2016-02-06 22:28:27 |
通報 |
/ 青年A.
‥ っと、終わった。
( 天気の善い月曜日での話だ。 休み明けの学校というのはなぜもこう怠いのか。問い掛けたところで答えなんてない、意味もない質問、永遠と脳内で繰り返していれば終業のチャイムが教室内に鳴り響く。そのことにうっすらと感じていた息苦しさや理由もない焦燥感全てが嘘のように消え。教室の、一番後ろの廊下側という席でぽつり、誰にいうでもない独り言を溢し。ぐぐ、と腕を頭の後ろで伸ばし ( 所謂伸び。 ) を溜め息と共に行うとHRをすべくあと何秒後かにやって来るであろう教師を待って。暫くすればおちゃらけた様子の教師が教室へと入ってくる。この人はHRが比較的短いから好きだ。去年の教師は無駄な話が多くて帰るのが他の遅かったことを思い出す。さて、今日は何をしよう。バイトもない。宿題だって出されてない。絶好のお遊び日和だ。青年はHRを聞き流しながら廊下を見た。白い床に白い壁。ずーっと見ていると気が狂ってしまいそうなそこ。ここは、院内学級。 )
トピック検索 |