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匿名  2016-04-04 22:49:46 
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サイトの下書き用。
見て面白いものではないです。

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  • No.1 by 匿名  2016-04-05 14:19:50 

がちゃり、と玄関の鍵の音。
今日は帰宅が遅めだから心配してたんだけど、途中どこかに寄ってたのかな。

「おかえり」
「……ああ」

何だかものすごくぐったりしている。
いや、いつもバイトから帰ってきたときはお疲れモードなんだけど、今日はいつもに増してそれが酷い。
普段あれこれ世話を焼こうとすると気持ち悪いの一言で全力拒否されるけど、今日は手を貸した方が良いのかなぁ……?

「花宮、ご飯……はいらないのか、お風呂あっため直そうか?あっ、それとも、」

私?なんてふざけた言葉は口にする前に途切れた。
とす、と軽い音を立てて、花宮が私に倒れ込んできたから。
いや、倒れ込んできた割には私はどうにか立っていられるし、寄りかかってきたというのが正しいか。

「!?」
「……はぁ」

大混乱!大混乱ですよ!
言葉も出ない私とは裏腹に、花宮は小さく息を吐くだけ。
やめてやめてそこで息吐かないで吐息えろいね!?

  • No.2 by 匿名  2016-04-29 08:32:02 

てすと

>0

  • No.3 by 匿名  2016-05-09 05:53:34 

目を白黒させてわたわたする私とは正反対に、花宮は本当全身の力抜けてるんじゃないかってレベルでくったりしている。
えー……こんな状態初めて見たんですが、これは相当お疲れって解釈で良いのかな。
……そんなお疲れな時に私に凭れてくれるという信頼具合が、不謹慎にも少し嬉しかったり、ね。

「花宮」
「……、」
「はなみやー」

何となくたまらなくて、吐き出すみたいに何度も名前を連呼しながらそっと肩に預けられた頭へ手を伸ばしてみる。
やっぱり今日はそれさえも拒絶されなかったのでこれ幸いとさらさらの黒髪を遠慮なく掻き回させて頂く。
キューティクル半端ない、同じシャンプー使ってるはずなのに、とか馬鹿なことをつらつら考えている間にも全く反応の無い花宮に段々不安が募ってきた。

「……あの、花宮?ほんと何か、」
「#2#」
「え」

ぽつり、と呟かれた自分の名に硬直。
ああもう何でそんな声で呼び掛けてくるの。
私が花宮、と姓で呼ぶ線引きなんて無視して下の名で呼ぶのはこの子のデフォなんだろうかと今更ながら気付いた。
ひょっとしたら普段滅多に呼ばないだけで、あの恋人ごっこをした日の呼び掛けだって素でやっていたのかもしれない。

  • No.4 by 匿名  2016-05-09 18:36:03 

とはいえ見つけてしまったからにはこのまま見捨てていく訳にもいかない。何せ相手は子猫だ、放っておけば間違いなく数日持たず死んでしまう。こんな可愛い子を捨てるなんてひどいものだ、ととりあえずひょいと抱き上げてみた。軽い。
「どこで生まれた子なんだろ……」
どこで生まれたかとんと見当がつかぬ。
誰へともなく呟いた途端、答える様な声が上がってぎょっとする。聞こえた気がする、なんてものじゃない。確実に声として響いた。この子猫を見つける直前もかの有名な猫物語の書き出しが聞こえた気もしたけど、まさか。まさか?
馬鹿馬鹿しい思い付きにぴしりと固まり、そっと手の中の猫に目線を向けてみる。相も変わらず猫は愛くるしく私をじっと見つめ返してくる。うん、可愛い。
「猫が喋るなんて有り得ないか、やっぱり今のは気の所為かな」
「何故有り得ない?」
「ひっ!?」
まただ。また聞こえた。思わず猫を取り落としそうになったのを慌てて抱え直す。驚いたことに声はまだ続いた。
「このまま抱かれ続けるのはどうにも辛い。下ろしてくれはしないか」
言葉と同時、猫は苦しげにもがき始めたものだからとっさに私は猫を元の箱へ下ろしてしまう。誰かの悪戯だろうかと今更

  • No.5 by 匿名  2016-05-09 18:36:17 

ながら思い至った可能性にきょろきょろと辺りを見回してみる。だけどこの雨だ、他に人気は無い……様に見える。少なくとも声の届く範囲には誰も居なさそうだ。そもそも聞こえる謎の声は何処かから聞こえてくると言うより頭の中に響くみたいな、聞こえ方からして不思議なもの。
「……きみが、喋ってるの?」
「それ以外に誰が居ようか」
再三返ってきた答えにぱちぱちと瞬きを繰り返す。箱の中の不思議な子猫はごしごしと顔を洗っていて、だけど目線はやっぱりこちらを見据えていて。にわかには信じ難い話だけど、やっぱり、喋って、る?
それにしてもだ、可愛い見目に反してどうしてなかなか口調が渋い。古いと言った方が近いのか、もっと可愛い喋り方ならすんなり信じられたのかもしれない。何はともあれ意志疎通が出来るなら話は早い。箱の前へ、スカートが汚れない様慎重にしゃがみ込む。
「きみ、野良じゃないよね?」
「如何にも。生まれ場所については記憶にないが、人間の住処で誕生したことは覚えている」
やりにくいなぁ、この話し方。猫が話すだけで大分異常事態だから何とも言えないけど、これ周りの人間の影響とかそういうのなのだろうか。先程とは別の意味でどんな人がこの子を

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