル )
年齢 / 24
性格 / 強かで計算高い。語る言葉の殆どは嘘ではないが、場合によっては事実を曲解したり僅かな嘘を交ぜ自分に都合よい状況を作る。サディストの気があり、自分の思うままに世界をまわしていたい。
容姿 / 身長174。さらさらとした茶髪の髪は綺麗に染められたストレートヘア。眉辺りまでの長さの前髪を、右に流し左側の毛を後ろに撫で付ける。にこにこと愛想よい顔を浮かべるが、細い目の奥に何がうつるのかを確認するのは容易でない。大体会うのが平日や仕事終わりなためやや草臥れたスーツ姿であらわれる。
備考 / 貴方を手に入れたいという下心で近づく。理由は顔が好みであったから。こうみえて大手広告会社に勤務し経済力は高いほう。過去いじめられる立場であったため、それを切り抜けるために詭弁になった。いつしか人に弄ばれる側から人を弄ぶ側へと変わっていた。
一人称 / 俺 二人称 / おまえ、名字+くん
▽募集キャラクター・テンプレ▽
名前 /
年齢 / (此方のキャラと同じか誤差1年、同い年)
性格 /
容姿 /
備考 / (過去他に特記事項)
希望 / (シチュエーションややりたいこと等追加事項)
スタート / (すれ違い始めや少し落ち着いてきたところからなどお好きなところで)
ロルテ /
(どんな病み方かはそちら様にお任せしますのでこれもお願いします。
サブキャラとも絡めますのでよろしければ是非。或いは、もしサブキャラルートをお望みのようでしたらお申し付けください。)
⊿⊿⊿ さんのおはなし (現代、切ない、歪み)
首筋につけられた咬み跡が絶えないように、絶やさないように。
『ごめん、アンタのこと忘れたくないんだ』
▽あらすじ▽
毎日一つずつ何かを忘れる病気を患った貴方の恋人は、何よりも貴方を忘れることを恐れ、怯えながら日々を過ごしていました。
ある日の朝、貴方と一日前に出掛けた記憶がすっかり無くなってしまっていること、そしてそれを相手に言われるまで気づかなかったことに気づいた恋人は、突然貴方の首筋に咬み付きました。『これを見たら最悪忘れたことくらいは思い出せるだろ…』自嘲するように悲しげに笑った恋人の顔が脳裏に焼き付き、最初は抵抗がありながらも貴方は次第に咬み跡を残していくことに喜びを感じるようになりました。
▽注意▽
現代、切ない系。キスや挨拶がわりに咬む、という異常性を除けば、割合ほのぼのとしたいちゃになるのかなとおもいます。お互いの存在確認法が特殊ながらも、ちゃんと愛しあっている描写を描きたいな、といった感じです。
▽提供キャラクター▽
名前 / 堤 泰弘 ( ツツミ ヤスヒロ )
年齢 / 26
性格 / 年齢のわりに騒ぐのはあまり得意でなく、聞き手側にまわることが多い。人の話を聞いているのは好きで、それは聞いている際の微笑んだ表情にあらわれている。落ち着いた印象を持たれがちだが、恋人のことに関しては当てはまらず、些細なことで余裕を無くしそれを何とかギリギリ面に出さないことで精一杯。しかし病により増大した不安でひずみが産まれ、相手に咬み跡を残すことで漸く安心が得られる、といった風になってしまった。胸の内では申し訳ないと思う気持ちが渦巻くが、自分が考えられる内で他に選択のないこと、これ以上相手に負担をかける可能性を考慮して胸の内に留めている次第。
容姿 / 身長179cmと長身。標準的な肌色をしており、しっかりとした骨格で意外にも綺麗な筋肉がつく。髪は硬い髪質で、以前は営業職であったため爽やかなビジネスショートを好んでいたが、現在は鬱陶しく感じられるようになるまで伸びっぱなしで、後ろ髪の一番長い部分は肩の辺りにまで伸び、前髪も目にかかるギリギリまで放置しがち。また、長くなった後ろ髪を応急措置として結わえておくことも多々。瞳の色は焦げ茶色で、切れ長の奥二重の目にすっと通った鼻、大きめの口と、男らしいながら優しげな印象を受ける。服装は綺麗めなカジュアルを好んでいたが、最近はよりラフな服装も好んで着るように。
備考 / 以前は営業職に勤めていたが、病を発症したため仕事への影響を考慮して辞職を決めた。今は理解ある知人のもとで喫茶店を手伝っており、ラテアートのバリエーションを増やすことなどに精を出す。時間に余裕が出来たため、家の掃除や料理などに手間をかける。
一人称 / 俺 二人称 / 名前、アンタなど
▽募集キャラクター・テンプレ▽
名前 /
年齢 / (推奨は社会人)
性格 /
容姿 /
備考 / (過去や特記事項など)
希望 / (シチュエーションややりたいこと等特記事項)
スタート / (貴方との思い出を無くした朝や暫くした日常などお好みで)
ロルテ /
(/此方キャラの不安を受けとめられるキャラ様推奨です。少々恋愛成分を摂取したいという、完全な此方の我儘なのですがいちゃいちゃと出来ればな…と、考えております。そちら様からも何か希望などありましたら是非に。)
(/では、これにて募集開始とさせていただきます!完全に私得トピで需要があるのやら…
わかりにくいところなどありましたらお気軽にご質問くださいませ)
-募集まとめ-
>1 いちのおはなし
(ファンタジー、呪術師×使用人)
>2 にのおはなし
(現代、幼馴染み、病み)
>3 さんのおはなし
(現代、切ない、歪み)
>4 ???
(もしおはなしの持ち込みをしたい方がいらっしゃったら。)
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